立教女学院中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

立教女学院中学校とは

創立1947年
偏差値62
主体私立
所在地東京都杉並区久我山4丁目29−60
最寄り駅三鷹台駅から徒歩5分
体制女子校
形態中高一貫

立教女学院中学校は、キリスト教の精神に基づいた教育方針を持つ校風で知られています。この学校では、生徒一人ひとりが知的で、品格のある、自立した女性に成長することを目指しています。教育の基盤となるのは、他者への奉仕精神、自由と規律の尊重、流行に流されずに自己を持つ強さ、そして平和の創造と発信です。これらの目標を通じて、生徒たちは社会で活躍できる力を身につけ、凛とした姿勢で未来を切り開く準備をします。

立教女学院中学校からは多くの生徒が立教大学へと進学しますが、その範囲は広く、多様な大学に生徒たちが進学している実績があります。こだて未来大学、東京農工大学、横浜市立大学をはじめ、医学部進学を果たす生徒も多く、東京慈恵会医科大学や順天堂大学、昭和大学などの医学部に合格する生徒もいます。これらの成果は、立教女学院中学校が学業だけでなく、生徒一人ひとりの将来を見据えたサポートをしている証拠です。

学校の特色としては、生徒の自治意識の高さが挙げられます。学業成績の追求だけでなく、人格形成にも重点を置くことで、生徒たちは互いに高め合い、成長していきます。キャンパスは自然豊かで、様々なタイプの生徒がお互いを認め合い、支え合うコミュニティを形成しています。私服通学や生徒主導の文化祭「マーガレット祭」は、生徒たちの自主性を促し、学校生活をより豊かなものにしています。また、自主研究「ARE学習」を通じて、課題発見・解決能力や表現力を養うカリキュラムがあり、高校では卒業論文の作成・発表会を実施するなど、学びの深化を図っています。

立教女学院中学校は、キリスト教の価値観を根底に置きながら、知性と品格、自立心を兼ね備えた女性を育てることを目指しています。その教育理念は、時代を超えて社会に貢献できる人材を育成することにあります。この学校での学びは、生徒たちが自分の未来を自らの手で切り開いていく力を身につけるための貴重なステップとなるでしょう。

立教女学院中学校については以下の記事でも紹介しています。合わせて参考にしてください。

MARCH付属高校の偏差値と特徴の一覧を紹介!メリット・デメリットも合わせて解説します!

立教女学院中入試の基本情報

日程2月上旬のうち1回
教科・配点国語 90点 (45分)
算数 90点 (45分)
理科 60点 (30分)
社会 60点 (30分)

立教女学院中入試の合格者や倍率

募集人員120
受験者数274
合格者数129
倍率2.12
合格者最低点185
合格者平均点202.4
合格者最高点247

(2024年度)

立教女学院中入試の科目の傾向と対策

算数

試験時間は45分で、満点は90点と設定されています。この試験は、大問4問からなり、その中で15〜20問程度の小問が出題されます。特に計算問題や小問集合への配点が高く、1つの大問は計算や応用小問で、残り3つは応用問題が中心です。

過去問の傾向を見ると、「四則計算」「還元算」「比」「図形」などが頻出する単元です。基本的な計算問題が多く出題される一方で、図形問題では解くのが難しい問題もあります。この試験では、制限時間内に多くの問題を解かなければならないため、計算や作業の速さと正確さが重要な能力として求められます。

対策としては、図形問題に関しては比の考え方を利用することが多いため、比に関する対策を進めることが有効です。また、速さの問題が頻出するので、速さに関する基本公式や典型問題を理解することが必要です。計算問題については、大量の問題を一度に解くよりも、こつこつと少量ずつ解いていく方が効果的です。

国語

試験時間は45分で、全体の配点は90点と設定されています。試験の大問構成については、2題から成り、そのうち1題は小説文や物語文、もう1題は論説文や説明文から出題されます。この構成は、過去の試験傾向を踏襲していることがわかります。

過去の試験を振り返ると、小説文や物語文、そして論説文や説明文からそれぞれ1題ずつ出題されるパターンが一貫しています。試験では、6,000字程度の長い文章に対して高い読解力が要求され、速く正確に読み進める能力が特に重要視されています。記述問題においては、自分の考えを整理し、明確に表現する能力も求められます。

対策としては、基本的な知識問題に確実に得点することが重要です。合格点を取るためには、知識問題でしっかりと点数を確保する必要があります。特に、立教女学院中学校の国語試験において合否を分けるのは記述問題であるため、自分の意見や感想をはっきりと述べることが有効であると言えるでしょう。

理科

試験時間は30分で、満点が60点となっています。大問は4題から構成され、物理、化学、生物、地学の4分野からそれぞれ1問ずつ出題される構成です。これにより、科学の基本的な知識が網羅的に問われる形となっています。

過去の試験傾向を見ると、基本的な問題が中心で、選択式の問題が大部分を占めています。問題数自体は多くはないものの、試験時間が短めに設定されているため、迅速に問題を解くスピード感が求められます。このような形式では、読解力が特に重要な能力として挙げられます。問題文の正確な理解が、選択肢を正しく選ぶ鍵となるためです。

合格点を目指すための対策としては、問題に対して慎重に取り組み、解答後の見直しを欠かさないことが重要です。確実に問題を解くためには、基本的な知識の定着はもちろん、問題文を正確に読み取り、選択肢を慎重に評価することが必須となります。このような対策が、短い時間で高い得点を獲得するために有効であると言えるでしょう。

社会

試験時間は30分で、満点が60点となっています。出題される大問は、3〜4題で構成されてる傾向にあり、地理、歴史、公民の3分野からバランス良く出題される傾向にあります。また、問題数が多いため、試験時間内での適切な時間配分が求められます。

試験の特徴として、細かい知識を問う問題から広く浅い知識を問う問題まで、幅広いタイプの問題が出題されることが挙げられます。このため、詳細な知識の習得が必要とされる一方で、知識の丸暗記だけでは対応できない問題も存在します。出題される問題を解くためには、語句や出来事の背景、意味、内容、そしてその流れまでを理解しておく必要があります。

対策としては、合格点を取るためには、広範囲にわたる詳細な知識を身につけることが必須です。また、単に暗記するだけではなく、出来事や語句の背景にある意味や内容、そしてそれらの流れをしっかりと理解しておくことが有効です。このような学習方法を通じて、知識を深め、理解を広げることが、立教女学院中学校の社会試験で良い成績を収める鍵となるでしょう。

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