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富士高等学校附属中学校とは
| 創立 | 2010年 |
| 偏差値 | 61 |
| 主体 | 公立 |
| 所在地 | 東京都中野区弥生町5丁目21-1 |
| 最寄り駅 | 中野富士見町駅から徒歩1分 |
| 体制 | 男女共学 |
| 形態 | 中高一貫 |
富士高等学校附属中学校は2010年(平成22年)4月に開校した東京都立の併設型中高一貫校です。母体の都立富士高等学校は1920年(大正9年)開校で創立100年を超えています。高校段階の外部募集はありません。6年間を通した教育が行われます。「知性を高め、教養を深める」「品性を養い、感性を磨く」「自ら判断し挑戦する精神を高める」を教育目標に掲げています。
スーパーサイエンスハイスクールの指定は高校だけでなく「富士高等学校・附属中学校」として6年間を対象に受けたものです。2021年度(令和3年度)に第1期の指定を受け、2026年度(令和8年度)から2031年度までが第2期です。理数教育カリキュラムにより、科学的グローバルイノベーターである「富士山型探究者」を育成しています。
英語にも力を入れていて、「英語で思考し、英語で発信する力」を育むため、中学1年からオールイングリッシュで授業を行っています。4技能をバランスよく習得し、英語での思考力、表現力も育成します。ネイティブ講師による授業、ディベートなどの活動をとおして実践力も養っています。
2026年3月に卒業した78期生110名と既卒生の合格状況は、国公立大学が54(現役43・既卒11)、早慶上理ICUが101(現役92・既卒9)、GMARCHが94(現役88・既卒6)でした。国公立では東京都立大学8、一橋大学7、筑波大学5、東京科学大学4、東京大学3が並びます。学校はこの年度を「国公立、早慶上理合格者がいずれも5割増し!」と紹介しています。京都大学は2025年3月卒・2026年3月卒のいずれも合格者が出ていません。数字は推薦による合格を含む延べの合格者数で、現役と既卒の合算、基準日は4月1日です。
富士高等学校附属中学校については以下の記事でも紹介しています。合わせて参考にしてください。
都立(公立)中高一貫校の魅力とは?私立中学校との違いや倍率・偏差値・都立中高一貫出身者に聞いた対策方法も合わせて解説!
富士高等学校附属中入試の基本情報(2027年度)
| 一般枠募集 | |
| 日程 | 2027年2月3日(水)集合 8:30 出願の入力期間 2026年12月17日(木)〜 2027年1月18日(月)17:00 書類提出期間 2027年1月8日(金)〜1月18日(月) 中野郵便局に特定記録郵便で必着 発表 2027年2月9日(火)9:00 校内掲示および合否照会サイト 入学手続 2月9日(火)・2月10日(水) 追検査 出願2月4日(木)・5日(金) 検査2月12日(金)/発表2月16日(火) |
| 教科・試験時間 | 集合 8:30 適性検査Ⅰ 9:00〜9:45(45分) 共同作成問題 文章の内容を的確に読み取ったり 自分の考えを論理的かつ適切に 表現したりする力をみる 適性検査Ⅱ 10:15〜11:00(45分) 共同作成問題 資料から情報を読み取り課題に対して 思考・判断する力などをみる 適性検査Ⅲ 11:30〜12:15(45分) 富士の独自問題 資料や様々な条件を基に課題を見出したり 課題解決したりする力をみる |
| 配点 | 報告書 450点→300点 適性検査Ⅰ 100点→200点 適性検査Ⅱ 100点→200点 適性検査Ⅲ 100点→300点 総合成績 1000点 適性検査Ⅲだけ換算後300点で Ⅰ・Ⅱの1.5倍になる 報告書は5年(要録)と6年(12月末日)の 9教科を評定3で25点・2で15点・1で5点 として集計し450点満点を300点に換算する |
| 募集人員 | 2027年度は未公表 東京都教育委員会が 2026年10月に発表予定 2026年度は152名 (2025年度は160名) 追検査の募集人員を除いた人員が 一般枠募集の募集人員になる |
| 備考 | 入学考査料2,200円 出願サイト上で決済する インターネット出願と郵送の併用 報告書(様式3)は本校ホームページから ダウンロードしたデータを使用する 都内の小学校に在学している場合は 入学願書に在学小学校長の承認が必要 特別枠募集は実施しない 保護者と同居し都内に住所を有すること 都外在住者は事前の応募資格審査が必要 他の都立中等教育学校・都立中学校と 千代田区立九段中等教育学校との 併願はできない 高校段階の外部募集は行われていない |
2027年度(令和9年度)の募集要項は2026年9月1日に学校が公表しました。ただし募集人員だけは未確定で、要項には「『令和9年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員』に定める」とあります。都立中高一貫校の募集人員は東京都教育委員会が定めるしくみで、発表は2026年10月の予定です。参考までに2026年度は152人で、2025年度の160人から8人減りました。減った理由の説明はありません。日程は出願の入力期間が2026年12月17日(木)から2027年1月18日(月)17時まで、書類提出が2027年1月8日(金)から1月18日(月)まで(中野郵便局に特定記録郵便で必着)、検査が2月3日(水)、発表が2月9日(火)9時で、前年度と比べると入力期間と書類提出期間の締切がどちらも2日後ろに動いています。インフルエンザ等の学校感染症にかかった人を対象にする追検査は、出願が2月4日(木)・5日(金)、検査が2月12日(金)、発表が2月16日(火)です。前年度からの実質的な変更は3点です。報告書(様式3)の入手方法が「本校で配布したもの又は本校ホームページからダウンロードしたデータ」からホームページからダウンロードしたデータを使うことに変わりました。繰上げ合格候補者通知書の到着は発表翌日から発表当日の午後へ前倒しされ、応募資格の災害の特例には令和8年熊本地震が加わっています。検査の種類と時間、配点、入学考査料2,200円、出願方法は変わりません。なお男女別定員は2025年度(令和7年度)に廃止されています。
富士高等学校附属中入試の合格者や倍率(2026年度)
2026年度の入試は2026年2月3日に行われました。表の倍率2.56倍は、応募人員を募集人員で割った東京都教育委員会の最終応募倍率です。都教委はこれとは別に、受検人員を募集人員で割った受検倍率2.48倍も公表していて、育伸社は受験者数を合格者数で割った実質倍率を2.50倍としています。合格人員の151人は募集人員152人から追検査枠の1人を引いた数です。追検査は募集1人・応募1人・受検1人で合格者は出ませんでした。入学手続をした人数は142人です。合格者の最低点と検査の平均点はいずれも非公表で、学校のQ&Aも「検査の内容、採点基準等についてはお答えできません」としています。前年度は募集160人・応募526人・最終応募倍率3.29倍・受検508人・受検倍率3.18倍だったので、募集人員の減少以上に応募が減って倍率は下がりました。
| 一般枠募集 (2月3日) | |
| 募集人員 | 152名 |
| 応募人員 | 389名 |
| 受検人員 | 377名 |
| 合格人員 | 151名 |
| 最終応募倍率 | 2.56倍 |
| 合格者最低点 | 非公表 |
| 合格者平均点 | 非公表 |
| 備考 | 倍率は応募人員を募集人員で割った 東京都教育委員会の最終応募倍率 受検人員で計算した受検倍率は2.48倍 育伸社の実質倍率は2.50倍 合格人員151名は募集人員152名から 追検査枠1名を引いた数 追検査は募集1名・応募1名・受検1名で 合格者は出なかった 入学手続人員は142名 前年度は募集160名・応募526名 最終応募倍率3.29倍・受検倍率3.18倍 |
富士高等学校附属中入試の科目の傾向と対策
適性検査I
試験時間は45分で、素点100点を200点に換算します。適性検査Ⅰは共同作成問題です。文章を読み取る力と、自分の意見を文章で分かりやすく表現する力が求められる問題です。
400字以上440字以内の記述は令和4年度から令和8年度までの出題の基本方針すべてに書かれている定番なので、普段から要約などをして文章を書く練習をしておくことが対策につながります。
適性検査II
試験時間は45分で、素点100点を200点に換算します。こちらも都立10校の共同作成問題です。
資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力が求められる問題です。大問3問・小問6問の構成で、2026年度は日常の事象、日本茶、ものの着地が題材でした。身近なことが問題になるので、過去問を解いて傾向を掴んでおくことが重要です。
適性検査III
試験時間は45分ですが、素点100点を300点に換算するのが適性検査Ⅰ・Ⅱとの大きな違いです。報告書300点・適性検査Ⅰ200点・適性検査Ⅱ200点と合わせた総合成績1000点のうち、この検査だけで3割を占めます。しかも適性検査Ⅲは富士の独自問題です。
要項の説明は「資料や様々な条件を基に課題を見出したり、課題解決したりする力をみるとともに、計算したり、説明したりする力をみる」です。2026年度は大問2問・小問5問の構成で、規則の発見と計算、図形と空間認識が題材でした。
知識の量よりも条件を整理して論理的に判断する力が問われるので、小学校ではあまり解かない形式の問題に過去問で慣れておくことが重要です。
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