奈良教育大学附属中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

奈良教育大学附属中学校とは

創立1947年
偏差値54
主体国立
所在地奈良県奈良市法蓮町2058-2
最寄り駅新大宮駅から徒歩20分
体制男女共学
形態中学校単独(併設高校なし)

奈良教育大学附属中学校は奈良教育大学の附属学校として、大学の方針に基づき、大学と連携して3つの役割を果たすために日々の教育実践を進めています。教育の今日的な課題を見据えて実証的で先導的な教育研究を推進すること、教育大学に学ぶ学部学生や大学院学生が実践的な指導力を培うための場を提供すること、奈良県をはじめとする地域の教育に貢献することの3つです。要項にも明記されているとおり、生徒は教育研究と教育実習の対象になります。

この学校に併設高校はありません。要項の冒頭が「中学校3か年課程の普通教育を行います」とうたうとおりの単独校で、卒業生は全員が高校入試を受けます。奈良教育大学の附属校は、幼保連携型認定こども園・小学校・中学校と、小中の特別支援学級で、高校は含まれていません。

進路の実際は学校が公表しています。2025年3月卒業生では国公立と附属高校への進学が27名、奈良県の一般選抜が42名、特色選抜が4名、県外の公立が3名、京都府の前期選抜が1名、中・後期選抜が4名です。私立は合格者数と入学者数を分けて出していて、奈良県の私立が88名合格して27名入学、大阪府が44名合格して3名入学、京都府が30名合格して10名入学という並びです。個別では奈良北11名、大阪教育大学附属平野7名、奈良県立大学附属高校6名が目立ちます。2025年度から奈良県公立高校入試が一次選抜に変わったので、年度をまたいで数字を比べるときはこの制度変更に注意してください。

なお通常学級は法蓮町にありますが、特別支援学級だけは奈良教育大学の構内(高畑町)にあります。附属小学校とこども園も高畑町です。

2008年7月4日にユネスコスクールへ加盟し、ESD(持続可能な開発のための教育)に取り組んでいます。教育課程は国語・社会・数学・理科・英語・音楽・美術・保健体育・技術家庭の9教科です。独自教科は置いていません。

部活動も盛んで、なかでも科学部はロボットコンテストで実績を重ねています。2014年にはロシアで開かれたWRO世界大会で優勝しました。日本の中学生としては史上初の快挙です。2021年度の世界大会では6位に入賞し、あわせて「世界で最も創造的なシステムを開発したチーム」への特別賞を受け取りました。この特別賞も日本チームとして初めてでした。

直近では2025年8月24日に東京で開かれたWRO全国大会のプレゼンテーション部門で最優秀賞を獲得しています。当時2年生の生徒2名が開発した「集中力回復支援AIシステム」が高校生チームを上回る評価を得て、日本代表として同年11月下旬のシンガポールでの世界大会に出場しました。2026年1月にはTBSの番組「THE TIME,」の全国!中高生ニュースにも取り上げられています。

奈良教育大学附属中学校入試の基本情報(2026年度)

通常学級入学者選考
日程2026年2月5日(木)
午前8時40分までに校内へ集合
2027年度の日程は未公表
出願 2025年12月22日(月)9:00〜
2026年1月19日(月)15:00
WEB出願システムから出願する
出願完了後の取下げはできない
個人報告書は簡易書留または
レターパックプラスで
2026年1月26日(月)必着
合格発表 2026年2月6日(金)16:00
学校ホームページに掲載
合格者連絡会 2026年2月7日(土)
10:00から・保護者同伴
欠席すると入学辞退の扱いになる
追検査 2026年2月15日(日)
本校で実施
教科・試験時間【午前】
国語(40分)
算数(40分)
総合(社会・理科)(60分)
【午後】
面接(約10分)
内部進学者は面接を受けない
配点国語 30点
算数 30点
総合(社会・理科) 30点
面接 10点
合計100点
配点は要項ではなく
入試結果の公表資料に書かれている
募集人員90名を標準
附属小学校からの内部進学者を
含む人数
2026年度入学から120名→90名
4学級→3学級
年次進行で令和10年度に完了
応募資格2027年3月に小学校または
義務教育学校前期課程等を
卒業・修了する見込みの者
奈良県内または京都府山城通学圏に
保護者と同居していること
徒歩または公共交通機関で
通学時間が1時間以内
乗り換え時間は含まない
自家用車での送迎は認められない
備考検定料5,000円
生徒は教育研究・教育実習の
対象になる
入学時点で通学区域内に住むことが
確実なら所定の誓約書で
志願できる
入学後に区域外へ転居した場合は
転校することになる
抽選はない

2027年度(令和9年度)の通常学級生徒募集要項は2026年9月28日の時点でまだ公表されていません。学校の募集要項ページも「令和8(2026)年度 通常学級募集要項」のままです。前年度は2025年9月30日、その前は2020年10月1日に出ているので9月末から10月中旬に公開される見込みですが、学校は予定時期を明示していません。そのため表は公表済みの最新である2026年度の要項で組んでいます。その2026年度でいちばん大きかった変更は募集人員です。奈良教育大学が2025年6月13日に公表したとおり、1学年の入学定員が120名から90名へ、学級数が4学級から3学級へ減りました。変更は年次進行で中学校では令和10年度に全学年の変更が完了し、附属小学校も90名から60名に減るため、連絡進学の母数も数年かけて細っていきます。もう1つの変更は出願方法です。2026年度入試からWEB出願システムによる出願になり、それまで本校事務室と奈良教育大学守衛室で配っていた紙の出願書類がなくなりました。出願の受付は2025年12月22日(月)午前9時から2026年1月19日(月)午後3時までででした。検査は2026年2月5日(木)で、午前8時40分までに校内へ集合します。午前が国語40分、算数40分、総合(社会・理科)60分、午後が約10分の面接です。面接は内部進学者を除いて行われます。配点は国語30点、算数30点、総合30点、面接10点の合計100点です。この数字が載っているのは要項ではなく入試結果の公表資料のほうです。合格発表は2月6日(金)午後4時に学校のホームページで、その翌日の2月7日(土)午前10時からの合格者連絡会に保護者同伴で出席することが入学の条件になっており、欠席すると入学辞退の扱いになります。やむを得ない理由で欠席した場合の追検査は2月15日(日)です。抽選はありません。要項に規定がなく、検査から合格発表までが一続きで、一次通過者と最終合格者を分ける構造そのものがありません。出願資格には通学の条件が付きます。奈良県内または京都府山城通学圏に保護者と同居していること、そして徒歩または公共交通機関での通学時間が1時間以内であることです。乗り換えにかかる時間は含めず、自家用車での送迎は認められていません。入学時点で区域内に住むことが確実であれば、現在は区域外に住んでいても所定の誓約書で志願できます。逆に入学後に区域外へ転居した場合は転校することになります。

奈良教育大学附属中学校入試の合格者や倍率(2026年度)

2026年度の入試は2026年2月5日に行われました。学校は倍率を公表していないので、以下の倍率は受検者数を合格者数で割った値です。一般は出願者188名・欠席者80名・受検者108名・合格者52名で、倍率は2.08倍でした。連絡進学は出願者40名・欠席者2名・受検者38名・合格者38名で1.00倍、合計は出願者228名・受検者146名・合格者90名で1.62倍です。募集人員90名に対する出願者数の比で見れば2.53倍になります。目を引くのは欠席者の多さです。一般は出願188名のうち80名が受検しておらず4割を超えるので、出願した人数で見た倍率と実際に受けた人数で見た倍率が大きく違う学校であり、どちらの数字を見ているのかを意識してください。連絡進学の入学予定者40名が合格者38名を上回っているのは、学校が「入学予定者数には、追加合格による合格者と追検査による合格者も含みます」と注記しているためです。誤植ではありません。得点は100点満点で、一般の受検者平均が56.7点、合格者平均が65.5点、合格者最高点が84点、合格者最低点が55点でした。教科別の受検者平均と合格者平均は、国語が18.3点と21.1点、算数が15.8点と18.8点、総合が18.4点と20.8点、面接が4.3点と4.8点です。算数が最も平均点が低く、合格者とのひらきも3点分あります。

一般
(2月5日)
連絡進学
(附属小学校から)
募集人員90名
一般と連絡進学を合わせた人数
出願者数188名40名
受検者数108名
欠席者80名
38名
欠席者2名
合格者数52名38名
倍率2.08倍
受検者数÷合格者数
1.00倍
受検者数÷合格者数
合格者最低点55点非公表
合格者平均点合格者平均 65.5点
受検者平均 56.7点
合格者最高点 84点
100点満点
非公表
教科別平均点国語 受検者18.3/合格者21.1
算数 受検者15.8/合格者18.8
総合 受検者18.4/合格者20.8
面接 受検者4.3/合格者4.8
非公表
備考入学予定者数49名
学校は倍率を公表していないため
受検者数÷合格者数で計算した値
出願188名のうち80名が受検せず
欠席率は4割を超える
入学予定者数40名
入学予定者数が合格者数を
上回っているのは
追加合格と追検査の合格者を
含むため
誤植ではない
連絡進学者は面接を受けない
2026年度から区分名が
「附属小」→「連絡進学」に変わった

奈良教育大学附属中学校入試の科目の傾向と対策

算数

配点は30点です。試験時間は40分です。2026年度の一般受検者の平均点は15.8点、合格者の平均点は18.8点でした。4つの検査のなかで平均点がいちばん低く、合格者との差も3点分あります。ここで点を取れるかどうかが合否に効きやすい科目です。過去問が公表されていないため、出題の傾向を一次情報で確かめる手立てはありません。

国語

配点は30点です。試験時間は40分です。2026年度の一般受検者の平均点は18.3点、合格者の平均点は21.1点でした。4つのなかでは総合と並んで平均点が高めです。こちらも過去問は公表されていません。

総合(社会・理科)

社会と理科は「総合(社会・理科)」という1つの検査にまとめられています。別々には行われません。配点は30点です。試験時間は60分あります。社会と理科の配分は公表されていません。

2026年度の一般受検者の平均点は18.4点、合格者の平均点は20.8点でした。60分をどう配分するかは自分で決めることになるので、先に全体を見渡してから解き始める練習が要ります。

面接

面接は検査当日の午後に、約10分行われます。配点は10点で、100点満点のうち1割を占めます。内部進学者は面接を受けません。

2026年度の一般受検者の平均点は4.3点、合格者の平均点は4.8点でした。差は0.5点分で、4つの検査のなかではひらきがいちばん小さい項目です。

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