大泉高等学校附属中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

大泉高等学校附属中学校とは

創立1941年
偏差値63
主体公立
所在地東京都練馬区東大泉5丁目3−1
最寄り駅大泉学園駅から徒歩9分
体制男女共学
形態中高一貫(併設型)


大泉高等学校附属中学校は教育目標に「自主」「自律」「創造」の3つを掲げています。公式サイトはそれぞれに意味を添えていて、自主が「自ら学び、真理を究める」、自律が「自ら律し、他を尊重する」、創造が「自ら拓き、社会に貢献する」です。

学校自身の言い方では、「探究」と「国際理解教育」が教育活動の2本柱です。Q&Aは「大泉は「探究の大泉」と呼ばれるほど、探究活動が盛んです。そして、国際理解教育にも力を入れていて、「探究」と「国際理解教育」が教育活動の2本柱です。」と答えています。東京都教育委員会からは「Global Education Network 20」(指定期間は令和7年度から令和9年度まで)・「海外学校間交流推進校」・「理数研究拠点校」(指定期間は令和8年度から令和10年度まで)の指定を受けています。中高6年間を見通した系統的な指導と課題解決型の授業を進め、クラスやゼミの活動と課題発掘セミナーで探究活動の基礎を育てます。高校段階での募集は行っていません。附属中学校の開校は2010年(平成22年)4月で、高校は1941年(昭和16年)に東京府立第二十中学校として設置されました。

大学合格実績は2026年3月卒業(78期生・中学11期生)が最新です。国公立大学は合格が計44名で、うち現役が42名。東京大学7名(現役6名)、東京科学大学が旧東京医科歯科大で4名・旧東京工業大で2名、東京学芸大学5名、一橋大学3名、電気通信大学3名、京都大学2名と続きます。私立大学は合格が計442名で、うち現役が423名。上智大学34名、東京理科大学31名、早稲田大学29名、慶應義塾大学11名で、まとめ欄は早慶上理を現役97名・既卒8名、GMARCHを現役146名・既卒4名としています。ここでいう「合格」はのべ合格者数です。同じPDFには進学の欄が別に立っていて国公立が38名・私立が61名なので、のべ合格数と実際の進学者数は別物として読む必要があります。卒業生の人数は公式のどこにも載っていないため、割合は出せません。

大泉高等学校附属中学校については以下の記事でも紹介しています。合わせて参考にしてください。

都立(公立)中高一貫校の魅力とは?私立中学校との違いや倍率・偏差値・都立中高一貫出身者に聞いた対策方法も合わせて解説!

大泉高等学校附属中入試の基本情報(2027年度)

募集区分一般枠募集のみ
特別枠募集(小石川・白鷗)と海外帰国・在京外国人生徒枠募集は実施しない
募集人員未公表
都教委が「令和8年10月発表予定」としている
学校案内パンフレットの152名は2026年度入学生の数値
検査日2027年2月3日(水)
集合時間午前8時30分
検査の時間割適性検査Ⅰ 9:00〜9:45
適性検査Ⅱ 10:15〜11:00
適性検査Ⅲ 11:30〜12:15
いずれも45分
問題の作成適性検査Ⅰ・Ⅱは共同作成問題
適性検査Ⅲは大泉の独自問題
適性検査Ⅰの出題の方針文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる
適性検査Ⅱの出題の方針資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などをみる
適性検査Ⅲの出題の方針与えられた課題について、資料などを活用して論理的に考え、的確に解決する力、表現する力などをみる
配点適性検査はそれぞれ100点満点
適性検査Ⅰを2倍して200点
適性検査Ⅱを2倍して200点
適性検査Ⅲを3倍して300点
適性検査換算後の満点は700点
報告書の点数化「各教科の学習の記録」のみを点数化する
第5学年・第6学年それぞれ9教科で評定3が30点・2が20点・1が5点
学年毎の満点270点、報告書の満点540点
これを300点に換算する
報告書の対象教科国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育・外国語
点数化しない欄「観点別学習状況」「総合的な学習の時間の記録(第6学年)」「特別活動の記録」「行動の記録」「総合所見」は点数化しない
総合成績報告書300点+適性検査700点=1000点満点
出願(入力)【入力期間】2026年12月17日(木)〜2027年1月18日(月)午後5時
出願(書類提出)【書類提出期間】2027年1月8日(金)〜1月18日(月)
特定記録郵便で大泉郵便局に必着(郵便局留)
入学考査料2,200円
出願サイト上での決済による納付
合格発表2027年2月9日(火)午前9時
発表方法校内の掲示および合否照会サイト
入学手続2027年2月9日(火)午前9時〜午後3時
2027年2月10日(水)午前9時〜正午
繰上げ合格募集人員に対して過不足のないように入学者を決定するため、合格候補者になっていない者のうちから総合成績の順に一定数を繰上げ合格候補者とする
追検査インフルエンザ等学校感染症罹患者等が対象
出願受付 2027年2月4日(木)・5日(金)
検査 2月12日(金)
発表 2月16日(火)
追検査と募集人員一般枠募集の募集人員は、募集人員から追検査の募集人員を減じた人員になる
高校からの募集高校段階での募集は行っていない
備考詳細は学校説明会と学校ホームページで案内される

2027年度でいちばん大事な変更は、募集人員がまだ決まっていないことです。学校の募集要項(全4ページ)に人数の記載はなく、都教委の実施要綱も「2 募集人員 「令和9年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員」に定める(令和8年10月発表予定)。」としています。学校案内パンフレットの「●募集人数 152 名 ( 令和8年度入学生 )」は2026年度入学生の数値で、2027年度のものではありません。発表は2026年10月です。動いたのは出願期間で、入力期間は2026年12月17日(木)開始で前年より1日早く、締切は2027年1月18日(月)午後5時で2日遅くなり、書類提出期間も1月8日(金)から1月18日(月)までと同じだけ後ろにずれました。検査日の2月3日と合格発表日の2月9日は前年と同じ日付で、曜日だけが火曜から水曜、月曜から火曜へずれています。追検査は1日前倒しになって検査が2月12日(金)、発表が2月16日(火)になりましたが、都教委が別紙で挙げた変更点は報告書を「折らずに角2封筒に入れ」るといった出願手続の細目だけで、検査科目・配点・報告書の点数化方法の変更は挙がっていません。ただし2026年度の要項PDFは学校サイトから削除されているので、配点の換算が前年度と同じかどうかは1対1では照合できていません。

大泉高等学校附属中入試の合格者や倍率(2026年度)

2026年度入試(2026年2月3日実施)の結果です。募集人員152名に対して応募615名、受検592名、合格151名。入学手続をとったのは147名でした。都教委が公表している倍率は2つです。最終応募倍率が4.05倍、受検倍率が3.89倍で、どちらも募集人員を分母に取った値です。表に載せた実質倍率3.92倍は受検人員と合格人員から求めた値で、都教委は公表していません(育伸社が同じ値を出しています)。合格発表時の募集人員151名は、152名から追検査の募集人員1名を差し引いた数です。追検査は申請3名・受検3名で、合格は0名。都教委は「追検査における入学者決定の実施の結果、未充足人員が発生したため、一般枠募集における繰り上げ合格候補者から充足する。」と注記しています。合格者最低点・受験者平均点・合格者最高点はいずれも非公表です。都教委が用意しているのは受検者本人の請求による得点の開示だけで、応募状況から入学手続状況までの資料にも、学校が出している応募状況のPDFにも統計値は載りません。前年度(2025年度)は募集人員160名・応募590名・受検563名・合格159名・入学手続153名です。

検査日2026年2月3日(火)
募集人員152名(募集当初)
応募人員615名
最終応募倍率4.05倍
都教委が公表している最終応募倍率(応募人員÷募集人員)
受検人員592名
受検倍率3.89倍
都教委が公表している受検倍率(受検人員÷募集人員)
合格発表時の募集人員151名
152名から追検査の募集人員1名を差し引いた数
合格人員151名
実質倍率3.92倍
都教委は実質倍率を公表していない
育伸社が同じ値を印字している
入学手続人員147名
合格者最低点非公表
受験者平均点非公表
合格者最高点非公表
得点の開示受検者本人の請求による得点の開示のみ
統計値は公表されていない
追検査申請3名・募集人員1名・応募3名・受検3名・合格0名・入学手続0名
一般枠と合算した数は公表されていない
前年度(2025年度)2025年度は募集人員160名・応募590名・受検563名・合格159名・入学手続153名
出典東京都教育委員会の応募状況・受検状況・合格発表・入学手続状況の4資料
追検査は別に4資料
備考育伸社『2026年度 国立中学・公立中高一貫校・私立中学 入試結果【東京都】』(2026年8月5日現在)の値と全項目一致している

大泉高等学校附属中入試の科目の傾向と対策

適性検査Ⅰ

適性検査Ⅰは45分間で、満点は100点。得点を2倍に換算して200点として扱い、出るのは都立中の共同作成問題です。報告書は540点満点を300点に換算し、適性検査Ⅰ・Ⅱを各2倍、Ⅲを3倍にした700点と合わせて、総合成績1000点満点で合否が決まります。

出題の方針は「文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる」。令和7年度・令和8年度はどちらも大問1問・小問3問の構成で、文章を読んで内容をまとめたり説明したりする小問と、自分の考えを400字以上440字以内でまとめる作文という組み立てが続いています。

45分は短いです。400字を超える作文に手を付ける時間を残すには、読む速さと構成を決める速さの両方が要ります。字数の条件は2年動いていないので、過去問で400字から440字に収める練習を積んでおくと効きます。

適性検査Ⅱ

適性検査Ⅱも45分間で、満点は100点。得点を2倍に換算して200点とし、こちらも共同作成問題です。

出題の方針は「資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などをみる」。令和8年度は大問3問・小問6問で、第1問が日常の事象を題材にした図形の性質と数量の関係、第2問が日本茶を題材にした資料の分析と処理、第3問がものが着地することを題材にした実験の考察でした。令和7年度も並びは同じで、第2問が循環利用、第3問がシャボン玉。言葉や数・式を使って論理的に考える力が点数を左右します。

3題の性格が違うので、時間配分が効きます。資料の分析に時間をかけすぎると、実験の考察が手つかずで終わります。過去問を解くときに1題あたりの持ち時間を決めておきましょう。

適性検査Ⅲ

適性検査Ⅲも45分間で、満点は100点。得点を3倍に換算して300点とし、3つのうちこれだけが大泉の独自問題です。

出題の方針は「与えられた課題について、資料などを活用して論理的に考え、的確に解決する力、表現する力などをみる」。構成は令和7年度・令和8年度とも大問2問・小問6問で、1問目が与えられた情報から論理的に考えて課題を解決し自分の考えを表現する力、2問目が図形を認識する力と条件を整理して論理的に判断・解決する力を見ます。

題材は令和8年度が様々な図形、令和7年度が日常の事象でした。理科や社会の知識を問うという記述は、2年分の出題方針のどちらにもありません。図形の問題では、図に書き込んで何が読み取れるかを確かめる練習が効きます。

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