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聖光学院中学校とは
創立 | 1958年 |
偏差値 | 73 |
主体 | 私立 |
所在地 | 神奈川県横浜市中区滝之上100 |
最寄り駅 | 山手駅から徒歩11分 |
体制 | 男子校 |
形態 | 中高一貫 |
聖光学院中学校は、神奈川御三家と呼ばれる神奈川の進学校の一角であり、東京大学への合格者を毎年70名程度輩出する県内トップの名門ミッションスクールです。
神奈川の御三家についてはこちらの記事で解説しています。
【中学受験】御三家とは?偏差値や特徴など男女、地域別、新御三家についても紹介!
建学の精神は、『カトリック的世界観にのっとり、人類普遍の価値を尊重する人格の形成、あわせて、高尚、かつ、有能なる社会の成員を育成する』にあります。献身の精神と高度の学識をかねた社会に貢献できる人間の育成を目指しています。校訓「紳士たれ」が示すように、カトリックの教えに基づく倫理観の育成も特徴です。
生徒の自主性を重んじる校風で、部活動も活発におこなわれています。運動部では、少林寺拳法が県内の強豪校として広く知られています。生徒有志による同好会や学校に認可された公認団体は20~30にものぼることからも、自主性の高さがうかがえます。生徒による自治を実現する組織である生徒会は学校行事の運営のほか、さまざまな企画を実現しています。
また、帰国子女入試(帰国生入試)も実施していますので帰国子女のお子様にもおすすめです。帰国生入試を検討されている方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
「聖光祭」と呼ばれる文化祭は4月の下旬もしくは5月の上旬の土日におこなわれ、2日間で例年2万人以上が訪れるという名物イベントとなっています。
東京大学以外にも国公立大学や慶應、早稲田といった難関私立大学に多数の合格者を輩出しています。現役合格者が多いのも特筆すべき点です。聖光塾(特別講義)や芸術講座といった特色ある教育を実施しており、幅広い知識の育成にも力を注いでいます。
2025年度の聖光学院高校の東大合格実績は以下のようになっています。
文科一類 | 文科二類 | 文科三類 | 理科一類 | 理科二類 | 理科三類 | 推薦 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2025年度 | 15 (13) | 14 (11) | 16(14) | 35(34) | 9 (7) | 5 (5) | 1 (1) | 95 (85) |
2024年度 | 13 (11) | 16(13) | 13(11) | 48(43) | 6 (5) | 3 (2) | 1 (1) | 100(86) |
増減 | +2(+2) | -2(-2) | +3(+3) | -13(-9) | +3(+2) | +2(+3) | 0 (0) | -5(-1) |
※カッコ内は現役合格者数です。
注目すべきは、2025年度も引き続き高い合格実績を維持している点です。合格者数はやや減少したものの、文科・理科ともに多くの現役合格者を輩出しており、現役合格率は在校生の3人に1人が東大に合格するという非常に高い水準を誇ります。
また、3年連続で90名以上の東大合格者を輩出していることからも、聖光学院の学習環境や教員の指導力の高さがうかがえます。
神奈川県内でも全国トップクラスの実績を維持しており、今後のさらなる飛躍にも大きな期待が寄せられます。
聖光学院中学校の偏差値
聖光学院中学校の偏差値
学校名 | 偏差値 |
---|---|
聖光学院中学校 | 73 |
聖光学院中学校の偏差値は73で、神奈川県でトップの偏差値を誇る学校です。入試では4科目全てにおいて、バランスよく高いレベルが求められます。
同程度の偏差値の中学校を比較
学校名 | 地域 | 主体 | 体制 | 形態 | 偏差値 |
---|---|---|---|---|---|
開成中学校 | 東京 | 私立 | 男子校 | 中高一貫 | 74 |
渋山教育幕張中学校 | 東京 | 私立 | 共学 | 中高一貫 | 71~72 |
栄光学園中学校 | 神奈川 | 私立 | 男子校 | 中高一貫 | 71 |
広尾学園中学校 | 東京 | 私立 | 共学 | 中高一貫 | 65~70 |
浅野中学校 | 神奈川 | 私立 | 男子校 | 中高一貫 | 68 |
栄東中学校 | 埼玉 | 私立 | 共学 | 中高一貫 | 65~69 |
神奈川大学附属中学校 | 神奈川 | 私立 | 共学 | 中高一貫 | 62~63 |
これらの学校と聖光学院中学校は、偏差値が近いため、併願や出願に迷う場合は学校の雰囲気や特色を比較してみましょう。
聖光学院中学校入試の基本情報(2025年度)
第1回入試 | 第2回入試 | 帰国生入試 | |
日程 | 2月2日(日) | 2月4日 | 1月11日(土) |
教科・試験時間 | 国語60分 算数60分 理科40分 社会40分 | 国語60分 算数60分 理科40分 社会40分 | 英語または国語60分 算数60分 |
配点 | 国語150点 算数150点 理科100点 社会100点 | 国語150点 算数150点 理科100点 社会100点 | 英語または国語100点 算数100点 |
聖光学院中学校入試の合格者や倍率
2025年度聖光学院中学校入試結果
第1回入試 | 第2回入試 | |
募集人員 | 175人 | 50人 |
受験者数 | 717人 | 674人 |
合格者数 | 212人 | 108人 |
倍率 | 3.4 | 6.2 |
合格者最低点 | 332点 | 334点 |
合格者平均点 | 359.0点 | 353.6点 |
帰国生入試
募集人員 | 若干名 |
受験者数 | 126人 |
合格者数 | 26人 |
倍率 | 4.8 |
聖光学院中学校入試の科目の傾向と対策
国語
長文読解を中心とした構成で、漢字、語彙、記述問題も出題されます。例年、漢字の書き取り、語句問題、物語文、説明文の大問4つで構成されています。長文読解力を高めるためには、速読を意識して問題文を読むトレーニングが有効です。読解選択肢の読解が難しく、本文の内容を選択肢では別の表現で言い換えている場合もあるため、語彙力を強化する必要があります。
60分の試験時間内に解き終えるためには、問題ごとにどれくらいの時間をかければいいのかをあらかじめ把握しておくことが重要です。過去問は時間配分をよく考えて解くようにしましょう。特に思考力や表現力を問う記述問題は、日頃からの文章を要約したり自分の意見をまとめたりする練習が欠かせません。
漢字ドリルや語彙問題集を活用することや、日頃から新聞や書籍を読むことを心掛け、漢字や語彙の問題は確実に得点できるようにしましょう。
算数
例年、大問が5題出題されています。極端な難問はありませんが、難易度が高めの問題が多く出題されています。その一方で、問題の難易度のわりに合格者の平均点は比較的高いため、苦手分野を作らないことが合格の鍵となります。
頻出分野の図形、数の性質、特殊算を重点的に対策することが重要です。これらの分野は出題頻度が高く、得点源になりやすいため、早めに基礎を固めておくことで安定した得点力につながります。あわせて、不得意な分野がある場合はそ計画的に対策を立てて、弱点を少しずつ克服していきましょう。
図形分野では、面積や体積を求めるための公式を自在に使いこなせるように演習を重ね、展開図・切断といった立体の問題にも積極的に触れておきましょう。数の性質については公式の理解が鍵になります。類題演習を積み重ね、問題に応用できるようにしておきましょう。特殊算は速さ、場合の数、割合など、各分野の解法パターンを理解し、解法のパターンを身につけておきます。
全体を通して計算力が必要となる問題も多く出題されるため、日頃から計算練習を積み重ね、計算ミスを無くすようにしましょう。
理科
例年4分野から大問4題が出題されています。設問が多く、1問あたりの文章も長いので、読解力も求められます。教科書レベルの基本知識は確実に理解しておき、計算力と思考力を高めておきましょう。
生物分野では、植物や動物の体のつくりや分類、生態に関する基本知識が問われます。図や写真を見て考える問題も多く、図鑑などで幅広い知識を身につけておくと効果的です。
地学分野では、星座や月など宇宙に関する問題が出題される傾向はありますが、特定の分野のみを対策するのではなく満遍なく対策を行うようにしましょう。また、時事的な災害の話題なども含まれることがあるため、日頃からニュースなどにも注目しましょう。
化学分野では、物質の性質や変化に関する問題に加えて、質量・濃度・溶解度などの計算問題が頻出です。実験結果をもとに考える問題も多いため、基本的な実験知識と計算力を養うことが重要です。
物理分野では、力のつり合いや電流、光、音などの身のまわりの現象がテーマとなります。図やグラフを読み解く力と、公式や法則を正しく使う力が求められます。
理科には計算問題が頻出するため、計算力を強化する必要があります。単位換算や比例計算など、理科特有の計算方法も習得しましょう。思考力を向上させるために、問題文を正確に読み取り、何を問われているのかを意識して解いていきます。
社会
大問4題、問題数30以上で、地理、歴史、公民の各分野からバランスよく出題されます。分野の融合問題もあるので、単純な暗記だけでは対応が難しく、正確かつ早い解答力が求められます。問題量は標準ですが、文章が長く、選択肢も紛らわしいものが多いため、日頃の学習から丁寧な読解力と論理的な思考力を養うことが重要です。
過去問は5年分程度解き、出題傾向を把握しましょう。特に、神奈川県に関する問題は頻出です。
教科書・資料集の内容をしっかりと理解し、基本的な知識を定着させましょう。特に、地理の地図や歴史の年表は繰り返し確認しておくといいでしょう。新聞やニュースなどを日頃からチェックし、最新の時事問題に触れましょう。特に、政治や国際社会に関する問題は頻出なので、積極的に情報収集をおこないましょう。
例年、記述問題が2問程度出題されます。過去問の演習を繰り返し、簡潔で分かりやすい文章を書く練習をしておきましょう。
問題文を正確に読み解き、論理的に思考する力が必要です。問題演習を通して、自分の思考過程を整理する練習をしましょう。
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