
都内に展開するグノーブルは、関東地方で中学受験をお考えのご家庭であれば、一度は耳にしたことがある塾でしょう。近年では、御三家を中心とした最難関中学校に多数の合格者を輩出しています。その合格実績からもわかるように、グノーブルに入室することは決して簡単ではありません。
「入室テストに合格できるか不安」「入室テストの対策方法が分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、グノーブルの入室テストの内容や対策方法について詳しく解説します。
Contents
グノーブルとは?
グノーブルは、中学受験生や大学受験生を対象とした進学塾で、特に少人数制の授業に力を入れている点が特徴です。東京を中心に展開しており、効率的に学力を伸ばすためのカリキュラムも魅力のひとつです。
この塾は、SAPIX(サピックス)の元スタッフによって設立され、サピックスで培ったノウハウを活かしながら、質の高い教育を提供しています。
また、少人数制を採用し、生徒一人ひとりのペースに合わせた丁寧な指導によって、それぞれの強みを伸ばすことを重視しており、難関中学の合格を目指す生徒を手厚くサポートしています。
グノーブルの入室テストの申し込み方法と受験当日の流れ
グノーブルの入室テストは、公式サイトから申し込み、指定された日時に受験します。申し込みから受験当日までの流れを確認しておきましょう。
入室テストに申し込む
グノーブルの入室テストは、公式サイト(gno-jr.com)の申込フォームから申し込みます。実施日程や対象学年は時期によって異なるため、最新情報を公式サイトで確認してから申し込みましょう。
指定された日時にテストを受ける
申し込み後、指定された日時に入室テストを受験します。テストの科目や時間は学年によって異なり、小学1年生は算数、2・3年生は算数・国語、4〜6年生は算数・国語・理科・社会で実施される回があります。
入室テストの科目や範囲・難易度は?

基本的に学校で習っている既習範囲を元に入室テストが出題されます。また、グノーブルが出版しているテキストがありますが、無理にそちらを活用する必要はなく、市販の問題集などで十分カバーできます。
ただし、出題内容は基礎だけでなく思考力や応用力も問われるため、学校の学習内容を理解しているだけでは対応が難しいこともあります。出題傾向をしっかりと把握して対策する必要があります。
2026年8月30日(日)実施の入室テスト・説明会では、学年別の教科と時間帯は以下のように案内されています。
| 学年 | 時間帯 | 教科 |
|---|---|---|
| 小学6年生 | 9:00~12:20 / 13:00~16:20 | 算数・国語・理科・社会 |
| 小学5年生 | 9:00~12:00 / 13:00~16:00 | 算数・国語・理科・社会 |
| 小学4年生 | 9:00~11:50 / 13:00~15:50 | 算数・国語・理科・社会 |
| 小学3年生 | 9:00~10:10 / 13:00~14:10 | 算数・国語 |
| 小学2年生 | 9:00~10:10 / 13:00~14:10 | 算数・国語 |
| 小学1年生 | 9:00~9:35 / 13:00~13:35 | 算数 |
科目と時間帯は実施回によって異なります。申し込み前に必ず公式サイトで最新の案内を確認してください。
入室テストの受験料は無料です。ただし実施後のテストは返却されません。答案を持ち帰って見直すことも、過去問として手元に残すこともできない前提で対策を組む必要があります。
中学生・高校生を対象とした学年別の入室テストの科目は以下となっています。大学受験グノーブル公式では、2026-27年度の入室時期として、4月度・6月度・9月度・11月度・1月度・2月度の各入室タイミングと、講習・体験後にWebテストを受験する流れが案内されています。中1生の4月度入室は会場受験の確認テスト、2月度入室は新高3生の英語・数学のみと明記されています。
| 学年 | 時間 | 科目 |
|---|---|---|
| 中学1・2・3年生 | 11:00~ 14:30~ 1科目45分 | 英語 数学 |
| 高校1年生 | 11:00~ 14:30~ 1科目45分 | 英語 数学【α系】・数学【H系】 古文 |
| 高校2年生 | 11:00~ 14:30~ 1科目45分 | 英語 数学【L系】ⅠAⅡBC演習 数学【S系】Ⅲ導入 古文 |
| 大学受験生【高3・既卒生】 | 11:00~ 14:30~ 1科目45分 | 英語 理系数学:【L系】ⅠAⅡB演習+【S系】Ⅲ演習 文系数学:【L系】ⅠAⅡB演習 国語 |
入室テストの合格率は?
グノーブルの入室テストについて、合格率や合格ラインを知りたいという声は多く聞かれます。公表されている情報と、過去の受験例から分かることを整理します。
グノーブルは入室テストの合格率を公表していない
グノーブルの公式サイトには、入室テストの合格率や合格者数の記載がありません。入室テスト・説明会の案内ページにも、よくあるご質問にも、合格率にあたる数字は出ていません。
公式が説明しているのは、入室テストの目的です。「グノーブルでの学習についていける力があるかどうかを確認させていただいております」とあり、定員に対して上位から選抜するというより、授業についていける学力に達しているかを見る位置づけであることが読み取れます。
合格しやすさは学年や受験時期によって異なる
合格率そのものは非公表ですが、難しさが変わる条件は公式に案内されています。1年生から3年生の入室テストは学校での学習がしっかりできていれば合格しやすい傾向、4年生以降は学校の学習とグノーブルでの学習に少しずつ差が出てくるため、学年が上がるほど、また2月の新学年開講から時間が経つほど合格しにくくなる傾向があるとされています。
同じ子が受けても、受ける学年と時期によって結果は変わり得るということです。入室を考えているなら、学年が上がる前の早い時期に受けておくほうが有利になります。
入室テストの合格基準点は何点?
グノーブルは固定の合格基準点についても公表しておらず、受験する学年や回によって基準は異なると考えられます。
過去の受験者の体験談では、小学3年生の入室テストで算数・国語各100点、合計200点満点のうち100点が合格基準だった例があります。また、別の受験者からは45%程度が基準だったという報告もあります。
そのため、過去には総得点の5割前後が一つの目安となったケースはありますが、現在の入室テストでも同じ基準になるとは限りません。あくまで過去の受験例として参考にしましょう。
入室テスト受験後の流れは?
入室テストを受けたあと、結果の連絡から入室手続き、クラスの決定までどのように進むのかを順に説明します。
入室テストの結果はいつわかる?
結果の通知は電話連絡とホームページでの閲覧が選べ、電話連絡の場合、最短でその日の内に連絡が来ます。当日中に確認できる状況を整えておきましょう。
合格後の入室手続きは?
合格の連絡を受け取ると、入室手続きの書類が送られてきます。希望する場合は1週間の体験授業に参加でき、そのうえで申込書の提出と手続き金の納入をもって入室が確定します。
費用面では、入室時にGnobleグループ入室金として16,500円(税込)が必要です。この入室金は大学受験グノーブル・個別指導グノリンク・英会話グノキッズを含むGnobleグループ共通です。また、月謝のほかに、授業で使用する副教材、季節講習、5・6年生の特訓授業の授業料がかかります。
入室時のクラスはどう決まる?
4年生以上の通常授業では、教科の組み合わせごとにクラスが分かれます。算数・理科の授業がある日は算数と理科の点数で、国語・社会の授業がある日は国語と社会の点数でクラス分けが行われる仕組みです。
そのため、算数・理科と国語・社会で得意・不得意に差がある場合でも、それぞれの学力に合ったクラスで授業を受けられる仕組みになっています。
入室後もクラス替えはある?
あります。4・5・6年生は月1回程度実施されるテストの成績によってクラスが変動します。1・2・3年生は複数クラスが設置されている場合に、年に数回のテストでクラス替えが行われます。
入室時のクラスがそのまま固定されるわけではないため、入室テストの結果だけで先が決まると考える必要はありません。
なお、グノーブルでは入室後も授業の進度が速く、授業内容を定着させるための復習が重要になります。入室後の学習でつまずきやすいポイントや、授業についていくための対処法を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
【中学受験】グノーブルについていけない原因と学年別の対処法を徹底解説
入室テストで落ちやすい子の特徴とは?
グノーブルの入室テストに落ちやすい子には、いくつかの共通した特徴があります。以下の3点に心当たりがある場合は、早めに対策を講じましょう。
自習・復習の習慣がなく、入室テストを突破するだけの学力が身についていない
日々の自習や復習の積み重ねがなければ、基礎的な学力は定着しません。グノーブルの入室テストは学校の授業だけでは対応が難しいレベルのため、テスト本番までに継続的な学習習慣を身につけておくことが重要です。
基礎が固まっていない状態で入室テストに臨んでいる
基礎知識が不十分なまま受験しても、思考力・応用力を問われる問題には太刀打ちできません。まずは学年の学習内容をしっかり理解・定着させてから挑戦することが大切です。
暗記・パターン学習に頼りすぎており、初見の応用問題に対応できない
グノーブルの入室テストは思考力重視の出題傾向があります。解法の丸暗記やパターン演習だけでは対応できない問題が出るため、初見の問題でも筋道を立てて考える力が求められます。
入室テストの対策方法は?

早めに入室テストを受ける
グノーブルでは、入室テストに一度落ちてしまっても、毎月実施されているので何度でもチャレンジできます。そのため、早い段階でテストを受けて自分の苦手分野を把握し、対策を立てることが合格への近道になります。
学年が進むにつれてクラスの定員も徐々に埋まっていくため、後から受験するほど合格のハードルは高くなりがちです。さらに、学年が上がるにつれて、グノーブルのカリキュラムの難易度が増していくため、早めの対策が効果的です。
問題集などでしっかり対策する
グノーブルの入室テストは学校の授業や独学だけの勉強法で合格するのは難しいと言われています。テストの内容には基礎知識だけでなく、思考力や応用力を問われる問題も多く含まれるためです。
そのため、グノーブル独自の出題傾向を把握した上で、市販の問題集などを活用して、形式の似た問題に取り組み、苦手分野をしっかり克服しておくことが重要です。
算数:全学年で出題される中心教科
算数は小学1年生から6年生まで、どの学年でも必ず出題される教科です。1年生は算数のみ、2・3年生は算数と国語の2教科で実施されます。
出題は学校で習っている既習範囲がベースですが、そこに思考力・応用力を問う問題が混ざります。解法を覚えて当てはめるだけでは手が止まるため、初めて見る問題でも筋道を立てて考える練習が欠かせません。計算や一行問題の精度を上げたうえで、文章題と図形で「なぜその式になるのか」を言葉で説明させると、思考力型の出題に対応しやすくなります。
国語:初見の文章を読み切る力を養う
国語は小学2年生以降のすべての学年で出題されます。算数と同じく既習範囲が中心ですが、グノーブルは入室後もテキストを授業当日に配る復習型の進め方を採っており、その場で文章を読み取る力が前提になります。
漢字や語彙の取りこぼしをなくしたうえで、初めて読む文章を時間内に読み切る練習を重ねておくと安心です。設問の条件を読み飛ばさずに答えを組み立てる習慣も、入室後の学習にそのままつながります。
理科・社会:知識だけでなく資料を読み取る力も問われる
理科・社会は小学4年生以降で出題されます。ただ、実施回によって科目構成が変わる可能性があるため、受験前に公式サイトで確認しておきましょう。
理科は、既習範囲の基本的な知識を押さえるだけでなく、図や表、実験・観察の結果などから考える力も身につけておきたい教科です。用語を暗記するだけで終わらせず、「なぜその現象が起こるのか」まで説明できる状態を目指しましょう。
社会も、地名や用語を覚えるだけではなく、地図やグラフ、資料を読み取って考える練習が重要です。まずは学校で習った範囲の知識に抜けがないか確認し、そのうえで資料を使った問題にも取り組んでおくとよいでしょう。
家庭教師をつける
グノーブルの入室テストは、独特の問題傾向や出題のクセがあると言われています。そのため、実際にテストを突破した先生はもちろん、グノーブルに通う生徒を指導した経験のある先生や、グノーブルでの指導歴がある先生から直接学ぶことが最も効果的な対策の一つです。
特に、どこでつまずきやすいか、どのように考えれば得点につながるかといった実践的な指導を受けられるのは大きな強みです。また、入室後の授業スピードやクラスアップへの対応など、塾での学習全体を見据えたアドバイスが得られる点でも、経験者の家庭教師は心強い存在となるでしょう。
スマートレーダーならグノーブルに精通した先生が多数在籍しています。実際にグノーブルでの指導経験がある先生を紹介していますので、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
入室テストに落ちたら?

先述の通り、グノーブルでは入室テストを毎月実施しており、何度でも再受験が可能です。一度落ちた後に、しっかりと準備して再チャレンジし、合格するケースも多く見られます。
また、グノーブルの入室テストに落ちたからといって、お子様に学力がないというわけではありません。今の段階では塾のカリキュラムやスピードに合っていなかっただけで、成長とともに十分に合格できる力はついていきます。
落ちた直後は悔しい気持ちもあるかもしれませんが、まずは苦手分野の振り返りと基礎固めを行いましょう。市販の問題集や過去問での対策でも、十分に力をつけることができます。
入室はあくまでスタート地点のひとつです。焦らず、コツコツと努力を重ねていくことが、合格につながります。
グノーブルの入室テストについてよくある質問
入室テストは何年生の何月に受けるのがベスト?
グノーブル公式は、1〜3年生の入室テストは学校での学習ができていれば合格しやすい傾向、4年生以降は学年が上がるほど、また2月の新学年開講から時間が経つほど合格しにくくなる傾向があると案内しています。入室を決めているなら、学年が上がる前、かつ新学年が始まる2月に近いタイミングほど入りやすいことになります。
校舎によって入室テストの難易度は違う?
公式サイトでは校舎ごとの難易度差について案内していません。入室テストは同じ日程で全校舎を対象に実施され、回によっては大学受験グノーブルお茶の水校など別会場で行われる校舎もあります。ただしクラスの定員は校舎ごとに埋まっていくため、希望する校舎の空き状況が結果に影響することはあります。
不合格でも再受験は可能?何回まで受けられる?
再受験は可能です。グノーブルの入室テストは定期的に実施されており、受験回数の上限は設けられていません。一度落ちた後に準備を整えて再挑戦し、合格するケースも多く見られます。
入室テストの合格率はどのくらい?
グノーブルは入室テストの合格率や固定の合格基準点を公表していません。ただし、過去の受験者の体験談では、総得点の5割前後が合格基準となった例もあります。合格基準は学年や実施回によって異なる可能性があるため、あくまで目安として考えましょう。
まとめ
今回はグノーブルの入室テストについて内容や対策方法について解説しました。グノーブルの入室テストの難易度は難しいため、入念な準備や対策が必要です。
なるべく早いタイミングで入塾の意思を固め、家庭教師を活用した入念な対策をすることが、グノーブル入塾への最短ルートであると言えるでしょう。
グノーブルの入室テスト対策に家庭教師を探すならスマートレーダー
グノーブルの入室テスト対策に家庭教師を探すなら、スマートレーダーがおすすめです。
スマートレーダーには、中学受験を経験した難関大学生や、グノーブルをはじめとする中学受験塾での学習経験を持つ家庭教師が多数在籍しています。お子様の現在の学力や苦手分野に合わせて、入室テストに向けた基礎固めや思考力問題の対策を進めることができます。
また、入室テストへの合格だけでなく、グノーブル入室後の授業や家庭学習のフォローにも家庭教師を活用できます。 進度の速い授業で理解が不十分な単元の復習や、テストに向けた学習計画の作成など、お子様の状況に合わせたサポートが可能です。
グノーブル出身の家庭教師の紹介や、グノーブル対策に家庭教師をご利用いただいた方の感想については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。



















