白鷗高等学校附属中学校の偏差値や倍率など入試情報を徹底解説!

白鷗高等学校附属中学校とは

創立1888年
偏差値61
主体公立
所在地東京都台東区元浅草1-6-22
最寄り駅新御徒町駅から徒歩5分
体制男女共学
形態中高一貫(併設型)


白鷗高等学校附属中学校は教育理念「開拓精神」のもと、・自らの意志と努力をもって自己を開発していく精神、いかなる苦難にも耐えて自己の人生を切り開いていく力、社会の進展に寄与する旺盛な意欲を持つ、社会でリーダーとして活躍できる、チャレンジ精神溢れる生徒の育成を目指しています。

看板は伝統文化です。東京都教育委員会の指定は「東京サイエンスハイスクール」(指定期間は令和6年度から令和8年度まで)と「Global Education Network 20」の学問・探究グループ(令和7年度から令和9年度まで)です。スクール・ポリシーは「「開拓精神」の伝統のもと、教科横断的な探究型学習を推進して生徒の幅広い知的好奇心に応えます。また、日本の伝統文化理解教育と国際理解教育を推進して」と書いており、伝統文化と国際理解が2本柱になっています。学校設定科目「日本文化概論」、和太鼓や長唄三味線の部活動、音楽の授業での三味線演奏があり、中学3年ではアメリカ西海岸への研修旅行を実施します。高校からの募集は停止し、完全中高一貫化しています。附属中学校の開校は2005年(平成17年)4月で都立で最初の中高一貫教育校でしたが、東校舎は改築中のため現在は西校舎内のB棟に移っています。

大学合格実績は令和7年度(16期生)が最新です。国公立大学は合計38名で、うち現役が31名。内訳は東京大学3名(現役2名)、千葉大学6名、東京都立大学5名、筑波大学3名、東京科学大学3名、一橋大学1名で、東京科学大学は理工系1名と歯学・看護系2名の合計です。私立大学は明治大学43名、東京理科大学29名、立教大学29名、早稲田大学26名、法政大学26名、中央大学24名、慶應義塾大学23名、上智大学22名。海外大学にも3名が合格しています。数値は延べ人数と明記されていて、実人数ではありません。しかも私立大学の合計行と卒業生数はどちらも公表されていないので、「私立◯名」「卒業生◯名中」という書き方はできず、率も出せません。国公立の合計は年によって大きく動きます(令和6年度=15期生が52名、令和7年度=16期生が38名)。

白鷗高等学校附属中学校については以下の記事でも紹介しています。合わせて参考にしてください。

都立(公立)中高一貫校の魅力とは?私立中学校との違いや倍率・偏差値・都立中高一貫出身者に聞いた対策方法も合わせて解説!

白鷗高等学校附属中入試の基本情報(2027年度)

一般枠募集特別枠募集海外帰国・在京外国人生徒枠募集
検査日2027年2月3日(水)2027年2月1日(月)2027年1月25日(月)
募集人員未公表(都教委が令和8年10月発表予定)同左同左
検査等の方法適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ面接と実技検査作文と面接
作文・面接とも日本語か英語の一方を選ぶ
時間割集合8:30
適性検査Ⅰ 9:00〜9:45
適性検査Ⅱ 10:15〜11:00
適性検査Ⅲ 11:30〜12:15
集合8:30
囲碁・将棋は実技検査 9:00〜9:45、面接10:15〜(15分程度)
邦楽・邦舞演劇は面接9:00〜(15分程度)のみ
集合8:30
作文 9:00〜9:45
面接 10:10〜(20分程度)
問題の作成Ⅰ・Ⅱは共同作成問題、Ⅲは独自問題—同左
配点報告書250点
適性検査Ⅰ250点
適性検査Ⅱ250点
適性検査Ⅲ250点
報告書200点
面接400点
実技検査400点
作文600点
面接400点
総合成績1000点満点同左同左
報告書の扱い360点満点を250点に換算する360点満点を200点に換算する面接資料として活用する
点数化しない
報告書の点数化第5学年・第6学年の9教科で評定3が20点・2が10点・1が5点
学年ごとの満点180点、合計360点
同左—
応募資格・応募基準—日本の伝統・文化の分野に継続して取り組み、上級の資格や卓越した能力のある者
囲碁・将棋は全国大会の地区代表者相当、邦楽と邦舞・演劇は稽古歴5年以上
日本国籍なら連続2年以上の海外在住、外国籍なら在日期間が原則2年以内など
分野—囲碁・将棋/邦楽(三味線、箏、囃子)/邦舞・演劇(日本舞踊、歌舞伎、能・狂言)の3分野
募集人員は分野別に割り振られない
—
出願(入力期間)2026年12月17日(木)〜2027年1月18日(月)午後5時同左窓口持参のみ
2027年1月8日(金)9:00〜15:00
2027年1月12日(火)9:00〜12:00
白鷗高等学校西校舎窓口
出願(書類提出)2027年1月8日(金)〜1月18日(月)
特定記録郵便で浅草郵便局に必着(郵便局留)
同左—
出願書類—志願理由書と活動実績報告書、卓越した能力を証明する書類等
邦楽と邦舞・演劇は実技検査用のDVDを出願時に提出する
—
事前相談—特別枠の受検を考えている場合は学校に直接問い合わせる出願前に必ず出願資格確認のための事前相談を受ける
来校相談は2026年7月で終了し、以後は電話予約のうえメールで受ける
入学考査料2,200円
区分ごとに必要
同左同左
併願本校に限り3区分の併願ができる
海外帰国枠の合格者は特別枠・一般枠を受検できず、特別枠の合格者は一般枠を受検できない
他の都立中学校と九段中等教育学校への出願はできない
同左同左
合格発表2027年2月9日(火)午前9時2027年2月2日(火)午前9時2027年1月29日(金)午前9時
発表方法西校舎内の掲示および合否照会サイト同左同左
入学手続2027年2月9日(火)9:00〜15:00
2027年2月10日(水)9:00〜12:00
2027年2月2日(火)9:00〜13:002027年1月29日(金)9:00〜15:00
追検査出願受付 2027年2月4日(木)・5日(金)
検査 2月12日(金)
発表 2月16日(火)
一般枠募集の内数
—同左
一般枠の募集人員募集人員から特別枠募集の入学手続人員と追検査の募集人員を差し引いた人員が一般枠募集の募集人員になる—同左
本人得点の開示本人得点の開示は2027年3月4日(木)〜8月31日(火)同左同左
高校からの募集高校段階での募集は行っていない同左同左

2027年度でいちばん大事な変更は、募集人員がまだ決まっていないことです。学校の募集要項(全18ページ)は「第2 募集人員 「令和9年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員」に定める。」とだけ書き、都教委も「令和8年10月発表予定」としています。3区分すべてが未公表です。発表は2026年10月です。2026年度は総数190名で、うち海外帰国・在京外国人生徒枠が28名、特別枠が6名でしたが、この内訳をそのまま2027年度に当てはめると誤りになります。日程は3区分とも動きました。一般枠の検査日は2月3日で前年と同じ日付ですが曜日が火曜から水曜へ、特別枠は2月1日で日曜から月曜へ、海外帰国枠は1月23日(金)から1月25日(月)へずれています。出願の入力期間は2026年12月17日(木)開始で前年より1日早く、締切は2027年1月18日(月)午後5時で2日遅くなりました。配点・換算方法・検査の種類・時間割・報告書の点数化・特別枠の3分野は、前年度の要項と全文で突き合わせてもすべて同じです。都教委が別紙で挙げた変更点も、報告書を「折らずに角2封筒に入れ」るといった出願書類の扱いだけでした。

白鷗高等学校附属中入試の合格者や倍率(2026年度)

2026年度入試の結果です。3つの募集区分は検査日も検査内容も配点も別なので、数字も別々に見る必要があります。一般枠は応募617名・受検580名・合格159名で、入学手続をとったのは148名。特別枠は応募9名・受検9名で合格は2名。海外帰国・在京外国人生徒枠は応募71名・受検68名・合格28名で、手続は27名でした。3区分を合算した数は、どこにも公表されていません。都教委が公表している倍率は最終応募倍率と受検倍率だけです。表に載せた実質倍率(一般枠3.65倍・特別枠4.50倍・海外帰国枠2.43倍)は受検人員と合格人員から求めた値で、都教委は公表していません(育伸社が同じ値を出しています)。一般枠の募集人員は発表のたびに156名・160名・159名と書き換わり、総数162名から特別枠の入学手続人員、さらに追検査の募集人員を順に差し引くしくみなので、表には合格発表時の159名を載せました。合格者最低点・受験者平均点・合格者最高点はいずれも非公表です。学校にも都教委にも得点分布の資料はなく、都教委が用意しているのは受検者本人の請求による得点の開示だけです。追検査は一般枠の内数です。申請4名・応募3名・受検3名で、合格は1名でした。

一般枠募集特別枠募集海外帰国・在京外国人生徒枠募集
検査日2026年2月3日(火)2026年2月1日(日)2026年1月23日(金)
募集人員159名(合格発表時)
応募発表時は156名、受検発表時は160名
6名28名
応募人員617名9名71名
最終応募倍率3.96倍1.50倍2.54倍
受検人員580名9名68名
受検倍率3.63倍都教委は公表していない同左
合格人員159名2名28名
実質倍率3.65倍4.50倍2.43倍
入学手続人員148名2名27名
合格者最低点・平均点・最高点非公表同左同左
得点の開示受検者本人の請求による開示のみ
得点分布の資料はない
同左同左
分野別の内訳—囲碁・将棋 応募4名・受検4名・合格0名
邦楽 応募1名・受検1名・合格1名
邦舞・演劇 応募4名・受検4名・合格1名
—
追検査申請4名・募集人員1名・応募3名・受検3名・合格1名・入学手続1名—同左
前年度(2025年度)2025年度は募集人員164名・応募640名・最終応募倍率3.90倍2025年度は募集人員6名・応募6名・最終応募倍率1.00倍—
出典東京都教育委員会の応募状況・受検状況・合格発表・入学手続状況同左同左
備考育伸社『2026年度 …入試結果【東京都】』(2026年8月5日現在)の応募・受検・合格の実数と一致している同左同左

白鷗高等学校附属中入試の科目の傾向と対策

適性検査Ⅰ

適性検査Ⅰは45分間で、100点満点を250点に換算します。共同作成問題です。出題の方針は「文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる」で、令和6年度から令和8年度まで3年続けて大問1問・小問3問、作文の字数も「400字以上440字以内」に固定されています。報告書360点満点を250点に換算した分と合わせて、総合成績1000点満点で合否が決まります。45分は短いです。400字を超える作文まで書き切る時間を残すには、読む速さと構成を決める速さの両方が要ります。

適性検査Ⅱ

適性検査Ⅱも45分間で、100点満点を250点に換算。こちらも共同作成問題です。3年続けて大問3問・小問6問で、教科の配置も毎年同じです。3題は性格が違います。第1問が日常の事象を題材にした図形の性質と数量の関係、第2問が社会寄りの資料の読み取り、第3問が理科の実験の考察という並びが動きません。第2問の題材は令和8年度が日本茶、令和7年度が循環利用、令和6年度が交通手段で、第3問は順にものが着地すること・シャボン玉・まさつでした。

適性検査Ⅲ

適性検査Ⅲも45分間で、100点満点を250点に換算。3つのうちこれだけが白鷗の独自問題です。出題の方針は、身近な事象における課題に科学的・数理的な分析を行い、いくつもの角度から考えて判断し解決する力を見ることです。構成は大問2問で、小問は令和6年度・令和7年度が5問、令和8年度は6問に増えました。1問目が数理的な処理を伴う計画、2問目が身近な題材の実験や観察という組み立てで、題材は令和8年度が地域の校外学習と空気の汚れ具合、令和7年度が校舎改修と豆苗の成長、令和6年度が学年間の交流の計画とメレンゲでした。

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