フェリス女学院中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

フェリス女学院中学校とは

創立1870年
偏差値68
主体私立
所在地神奈川県横浜市中区山手町178
最寄り駅石川町駅から徒歩11分
体制女子校
形態中高一貫


フェリス女学院中学校はキリスト教の価値観を基礎とし、「For Others(他者のために)」というモットーを掲げる教育理念に従っています。この理念に基づき、生徒たちは神から与えられた唯一無二の存在として大切にされ、他者への奉仕を自由に行える人材としての育成が目指されています。

大学進学に関しては、東京大学をはじめ国公立大学に毎年50名以上の生徒が合格し、特に理系分野では生徒の約半数が進学している実績を持ちます。また、慶応義塾大学や早稲田大学など複数の私立大学への指定校推薦枠も保持しています。

神奈川県で最も入学が難しいキリスト教校として知られ、その自由な校風と安定した大学進学実績で人気を博しています。学校は「まことの自由」を重んじ、自主性を尊重する教育を行いながらも、自由には責任が伴うことを教えています。

フェリス女学院中入試の基本情報

日程2月上旬のうち1回
教科・配点国語 100点 (50分)
算数 100点 (50分)
理科 60点   (30分)
社会 60点 (30分)

フェリス女学院中入試の合格者や倍率

募集人員180
受験者数432
合格者数200
倍率2.16
合格者最低点非公開
受験者平均点198
合格者最高点非公開

(2023年度)

フェリス女学院中入試の科目の傾向と対策

算数

算数試験に関して、試験時間と配点は科目によって異なりますが、算数は100点満点で評価されます。大問の構成としては、第1問が複雑な四則混合の計算問題と小問集合、第2問から第5問までは応用問題が出題されます。

過去の試験問題の傾向を見ると、図形分野を中心に、女子生徒にとっては難易度が高い問題が多く出題されています。男子難関校に匹敵するレベルの高度な思考力と応用力が求められ、得点差が出やすい傾向にあります。問題を解くには、単なる計算能力だけでなく、抽象化能力や適切なアプローチを選ぶ能力が必要です。問題文を正確に理解し、応用力を駆使することが求められます。

対策としては、まず基礎技術の習得と徹底が重要です。レベルAの基礎をしっかりと固めることから始めましょう。次に、応用技術の習得と習熟を目指し、応用問題にも対応できるようになることが大切です。また、思考力問題への取り組みも必要であり、高度な思考力を鍛えるための訓練を積むことが有効であると言えます。

国語

国語試験は、50分間で行われ、100点満点で評価されます。試験は複数の大問から構成されており、第1問では主に井上靖の作品などから選ばれる小説の読解問題が出題されます。第2問から第4問にかけては、文法や知識問題、漢字の読み書きなどが出題されます。

近年の傾向として、読解問題では約8000字程度の長文が扱われ、記号選択、抜き出し、適語補充、説明記述など様々な形式の問題が設定されています。これらの問題に対応するためには、高い読解力が求められます。また、180字程度の記述問題も出題されるため、正確な日本語での文章表現能力も必要です。

対策としては、まず語彙力の強化が大切です。日常的に語彙ノートを作成し、分からない言葉を記録しておき、頻繁に確認することで語彙を定着させましょう。文法の理解を深めるためには、文節の相互関係や付属語の用法について学ぶことが重要です。速読の練習を通じて、長文を効率良く読むスキルを身につけること、そして読解問題に対する解法を体系的に理解し、練習問題での応用を目指しましょう。最後に、正確な日本語の文を書く能力を向上させるために、記述練習を積極的に行うことが有効であると言えます。

理科

理科試験は、30分間で行われ、60点満点の評価がなされます。試験は第1問が蒸散や光合成に関する問題、第2問が湿度に関する問題という形で構成されています。

理科の試験では、試験時間に対して出題される問題量が多いことが特徴です。特に物質やエネルギー分野においては、深く考えさせるような問題が頻出し、実験や観察に関する問題も重要視されています。このため、基礎的な知識を超えた応用力や実験的思考力が試されることになります。問題文を正確に理解し、適切な方法で解答に至る能力が求められます。

対策としては、まず物質やエネルギー分野の基本的な知識の確認が必要です。これにより、問題の根底にある理科の基本概念を理解することができます。次に、実験や観察に関する問題に対する対策を重点的に行うことが大切です。これには、実際に実験を行う経験や観察記録の作成などが有効です。また、問題文から必要な情報を正確に読み取る読解力を向上させることも重要です。これらの対策を通じて、理科の問題に対する対応能力を高めることが有効であると言えます。

社会

社会科試験は、30分間の試験時間で実施され、満点は60点です。試験は4つの大問から構成され、総設問数は40〜50問程度になります。出題範囲は地理が2問、歴史・現代社会(公民、時事含む)が2問となっており、融合問題の出題はほとんどありません。

試験の傾向としては、難問や奇問の出題はなく、受験生が各単元について本質的に理解しているかを問う問題が多く出題されます。知識問題が主体となり、記号選択、適語補充、用語記述、並び替えなどの形式で問われることが一般的です。また、高い読解力が求められ、180字の記述問題も出題されたことがあります。

対策としては、過去問演習を通じて長文の記述問題に慣れることが重要です。試験時間が30分と短いため、速く正確に問題を解くスキルも同時に鍛える必要があります。これらの対策を行うことで、社会科試験において有効な成績を上げることができるでしょう。

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