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女子学院中学校とは
創立 | 1870年 |
偏差値 | 69 |
主体 | 私立 |
所在地 | 東京都千代田区一番町22-10 |
最寄り駅 | 市ヶ谷駅から徒歩9分 |
体制 | 女子校 |
形態 | 中高一貫 |
女子学院中学校とは、自由と自律を根底に育む中学校です。
女子学院は、1870年に創立された以来、キリスト教の精神に基づき、一人ひとりの生徒を大切な人格者として尊重し、自らを律することができる知性と高い志を持ち、社会や人々に貢献する自立した女性を育成することを教育理念として掲げています。この学校では、毎日の始まりを全校生徒と教職員が一緒になって迎える朝の礼拝からスタートし、創立当初から受け継がれてきた祈りの精神を今に伝えています。また、中高一貫教育を実施し、生徒たちが学びに集中できるよう週5日制を維持しており、安定した教育環境の中で学びを深めることができます。
2023年度の大学合格実績は、東京大学に27名、早稲田大学に144名、明治大学に111名、東京理科大学に87名、上智大学に84名、慶應義塾大学に74名(医学部を除く)、立教大学に49名、青山学院大学に41名、中央大学と法政大学にそれぞれ28名、日本大学(医学部を除く)に19名、東京女子大学に10名、日本女子大学に9名、そして医学部全体で51名という女子御三家のに恥じない顕著な成績を収めています。このような優れた合格実績は、女子学院が生徒たちの学力だけでなく、彼女たちの総合的な人間性の成長にも注力している証拠です。
女子御三家についてはこちらの記事で解説しています。
【中学受験】御三家とは?偏差値や特徴など男女、地域別、新御三家についても紹介!
女子学院の校風は、制服や細かな校則がないことからも分かるように、生徒の自主性を大切にする自由な環境が特徴です。学校生活の中で、生徒たちは授業や学校行事を通じて頻繁にディスカッションの機会に参加し、互いに意見を交わし合います。このような活発な議論は、生徒たちが自分の意見を持ち、それを積極的に表現する力を育むだけでなく、相手の意見を尊重し、理解を深めることを学ぶ貴重な機会となります。女子学院では、大学入試に必要な教科だけでなく、すべての学びを平等に重視し、それを通じて生徒たちが幅広い知識と豊かな人間性を身につけるための基盤を築いています。
女子学院中入試の基本情報
日程 | 2月上旬のうち1回 |
教科・配点 | 国語 100点 (40分) 算数 100点 (40分) 理科 100点 (40分) 社会 100点 (40分) |
女子学院中入試の合格者や倍率
募集人員 | 240 |
受験者数 | 700 |
合格者数 | 275 |
倍率 | 2.55 |
合格者最低点 | 非公開 |
合格者平均点 | 非公開 |
合格者最高点 | 非公開 |
(2023年度)
女子学院中入試の科目の傾向と対策
算数
試験時間は40分で100点満点です。試験内容は、前半に基礎的な計算問題が配置され、後半には応用問題が続きます。このような構成は、受験者が計算スキルの基礎と応用の両方をバランス良く持っているかを評価するために設計されています。
過去の試験傾向を見ると、小数を含む計算問題が頻出し、それらに対する素早い解答能力が求められます。このことから、試験では単に計算力だけでなく、問題に対する適切な着眼点を見つけ、情報を整理し、論理的に思考する力が重要視されています。試験を通じて、受験者の数学的な洞察力や問題解決能力が試される設計となっています。
対策としては、まず基本的な計算力をしっかりと身につけることが必要です。特に、小数点を含む計算に慣れることが重要となります。さらに、問題のポイントを素早く捉え、情報を効果的に整理する訓練も有効です。これらのスキルは、練習を重ねることで鍛え上げることが可能であり、試験で良い成績を収めるためには欠かせない対策と言えるでしょう。
国語
試験時間は40分で100点満点です。大問は2題設定されています。出題内容は、「随筆文」や「論説文」が中心となり、読解力を深く問う形式です。試験の特徴として、大問数が2題に絞られている点が挙げられます。これは、受験者が限られた時間の中で深い読解を行う能力が求められるためです。
試験の傾向としては、「文脈整序」や「心情把握」などの読解力を問う問題が多く、文章題は2,000字以内で3題、設問数は50問近くに及びます。このように多数の問題を40分で解くことから、受験者には処理能力の速さと正確さが求められています。簡単に言えば、「要領のよさ」が重要な能力となります。文章を迅速かつ正確に理解し、問題を解くスキルが必要です。
対策としては、効率的な時間配分や設問の条件を理解することが重要です。過去問演習を積み重ねることで問題形式に慣れ、試験で求められる読解力や処理能力を高めていくことが有効です。このような練習を通じて、試験でのパフォーマンス向上を目指すべきです。過去問に取り組むことは、試験の傾向を把握し、実際の試験での対応力を養う上で非常に有効であると言えるでしょう。
理科
試験時間は40分で100点満点です。大問は4問設けられており、総設問数は30〜35問程度です。基本的には、理科の各分野から均等に1問ずつ出題される形式を取っています。これにより、受験生は理科の広範な知識をバランス良く持っているかを試されます。
女子学院中学校の理科試験の特徴として、試験時間に対して問題量が多いことが挙げられます。特に、物質やエネルギー分野の後半部分では、思考を要する問題が多く出題されます。さらに、実験や観察に関する問題の比重が高く、受験生は実際の科学的な現象を理解し、それに基づいた問題解決能力が求められます。試験では、受験生の理科における本質的な理解と、広範囲にわたる知識が直接得点につながる設計となっています。
対策としては、問題を解くスピードが非常に重要になります。試験時間内に30〜35問もの問題を解き終える必要があるため、1問あたりの時間は約1分と非常に限られています。したがって、効率的な時間管理とスピード感を持って問題に取り組む練習が必要です。過去問演習を重ねることで、問題形式に慣れ、知識を定着させると同時に、時間内に多くの問題を解く訓練を積むことが有効であると言えるでしょう。
社会
試験時間は40分で100点満点です。大問は合計4問あり、総設問数は30〜35問程度です。出題は、社会科の各分野から均等に1問ずつ選ばれており、受験生は幅広い知識を有していることが求められます。
女子学院中学校の社会科試験では、試験時間に対して問題量が多いことが大きな特徴です。特に、後半に出題される物質やエネルギー分野の問題では、深く考えさせられるタイプの問題が多く、実験や観察に関連する問題の割合も高くなっています。このため、受験生は各単元についての本質的な理解が問われ、知識問題が多いため、演習量や知識の豊富さが得点に直接影響します。
対策としては、限られた試験時間内で高得点を獲得するためには、問題を解くスピードが非常に重要になります。試験時間は40分と短く、30〜35問を解き終えなければならないため、1問あたりに割り当てることができる時間は1分未満となります。したがって、効率的な時間管理と迅速な問題解決能力を養うための演習が必要です。過去問に取り組むことで問題形式に慣れ、知識を確実に定着させると同時に、時間内に多くの問題を解く練習を積むことが有効であると言えます。
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