
日能研にお子様を通わせている保護者の多くはより上位の中学校に入学してほしいとお考えでしょう。もちろん上位の中学校に合格するためには上位クラスに在籍していることが好ましいです。
しかし、「クラス分けで一番下のクラスになってしまった。」「クラスを上げられずこのままで志望校に受かるのか不安」と頭を悩ませているご家庭も多いのではないでしょうか。
クラスアップをするためにはテストで基準となる偏差値を超えなければならなく、テストに向けて適切な対策をしていく必要があります。
そこで本記事では、日能研のクラス分けの基準や目安の偏差値について、そしてどのような対策を行えばいいのかを徹底的に解説します。
日能研全般の対策方法や、家庭教師との併用の仕方については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
Contents
日能研のクラス分けの基準は?

日能研のクラス名称やクラス分けの基準は、校舎・地域・学年によって異なります。一般的には、基礎〜標準レベルのクラスと、応用〜発展レベルのクラスに分かれており、成績やテスト結果をもとにクラスが決まります。
目安としては、Wクラス・Aクラスが基礎〜標準レベル、Gクラス・Mクラス・Rクラスが応用〜発展レベル、さらに一部校舎では上位層向けにTMクラスが設けられています。ただし、クラスアップに必要な偏差値は校舎の在籍人数やクラス数、年度ごとの状況によって変わるため、下記はあくまで一般的な目安として参考にしてください。
| クラス | 基準偏差値(目安) |
|---|---|
| TM | 65以上 |
| G(グリーン)/ M(マスター)/ R(レッド) | 55前後 |
| W(ホワイト)/ A(アドバンス) | 55未満 |
日能研のクラス分けの仕組みとは?

クラス分けの仕組みについて
1番初めのクラスは入塾テストの段階で決定され、その後は以下の2つのテストの結果によってクラス分けが行われます。
- 学習力育成テスト(2週間分の授業の復習テスト。4・5年生は2週に1回、6年生は毎週実施されます)
- 全国公開模試(それまでの授業で行われた全範囲が出題される実力テスト。4年生は2か月に1回・後期は毎月、5・6年生は毎月実施されます)
クラスアップをするためには学力育成テストで好成績を取り続け、全国公開模試でクラスごとに定まった基準偏差値を超える必要があります。
クラス替えの頻度
クラス替えは、4・5年生は2か月に1回、6年生は毎月行われます。判断材料になるのは、その期間内に受けたテストの結果です(4・5年生は2か月分、6年生は1か月分)。
つまり、1回のテストで大きく崩れてしまってもすぐにクラスが下がるわけではなく、逆に1回良い結果が出ただけでクラスが上がるわけでもありません。学習力育成テストは4・5年生で2週に1回、6年生では毎週実施されるため、次のクラス替えまでには4回前後の結果が積み上がる計算です。
毎回のテストで大きく点数を落とさないことが、結果的にクラスの維持とクラスアップにつながります。
【2026年7月更新】次回の全国公開模試の日程について
全国公開模試は1種類ではなく、学年と時期によって受けるテストの種類が変わります。4・5年生は「実力判定テスト」、6年生は「志望校選定テスト」から「合格判定テスト」「合格力実践テスト」へと段階が進んでいきます。各学年の日程は以下の通りです。
なお、もう一方のクラス分け対象テストである学習力育成テストは、教室のカリキュラムに沿って4・5年生は2週に1回、6年生は毎週実施されるため、日程は在籍している教室でご確認ください。
小学6年生
| テスト名 | 日程 |
| 志望校選定テスト | 今年度終了 |
| 合格判定テスト | 8月30日(日) 10月4日(日) 11月1日(日) 11月29日(日) 12月19日(土) |
| 合格力実践テスト | 9月6日(日) 9月20日(日) 10月18日(日) 11月15日(日) 12月13日(日) |
| 合格力完成テスト・ファイナル256 | 12月23日(水) 12月30日(水) 1月7日(木) |
小学5年生
| テスト名 | 日程 |
| 実力判定テスト | 9月12日(土) 10月10日(土) 11月7日(土) 12月5日(土) 1月9日(土) |
| PRE合格判定テスト | 12月20日(日) |
小学4年生
| テスト名 | 日程 |
| 実力判定テスト | 9月12日(土) 10月10日(土) 11月7日(土) 12月5日(土) 1月9日(土) |
クラスアップのための対策方法とは?
日能研でクラスアップするための対策方法について
ここからはクラスアップをするために、上記の2つのテストの対策方法とスマートレーダーに在籍中の開成中学校や桜蔭中学校など難関中に合格した経験のある家庭教師の先生のうち、日能研に通っていた方の対策方法を紹介します。
学習力育成テストの対策方法
学習力育成テストで好成績を取るために最も重要なことは「授業内容を完全に理解し自力で解けるようにすること」です。
範囲は2週間分と比較的少ないため、付け焼刃で丸暗記しても良い点数が取れる場合があるかもしれません。しかしそれではその範囲が完全に定着しているとは言えません。
そうなると、学力育成テストで高得点を取り続けることは難しく、さらには全国公開模試で高得点を取ることは困難であり、クラスアップは厳しいでしょう。
授業の振り返りができる「栄冠への道」で演習をこなしつつ、わからないところは「本科テキスト」で確認する形で授業内容を完全に定着させることがクラスアップをするための対策となります。
日能研にはその他にも「強化ツール」、「計算と漢字」、「メモリーチェック」という教材もあるため、先ほどの2つのテキストをマスターしたうえで、これらの教材を使いこなすことでさらなる成績向上が見込めます。
全国公開模試の対策方法
全国公開模試の範囲が膨大であるため、学力育成テストと異なり範囲を絞って対策を行うことは困難ですが、問題構成がある程度決まっているため、お子様の学力に合わせた対策方法が存在します。
既に全国公開模試である程度の点数を取れているお子様の場合、記述問題や応用問題といった比較的正答率の低い問題に対応できるようにすることが重要です。
一方で比較的点数が取れていないお子様の場合、記述問題や応用問題に無理に時間を割くのではなく、点数が取りやすい基礎問題を正解することで点数を伸ばしましょう。
例えば算数の対策方法として、大問1の計算を取りこぼさないというのが挙げられます。大問1は単位換算を含む基礎計算の6題で構成されており、合計で約30点分あります。ここを正答することがクラスアップには必須と言えるでしょう。
また、大問1が終わったらその他の大問の(1)のみ目を通し、解けそうなものから解くというテクニックも重要です。これは急にできるようなことではないので日頃から意識して取り組みむようにしましょう。
難関中学合格の先生の対策法を紹介!
スマートレーダーに在籍中の開成中学校や桜蔭中学校など難関中に合格した経験のある家庭教師の先生80人にとったアンケートのうち、日能研に通っていた方の対策方法を2つご紹介します。
大阪星光学院中学校出身 I.M先生
日能研のクラス分けテスト対策では、過去問を解いて出題傾向を分析し、特に弱点を克服するための重点的な復習を行いました。また、時間配分を意識して模試形式で実践的に解く練習を繰り返し、解答後に解説をしっかり読み込んで理解を深めました。
成績が下がったときには原因を分析し、間違えた問題の解き直しや基礎の見直しを徹底しました。また、時間配分を意識してテスト対策を行い、日能研のテキストを活用しながら弱点克服に努めました。
攻玉社中学校出身 Y.S先生
塾の教材で普段から勉強して、そのままテストに臨む感じでした。毎週あったので、テスト対策として何か勉強することはなかったです。
クラスが落ちたことはなかったのですが、成績が落ちた時には、基本的には理数系のミスが目立ったか、国語が酷すぎたかだったかのどちらかでした。国語は特に対策しませんでしたが、理数系のミスは確認して復習していました。
クラス落ちしてしまったときの立て直し方
クラスが下がった直後にやりがちなのが、次の1回のテストで一気に取り返そうとすることです。しかし、日能研のクラス替えは、4・5年生では2か月に1回、6年生では毎月行われるのが基本です。期間内の複数のテスト結果に加え、日々の学習状況なども考慮してクラスが編成されます。
そのため、1回の好成績だけで元のクラスに戻れるとは限りません。次のクラス替えまでの1〜2か月を見通し、複数回のテストで安定して得点することを目指しましょう。
まずは成績が下がった原因を整理する
最初に、クラス分けの対象となったテストや、基準までどの程度足りなかったのかを教室に確認しましょう。そのうえで、学習力育成テストと全国公開模試の結果を分けて確認します。
学習力育成テストの点数が落ちている場合は、直近の授業内容が十分に定着していない可能性があります。ただし、内容を理解していても、時間配分や計算ミス、問題の読み違いによって得点を落としている場合があるため、答案を見て失点の原因を確認することが大切です。
一方、学習力育成テストでは取れているのに全国公開模試だけが下がっている場合は、以前に習った単元の抜け、初見問題への対応、時間配分などに課題がある可能性があります。1回だけの結果で判断せず、数回分の答案を並べて共通する失点を探しましょう。
毎回のテストでは「今の範囲を落とさない」ことを優先する
学習力育成テストは、4・5年生では原則2週間ごと、6年生では原則1週間ごとに実施され、直近に学習した内容の習熟度を確認するテストです。 授業内容を「栄冠への道」で学び直し、現在進んでいる範囲を確実に理解することを優先しましょう。「栄冠への道」は、授業内容を家庭で学び直すための教材として位置づけられています。
過去の苦手単元の復習に時間をかけすぎて、現在の学習範囲まで理解できなくなると、立て直しにさらに時間がかかります。まずは今の範囲を守り、毎回のテストで安定して得点できる状態をつくることが大切です。そこで得点を確保したうえで弱点による失点を減らしていくことで、元のクラスへの復帰ラインまで少しずつ成績を戻していけます。
過去に戻って復習する単元は2〜3個に絞る
現在の範囲を学習したうえで、過去の弱点も補います。ただし、1〜2か月ですべての苦手単元を復習するのは現実的ではありません。
全国公開模試の答案や成績表を数回分確認し、繰り返し失点している単元や、受験者正答率が高いにもかかわらず落としている問題を探しましょう。その中から、優先して復習する単元を2〜3個程度に絞り、授業用テキストや「栄冠への道」を使って解き直します。
算数であれば、計算問題や基本的な一行問題など、本来取れるはずの問題の失点を減らすことから始めるのも有効です。難しい問題を新たに解けるようにするだけでなく、取るべき問題を安定して取ることが、平均成績を戻すポイントです。取りこぼしを減らして毎回の得点を上積みすることで、クラスアップの基準まで成績を戻し、元のクラスへの復帰を狙いやすくなります。
1〜2か月かけて各テストの得点が少しずつ安定すれば、次のクラス替えでも成果が表れやすくなります。1週間単位で結果を求めて焦るのではなく、次のクラス替えまでの期間全体で学習計画を組み立てることが、着実な立て直しにつながります。
科目別クラスアップ対策
日能研の全国公開模試は4科目受験の場合、算数・国語・理科・社会で構成されており、各科目に合わせた対策を行うことがクラスアップへの近道です。
算数
算数は計算力と応用力が求められます。全国公開模試の算数では、序盤に基礎的な計算問題や一行題が出題されることがあり、ここでの取りこぼしを減らすことが得点安定につながります。「計算と漢字」テキストで毎日の計算練習を習慣化し、比・割合・速さ・場合の数など頻出分野を重点的に定着させましょう。応用問題では大問の(1)から取り組み、解けそうな問題を優先する時間配分の練習も重要です。
国語
国語は読解力と記述力が問われます。長文読解では段落の要旨を正確につかみ、問題文に戻りながら根拠を確認する習慣をつけましょう。漢字・語句は「計算と漢字」テキストで毎日コツコツと取り組むことが大切です。記述問題は字数制限の中で要点をまとめる練習を重ね、部分点を確実に取る意識を持ちましょう。
理科
理科は暗記分野と思考分野が混在します。生物・地学・気象などの暗記事項は「メモリーチェック」テキストで体系的に整理し、物理・化学の計算問題は解き方のパターンを繰り返し練習することで得点を安定させましょう。過去の模試を分析して苦手分野を特定し、ピンポイントで補強することが効果的です。
社会
社会は地理・歴史・公民の幅広い知識が求められます。「メモリーチェック」テキストで知識の定着を図りながら、白地図や年表を自分でまとめる学習が記憶の定着に効果的です。語句を単独で覚えるのではなく、つながりを意識した学習が記述問題にも対応できる力をつけます。時事問題も模試で出題されるため、日能研の時事問題対策教材も活用しましょう。
クラスアップするための日々の学習サイクル
日能研でクラスを維持・向上させるためには、授業後の家庭学習のサイクルを整えることが非常に重要です。週単位での学習の組み方を押さえておきましょう。
週間学習サイクルと復習テスト対策の基本
日能研の授業がある日は当日中に「栄冠への道」で復習し、授業内容の定着を図ることが基本です。授業のない日は前回の復習と「本科テキスト」の問題演習にあてましょう。
- 授業当日:授業内容を整理し「栄冠への道」で復習する
- 翌日〜2日後:「本科テキスト」の問題演習で定着確認。わからない問題は放置せず解き直す
学習力育成テストや全国公開模試の直前では、テストで学んだ内容を発揮できるように、復習を行うことが基本です。
- テスト前日〜2日前:新しいことには手を出さず、「計算と漢字」などの日々の基礎学習や、理科・社会の既習範囲の穴を埋める
- テスト後:間違えた問題を必ず解き直し、原因(ケアレスミス・理解不足・暗記漏れ)を特定して次回に活かす
継続的にクラスを上げるための習慣
クラスアップを継続的に実現するためには、単発の頑張りではなく毎日の積み上げが重要です。「計算と漢字」は毎日10〜15分取り組む習慣をつけ、知識の定着を継続させましょう。また、模試後には必ず結果を分析し、どの分野で点数を落としているかを把握することが上位クラスへの近道です。苦手分野が見つかったら早めに手を打つことで、クラスダウンのリスクを下げることができます。
よくある質問
日能研のクラスはどのような基準で分けられますか?
テストの点数・偏差値を基準に、基礎クラス(本部系列W・関東系列A)と応用クラス(本部系列G・関東系列M)に分けられます。本部系列では応用上位にあたるR(レッド)クラスが設けられている校舎もあります。さらに一部校舎ではTMクラス(最上位・偏差値65以上)が設けられています。最初のクラスは入塾テストで決まり、その後は定期的なテスト結果によってクラスが変動します。
クラス分けはどのテストの結果で決まりますか?
主に2つのテストによって決まります。①学習力育成テスト(2週間の授業の復習テスト)と②全国公開模試(それまでの全範囲が出題される月1回のテスト)です。4〜5年生は2か月に1度、6年生は毎月クラス分けが行われます。
クラスダウンしてしまった場合、どう立て直せばよいですか?
まずはクラスダウンの原因を特定しましょう。学習力育成テストの点数が落ちているなら授業の復習が不十分、全国公開模試の偏差値が落ちているなら特定の苦手分野があると考えられます。「栄冠への道」や「本科テキスト」で該当範囲を復習し、家庭学習での定着を強化することが立て直しの近道です。苦手分野は一人で抱え込まず、日能研の先生や家庭教師に相談して補強しましょう。
クラスダウンを防ぐためのポイントはありますか?
クラスダウンを防ぐには、毎回の学習力育成テストで安定した成績を維持することが重要です。「栄冠への道」と「本科テキスト」を使って各単元を確実に定着させ、苦手分野を放置しないようにしましょう。また全国公開模試の直前には、過去の模試を使って問題形式や時間配分の感覚を再確認することも効果的です。
スマートレーダーで日能研のクラスアップ対策!

日能研のクラス分けは先ほど紹介した学力育成テストと全国公開模試によって行われますが、これらのテストで高得点を取るためには日々の学習がより重要になります。
日能研の授業を受けただけで成績が上がるのではなく、その後の家庭学習で授業内容を完璧に理解、定着させることで初めて成績を上げることができます。しかし、日能研では多くのテキストや膨大な宿題に追われがちであるため、小学生のお子様やご家庭だけで適切な対策や指導を行うことは困難でしょう。
そんなときに家庭教師のマッチングサービスのスマートレーダーがおすすめです。
スマートレーダーでは多くの日能研出身の難関大学の学生が在籍しています。そのため、実体験によるクラスアップの対策や、進度の早い授業のフォローアップも全力でサポートします。
スマートレーダーの先生と一緒にお子様の成績や習熟度に合わせたクラスアップ対策をしてみませんか。
日能研出身の家庭教師の紹介や、日能研対策に家庭教師をご利用いただいた方の感想については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。



















