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山形大学附属中学校とは
| 創立 | 1947年 |
| 偏差値 | 54 |
| 主体 | 国立 |
| 所在地 | 山形県山形市松波二丁目7番3号 |
| 最寄り駅 | JR山形駅からバス約10分「附属学校前」下車 |
| 体制 | 男女共学 |
| 形態 | 中学校単独(併設高校なし・附属小学校からの連絡入学あり) |
山形大学附属中学校の学校教育目標は「健康かつ明朗で、豊かな知性と誠実な社会性を持ち、自主的で実践力のある生徒を育てる」です。学校紹介ページは「確かな学びを育み 学力向上を図ります」「個に応じたきめ細かな指導の充実に努めます」という書き方をしています。この学校には教育研究と教育実習という任務があります。要項に載る学校案内は、中等普通教育を行うとともに、山形大学と緊密に連携して教育の理論と実践に関する研究を行うこと、その結果を広く教育界の参考に供すること、学生に教育実習の場を与えて指導すること、幼稚園・小学校・中学校の一貫した教育研究を行うことの4つを挙げています。力を入れているのは探究です。令和8年度の研究主題は「生徒が『学びの主体』となる授業の共創」で、その前の研究は「探究的な学びを通した資質・能力の育成」でした。学校説明会のチラシは「答えのない問いを、本気で楽しむ。大学や地域とつながる、附中だけの探究。」と掲げています。学級編制は各学年4学級の通常学級12学級で、二学期制。通学は徒歩が原則です。
「中高一貫」ではありません。山形大学に附属高等学校は存在しません。山形大学の附属学校は幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校の4校だけです。要項の学校案内が挙げる任務の4つ目も「幼稚園・小学校・中学校の一貫した教育研究」で、高校が入っていません。決定的なのは学校自身の年間計画です。令和8年度の年間計画(保護者用)には、1月9日(土)の「本校入選」に続いて「前期(特色)選抜A日程検査」「前期(特色)選抜B日程検査」「後期(一般)選抜学力検査」「後期(一般)選抜合格発表」が本校の行事として並んでいます。3年生が山形県の公立高校入試を受ける前提で予定が組まれているということです。内部進学の仕組みはなく、この学校に大学合格実績もありません。卒業後の進学先も公表されていません。公式サイトの全ページを「高等学校」「高校」「進学」「進路」で機械的に検索しても、進路先や進学実績を示す記述は1件も出てきませんでした。
部活動について、要項に新しい注記が入りました。2027年度の要項は「令和12年度の部活動完全地域展開に向け、部活動の縮小を進めております。令和9年度までは、これまで通り入部募集を行いますが、部員数が減少し、活動の継続が困難になった部については、令和12年度を待たずして廃部となる場合もあります。」と書いています。現在は14部あり、いずれも任意加入です。部活動を志望の理由に置くなら、入学時点で残っているかを学校に直接確かめたほうが確実です。
山形大学附属中学校入試の基本情報(2027年度)
| 一般 | 連絡入学(附属小学校) | |
| 日程 | 検査 2027年1月9日(土) | 学力検査・面接はない |
| 当日の時程 | 受付 8:10〜8:30 学力検査 9:00〜13:00 面接 13:30〜 | — |
| 会場 | 山形大学附属中学校 | — |
| 検査内容 | 国語・社会・算数・理科 +集団面接15分程度 | 小学校6年の探究の時間の学びに ついてのレポート |
| 配点 | 各教科40分・各教科100点 | 配点の記載はない |
| 選考方法 | 学力検査の得点を基本に、提出書類・ 面接の様子・受検会場での態度等を あわせて判断 | レポートと小学校からの提出書類 |
| 募集人員 | 実質36人 (総定員136人から連絡入学分を除く) | 100人 総定員136人に含まれる |
| 出願資格 | 2027年3月に小学校卒業見込み | 2027年3月に山形大学附属小学校 卒業見込み |
| 居住・通学の条件 | 保護者と共に山形県に居住すること 自力での通学に支障がないこと | 保護者と共に山形県に居住すること 自力での通学に支障がないこと |
| 併願 | 記載なし | 他校と併願できない |
| 願書の配付 | 2026年10月11日(日)〜 本校事務室(土日祝を除く) | 学校説明会で配付 |
| 出願期間 | 2026年11月24日(火)〜11月30日(月) (土日祝を除く)9:00〜16:30 | 同じ期間の指定された日 |
| 出願方法 | 保護者が本校1階会議室へ持参 郵送もWeb出願もない | 附属小学校へ提出 |
| 提出書類 | 入学願書/児童環境調査書/ 検定料納付証明書/報告書 | 同じ3点 報告書は不要 |
| 報告書 | 2026年10月13日(火)〜11月6日(金)に 在籍小学校へ依頼し厳封で受け取る | — |
| 入学検定料 | 5,000円 払込は2026年10月13日〜11月27日 | 5,000円 払込は2026年10月13日〜11月27日 |
| 検定料の返還 | 返還事由が1つ増えた 検査日前に転居等で資格を失った場合 | 返還事由が1つ増えた 検査日前に転居等で資格を失った場合 |
| 合格発表 | 2027年1月15日(金)10:00〜17:00 本校正門前に掲示(後日通知あり) | 2027年1月15日(金)10:00〜17:00 本校正門前に掲示(後日通知あり) |
| 得点の開示 | 不合格になった者にかぎり 教科別得点の簡易開示 | 不合格になった者にかぎり 教科別得点の簡易開示 |
| 学校説明会 | 2026年10月11日(日)9:30〜10:30 当日に願書の配付と記入の説明 | 2026年10月11日(日)9:30〜10:30 当日に願書の配付と記入の説明 |
| 進路等相談 | 進路等相談 2026年10月23日(金)〜11月13日(金) | 進路等相談 2026年10月23日(金)〜11月13日(金) |
| 通学区域・抽選 | 通学区域の指定はない。抽選もない 沿革の抽選制導入の記録は過去のもの | 通学区域の指定はない。抽選もない 沿革の抽選制導入の記録は過去のもの |
| 検査当日の持ち物 | 受検票/黒鉛筆/消しゴム/三角定規/ コンパス/内履き/昼食 分度器機能付き三角定規・直定規は不可 時計・腕時計も不可・付き添い不要 | — |
| 部活動 | 縮小が進んでいる 2030年度の完全地域展開に向け、 継続が困難な部は前倒しで廃部もありうる | 縮小が進んでいる 2030年度の完全地域展開に向け、 継続が困難な部は前倒しで廃部もありうる |
| 備考 | 各学年4学級・二学期制 登校8:30・下校17:00 通学は徒歩が原則 | 各学年4学級・二学期制 登校8:30・下校17:00 通学は徒歩が原則 |
2027年度(令和9年度)の生徒募集要項は2026年5月20日に公示され、同日サイトに掲載されました。一般と連絡入学の2本立てです。この学校の入口は2つあり、選考方法がまったく違います。募集人員136人のうち100人が山形大学附属小学校からの連絡入学予定者なので、一般枠は実質36人です。連絡入学は学力検査も面接もなく、レポートと小学校からの提出書類で選考され、他校との併願ができません。願書の提出先も附属小学校です。一般の出願には居住と通学の条件があります。出願資格は3つで、2027年3月に小学校を卒業見込みであること、本校在学中は保護者と共に山形県に居住すること、年間を通して自力での通学に支障がないと認められること。出願はWebでも郵送でもできません。保護者が本校の1階会議室へ直接持参します。提出書類のうち報告書は在籍小学校に作ってもらうものなので、動き出しが早くないと間に合いません。保護者が「報告書用封筒」を小学校へ持って行って作成を依頼し、厳封で受け取って出願時に持参する流れです。願書の配付は2026年10月11日(日)から。この日が学校説明会で、説明会では願書の配付と記入の説明があります。検査は2027年1月9日(土)で、学力検査は国語・社会・算数・理科の4教科、各40分・各100点。面接は集団面接で15分程度です。不合格になった場合にかぎり、学力検査の教科別得点の簡易開示があります。抽選はありません。令和7年度から令和9年度までの要項3本を全文検索しても「抽選」「くじ」「籤」は1件も出てきません。沿革ページに「昭和53年度以降の入学選考に抽選制を導入」という過去の記録がありますが、現在の要項に抽選の記載はありません。前年度からの変更は3点です。1つ目、募集人員の内訳が連絡入学予定者99人から100人になり、一般枠が37人から36人へ1人減りました(総定員136人は据え置き)。2つ目、検定料の返還事由に、検査日前に保護者の転居などで出願資格を失った場合が加わりました。3つ目、部活動についての注記が新設されました(後述)。検査内容・配点・選考方法・当日の時程・出願資格・検定料・報告書の手順は前年度と同文です。公示日は3年連続で5月20日なので、次年度の要項も2027年5月20日前後に出る見込みです。
山形大学附属中学校入試の合格者や倍率(2026年度)
学校が公表しているのは最終志願者数だけです。実施済みの最新の入試は2026年1月10日(土)に行われた2026年度(令和8年度)入学者選考で、最終志願者数は附属小学校99人・一般小学校34人の合計133人(定員136名)でした。受験者数・合格者数・倍率・得点はいずれも非公表です。公式サイトの全ページと、サイト内にアップロードされたファイルを1つずつ数え上げましたが、入試に関わるものは要項と報告書の様式、そしてこの最終志願者数のPDFだけでした。育伸社の山形県版も使えません。入試結果PDFは表題が「2026年度 公立中高一貫校 入試結果 【山形県】」で、収録は鶴岡市の致道館と山形市の東桜学館の2校のみ。国立であるこの学校の行がありません。したがって実質倍率は算出できません。志願者数を定員で割った数字を倍率と呼ぶこともできないので、志願者数と定員だけを並べています。旧記事にあった「2024年度 附属小96人/一般56人」は裏取りできませんでした。形式が同じなので旧サイトの令和6年度版PDFが原典だと推測できますが、旧サイトは新サイトへリダイレクトされていて原典が残っておらず、アーカイブも調査時点でサービスが停止していました。1つだけ、得点について例外があります。要項は「不合格になった者に対してのみ、学力検査の教科別得点の簡易開示」を認めています。
| 附属小学校 | 一般小学校 | 合計 | |
| 日程 | 学力検査・面接はない | 2026年1月10日(土) | 合格発表 2026年1月16日(金) |
| 募集人員 | 連絡入学予定者99人 | 実質37人 | 136名 |
| 最終志願者数 | 99人 | 34人 | 133人 |
| 受験者数 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 合格者数 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 倍率 | 非公表 受験者数も合格者数も出ていない | 非公表 受験者数も合格者数も出ていない | 算出できない 受験者数も合格者数も出ていない |
| 合格者最低点 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 合格者平均点 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 合格者最高点 | 非公表 | 非公表 | 非公表 |
| 得点の開示 | 不合格者にかぎり簡易開示あり | 不合格者にかぎり簡易開示あり | 不合格者にかぎり簡易開示あり |
| 備考 | 公表は最終志願者数だけ | 育伸社の山形県版入試結果PDFは 表題が「公立中高一貫校」で 国立の本校を収録していない | 志願者数を定員で割った数字は 倍率ではない |
山形大学附属中学校入試の科目の傾向と対策
集団面接
集団面接は15分程度です。要項は、志望の動機や学習への関心・意欲、6年生の探究の時間で取り組んだ学習内容などについてたずねると書いています。選考は面接だけで決まりません。学力検査の得点を基本にして、提出書類の内容や面接の様子、受検会場での態度などをあわせて判断する形です。この面接があるのは一般枠だけです。附属小学校からの連絡入学には学力検査も面接もなく、小学校6年の探究の時間に取り組んだ学びについてのレポートと、小学校からの学習に関する提出書類で選考されます。
学力検査
学力検査は国語・社会・算数・理科の4教科で、各40分・各100点の計400点。9時から13時までに4教科を終えて、13時30分から面接に入ります。学校は過去問を公開していません。出題の傾向を一次情報でたどる道がないということです。確実に言えるのは、4教科が同じ配点で並んでいることと、選考が学力検査の得点を基本にしていることです。苦手教科を1つ作らないほうが有利な設計だと読めます。
持ち物にコンパスと三角定規の指定があります。作図が出る可能性を示す手がかりではありますが、要項に出題範囲の記載はないので断定はできません。分度器機能付きの三角定規と直定規は使えず、時計・腕時計も持ち込めません。
もう1つ、在籍小学校に作ってもらう報告書も選考の材料に入ります。当日の検査だけで決まる入試ではないということです。
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