両国高等学校附属中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

両国高等学校附属中学校とは

創立1901年
偏差値65
主体公立
所在地東京都墨田区江東橋1丁目7−14
最寄り駅JR錦糸町駅から徒歩約5分
体制男女共学
形態中高一貫(併設型)


両国高等学校附属中学校は自律自修の精神に基づき,真理と正義を愛し,広く深い教養を身に付け,心身ともに健康で明朗な生徒を育成しています。

両国高等学校附属中学校は、伝統を受け継ぎながらも、質の高い授業を実現するとともに、キャリア教育である「志学(こころざしがく)」や、生徒の興味・関心に応じて主体的に研究する「探究活動」などの取組によって、高い「志」を実現する学校、「リーダー」を育成する学校を目指して、教職員一丸となって教育活動に取り組んでいます。

大学合格実績は令和8年3月卒業(第123期)が最新です。国公立大学は合計47名で、うち現役が40名。内訳は東京大学4名、京都大学2名、東京科学大学(旧東京工業大学)2名、北海道大学3名、東北大学4名、筑波大学7名、千葉大学13名で、医学部医学科は3名でした。私立大学は合計506名で、うち現役が477名。早稲田大学37名、慶應義塾大学14名、上智大学8名、東京理科大学61名、明治大学46名、法政大学42名、立教大学37名が続きます。学校は実人数か延べ合格数かを明記していませんが、私立の506名は卒業生の人数を大きく上回るので、同じ人の複数合格を含む延べ合格数です。学校案内の円グラフは令和8年の現役進学決定率を91.7%としています。学校の特色ページは「毎年卒業生の 3人に1人前後が現役で国公立大学へ進学しており、これは全都立高校の中でもトップを争う高い割合となっています」と書いており、現役で国公立へ進む割合の高さがこの学校の売りです。なお両国高校は高校段階での募集を行っていません。中学から入学した生徒が6年間をそのまま過ごします。

両国高等学校附属中学校については以下の記事でも紹介しています。合わせて参考にしてください。

都立(公立)中高一貫校の魅力とは?私立中学校との違いや倍率・偏差値・都立中高一貫出身者に聞いた対策方法も合わせて解説!

両国高等学校附属中入試の基本情報(2027年度)

募集区分一般枠募集のみ
特別枠募集(小石川・白鷗)と海外帰国・在京外国人生徒枠募集は実施しない
募集人員未公表
都教委が「令和8年10月発表予定」としている
検査日2027年2月3日(水)
集合時間午前8時30分
検査の時間割適性検査Ⅰ 9:00〜9:45
適性検査Ⅱ 10:15〜11:00
適性検査Ⅲ 11:30〜12:15
いずれも45分
問題の作成適性検査Ⅰ・Ⅱは都立中の共同作成問題
適性検査Ⅲは両国の独自問題
適性検査Ⅰで見る力文章を読み取る力や、自分の意見を文章で分かりやすく表現する力を見る
適性検査Ⅱで見る力資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などを見る
適性検査Ⅲで見る力課題に対して科学的・数理的な分析を行い、総合的に考察し、判断・解決する力を見る
配点適性検査はそれぞれ100点満点
ⅠとⅢを3倍、Ⅱを2倍に換算する
換算後は適性検査Ⅰ 300点・適性検査Ⅱ 200点・適性検査Ⅲ 300点
報告書の換算第5学年・第6学年の9教科の評定を、3が40点・2が25点・1が5点として換算する
720点満点を3.6で割って200点に換算する
報告書の対象教科国語・社会・算数・理科・音楽・図工・家庭・体育・外国語
総合成績合計1000点満点
出願(入力)【入力期間】2026年12月17日(木)〜2027年1月18日(月)午後5時
出願(書類提出)【書類提出期間】2027年1月8日(金)〜1月18日(月)
特定記録郵便で本所郵便局に必着(郵便局留)
入学考査料2,200円
出願サイト上での決済による納付
合格発表2027年2月9日(火)午前9時
発表方法校内の掲示および合否照会サイト
入学手続2027年2月9日(火)午前9時〜午後3時
2027年2月10日(水)午前9時〜正午
繰上げ合格入学手続期間中に辞退者が出た場合、募集人員を満たすまで繰上げ合格候補者の入学の意思を順位に従って確認する
追検査インフルエンザ等学校感染症罹患者等が対象
出願受付 2027年2月4日(木)・5日(金)
検査 2月12日(金)
発表 2月16日(火)
手続 2月16日・17日
追検査と募集人員一般枠募集の募集人員は、募集人員から追検査の募集人員を差し引いた人員になる
高校からの募集高校段階での募集は行っていない
備考詳細は学校説明会と学校ホームページで案内される

2027年度でいちばん大事な変更は、募集人員がまだ決まっていないことです。都教委の実施要綱は「2 募集人員 「令和9年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員」に定める(令和8年10月発表予定)。」としており、学校の募集要項にも人数が書かれていません。発表は2026年10月です。2026年度の152名をそのまま当てはめると誤りになるので、この記事でも募集人員は「未公表」としています。出願期間は前後に広がりました。入力期間は2026年12月17日(木)開始で前年より1日早く、締切は2027年1月18日(月)午後5時で2日遅くなり、書類提出期間も1月8日(金)から1月18日(月)までと同じ動きをしています。検査日の2月3日と合格発表日の2月9日は前年と同じ日付で、曜日だけが火曜から水曜、月曜から火曜へずれました。追検査は1日前倒しになり、検査が2月12日(金)、発表が2月16日(火)です。配点と報告書の扱いは2027年度の要項に明記されていますが、前年度の学校要項は公式サイトから削除されていて1対1の照合ができないため、この部分が変わったかどうかは確かめられていません。

両国高等学校附属中入試の合格者や倍率(2026年度)

2026年度入試(2026年2月3日実施)の結果です。募集人員152名に対して応募586名、受検553名、合格151名。入学手続をとったのは146名でした。都教委が公表している倍率は2つあります。最終応募倍率が3.86倍、受検倍率が3.64倍で、どちらも募集人員を分母に取った値です。表に載せた実質倍率3.66倍は受検人員と合格人員から求めた値で、都教委は公表していません(育伸社が同じ値を出しています)。合格者最低点・受験者平均点・合格者最高点はいずれも非公表です。都教委が用意しているのは受検者本人の請求による得点の開示だけで、統計値は応募状況・受検状況・合格発表・入学手続状況の4資料にも、学校の適性検査問題等のページにも出てきません。合格発表時の募集人員151名は、当初の152名から追検査の募集人員1名を差し引いた数です。追検査は申請から入学手続まですべて1名でした。

検査日2026年2月3日(火)
募集人員152名(募集当初)
応募人員586名
最終応募倍率3.86倍
都教委が公表している最終応募倍率(応募人員÷募集人員)
受検人員553名
受検倍率3.64倍
都教委が公表している受検倍率(受検人員÷募集人員)
合格発表時の募集人員151名
当初の152名から追検査の募集人員1名を差し引いた数
合格人員151名
実質倍率3.66倍
入学手続人員146名
合格者最低点非公表
受験者平均点非公表
合格者最高点非公表
得点の開示受検者本人の請求による得点の開示のみ
統計値は公表されていない
追検査申請1名・募集人員1名・応募1名・受検1名・合格1名・入学手続1名
一般枠と合算した数は公表されていない
前年度(2025年度)2025年度は募集人員160名・応募608名・受検583名・合格159名・入学手続152名
出典東京都教育委員会の応募状況・受検状況・合格発表・入学手続状況の4資料
備考育伸社『2026年度 国立中学・公立中高一貫校・私立中学 入試結果【東京都】』(2026年8月5日現在)の値と全項目一致している

両国高等学校附属中入試の科目の傾向と対策

適性検査Ⅰ

適性検査Ⅰは45分間で、100点満点を3倍に換算して300点として扱います。都立中の共同作成問題です。

出題方針は「文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力を試す」。令和7年度・令和8年度はどちらも大問1問・小問3問の構成で、読み取ったことを踏まえて自分の考えを400字以上440字以内でまとめる設問が置かれました。筆者の意見を押さえたうえで自分の意見を述べる形が続いています。

45分は短いです。400字を超える作文に手を付ける時間を残すには、読む速さと構成を決める速さの両方が要ります。日頃から文章を読むスピードを上げておくことが、点数を取るうえで効きます。

適性検査Ⅱ

適性検査Ⅱも45分間で、100点満点を2倍に換算して200点になります。こちらも共同作成問題です。

出題方針は「資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などを見る」。令和8年度は大問3問・小問6問で、算数系・資料の読み取り・理科の実験という3題の構成でした。課題が何を問うているのかを読み取る力に加えて、数や式で表現する力が点数を左右します。

3題の性格が違うので、時間配分が効きます。資料の読み取りに時間をかけすぎると、算数系や実験系が手つかずで終わります。過去問を解くときに1題あたりの持ち時間を決めておきましょう。

適性検査Ⅲ

適性検査Ⅲは45分間で、100点満点を3倍に換算して300点。3つのうちこれだけが両国の独自問題です。

2027年度の要項は、課題を科学的・数理的に分析し、いくつもの角度から考えて判断し解決する力を見ると書いています。令和7年度・令和8年度の出題方針は「数理的・幾何的な分析」という言い方で、文書の種類が違うため、方針が変わったとは断定できません。

出題は数理と図形に寄っています。令和8年度は運動会を題材にした図形の面積と西暦を題材にした数の規則、令和7年度は赤鉛筆の箱への収まり方とゲーム大会が題材でした。理科や社会の知識を問うという記述は、2年分の出題方針のどちらにもありません。図形の問題では、図に書き込んで何が読み取れるかを確かめる練習がいちばん効きます。

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