サピックス(SAPIX)の入室テストとは?落ちる子の特徴や入室テストの対策方法を紹介!

中学受験を検討する中で、サピックスへの入室を考えているご家庭も多いのではないでしょうか。一方で、サピックスに入室するには入室テストを受ける必要があるため、「どのような内容が出るのか」「どのくらい対策すればよいのか」「落ちることはあるのか」と不安に感じる方もいるでしょう。

SAPIX公式サイトでは、全学年で定期的にテストを行い、学習の定着度や弱点を確認し、次の授業や学習指導に生かしていると説明されています。また、テスト結果をもとに、子どもが実力に合ったクラスで授業を受けられるよう配慮している点も特徴です。

この記事では、サピックスの入室テストの日程・費用・科目、入室テストの仕組み、対策方法、落ちる子に見られやすい特徴、家庭教師を併用すべきケースについて解説します。

なお、入室テストの日程・対象学年・科目・費用・入室基準は、年度や校舎によって変更される可能性があります。最新情報は必ずSAPIX公式サイトまたは受験予定の校舎でご確認ください。

サピックス全般の対策方法や、家庭教師との併用の仕方については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

サピックス(SAPIX)とは?

サピックスは中学受験の対策塾として、難関私立中学で高い合格実績を誇る進学教室です。(※高校受験を対象とした中学生部もあります。)

難関校希望者をターゲットにしていて、ついていけなくなるお子様も少なくないほど授業の進度が早いです。そのために、授業についていけるのかの適正を見るために、サピックスに入塾するためには入室テストが必ず課せられます。

この入室テストはサピックス生が定期的に受けるものと同じもので、サピックス生の半数が正答率50%未満というかなり難易度の高いテストです。そのため、仮に何の対策をしないまま入室テストを受けたとしても、合格はかなり厳しいでしょう。

また、入室テストの結果に応じて学力別のクラスに振り分けられるため、いいスタートダッシュを切るためには高得点を取る必要があります

スマートレーダーに在籍中の開成中学校や桜蔭中学校など難関中に合格した経験のある家庭教師の先生80人のうち、サピックスに通っていた方の感想を一部紹介します。

フェリス女学院中学校出身 H.A先生

 

SAPIXに通ってよかった理由は、質の高い教材と授業のおかげで効率的に学習できたことです。特に、思考力を鍛える問題が多く、ただ暗記するのではなく、深く考える習慣が身につきました。また、復習重視のカリキュラムのおかげで知識を定着させることができ、定期的なテストを通じて自分の弱点を把握しやすかったです。

 

浅野中学校出身 S.D先生

 

クラス数が多く、自分より高いレベルの生徒がたくさんいたため刺激を受けて勉強に励む事ができました。宿題の量がかなり多く、苦しかったが、裏を返せばそれだけ塾の生徒に対するサポートが手厚いという事であり、今思えば非常に恵まれた環境だったと感じています。

 

栄光学園中学校出身 S.T先生

 

上位校を受験する子どもが多く通っていて、実績もあったため、塾の持っている志望校対策のための情報が多く、有益でした。また、志望校の最寄りの校舎なだけあってその学校対策に特化した講師陣が手厚く学習の指針を示してくれました。

入室テストの内容は?合格率や入室テストの仕組みなどを徹底解説!

ここからは入室テストを受けるにあたって知っておきたい受験料、制限時間、そして合格率など様々な詳しい情報を紹介します。

次回の試験日程について【2026年7月更新】

各学年の次回の試験日程は以下の通りです。

学年 テスト名 日程
小学1,2,3,4,6年生 7月実施 夏期入室テスト 2026/7/5(日)

入室テストの会場と費用について

まずは入室テストを受験する際の会場や費用は以下の表をご参照ください。

会場 サピックス(SAPIX)各校舎
費用 3,300円(税込)

入室テストの内容

先述の通り、入室テストはサピックス生が普段受けているテストが用いられています。

  • マンスリーテスト(毎月のペースで行われる試験範囲があるテスト)
  • 組み分けテスト(年に3回行われる試験範囲がないテスト)
  • サピックスオープン(サピックスが運営する他社のよりレベルの高い模試)

これらのうちどのテストを受けるかは、時期や学年によって変わってきます。難易度や範囲もバラバラなので、どのような問題が出ても大丈夫なように対策しておきましょう。

組み分けテストについては以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、ご参照ください。

サピックス(SAPIX)の組み分けテストの対策方法を解説!コース基準・科目別対策法も紹介

ここからは低学年(新1~4年生)と高学年(新5~6年生) に分けて、入室テストの仕組みについて紹介していきます。

新1〜4年生の入室テストの仕組みについて

低学年のテスト科目、制限時間と配点について各学年ごとに分けた表が以下の通りです。

学年 科目 制限時間 配点
1~2年 国語 25分 150点
  算数 25分 150点
3年 国語 30分 150点
  算数 30分 150点
4年 国語 40分 150点
  算数 40分 150点

低学年の時は、比較的入室希望者数が少ないです。ただ、新4年生(3年生)の2月ごろから徐々にこのタイミングで中学受験を考えられるご家庭の多くが入塾を決断されるため、入室希望者が多くなることで入室募集を停止する校舎が相次ぐことがあります。

テストの難易度はそこまで高くないです。計算問題・読解能力がある程度身に付いていて、いかにミスなくこなすかということが合格を勝ち取るためのポイントとなります。

科目は国語と算数の二科目で、国語では漢字の読み書きと読解問題がメインに出題されます。算数では計算問題の他に文章題やパズルのような問題が出題されます。

合格の基準点や合格率については非公表のため、「何点取れば合格」と一概に言えません。まずは現在の学年までに学習した内容を確実に理解し、取りこぼしをしないことが合格への近道です。

新5〜6年生の入室テストの仕組みについて

高学年のテスト科目、制限時間と配点については以下の表の通りです。

科目 制限時間 配点
国語 50分 150点
算数 50分 150点
理科 30分 100点
社会 30分 100点

高学年になると、理科と社会が加わり、4教科になります。

また、サピックスのカリキュラムも進んでいるため難易度は一気に上がります

漢字や計算、社会や理科の基本的な知識のマスターは必須です。基本的な問題を落とさずに取り、考えさせる応用問題にもある程度対応できるようにしましょう。今まで小学校のテストで高得点を取っていたお子様でも、入室テストの受験をご検討されている場合は中学受験用の対策をしていく必要があります

5・6年生も合格の基準点や合格率は公表されていません。高学年では4教科の総合力が問われるため、特定の科目だけに偏らず、各科目で苦手分野を残さないように総合的に対策しておきましょう。

サピックス(SAPIX)の入室テストの対策方法

入室テストの詳細情報を紹介しました。ここからは実際に入室テストに合格するための具体的な対策を3つ紹介します。

入塾のタイミングを前倒しにする

入室テストを受ける時期が遅くなる程、サピックス内部の授業は進んでいるため、それに合わせて入塾希望者に求められるレベルが高くなっていきます。

また、1クラス15~20と小人数なので受け入れ人数がネックとなり、希望したときにはその学年が募集停止していることもあります。

それに加えて、入室テストは月に1度程度行われていて、何回もチャレンジすることができます。早くからテストを受ける程、よりチャレンジできるチャンスが増えます。

学年に合った問題集で苦手分野を復習する

SAPIXの入室テストは、受験する学年や実施時期によって、科目や試験時間、出題内容が異なります。また、学年によっては公開模試が入室判定を兼ねることもあるため、まずは受験予定のテストの実施要項を確認しましょう。

入室テストの過去問は一般向けに公開されていないため、特定の出題単元に絞って対策するのは難しいといえます。まずは、学校でこれまでに習った内容や、現在使用している教材の基本問題を解き直し、苦手な分野を残さないことが大切です。

低学年の対策

低学年では、計算や漢字などの基礎力に加えて、問題文や図から条件を読み取り、自分で考える力も必要になります。普段から文章題や図形、規則性などの問題に触れ、すぐに答えが分からない問題でも、図を描いたり条件を整理したりする習慣をつけておきましょう。

算数の思考力を伸ばす教材としては、SAPIXが出版している「きらめき算数脳」シリーズなどがあります。基礎の復習を終えた後に、考える問題へ慣れるための教材として活用するのがよいでしょう。

国語では、学年相当の漢字や語句を復習するとともに、文章を読んで内容を正確に捉える練習が必要です。問題文を最後まで読み、本文中の根拠を確認してから答える習慣を身につけておきましょう。

漢字対策には、SAPIXが出版している「SAPI×漢(サピカン)」がおすすめです。学年ごとの漢字を効率よく復習できるため、基本事項の確認に役立ちます。

長文読解の対策には、「トップクラス問題集 国語」がおすすめです。標準レベルから難易度の高い問題まで段階的に取り組めるため、文章を正確に読み取り、考えて答える力を養うことができます。

4年生以降の対策

4年生以降は、受験するテストによって理科・社会を含む4科目が実施されることがあります。算数・国語だけでなく、受験予定のテストで理科・社会が課されるかどうかも、公式の実施要項で確認しておきましょう。

算数では、計算や基本的な文章題を確実に解ける状態にしたうえで、図形や規則性など、その学年までに学習した内容を復習しましょう。

国語では、漢字や語句に加えて、長い文章を時間内に読み、設問の条件に沿って答える練習をしておくことが大切です。

理科・社会についても、特定の単元だけに絞るのではなく、これまでに学習した範囲の基本事項を広く確認しましょう。「理科コアプラス」「社会コアプラス」等の参考書も役に立ちますが、これらは中学受験に必要な知識をまとめた5・6年生向けの教材です。低学年や4年生が入室テスト対策だけを目的として使用すると、未習範囲が多くなりやすいため、現在の学年や学習状況に合った教材を選ぶ必要があります。

このように、SAPIXの入室テスト対策では、受験予定のテストの科目を確認したうえで、これまでに学習した範囲を中心に復習することが重要です。

家庭教師をつける

落ちる子の特徴として、独学でテスト対策を行うことが挙げられます。もちろん、1人で時間をかけて問題を解くことも中学受験をする上ではとても大事なことです。

しかし、入塾前の何も分からない状態の小学生1人で対策をすることはかなり困難なことであり、多くの時間を要してしまいます。先述の通り、入室テストを受けるのが遅くなればなるほど、合格が厳しくなってきたり、そもそも定員に達してしまい、テストを受けることすらできないという可能性があります。

つまり、サピックスの入室テストを合格するためには、最短でかつ効率よく対策を取っていく必要があります。その際におすすめしたいのが、家庭教師の利用です。

サピックスの入室テストに熟知しているプロに任せることで、分からない問題を質問できることはもちろんのことながら、どの学習をどの期間続ければいいのかというアドバイスをもらうことができ、効率のいい学習をすることが可能になります。

サピックスの学習を家庭教師にサポートしてもらうなら、家庭教師マッチングサイト【スマートレーダー】がおすすめです。

スマートレーダーならサピックス出身の先生も多数在籍しているため、サピックスを知り尽くした最適な先生が見つかります。

スマートレーダーを使って家庭教師を探すことで、実際にサピックスの入室テストを合格した先生から指導を受けることができ、より効果的に入室テストや組み分けテストの対策をすることができます。

入室テストで高得点を取るための解答のコツ

SAPIXの入室テストで高得点を目指すためには、正解を出す力だけでなく、問題文を正確に読み取り、考えた過程を整理しながら解答する力も大切です。普段の学習から、答えを出すまでの流れを丁寧に残す習慣をつけておくと、見直しもしやすくなります。

算数

算数では、途中式や図を消さずに残す習慣をつけましょう。計算問題だけでなく、文章題や図形問題でも、どのように考えたのかを式や図で整理しておくことで、ミスに気づきやすくなります。また、解き直しの際にも「どこで間違えたのか」を確認しやすくなるため、日頃から途中過程を丁寧に書くことが大切です。

国語

国語の記述問題では、本文中の根拠となる部分を先に確認してから解答を書くことを意識しましょう。思いつきで答えを書き始めるのではなく、「どの部分をもとに答えるのか」を明確にしておくと、本文の内容に沿った論理的な解答を作りやすくなります。普段の学習でも、線を引いたり、要点を簡単にメモしたりしながら読む練習をしておくとよいでしょう。

全科目共通

どの科目でも、解答欄や問題用紙の余白をうまく使い、考える過程を可視化することが大切です。図や式、メモを残しておくことで、見直しの際に計算ミスや読み違いを発見しやすくなります。テスト本番で慌てないためにも、普段から「頭の中だけで処理せず、必要な情報を書き出す」習慣をつけておきましょう。

絶対に押さえておくべき注意すべきポイント

入室テストを受験する際に抑えておくべき点がいくつか存在します。受験する前に普段から以下のことを意識しておくだけでも、より合格に近づくことができるでしょう。

  • 漢字のトメハネハライをしっかりと
  • 読めない・紛らわしい解答にしない(ハネが不十分、文字が薄い等)
  • 枠内に大きく・はっきりと・丁寧に
  • 分かる問題から解く!
  • 新1年生の場合は「ひらがなの読み書き」、「1から10までの数が読み書きできること」

上記のポイントはサピックスが公式に発表しており、入室テストの受験時に意識してほしいこととしてあげましたが、テストの時だけ急にできるようになるものではなく、日々繰り返して意識することで身に付くものです。

普段から、お子様が意識してできているか確認してあげましょう。

以下のリンクではサピックスの公式サイトで科目ごとに入室テストを受ける際の注意事項がより詳しく記載されています。ぜひご参照ください。

よくある質問

サピックス(SAPIX)の入室テストは何年生の何月に受けるのがいいのか

入塾にベストなタイミングは3年生の11月ごろです。サピックスでは中学受験のカリキュラムが新4年生(3年生)の2月から始まります。入室テストは一回落ちても再チャレンジが可能です。11月ごろから入室テストを受けると、仮に落ちた場合でも1月と2月のテストで挽回できるので一発勝負にならずに済みます。

入室テストの結果は校舎によるのか

人気のある校舎だと受かりにくい、と思いがちですが入室テストを受ける校舎と入室結果に関連はありません。全校舎共通で入室テストの合格点は定められています。

合格基準点・合格ラインの目安はどのくらいか

各回の合格基準点は受験者のみに公開されているため正確な数字は出せませんが、おおよそ50%、半分の点数が取れていれば合格ラインに十分達すると言われています。しかし、内部生であっても平均点が60%ほどの難しいテストですので対策は怠らないようにしましょう。

入室テストに落ちても再受験できる?

はい、再受験が可能です。入室テストは定期的に実施されており、何度でもチャレンジできます。特に3年生の11月から受験を始めれば、1月・2月と複数回の受験機会があるため、一発勝負を避けることができます。

入室テストで気をつけるべき解答のポイントは?

サピックス公式でも案内されている通り、漢字の「トメ」「ハネ」「ハライ」が厳格に採点されます。解答欄には大きく・はっきりと・丁寧に記入することが重要です。また、分かる問題から解く時間配分も合格の鍵です。新1年生の場合は、ひらがなの読み書きと1から10までの数の読み書きが前提となります。

まとめ

本記事では、サピックスの入室テストの内容や対策方法などについて紹介しました。

サピックスの入室テストに合格するためには、最低限の知識が必要なことはもちろんですが、何より早めに対策を打つことが一番の鍵となります!

家庭教師を用いて、最短で効率よく合格を勝ち取りましょう!

サピックス(SAPIX)の入室テスト対策に家庭教師を探すなら「スマートレーダー」

サピックスの入室テスト対策における個人契約の家庭教師にはスマートレーダーがおすすめです。

スマートレーダーでは、入室テストに出題されるサピックス特有の癖のある問題にも対応できる家庭教師が数多く在籍しており、サピックスの入室を考えているお子様に対して、お子様の学習内容に沿った適切な指導を行うことが可能です。

また、入室テストのみならず、サピックス入室後のバックアップも充実しており、進度の速い授業についていけるように全力でサポートいたします。

サピックス出身の家庭教師の紹介や、サピックス対策に家庭教師をご利用いただいた方の感想については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

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