「真面目に勉強しているのに成績が上がらない」
「成績を上げたいけれども、なにから始めれば良いのかわからない」
と成績やテストの点数に悩んでいる中学生や高校生は多いのではないでしょうか。
しかし、成績が伸び悩む原因は人によって異なります。まずは自分がどのパターンに当てはまるかを知ることが、最も効率的な改善への第一歩です。
この記事では、成績が伸びない原因を3つのパターンに分類し、それぞれに合った具体的な改善ステップを紹介します。下のチェックリストで自分のパターンを診断してから、該当する改善法を読んでみてください。
Contents
あなたの「成績が伸びない原因」はどのパターン?【診断チェックリスト】
以下の3つのパターンのうち、最もチェックが多いものがあなたの改善ポイントです。複数のパターンに当てはまる場合は、チェックが多い順に取り組みましょう。
パターンA:勉強習慣が定着していない
☐ 毎日の勉強時間が決まっていない
☐ テスト前にまとめて勉強するタイプだ
☐ 宿題を終わらせることが目的になっている
☐ 机に向かっても集中できずスマホを触ってしまう
→ チェックが多い方はパターンAの改善法へ
パターンB:勉強しているのに点数に反映されない
☐ 勉強時間は確保しているが成績が横ばい
☐ 問題集を1回解いて終わりにしている
☐ ノートをきれいにまとめることに時間を使っている
☐ 解説を読めばわかるが、自力で解けない問題が多い
→ チェックが多い方はパターンBの改善法へ
パターンC:特定の科目・テスト形式で伸び悩んでいる
☐ 得意科目と苦手科目の差が大きい
☐ 定期テストはできるが模試で点が取れない(またはその逆)
☐ 応用問題になると急に解けなくなる
☐ 特定の科目だけ勉強法がわからない
→ チェックが多い方はパターンCの改善法へ
全パターン共通|成績を上げるために最初にやるべき3ステップ

どのパターンに当てはまる場合でも、まずは以下の3ステップを押さえることが成績アップの土台になります。
ステップ1. ゴールを「数字」で決め、対策すべきことを洗い出す
「次のテストで学年内総合順位10位以内に入る」「○○大学に合格する」など、自分が本当に達成したい目標を具体的な数字で決めましょう。目標があいまいだと、何をどう対策すべきかが定まりません。
目標が決まったら、今の成績や模試の判定から逆算して対策すべきことをまとめましょう。例えば入学試験で数学の配点が高い場合は数学に注力する、というように目標達成までの最短距離を考えるのがポイントです。
目標を紙に書き、机の前など毎日目に入る場所に貼っておくのも効果的です。
ステップ2. 1週間単位で計画に落とし込む
大きな目標は、月ごと・週ごとの小さな目標に分解して計画に落とし込みましょう。「英単語を毎日30個ずつ覚える」「今週中に数学の問題集を10ページ進める」のように、1週間で達成できる具体的なゴールにします。
注意点として、目標を高くしすぎないこと。達成できずに自信を失うよりも、少し背伸びした目標をクリアし続けて達成癖をつける方が効果的です。
ステップ3. 週末に計画を振り返り修正する
計画を立てたら、週末に振り返りの時間を取り、進捗を客観的に確認しましょう。計画通りに進んでいるか、教材の選択は適切か、ペースは無理がないかを検討し、必要に応じて翌週の計画を修正します。
計画はあくまで目安です。柔軟に修正できることが、計画倒れを防ぐ最大のポイントです。
【パターンA】勉強習慣が定着していない人の改善法

「勉強しなきゃ」と思っていても、なかなか机に向かえない。テスト前だけ慌てて詰め込む——そんな方は、まず勉強を「日常の一部」にする仕組みを作ることが最優先です。
「毎日同じ時間に机に座る」だけでOK ― 習慣化の最小ステップ
勉強を習慣化することの強みは、勉強を始めるまでのハードルがぐっと低くなることです。完全に習慣化してしまえば時間が来たら自動的に勉強を始められるようになり、ダラダラする時間がなくなります。
勉強をうまく習慣化するには生活に紐づけることが有効です。「学校から帰ったらすぐ」「夕食後」など、毎日必ずすることに関連付けてルール化しましょう。
現時点で習慣化できていない人は、毎日決まった時間に30分だけ勉強するところから始めて、少しずつ時間を増やしていくのがおすすめです。
朝・夜・スキマ時間の使い分け
1日の時間帯によって適した勉強は変わります。午前中は脳がすっきりしているため、数学など思考力を要する科目に適しています。睡眠前の2時間は記憶効率が良くなるため暗記系の勉強に向いています。移動時間や休憩時間などのスキマ時間には、手軽にできる暗記系の勉強がおすすめです。
まとまった時間があるときのみ演習問題に取り組み、解きっぱなしにせずなぜ解けなかったのかの振り返りまでセットで行うようにしましょう。
宿題を「こなす」から「理解する」に変える
人は1日経つと覚えたことの半分以上を忘れてしまい、1週間後にはほとんど忘れてしまうと言われています。授業で習ったことは時間が経たないうちに復習することが重要です。
宿題をただ「終わらせる」のではなく、授業内容の理解度を確認する機会として活用しましょう。解いてみてわからない点や疑問点が出てきたらすぐにメモしておき、翌日中に解決する習慣をつけることで、知識の定着率が大きく変わります。
パターンAに合う先生の選び方
勉強習慣が定着していない場合、一人で習慣を作るのは難しいものです。家庭教師と一緒に学習計画を立て、毎週の進捗を確認してもらうことで、自然と勉強が習慣化されます。スマートレーダーでは、学習習慣の形成を一緒にサポートしてくれる先生が見つかります。
【パターンB】勉強しているのに伸びない人の改善法

勉強時間は確保しているのに成績が横ばい——そんな方は、勉強の「やり方」に問題がある可能性が高いです。量ではなく質を改善することで、同じ勉強時間でも成果が変わります。
「わかったつもり」を潰す ― 解けない問題の正しい対処法
基礎を十分に理解していないのに応用問題に挑戦するのは危険です。問題が解けないと苦手意識が生まれ、仮に解けた場合でもわかったつもりのまま先に進んでしまいます。
まずは基礎問題をしっかりと解けるようにし、基礎が固まってから応用問題に取り組みましょう。
問題演習をする中で解けない問題は、なぜ解けなかったのかを振り返り、解説を理解するまでをセットにして取り組んでください。解説を理解できても、もう一度解けるかどうかは別の問題です。解けなかった問題には印をつけ、時間をおいてまた解いてみましょう。
問題集は「3周」が基本 ― 反復の具体的なやり方
問題集の1周目は全体の傾向を把握するためにスピード重視で最後まで解き、わからない部分は気にせず進みます。2周目以降はできない問題を中心に反復し、問題文や解説をノートに書き写すなどして学習を深めます。
科目の習熟度によっては、その月に1周、次の月に2周・3周と反復したり、別の問題集を挟んでから戻ってくるなど、習熟度に応じてやり方を調整する必要があります。1冊を完璧にすることが、複数冊を中途半端にこなすよりも効果的です。
ノートまとめは捨てろ ― 点数に直結するアウトプット法
テスト前に授業のノートをまとめ直す行為は、時間がかなりかかる上に、きれいにまとめることばかりに意識が向いて内容が頭に入っていないことが多く、効果が薄いです。
ノートまとめに使う時間を、内容の理解や暗記事項の把握、問題演習に充てる方がはるかに点数に直結します。すでに要点がまとまっている市販の参考書を活用するのもおすすめです。
パターンBに合う先生の選び方
勉強しているのに伸びない場合、自分では気づけない学習法の問題点を第三者に指摘してもらうのが最も効果的です。家庭教師なら、あなたの解き方や勉強のクセを分析した上で、最適な学習法を提案してくれます。
【パターンC】科目・テスト形式別の伸び悩み改善法

得意科目と苦手科目の差が大きい、定期テストと模試で成績が乖離する——そんな方は、科目やテスト形式に応じた対策の使い分けが必要です。
定期テスト vs 模試 ― 対策の切り替え方
定期テストと模試では、求められる力が異なります。定期テストは範囲が限定されているため、テスト範囲の確認と2週間前からの計画的な学習が基本です。
一方、模試は範囲が広く、短期間の詰込みでは対策できません。志望校合格までの現在地を確認するのが模試の最大の目的です。判定を気にしすぎるよりも、できなかった問題を分析し、時間配分の問題か実力不足かを切り分けて次に活かしましょう。自分ができていないが他の受験生ができている問題は特に注意して復習すべきポイントです。
定期テストの計画では、あまりに詰まった計画は立てず、ずれたときに修正しやすい余裕を持たせるのがコツです。
苦手科目を「捨てない」戦略 ― 最小工数で底上げする方法
得意科目で高得点を狙い、苦手科目は捨てるという戦略は、現実的ではありません。90点を100点にするよりも、50点を60点に伸ばす方が簡単です。苦手科目は言い換えれば伸びしろの塊です。
苦手科目の対策では、基礎問題に絞って確実に得点できる範囲を広げることが第一歩です。一度理解してしまえばぐっと得点が伸びることもあります。やればやるほど合格が近づくので、苦手科目こそしっかり対策を講じましょう。
また、早い段階から志望校の受験科目を把握しておくことで、注力すべき科目が明確になり、効率的に対策できます。
科目別のおさえるべきポイント早見表
各科目で成績を上げるためのポイントは異なります。以下の表で自分の苦手科目のポイントを確認し、詳しい勉強法は各科目の専門記事を参考にしてください。
| 科目 | 成績アップのポイント | 詳しい勉強法 |
|---|---|---|
| 算数/数学 | 公式の丸暗記ではなく「なぜそうなるか」を理解。基礎計算力の徹底と考え方の理解が鍵 | 算数の勉強法 |
| 国語 | 段落ごとに要点を整理し、筆者の意図を考えながら読む。記述問題は文章構造を意識 | 国語の勉強法 |
| 理科 | 暗記と理解のバランスが鍵。生物・地学は図表で整理、物理・化学は公式理解+問題演習 | 理科の勉強法 |
| 社会 | 丸暗記ではなく流れで覚える。歴史は因果関係、地理は地図・グラフ、公民は時事問題と連動 | 社会の勉強法 |
| 英語 | 毎日の単語暗記+基本文法の定着。リスニングはシャドーイング、長文は文構造の精読から | — |
過去問・実技教科の攻略法
入試の過去問には入学希望者に求められる能力が反映されています。過去問に取り組む際は、できない問題を中心に反復して学習するのが効果的です。出題傾向が安定している学校は過去問を徹底的に繰り返し、変化しやすい学校は模試や問題集を併用しましょう。志望校の特性を理解し、それに合った学習計画を立てることが重要です。
期末テストの実技4教科も内申点に大きく影響します。実技教科の試験は暗記で対応できることが多く、勉強した分だけ効果が出やすいため、しっかり時間を取って対策しましょう。
パターンCに合う先生の選び方
特定の科目やテスト形式で伸び悩んでいる場合、その科目を得意とする先生にピンポイントで教わるのが最も効率的です。スマートレーダーでは、科目・学校別に専門性の高い先生を探せます。
全パターン共通Tips
どのパターンにも共通して役立つ、日常で意識しておきたいポイントを3つ紹介します。
予習は「教科書を読むだけ」で十分
授業でわからない点が多い方は予習がおすすめです。予習といっても、教科書を事前にざっと読んで「わかること」と「わからないこと」を整理しておくだけで十分です。授業中にわからない点を集中して聞けるようになり、その場で質問もしやすくなります。
わからないことは翌日中に解決する
授業でわからなかった点は、授業中か、遅くとも翌日中に質問して解決しましょう。わからないものを放置するとどんどん積み重なり、後に続く分野もわからなくなっていきます。わからない箇所はすぐにメモしておき、いつでも質問できる状態にしておくのがポイントです。
自分に合うスタイルを知る
勉強を進める中で、どうしても合わない・成果が出ない方法は出てきます。ある程度続けてみても合わないと感じたら、違う教材や取り組み方を試してみましょう。参考書、解説サイト、動画など、勉強の仕方は1通りではありません。自分に合った方法を見つけることが、効率的な成績アップにつながります。
よくある質問
Q. 成績を上げるためにまず何から始めればいいですか?
いきなり勉強時間を増やすのではなく、まず「何のために成績を上げたいのか」「どの科目で何点を目指すのか」といった具体的な目標を決めましょう。次に、模試やテスト結果を見ながら「どの科目のどの単元が弱いのか」を洗い出し、やるべきことをリストアップします。そのうえで、毎日いつ・どこで・何を勉強するかを決めたシンプルな学習計画を立てるところから始めるのがおすすめです。
Q. 短期間で成績を上げるにはどうすればいいですか?
短期間での成績アップを狙うときは、「全部を広くやる」のではなく、点数に直結する単元・頻出分野に絞ることが大切です。苦手な単元を見つけたら、
①基礎問題で考え方を確認
②同じパターンの問題を反復
③間違えた問題だけをもう一度解く
という流れを徹底しましょう。また、毎日少しでも勉強時間を確保し、「今日はここまでやる」という小さなゴールを決めて積み重ねていくと、短期間でも伸びやすくなります。
Q. テスト前にやるべき勉強法はなんですか?
テスト前は、まず「テスト範囲の確認」と「2週間前からの大まかな計画作り」が基本です。その上で、
①提出物・ワークを最低2周する
②間違えた問題にチェックをつけて解き直す
③教科書やプリントで重要ポイントを確認する
というサイクルを回しましょう。ノートをきれいにまとめ直すよりも、「解けなかった問題を解けるようにする」ことに時間を使う方が、点数アップにつながります。
Q. 受験勉強と定期テスト、どちらを優先すべきですか?
特に中学生の場合、多くの学校では内申点(評定)が入試に関わるため、基本的には「受験勉強の土台として定期テスト対策も大事」と考えるのがおすすめです。定期テストの勉強は、教科書内容の理解や基礎固めそのものなので、受験勉強とも重なっています。受験が近づいてきたら、入試科目で重要な単元に関連するテスト範囲は特に丁寧に、それ以外の部分は効率重視と、バランスを取りながら優先順位を決めましょう。
Q. やる気が出ないときはどうすればいいですか?
やる気が出ないときは、「やる気が出たら勉強する」のではなく、「まず5分だけ机に向かう」と決めてしまうのがおすすめです。いきなり難しい問題から入るのではなく、暗記カードや計算ドリルなど、「考えずに始められる作業」からスタートすると動きやすくなります。また、一人で計画を立てるのがつらい場合は、保護者の方や学校の先生・塾・家庭教師に相談し、「何をどれくらいやるか」を一緒に決めてもらうと、気持ちが楽になり、続けやすくなります。
Q. 塾に通っているのに成績が上がらない原因は?
塾に通っていても成績が上がらない場合、「授業を受ける=理解した」と思い込んでいる可能性があります。塾の授業で聞いた内容を自分で解き直す復習をしていない、問題集を1回解いただけで終わりにしている、といった勉強のやり方に原因があるケースが多いです。本記事のパターンBで紹介している「わかったつもりを潰す」方法や「問題集3周」の反復法を試してみてください。それでも改善しない場合は、個別指導や家庭教師で自分の弱点を分析してもらうのも有効です。
Q. 成績が急に下がった場合はどうすればいい?
成績が急に下がった場合は、まず原因を冷静に分析しましょう。テストの難易度が上がった、出題範囲が苦手分野に偏っていた、体調やメンタルの問題があったなど、原因はさまざまです。テスト結果を見て、どの単元・どの問題形式で失点しているかを具体的に洗い出し、本記事のステップ1で紹介した「対策すべきことの洗い出し」からやり直してみてください。焦って勉強量だけを増やすよりも、計画を立て直す方が効果的です。
Q. 家庭教師で成績は上がりますか?
家庭教師は、お子さま一人ひとりの学力や理解度に合わせた個別指導ができるため、効率的に成績を上げやすい学習方法のひとつです。特に、自分では気づけない勉強のクセや弱点を指摘してもらえる点、学習計画を一緒に立てて進捗を管理してもらえる点がメリットです。本記事で紹介したパターン診断で自分の課題を把握した上で、その課題に合った先生を選ぶことで、より効果的に成績向上が期待できます。
まとめ
成績を上げるためのポイントを、3つのパターンに分けて紹介しました。
パターンA(勉強習慣が定着していない)→ まずは毎日同じ時間に机に座ることから
パターンB(勉強しているのに伸びない)→ ノートまとめをやめ、問題演習の反復に切り替える
パターンC(科目・テスト形式で伸び悩み)→ 定期テストと模試の対策を使い分け、苦手科目を底上げする
全部を一度にやる必要はありません。冒頭のチェックリストで自分のパターンを確認し、最もチェックが多かったパターンの改善法から取り組んでみましょう。
それでも一人では限界がある、という方には、家庭教師など他の人の助けを借りるのも有効な選択肢です。
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