難関中学出身の先輩80人に聞いた!中学受験直前期にするべき効果的な追い込みの勉強法とは?

中学受験を数ヶ月から数週間後に控えた直前期には、最後の追い込みに入っていることでしょう。中学受験直前で、どのような勉強法を実践して実力を仕上げていくかは、受験の結果を左右するほど重要です。

しかし、本番が直前に迫ると緊張や焦りから、どのように勉強したら良いかがわからなくなってしまうという方が多いのではないでしょうか?

実は、直前期を乗り越え、実力を最大限伸ばすためには、重要な二つの要素があります。

本記事では、その一つである、中学受験直前期の追い込みの勉強法に焦点を絞って解説していきます。

受験直前を制するものは中学受験を制します。本記事を参考に効果的な追い込み勉強法を実践し、合格を掴み取りましょう!

もう一つの要素は、直前期の過ごし方です。中学受験直前期の過ごし方や、親御さんができるサポートについては「中学受験の直前期(12月・1月から)の過ごし方は?保護者ができるサポートからNG行動まで徹底解説します!」の記事に詳しく書いていますので、ぜひご参照ください。

直前期の勉強のカギを握る、過去問の効果的な解き方は、下記の記事で詳しく解説されていますので、ご参照ください。

中学受験の過去問はいつから?目的から効果的な過去問演習のやり方まで徹底解説!

Contents

中学受験直前の勉強法は?ここだけは押さえよう!

中学受験の勉強法

まずは、中学受験直前にするべき勉強法をご紹介します。受験本番が直前に迫って、どんな勉強をすれば良いのかわからなくなってしまった場合や、直前期の追い込み勉強で成績をのばしたい場合は、参考にしてみてください。

新しい問題集には手を広げず、これまでの復習を優先する

直前期にするべき勉強法を一言で表すと「徹底復習」です。

受験生の皆さんはこれまでに、基礎から応用・過去問演習まで長い時間をかけて学習してきたはずです。そこまで準備をしてきた方に必要なのは、新しい教材を足すことではなく、手元にある教材を最後まで仕上げきることです。

受験では、必ずしもすべての問題を解けるようになる必要はなく、7割程度の得点が取れていれば合格できる場合がほとんどです。そこで重要になるのが「自分が解ける問題を取りこぼさずに解答する」ことです。

この時期に新しい問題集を一から始めると、消化しきれないまま本番を迎えることになり、かえって不安が増大します。今まで使ってきた教材を「一度解いたことのある問題は絶対に間違えない」というレベルまで仕上げてください。取れる問題を取り切る力がつき、合格の可能性が高まります。

過去問を本番と同じ時間で解く

直前期の過去問演習は、解けるかどうかを確かめるためだけのものではありません。本番と同じ時間で通しで解き、当日の時間配分を体に入れておくことに意味があります。

直前の段階で志望校の出題傾向・問題形式・時間配分を改めて確認しておくと、受験当日のイメージがつかめます。また、一度解いたことのある過去問なら合格点を超えられることが多く、その事実がお子様の自信につながります。受験ではメンタルが結果に影響するため、自信をつけさせるという意味でも直前の解き直しは有効です。

間違えた問題・曖昧な問題を優先して解き直す

復習すべき内容はたくさんあり、どこから手をつければよいか迷うところですが、優先順位ははっきりしています。間違えた問題と、正解したけれど根拠が曖昧だった問題が先です。

また、直近3年分の過去問の解き直しは必須と考えてください。一度解いた問題をもう一度やる必要はないと感じるかもしれませんが、直前期にこそ効いてきます。

解き直すときは、答えが合っていたかどうかではなく「なぜその解法を選んだか」を説明できるかで身についているかを判断してください。説明できない問題は、本番で類題が出題されると解けません。

得点につながりやすい単元から優先順位をつける

直前期になっても勉強が追いついておらず、第一志望まで距離があるという方や、過去問演習が進んでいないという方もいると思います。そのような場合も焦る必要はありません。

やることは変わらず、復習を中心にしながら過去問演習を進めます。ただし本番までの時間が限られているぶん、すべての単元を均等に見るのではなく、配点が大きい単元・志望校が毎年出している単元・あと少しで得点できる単元から順に手をつけてください。

時間が足りない場合は、家庭教師などを活用して短時間で集中的に対策を進める方法もあります。

中学受験直前期にやってはいけない5つのこと

直前期は「何をやるか」と同じくらい「何をやらないか」が効いてきます。ここで挙げる5つは、いずれも真面目に取り組んでいるご家庭ほど陥りやすいものです。

新しい参考書・問題集を一から始める

不安になると「まだ足りない気がする」と感じて新しい教材に手が伸びます。ですが直前期に一から始めても、最後まで終わらないまま本番を迎えることがほとんどです。終わらなかったという事実が、かえって自信を削ります。

難問を解けるようにすることへ時間を使いすぎる

合否を分けるのは、難問が解けるかどうかではありません。多くの受験生が落とす難問より、多くの受験生が取る問題を確実に取れるかのほうが合否に直結します。難問1問に何時間もかけると、その時間で埋められたはずの基本問題が残ります。

全範囲を完璧にしようとする

残り時間で全範囲を完璧にするのは現実的ではありません。すべてを均等に見ようとすると、どれも中途半端なまま本番になります。配点と出題頻度が高い単元から優先順位をつけて取り組んでください。

過去問の点数だけを見て一喜一憂する

過去問は本番の点数を予告するものではありません。年度によって難易度に差があり、点数の上下だけを見ても得られるものはほとんどありません。点数が下がった回で落ち込むと、その後の勉強にも影響します。点数よりも、どの設問を落としたか、なぜ落としたかを確認することが重要です

睡眠を削って勉強時間を増やす

直前期に睡眠を削ると、日中の集中力と記憶の定着が落ちます。入試は朝から始まるため、生活リズムを崩すこと自体が不利にはたらきます。体調を崩せば、それまで積み上げてきた成果を実力として発揮できません。直前期は本番に合わせた生活リズムに整えましょう。

中学受験直前期の過去問の取り組み方

ここでは直前期(1月以降)に限った過去問の使い方を扱います。いつから始めるか、何年分解くかといった過去問の全体の進め方は「中学受験の過去問はいつから?目的から効果的な過去問演習のやり方まで徹底解説!」で解説しています。

新しい年度を解くより、解いた年度の解き直しを優先する

1月に入ったら、まだ手をつけていない年度を消化することより、すでに解いた年度をもう一度仕上げるほうが優先です。新しい年度を解くと新しい弱点が見つかりますが、直前期にはそれを埋める時間が残っていません。一方、解いた年度の解き直しは「できるようになった」という手応えとして残ります。

本番と同じ時間割で通しで解く

直前期の過去問は、1科目ずつ切り出して解くのではなく、本番の時間割どおりに通しで解いてみてください。入試は朝から複数科目を続けて受けます。1科目ごとなら解ける問題でも、3科目・4科目と続いた後半では集中が落ちます。通しの試験を事前に経験しておくと、当日の配分を組み立てられます。

解き直しの優先順位を決める

残り時間で見直せる内容は限られてきます。次の順で優先順位をつけて手をつけてください。

  • あと少しで正解できた問題:解法は合っていて計算や条件の読み落としで落とした問題。最も短時間で得点に変わります。
  • 曖昧なまま正解した問題:本番で形を変えられると落とす可能性が高い問題です。なぜその解き方をするのか、根拠を説明できるまで復習しましょう。
  • 手つかずだった問題:時間が余ればで構いません。ここに最初から時間を使わないでください。

併願校の過去問はどこまで手を広げるか

第一志望の仕上げが終わっていない段階で、併願校の過去問を何年分も解く必要はありません。併願校については出題形式と時間配分を確認できる程度で十分です。形式が第一志望と大きく違う学校だけ、直前に1年分を通しで解いて感覚をつかんでおくと安心できます。

各科目の効果的な直前対策方法!

一般的に、受験直前で最も成績が伸びやすい科目は理科や社会といった暗記科目です。

暗記科目では、覚えたら覚えた分だけ得点力アップにつながりますので、直前の勉強法としてはもっとも効率的である可能性が高いです。

とはいえ、国語と数学を蔑ろにしていいという訳ではありません。どの科目においても、一点でも多くとろうとする姿勢が大切になってきます。

それでは、それぞれの科目でおすすめな直前の対策方法とスマートレーダーに在籍中の開成中学校や桜蔭中学校など難関中に合格した経験のある家庭教師の先生80人から聞いた直前期の勉強法をご紹介します。

国語の直前対策

国語は、文章読解問題を主として、漢字・語彙や、ことわざ・慣用句といった知識問題が数問出題されるという構成であることが多いです。

点数の割合が一番高いのはもちろん読解問題ですが、追い込み学習に入っている受験まであまり時間が残されていない直前期に読解力を伸ばすことは難しく、現実的ではありません。

それよりも、配点は低いかもしれませんが、漢字・語彙の確認や、ことわざ・慣用句をしっかり覚えることに注力して、受験本番で確実に点が取れる状態にしておく方が堅実です。

また、志望校の過去問や予想問題集で良く出題されている分野は、特に入念に学習しておくようにしましょう。過去問などで頻出されているということは、受験本番でも出題される可能性が高いということですので、その分野への理解があれば、本文も読みやすくなり、他の受験生よりも一歩リードすることが出来ます。

甲陽学院中学校出身 O.H先生

とにかく過去問を何周もして時間配分や傾向を掴めるよう意識していました。そうすることで本番も練習のような気持ちで挑むことができました。

駒場東邦中学校出身 E.R先生

時間配分が1番大変だったので、どの大問に何分使うかまで細かく設定しながら過去問を解くようにしていました。また、漢字は間違いがないように何度も復習しました。

算数の直前対策

算数に関して注意するべき点は、過去問や予想問題に取り組む以外は、新しい問題を解かないようにするという点です。直前期においては、ひたすらに問題を解くという「量」を意識した学習よりも、少ない時間で大きな効果が得られる「質」を意識した学習の方が大切になってくるためです。

では、具体的に何をすればいいのでしょうか。それは、公式の確認と、今までに間違えた問題を解けるようになるまで解き直しをするということです。そうして着実に苦手分野を無くしていくようにしましょう。

もし、苦手分野が多い場合は、合格点に達せられる程度の学習にとどめておくようにしましょう。受験は総合力での勝負ですので、数学ばかりに時間をかけるよりも、その時間を追い込み期間での成績向上が期待できる理科や社会に充てたほうが、総合点は高くなるだろうと考えられるからです。

麻布中学校出身 N.K先生

過去問の解き直しを重点的に行いました。新しい問題を解こうとして解けずに自信を失うことは避けたかったので初見の問題はあまり解かなかったです。

筑波大学附属駒場中学校出身 O.M先生

直前期では逆に算数はあまり伸びないと考え、知識の確認に注視しました。また実際に演習をするなかで、苦手とする問題は後回しにするなど、試験中の取り組み方を中心に対策しました。

理科の勉強法

理科の場合は通常の過去問の復習に加え、生物や地学に特化して暗記を続け、知識を増やしていくことがおすすめの勉強法です。

しかし理科は生物・地学だけでなく、化学・物理分野も得点できるようにならないと合格には近づけません。

直前だからといって、生物と地学の暗記に全力を注ぐのではなく、理科の4科目を総合的に勉強するようにしましょう。

桜蔭中学校出身 M.S先生

問題演習をとにかく重ねてパターンに慣れるようにしました。暗記系の問題についても苦手だったのでまとまっているテキストを何度も取り組みました。

洛南高等学校附属中学校出身 Y.S先生

入試直前期には直前特訓で毎日のように入試形式の問題を解いていました。また、暗記事項は単語カード形式でまとめられたのが配られていたのでそこを繰り返すことで覚えるようにしていました。

社会の勉強法

社会も暗記で対応できる内容が多いため、直前の追い込みが効果的です。

社会科目を暗記する際に重要なのが、単語を覚えるだけにしないということです。一つの単語を覚える際にも、しっかりとその意味を理解して他の知識と関連付けながら暗記することを心がけましょう。

また、中学受験では時事問題も出題されるので、それについての知識を深めることも重要です。

ニュースを見ることや新聞を読むのはもちろん大事ですが、小学生の情報収集を考えると、それだけでは不十分になる可能性もあるのが実情です。また、問題が作られた地点より前の出来事しか出題されません。そのため、おおよそ8月より前の出来事の出題が多いです。その期間の親御さんが集めた情報をお子様に伝えるという方法も重要です。

桐朋中学校出身 T.C先生

直前期は過去問を中心に解き、出題傾向や時間配分に慣れるようにしていました。暗記が不安な部分は短期間で集中的に復習し、苦手分野を徹底的に見直しました。

聖光学院中学校出身 Y先生

重要な年号や出来事を集中的に復習しました。特に、よく出る年号や人物をカードに書いて覚え、何度も繰り返し見直しました。また、問題集を使って過去問や類題を解き、間違えたところを重点的に復習し、理解が浅い部分をしっかり確認しました。

中学受験の直前対策には個人に合った対策が必要

中学受験勉強

各科目の直前対策は、お子様の苦手な部分を補うことが大切です。なぜなら、入試本番まで時間がない中での最後の追い込み学習で、成績が上がる可能性が大きく、苦手を克服することが出来れば、お子様の自信にもつながるからです。

また、志望校によっても傾向や出題方式が異なり、それに従って対策方法も変わってきます。最近では面接試験を用いている学校も多くあり、面接試験の対策も行う必要があります。そのため、志望校に特化した直前の対策をする場合は、特にお子様にあった対策方法をしっかりと考える必要があります。

面接試験の対策は以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

【中学受験】面接対策!質問の回答例、服装やマナーを親子あわせて徹底解説!

中学受験を担当している家庭教師の先生は、志望校の傾向と対策方法をよく知っています。経験の豊富な家庭教師であれば、過去に教えた生徒と照らし合わせながら、中学受験経験者の先生であれば、自身の経験を踏まえながら、お子様の苦手分野を分析し、最適な志望校対策をすることが出来るでしょう。

ご利用者様の声

受験直前での適性検査対策に利用しました。適正検査を克服するためのコツ(計算問題の反復練習や記述式の過去問)を教えていただき、第一志望の学校に無事に合格できました。

苦手科目の国語の指導をお願いしました。受験校の過去問の国語の細かい部分を見ていただきました。大手塾では記述の書き方など、ここまで細かく見ていただくことはできませんでした。

直前期の勉強ならスマートレーダーの活用がおすすめ

中学受験直前の学習を家庭教師にサポートしてもらうなら、スマートレーダーが特におすすめです。

自宅で安全に授業がうけられる。

スマートレーダーでは、指導場所を自由に選ぶことができます。もちろん自宅を指導場所にすることも可能です。

自宅で志望校対策の指導を受けることができますので、保護者様の目の届く範囲内での指導が可能となり、安心して授業を受けることが出来ます。

苦手分野の徹底指導が可能

スマートレーダーは、受験直前の苦手分野の徹底指導に最適です。

家庭教師は塾と違い、自分自身の苦手分野や進捗状況によって個別でカリキュラムを設定することができます。短期や単発での指導も可能ですので、過去問対策や苦手分野潰しなど、受験直前の徹底指導をスマートレーダーで行って、志望校合格を目指しましょう!

志望校出身の先生を指名できる

家庭教師スマートレーダーは、志望校出身の先生を検索できるので、志望校に合わせた勉強の対策はもちろん、当日の様子や入学後のことなど、リアリティのある話を聞くことで、漠然と思い描いている中学校生活が一気に現実的に想像できるはずです。具体的な話を聞くことで、モチベーションの向上や維持に役立つでしょう。

また、指導可能な科目や曜日、所属大学など様々な条件で先生を探せるため、お探しの条件にぴったりの先生を見つけることが出来ます。

中学受験直前期のよくある質問

Q. 直前期に新しい問題集を買っても大丈夫ですか?

A. おすすめしません。直前期に新しい問題集を一から始めても最後まで終わらないことがほとんどで、終わらなかったという事実がかえって自信を削ります。これまで使ってきた教材を「一度解いた問題は絶対に間違えない」というレベルまで仕上げるほうが、得点に直結します。

Q. 直前期は過去問と復習のどちらを優先すべきですか?

A. どちらか一方ではなく、過去問の解き直しが復習を兼ねる形にしてください。直近3年分の過去問について、間違えた問題と、正解したけれど根拠が曖昧だった問題を優先して解き直します。新しい年度を消化するより、解いた年度を仕上げるほうが優先です。

Q. 過去問の点数が上がらないのですが、どうすればいいですか?

A. 点数の上下だけを見ないでください。過去問は年度によって難易度に差があり、点数の推移からわかることはほとんどありません。見るべきはどの設問を落としたかと、その理由です。計算ミスや条件の読み落としで落とした問題は、短時間で得点に変えられます。

Q. 苦手な単元は直前期でも克服すべきですか?

A. 残り時間で全範囲を完璧にするのは現実的ではありません。苦手を一から潰すより、配点が大きい単元・志望校が毎年出している単元・あと少しで得点できる単元から順に手をつけてください。優先順位をつけることが、この時期では非常に重要です。

Q. 直前期の睡眠時間はどれくらい確保すべきですか?

A. 睡眠を削って勉強時間を増やすのは避けてください。日中の集中力と記憶の定着が落ちるうえ、入試は朝から始まるため生活リズムを崩すこと自体が不利にはたらきます。起床時刻を本番に合わせて生活リズムを整えることを優先してください。

Q. 直前期に伸びやすい科目はありますか?

A. 一般に、知識で得点できる範囲が残っている理科・社会は直前期でも積み上げが効きます。国語は記述の型、算数は解ける問題の取りこぼしを減らす方向が現実的です。

まとめ

本記事では、中学受験直前の勉強法についてご紹介しました。

受験直前は合格を掴み取るために重要な時期です。家庭教師を活用することで大幅な成績アップも狙えるのでスマートレーダーの活用も検討してみましょう。

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