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海城中学校とは
創立 | 1891年 |
偏差値 | 69~70 |
主体 | 私立 |
所在地 | 東京都新宿区大久保3丁目6−1 |
最寄り駅 | 新大久保駅から徒歩7分 |
体制 | 男子校 |
形態 | 中高一貫 |
海城中学校は、1891年に海軍兵学校入学を目指す予備校として創立され、男子新御三家と呼ばれています。
男子新御三家についてはこちらの記事で解説しています。
【中学受験】御三家とは?偏差値や特徴など男女、地域別、新御三家についても紹介!
教育理念は、リベラルでフェアな精神を持つ「新しい紳士」の育成です。新しい紳士とは、時代や他者に流されるのではなく、自分で考え、自分で判断し行動する人間、すなわち安心して未来の地球を託せる人材のことです。思いやりの心で人に接し、民主主義を守る意思を強く持ち、明確に意思を伝える能力に溢れる生徒を育てることを目指しています。
コミュニケーション能力やコラボレーションの力を、PA(プロジェクト・アドベンチャー)やDE(ドラマ・エデュケーション)といった体験プログラムを通して、また、問題解決型の学力≒クリティカル・シンキングの力を、探究型の社会科総合学習や実験・観察に重きを置いた理科の授業などを通して積極的に養っています。
また、帰国子女入試(帰国生入試)も実施していますので帰国子女のお子様にもおすすめです。帰国生入試を検討されている方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
2024年度は卒業生49人が東大に合格という高い進学実績があります。他にも京大に7人、旧帝+一工に49人、早慶には合わせて270人超の合格者を輩出しています。加えてマサチューセッツ工科大学(MIT)やコロンビア大学、カリフォルニア大学といった海外の名門大学への合格者もいます。
海城中学校入試の基本情報(2025年度)
日程 | 2月1日 | 2月3日 | 帰国生(1月7日) | |
教科・試験時間 | 国語50分 算数50分 理科45分 社会45分 | 国語50分 算数50分 理科45分 社会45分 | 【A方式】 国語50分 算数60分 面接10分程度 | 【B方式】 国語50分 算数60分 英語40分 面接10分程度 |
配点 | 国語120点 算数120点 理科80点 社会80点 | 国語120点 算数120点 理科80点 社会80点 | 国語120点 算数120点 面接- | 国語60点 算数120点 英語60点 面接- |
海城中学校入試の合格者や倍率
2024年度海城中学校入試結果
入試区分 | 一般①(2月1日) | 一般②(2月3日) | 帰国生A方式 | 帰国生B方式 |
募集人員 | 145人 | 145人 | 30人(合計) | 30人(合計) |
受験者数 | 477人 | 1005人 | 100人 | 46人 |
合格者数 | 160人 | 336人 | 38人 | 16人 |
倍率 | 3.0 | 3.0 | 2.6 | 2.9 |
合格者最低点 | 242点 | 267点 | 185点 | 172点 |
合格者平均点 | 262.5点 | 286.8点 | – | – |
合格者最高点 | 338点 | 344点 | – | – |
海城中学校入試の科目の傾向と対策
算数
例年、大問6題程度の構成で出題分野にあまり偏りはないです。
特に立体図形、平面図形、規則性、数の性質、割合、速さは、しっかり押さえておく必要があります。分野を問わず、標準的な問題は確実に正解できる力が必要です。そのうえで図形問題は難易度の高い問題も出題されることもあるため、対策が必要となってきます。計算問題では工夫が必要な問題が出題されることもあります。
その場の思考力を問われるような問題も出題されるため、日頃から暗記だけでなく解き方や考え方に注意して学習を進める必要があります。
国語
文学的文章1題と説明的文章1題で大問2題という構成となっています。文量は計7,000~9,000字ほど。漢字の問題も含めると、総解答数は25問前後です。
近年、文量が多くなる傾向にあり、選択問題の選択肢自体も長文であることが多いです。読むスピードを上げるだけでなく精読も行えるように対策をしておきましょう。
文学的文章は、理解しやすい内容ものが使われているため、読みやすいものが多いです。説明的文章は、随筆のようなものが多いですが、社会科学などの分野の文章の中には高度な内容のものが出題されることもあるため、日頃から類似問題を数多くこなしておく必要があります。
2024年度入試ではそれぞれの大問で書き出しの記述問題が出題されました。書き出し指定の問題は苦手なお子様も多いですので過去問でしっかりと対策をしておきましょう。
理科
理科は大問4題構成で、物理・化学・生物・地学がバランスよく出題されます。
標準レベルおよびそれ以上のレベルの問題が多く、ややレベルの高い出題内容です。長めのリード文・実験や観察のデータ・図・グラフなどをもとに答える問題が中心で、計算問題や記述問題も含まれます。基礎的な知識は確実にしておくとともに、レベルを高めに設定した問題演習もこなしておきましょう。化学や力学の計算問題の練習と記述問題を含む総合問題の演習には特に時間をかけ、慣れておく必要があります。
社会
海城中学校の社会の入試問題は、ユニークな形式となっています。
大問は1つで、あるテーマにもとづく1,000文字を超える長い本文の中に、選択問題や用語記入などの基本的問題7~10問と、写真や統計・グラフなどを読み取って記述にまとめる問題1~3問が含まれていて、総問題数10~12問程度の総合問題形式で出題されています。文章の6割程度は歴史の内容で、地理、公民の順となっています。
歴史に関しては古代から現代まで満遍なく出題され、出来事の並べ替え問題も出題されることからある程度の年号の暗記は必要です。地理は地図や統計について問う問題が多く出題されますが、他の学校では珍しい世界の国々についての問題が出題されるので要注意です。公民では基本的な内容を問う問題が中心ですので基礎知識を取りこぼさないように覚えましょう。
特徴的な長文記述については、テキストの単純な暗記では対処できないため、「なぜそうなったのか」とか「この先どうなるのか」というように論理的に考えることが重要です。また過去問に積極的に取り組み、特殊な出題形式も対応できるようにしておきましょう。
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