男子御三家とは?開成・麻布・武蔵の偏差値・校風・進学実績を徹底比較【2026年版】

中学受験を検討している人は、目指す目指さないにかかわらず御三家という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。御三家には男子御三家や新御三家など、色々な種類があります。この記事では主に男子御三家(開成・麻布・武蔵)について解説します。

他の御三家について知りたい方はこちらの記事で詳しく紹介しているので合わせてご覧ください。

【中学受験】御三家とは?偏差値や特徴など男女、地域別、新御三家についても紹介!

男子御三家とは

中学受験の男子御三家とは、東京都の私立中学校である開成中学校、麻布中学校、武蔵中学校の3校を指します。いずれの学校も長い歴史と優れた進学実績を持っており、自由な校風で、生徒の自主性を重んじていることで有名です。

男子御三家は中学受験において最難関ということもあり、多くの中学受験生から絶大な人気を誇っています。

それぞれの学校の情報については以下のようになっています。

 開成中学校・高等学校麻布中学校・高等学校武蔵中学校・高等学校
創立1871年1895年1922年
偏差値716865
主体私立私立私立
所在地東京都荒川区西日暮里4丁目2-4東京都港区元麻布2-3-29東京都練馬区豊玉上1-26-1
最寄り駅東京メトロ千代田線「西日暮里」駅徒歩4分東京メトロ日比谷線「広尾」駅徒歩10分西武池袋線「江古田」駅徒歩6分
体制男子校男子校男子校
形態併設混合型中高一貫校中高一貫中高一貫

それでは男子御三家の各校の校風や入試の情報について詳しく解説します。

開成中学校・高等学校

開成中学校は自主と自律をもとに育まれる自由を重んじており、生徒一人ひとりが自ら考え、行動することを求めています。そして、自由な校風の中で揺るぎのない内面を磨き、社会で貢献できるような人材を育成することを教育方針に掲げています。また、開成中学校の校章にもなっている「ペンは剣よりも強し」という考えを大切にしており、学問は力に勝ると信じて教育を行なっています。

2026年度の入試結果はこのようになっています。

入試科目算数(60分85点)・国語(50分85点)
理科(40分70点)・社会(40分70点)
募集人員300人
受験者数1175人
合格者数442人
倍率2.7
合格者最低点205点
合格者平均点222.8点

開成中学校の詳しい情報はこちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

【2026年度】開成中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目別受験対策方法を徹底解説!

麻布中学校・高等学校

麻布中学校の校風は自由闊達・自主自立で、生徒が自ら考えて行動する環境が整えられています。

学校行事が生徒主体で行われることや、校則がとても自由なことからも麻布中学校が生徒の自主性を重んじていることがわかります。

教育理念としては、知を継承と人格の形成をするとともに「真理を求める心」「物事の本質を見極める力」「社会に貢献する志」という三つの資質を育成することを目的としています。

2026年度の入試結果はこのようになっています。

入試科目算数(60分60点)・国語(60分60点)
理科(50分40点)・社会(50分40点)
募集人員300人
受験者数720人
合格者数360人
倍率2.0
合格者最低点102点
合格者平均点非公開

麻布中学校の詳しい情報はこちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

麻布中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目別受験対策方法を徹底解説!

武蔵中学校・高等学校

武蔵中学校は教育理念として建学の時から重視している三理想を基盤とした教育を目指しています。その三理想とは、「東西文化の融合を通じた新たな文化の創造」「世界に雄飛する人物の育成」「自ら調べ、自ら考え、自ら判断する力の養成」の3つです。

特に自ら調べ考えることを重視しており、独創性や柔軟性を持ってグローバルな課題に取り組めるような人物を育成することを目標としています。

2026年度の入試結果はこのようになっています。

入試科目算数(50分100点)・国語(50分100点)
理科(40分60点)・社会(40分60点)
募集人員160人
受験者数521人
合格者数184人
倍率2.8
合格者最低点173点
合格者平均点191.2点

武蔵中学校の詳しい情報はこちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。

【2026年度】武蔵中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目別受験対策方法を徹底解説!

男子御三家の校風と選び方

男子御三家は開成・麻布・武蔵の3校で、いずれも最難関ですが校風は大きく異なります。お子様の性格やご家庭の方針との相性で検討することが大切です。

3校の校風の違いは、以下のポジショニングマップ・表で確認できます。

学校入試倍率校風の特徴向いている子の特徴詳細記事
開成中学校2.7倍高い学力と進学実績を誇り、行事・部活も活発でバランスの取れた校風仲間と競い合い、行事にも熱中できる子開成中学校の詳細
麻布中学校2.0倍制服・細かな校則がなく、自主性と自由を重んじる校風自由な環境で自ら考えて行動できる子麻布中学校の詳細
武蔵中学校2.8倍「自ら調べ自ら考える(自調自考)」を掲げ、探究的な学びを重視興味のあることを深く探究したい子武蔵中学校の詳細
※倍率は本記事内の各校入試結果に基づきます。

各校の偏差値・科目別の入試傾向と対策は、本文中の各校詳細記事をご覧ください。

男子御三家の合格実績

合格実績の良さと人気の高さで知られる男子御三家ですが、実際の合格実績はどのようになっているのでしょうか。それぞれの学校について難関大学への合格実績を紹介します。

開成高等学校

大学名合格者数
東京大学198人
京都大学15人
一橋大学11人
東京科学大学(東京工業大学)14人
早稲田大学281人
慶應義塾大学216人
上智大学38人
東京理科大学124人

(2026年度)

麻布高等学校

大学名合格者数
東京大学76人
京都大学12人
一橋大学9人
東京科学大学17人
早稲田大学176人
慶應義塾大学113人
上智大学19人
東京理科大学58人

(2026年度)

武蔵高等学校

武蔵高等学校の大学合格者数は公表されていないので進学者数を紹介します。

大学名進学者数
東京大学26人
京都大学17人
一橋大学9人
東京科学大学(東京工業大学)12人
早稲田大学24人
慶應義塾大学11人
上智大学5人
東京理科大学9人

(2026年度)

男子新御三家について

近年、東京大学などの難関大学への合格者数が増加し、注目を集めているのが男子新御三家(駒場東邦・海城・巣鴨)です。男子御三家とは異なり、比較的新しく「新御三家」として認知されるようになった3校で、いずれも進学実績を伸ばし続けています。男子御三家(開成・麻布・武蔵)が長年の伝統と圧倒的な東大合格実績を誇るのに対し、新御三家は近年の実績向上と独自の教育方針で中学受験生から注目を集めています。

男子新御三家の偏差値・校風・合格実績については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。

【中学受験】新御三家とは?男子・女子別に各校の特徴や校風・合格実績を解説

男子御三家の塾別合格者数ランキング

男子御三家の入試は非常に難易度が高いので、高いレベルの入試対策が求められます。そのため、これらの中学校を志望する人の多くは塾に通っています。

それでは、男子御三家に合格した人はどの塾に通っていたのでしょうか。今回は2026年度に男子御三家に合格した生徒数が多い中学受験塾を紹介します。

開成中学校合格者数麻布中学校合格者数武蔵中学校合格者数
SAPIX小学部229人176人51人
早稲田アカデミー179人115人71人
四谷大塚134人77人50人
日能研49人60人28人
浜学園42人4人1人
栄光ゼミナール8人22人14人
グノーブル23人20人19人

男子御三家の中学校で合格者数TOP4の塾はSAPIX(小学部)・早稲田アカデミー・四谷大塚・日能研となっています。

これらの塾は男子御三家対策のノウハウを持っており、入試対策をするために最適な塾といえます。

こちらの記事で塾の特徴や家庭教師との併用について解説しているので合わせてご覧ください。

サピックス(SAPIX)と家庭教師の併用なら、スマートレーダー

早稲田アカデミー対策なら、家庭教師のスマートレーダー

四谷大塚対策なら、家庭教師のスマートレーダー

日能研と家庭教師の併用なら、スマートレーダー

男子御三家に進学した先生に聞いた「入学後の学校の印象」

偏差値や校風は資料で分かっても、実際に通った生徒がどう感じたかは分かりにくいものです。スマートレーダーには男子御三家に合格・進学した超難関大生の家庭教師が在籍しており、本人に聞いた「入学後の学校の印象」を紹介します。

開成に進学したS.O先生:「入学直後のボートレースと運動会で、5つ上の上級生から厳しい指導を受けたのが一番大きな印象です。」(S.O先生の合格体験記はこちら

麻布に進学したM.Y先生:「入学後の印象としては、当時の学年会独自の意向から課内時間中の携帯電話使用禁止などルールが設けられており、思っていたほどの放任された自由は与えられないのだと感じました。それでも中1の5月の文化祭前に先々から希望していた髪を染めることを達成できて嬉しかった記憶があります。」(M.Y先生の合格体験記はこちら

武蔵に進学したY.S先生:「入る前から尖った人が多い学校だと思っていましたが、思った通りでした。一方で性格が悪い人はほとんどおらず、和気藹々とした雰囲気だったのは良かったです。体育祭や文化祭は毎年生徒主体で熱を入れて行われており、自分も運営に参加したことで大変さと面白さの両方が印象に残っています。」(Y.S先生の合格体験記はこちら

志望校の出身の先生に直接相談したい場合は、開成麻布武蔵の出身家庭教師を探すこともできます(在籍状況は各ページでご確認ください)。

よくある質問

男子御三家の偏差値は?

男子御三家の偏差値は、開成中学校(偏差値71)、麻布中学校(偏差値68)、武蔵中学校(偏差値65)となっています。いずれも最難関クラスの偏差値を誇ります。

開成・麻布・武蔵の校風の違いは?

開成は学力・行事・部活のバランスが取れた総合型の自由な校風、麻布は制服・校則がほぼなく生徒の自主性を最大限に尊重する最も自由な校風、武蔵は「自ら調べ自ら考える(自調自考)」を掲げ少人数・探究型の学びを重視する校風です。詳しくは本記事の「男子御三家の校風と選び方」をご覧ください。

男子御三家に附属小学校からの内部進学はある?

開成・麻布・武蔵の3校とも、附属小学校からの内部進学制度はありません。いずれも中学受験(外部入試)のみで入学できます。

男子御三家の受験対策におすすめの塾は?

SAPIX・早稲田アカデミー・四谷大塚・日能研など、男子御三家の合格実績が豊富な塾がおすすめです。ただし、合格者数だけでなく、志望校に対応した講座の有無や授業形式、通塾のしやすさなども確認して選びましょう。

まとめ

今回は男子御三家と呼ばれる開成・麻布・武蔵の3校について、偏差値や校風、合格実績、合格者が通っていた塾を紹介しました。

将来的に東大などの難関大学への進学をお考えの場合、男子御三家の学校は最高の勉強環境が整っていると言えるので、受験を検討してもよいでしょう。

本記事が多くのご家庭で志望校を決める手助けとなれば幸いです。

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