武蔵高等学校附属中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

武蔵高等学校附属中学校とは

創立1940年
偏差値65
主体公立
所在地東京都武蔵野市境4丁目13−28
最寄り駅武蔵境駅から徒歩10分
体制男女共学
形態中高一貫(併設型)


武蔵高等学校附属中学校は教育目標に「豊かな知性と感性」「健康な心と体」「向上進取の精神」の3つを掲げています。

武蔵は高校からの募集を停止しています。公式の特色ページは「本校は、高校からの募集は停止し、新しい併設型中高一貫校として生まれ変わりました。」と書いており、中学から入学した生徒が6年間をそのまま過ごします。看板は「地球学」です。探究の時間に自然・人間・社会にかかわる内容をまとめて扱い、自ら課題を見つけて解決する力を養います。授業は45分7時間授業で、1日の授業数を増やして予習・授業・復習のサイクルを多く回します。国語・数学・英語を中心に、多くの教科で少人数・習熟度別の授業を実施しています。中学校の開校は2008年(平成20年)4月。学校そのものは1940年(昭和15年)に東京府立第十三高等女学校として設置され、1950年(昭和25年)に東京都立武蔵高等学校となって男女共学が始まりました。

大学合格実績は令和7年度(2026年3月卒業)が最新です。国公立大学は合計68名で、うち現役が56名。東京大学9名(現役6名)、一橋大学10名(現役8名)、東京科学大学13名(現役11名)と続き、東京農工大学と東京都立大学が各5名です。私立大学は合計293名。早稲田大学46名、明治大学42名、東京理科大学と法政大学が各27名、慶應義塾大学17名、上智大学16名。医学部は合計19名(国公立8名・私立11名)でした。私立の数字は延べ合格数です。学校経営報告が「難関私立大学(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、東京理科大)はのべ 106 名であった。」と書いており、早稲田46・慶應17・上智16・東京理科27の合計と一致します。国公立側は実人数か延べかの明記がありません。前年の令和6年度と比べると、国公立は63名から68名へ、医学部は6名から19名へ増え、私立は385名から293名へ減りました。

武蔵高等学校附属中学校については以下の記事でも紹介しています。合わせて参考にしてください。

都立(公立)中高一貫校の魅力とは?私立中学校との違いや倍率・偏差値・都立中高一貫出身者に聞いた対策方法も合わせて解説!

武蔵高等学校附属中入試の基本情報(2027年度)

募集区分一般枠募集のみ
特別枠募集(小石川・白鷗)と海外帰国・在京外国人生徒枠募集(立川国際・白鷗)は実施しない
募集人員未公表
都教委が「募集校等については、10月頃に最終的な発表をする予定である。」としている
検査日2027年2月3日(水)
集合時間午前8時30分
検査の時間割適性検査Ⅰ 9:00〜9:45
適性検査Ⅱ 10:15〜11:00
適性検査Ⅲ 11:30〜12:15
いずれも45分
適性検査Ⅰの構成1 共同作成問題
適性検査Ⅱの構成1 共同作成問題
2 独自問題
3 共同作成問題
適性検査Ⅲの構成1 独自問題
2 独自問題
適性検査Ⅰの出題の方針文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる
適性検査Ⅱの出題の方針資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力等をみる
適性検査Ⅲの出題の方針リーダーとして必要な計画する力、数理的に分析し課題を見出す力及び問題を解決する力等をみる
配点適性検査Ⅰ 100点(満点)
適性検査Ⅱ 100点(満点)
適性検査Ⅲ 100点(満点)
報告書 450点(満点)
総合成績400点(換算後)+300点(適性検査の合計点)×4=1600点(総合成績)
報告書の点数化「各教科の学習の記録」のみを点数化する
第5学年・第6学年それぞれ9教科で評定3が25点・2が20点・1が5点
学年毎の満点225点、報告書の満点450点
報告書の対象教科国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育・外国語
点数化しない欄「観点別学習状況」「総合的な学習の時間の記録(第6学年)」「特別活動の記録」「行動の記録」「総合所見」は点数化しない
出願(入力)【入力期間】2026年12月17日(木)〜2027年1月18日(月)午後5時
出願(書類提出)【書類提出期間】2027年1月8日(金)〜1月18日(月)
特定記録郵便で武蔵野郵便局に必着(郵便局留)
入学考査料2,200円
出願サイト上での決済による納付
合格発表2027年2月9日(火)午前9時
発表方法校内の掲示および合否照会サイト
入学手続2027年2月9日(火)午前9時〜午後3時
2027年2月10日(水)午前9時〜正午
繰上げ合格入学手続期間中に辞退者が出た場合、募集人員を満たすまで繰上げ合格候補者の入学の意思を順位に従って確認する
追検査インフルエンザ等学校感染症罹患者等が対象
出願受付 2027年2月4日(木)午前9時〜午後3時・2月5日(金)午前9時〜正午(学校へ持参)
検査 2月12日(金)
発表 2月16日(火)午前9時
入学手続 2月16日(火)・17日(水)
追検査と募集人員一般枠募集の募集人員は、募集人員から追検査の募集人員を減じた人員になる
追検査の措置の申請がなかった場合は追検査を実施しない
高校からの募集高校からの募集は停止している
備考応募資格の災害の列挙に「令和8年熊本地震(令和8年7月28日発生)」が加わった

2027年度でいちばん大事な変更は、募集人員がまだ決まっていないことです。学校の募集要項(全4ページ)に人数の記載はなく、都教委の実施要綱も「募集人員 「令和9年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員」に定める。」として、別表1に「募集校等については、10月頃に最終的な発表をする予定である。」と書いています。2026年度の152人をそのまま当てはめると誤りになります。動いたのは出願期間です。入力期間は2026年12月17日(木)開始で前年より1日早く、締切は2027年1月18日(月)午後5時で2日遅くなり、書類提出期間も1月8日(金)から1月18日(月)までと同じだけ後ろにずれました。それ以外の主要項目は、前年度の要項と一文ずつ突き合わせても変わっていません。検査日2月3日・合格発表2月9日・入学手続2月9日と2月10日という日付、入学考査料2,200円、集合8時30分から始まる検査の時間割、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの共同作成問題と独自問題の配置、適性検査が各100点満点で報告書が450点満点から400点に換算される仕組み、総合成績1600点満点はいずれも据え置きです。応募資格の災害の列挙に「令和8年熊本地震(令和8年7月28日発生)」が加わりました。

武蔵高等学校附属中入試の合格者や倍率(2026年度)

2026年度入試(2026年2月3日実施)の結果です。募集人員152人に対して応募316人、受検305人、合格151人。入学手続をとったのは136人でした。表に載せた実質倍率2.02倍は育伸社が公表している値です。都教委が出しているのは最終応募倍率2.08倍(応募人員÷募集人員)と受検倍率2.01倍(受検人員÷募集人員)で、受検人員と合格人員から求める実質倍率は都教委が公表していません。合格発表時の募集人員151人は、152人から追検査の募集人員1人を差し引いた数です。合格者最低点・受験者平均点・合格者最高点はいずれも非公表。都教委が用意しているのは受検者本人の請求による得点の開示だけで、応募状況・受検状況・合格発表・入学手続状況の4資料にも、学校が出している応募状況のPDFにも統計値は載りません。追検査は申請1人・受検1人で、合格者は0人でした。前年度(2025年度)は募集人員160人・応募381人・受検364人・合格160人・入学手続141人です。

検査日2026年2月3日(火)
募集人員152人(応募・受検の時点)
応募人員316人
最終応募倍率2.08倍
都教委が公表している最終応募倍率(応募人員÷募集人員)
受検人員305人
受検倍率2.01倍
都教委が公表している受検倍率(受検人員÷募集人員)
合格発表時の募集人員151人
152人から追検査の募集人員1人を差し引いた数
合格人員151人
実質倍率2.02倍
育伸社が公表している実質倍率
都教委は実質倍率を公表していない
入学手続人員136人
合格者最低点非公表
受験者平均点非公表
合格者最高点非公表
得点の開示受検者本人の請求による得点の開示のみ
統計値は公表されていない
追検査申請1人・募集人員1人・応募1人・受検1人・合格0人・入学手続0人
前年度(2025年度)2025年度は募集人員160人・応募381人・受検364人・合格160人・入学手続141人
出典東京都教育委員会の応募状況・受検状況・合格発表・入学手続状況の4資料
学校が出しているのは応募状況(募集人員と応募人員)だけ
備考育伸社『2026年度 国立中学・公立中高一貫校・私立中学 入試結果【東京都】』(2026年8月5日現在)の値と全項目一致している

武蔵高等学校附属中入試の科目の傾向と対策

適性検査Ⅰ

適性検査Ⅰは45分間で、満点は100点です。出るのは共同作成問題1問。3つの適性検査の合計300点を4倍して1200点とし、報告書を450点満点から400点に換算して足した1600点満点で合否が決まります。

出題の方針は「文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力をみる」。令和6年度から令和8年度まで3年続けて大問1問・小問3問の構成で、作文の字数は「400字以上440字以内」に固定されています。文章を読んで内容をまとめたり説明したりする小問と、読み取ったことを踏まえて自分の考えを書く作文という組み立てです。

45分は短いです。400字を超える作文に手を付ける時間を残すには、読む速さと構成を決める速さの両方が要ります。字数の条件が3年動いていないので、過去問で400字から440字に収める練習を積んでおくと効きます。

適性検査Ⅱ

適性検査Ⅱも45分間で、満点は100点。大問1と大問3が共同作成問題、大問2だけが武蔵の独自問題です。

出題の方針は「資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力などをみる」。3年続けて大問3問・小問7問で、教科の配置も毎年同じです。第1問が日常の事象を題材にした図形の性質や数量の関係、第2問が社会寄りの資料の読み取り、第3問が理科の実験の考察。令和8年度は第2問が観光立国、第3問がものが着地することで、令和7年度は都市の建設とシャボン玉、令和6年度は貨幣や銀行の歴史とまさつでした。

3題の性格が違うので、時間配分が効きます。資料の読み取りに時間をかけすぎると、実験の考察が手つかずで終わります。過去問を解くときに1題あたりの持ち時間を決めておきましょう。

適性検査Ⅲ

適性検査Ⅲも45分間で、満点は100点。大問2問はどちらも武蔵の独自問題で、共同作成問題は1問も入りません。

出題の方針は「リーダーとして必要な計画する力、数理的に分析し課題を見出す力及び問題を解決する力をみる」。リーダーとして計画する力を正面から掲げているのが、この検査の特徴です。構成は大問2問で、小問は令和6年度と令和7年度が6問、令和8年度が5問。1問目が数理的な分析と計画、2問目が理科の分析・考察という並びが3年続いています。

令和8年度は校外学習の計画と葉の特徴、令和7年度は棚田の模型とものが燃える条件、令和6年度は図形の動きや組み合わせと水の状態変化が題材でした。社会寄りの資料の読み取りは、Ⅲではなく適性検査Ⅱの第2問に置かれています。Ⅲで問われるのは数理と理科です。図形の問題では、図に書き込んで何が読み取れるかを確かめる練習が効きます。

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