お子様の受験対策や学習習慣定着のために、家庭教師のご利用を考えていらっしゃるご家庭も多いかと思います。
家庭教師を依頼する際には、家庭教師を紹介してくれる会社とする契約と、家庭教師本人とする個人契約がありますが、個人契約を知識が無いままするのは様々なリスクやデメリットがあります。
本記事では家庭教師と個人契約をする際に必ず知っておくべきことを徹底解説します。
この記事を読み、家庭教師との個人契約について理解を深め、お子様にぴったりの先生から授業を受けましょう!
本記事で解説する個人契約特有のトラブルは以下の6種類です。それぞれの注意点と対策を順番に解説します。
- 遅刻・無断欠勤トラブル
- 長期休暇・病気による授業ストップ
- 成績が伸びないトラブル
- 経歴詐称トラブル
- 金銭トラブル
- 自宅への招き入れで発生するトラブル
個人契約でよく起こるトラブルと注意点とは?
会社を介さない契約ではトラブルが発生する可能性が多いです。個人契約でよく発生するトラブルと予防方法について紹介しますので、こういったトラブルが起きないように注意してください。
家庭教師の遅刻や無断欠勤のトラブル
家庭教師とのトラブルで一番多いとされるものが、先生の遅刻や無断欠勤といったものです。
個人契約は2種類のタイプがあります。
- 先生が職業として行っているプロの家庭教師
- 大学生などが学業の片手間に行なっている学生の家庭教師
プロの家庭教師は基本的に社会人経験があり、また、生活がかかっているのでこのような問題を起こすことはほとんどないです。
一方で、大学生は社会人経験がない場合が多く、「遅刻をしない・無断欠勤をしない」といった基本的はマナーがどれほど重要であるかわかっていないケースもあります。そのため、30分以上の遅刻や連絡もなしに休むといったことが起こることもあります。
家庭教師センターとの契約の場合、家庭教師センターに相談できますが、個人契約の場合は直接先生に言うしかないということを留意しましょう。
長期休暇や病気の時に授業ができないトラブル
先生が旅行や夏休みに伴った長期休暇を取ることで継続的な授業が困難になるトラブルです。
家庭教師センターから派遣される先生の場合は、たとえ同じ先生が継続して授業ができなくなったとしても、家庭教師センターが代わりの先生を用意してくれるため、授業内容の継続性は維持することができます。
保護者としては契約している以上はずっと教えてもらいたいものですが、先生からしてみると休みを取りたいと思うのはある意味当然だと考えられます。
しかし、テスト前や模試などの対策を指導して欲しい時期に、休暇を取られると非常に困ってしまうことと思います。
このような個人契約特有のトラブルにならないためには、しっかり契約時にテストや模試などの重要な時期をどうするかどうかを先生に伝え、指導計画をあらかじめ決めておくことが大切です。
家庭教師を利用しても成績が伸びないトラブル
生徒の成績が上がらない場合として、
- 先生がきちんと指導をしていないパターン
- 先生はきちんと指導をしているが、生徒が勉強していないパターン
の2パターンが存在します。
1つめの、「先生がきちんと指導をしていないパターン」の場合、先生に改善を要求するか、先生を変える必要があります。
2つめの、「先生はきちんと指導をしているが、生徒が勉強していないパターン」の場合、生徒と家庭教師の相性の問題になります。
どんなに優秀な人間が教えていても、人には必ず合う合わないがあります。
そうした状況を保護者の方は把握しておく必要があります。先生との相性を見極めるために、いきなり長期契約を結ぶことは避けて、まずは無料か時給分を払って体験授業をしてもらうようにしましょう。
その際、お子様にどのように感じたかを確認しましょう。もし、お子様の感触が良ければ、先生との契約期間を1ヶ月、3ヶ月と増やしていきましょう。
3ヶ月きちんとした指導を受けていれば、成績として反映されていなくても、何かしら変化があるはずです。お子様の勉強に対するモチベーションが上がったり、より自分の進路に対して真剣になったりなどといったことです。
保護者の方は、是非お子様のこういった変化を確認してみてください。3ヶ月間指導を受けていて、お子様の成績が伸びないのであれば、もしかすると相性があまりよくないのかもしれません。
家庭教師の経歴詐称トラブル
経歴を偽る問題はニュースでもよく話題になることです。そして、これは家庭教師についても例外ではありません。「今より良い条件で契約したい」「他の人よりも自分を選んでもらいたい」といった思いから、経歴を偽るケースも少なくないのです。
学生証や卒業証書・成績証明書などで学歴を確認することはできますが、悪質な場合そういったものを偽造しているケースもあります。
また、「これまで何人を〇〇高校に入学させた」や「全科目指導が得意」といった言動が正しいかどうかを確認することも難しいです。
金銭のトラブル
契約自体に曖昧な部分や、認識齟齬があり金銭のトラブルが発生することも多いです。
家庭教師から、「追加の教材を購入したのでその代金を払ってほしい」や「成績向上のために、追加で補習を行ったのでその分の費用も払ってほしい」といった、後から追加で費用を要求してくるケースや、成績アップが見込めず途中で解約しようとしても「〇〇ヶ月の契約だから残りの月謝も払ってほしい」「契約の途中の解除は別でお金が発生する」と要求してくる家庭教師もいます。
こうした金銭トラブルを防ぐには、授業料の支払いを運営が仲介するマッチングサイトを利用するか、契約書に支払い条件を詳細に記載しておくことが重要です。
家庭教師を自宅に招くことで発生するトラブル
身元がわからない家庭教師を自宅に呼ぶこともリスクが存在します。
悪質な場合、お子様がセクハラや暴力、暴言の被害に遭うといったリスクや、盗難が発生するというリスクもあります。
こういったトラブルを防ぐために、しっかりと身元がわかるものを確認した上で契約する必要があります。また、契約書を作成することで、これらのトラブルを未然に防いだり、トラブルが起きた際の対応をしやすくすることができます。
トラブルを防ぐためにできること
体験授業で先生の人柄と指導力を確認する
契約前に必ず体験授業を受け、先生の人柄・指導スタイル・お子様との相性を確認しましょう。面談だけでは見えにくい部分もあるため、実際の授業での様子を見ることが大切です。体験授業には保護者も同席し、授業中のお子様の様子や先生の対応を確認しておくと安心です。
契約書を必ず作成する
口頭の約束だけではトラブルの元です。授業料・交通費・キャンセルポリシー・解約条件・授業時間の変更ルールなど、金銭面とスケジュール面の取り決めを書面で残しましょう。本記事で紹介している契約書テンプレートを活用するのが手軽です。
トラブルサポート付きのマッチングサイトを利用する
個人契約のトラブルが心配な場合は、運営がトラブル時の相談や仲介に対応しているマッチングサイトを選ぶ方法もあります。料金の支払いや連絡の仕組みが整っているサービスであれば、金銭面や連絡面のトラブルを防ぎやすくなります。
サポート体制を重視して先生を探したい方は、スマートレーダーをチェックしてみてください。
個人契約の家庭教師に必要な契約書とは?
個人契約の家庭教師にはトラブルがつきものなため、面倒でも契約書を作成し契約した方が良いです。
しかし一般的なご家庭が、家庭教師と個人契約する際の契約書を作成するのは難しいため、これから紹介するテンプレートや書く時のポイントを参考に契約書を作成することをおすすめします。
契約書のテンプレートはこちらからダウンロードできます。
家庭教師と保護者・生徒の名前、住所などの情報と金額や期日・期間の数字を変更するだけで使えますが、これから紹介するポイントを併せて記述しておくことでより良い契約書になります。
報酬の支払いについて
金銭でもめることはよくあります。授業料に関する記載はもちろんですが、以下のことについて留意し、記載しておきましょう。
- 授業時間を延長・短縮する場合はどうするのか
- 教材の購入について
解約に相当する理由
トラブルで紹介した下記のような即座に解約する条件についても記載しておきましょう。当たり前のように感じますが、万全を期すために記載するのが安心です。
- 経歴詐称の発覚
- セクハラ
- 暴力や暴言
- 盗難
契約書にあればなんでもOKではない
契約書に書いて署名捺印すれば全て約束できるというわけではありません。民法では、「公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする」と定められています。
「受験に合格しなかったら授業料を返金する」、「いつなんどきでも依頼したらすぐに授業を実施する」と言うような内容を含む契約は成立しませんので注意が必要です。
よくある質問
個人契約で最も多いトラブルは何ですか?
個人契約では、授業料の追加請求、交通費の認識違い、解約時の条件をめぐるトラブルなど、金銭面のトラブルが起こりやすい傾向があります。契約書に金額・支払い方法・解約条件を明記しておくことで、こうしたトラブルは防ぎやすくなります。
契約書は必ず必要ですか?
法的には口頭でも契約は成立しますが、書面で残しておくことをおすすめします。特に授業料、キャンセル時の扱い、解約条件、交通費の負担範囲は明確にしておきましょう。契約書テンプレートを活用すれば、初めてでも作成しやすくなります。
トラブルが起きた場合、どこに相談すればいいですか?
マッチングサイト経由で契約した場合は、まずサービスの運営に相談しましょう。運営が相談や仲介に対応しているサービスなら、トラブル時も対応を進めやすくなります。個人間の直接契約では、相談先が限られるため、契約前に対応方法を確認しておくと安心です。
家庭教師の経歴詐称を見抜く方法はありますか?
学生証や卒業証明書の提示を求めるのが基本です。マッチングサイトによっては、運営側が学生証などの本人確認書類を確認している場合もあります。こうした確認体制があるサービスを選ぶことで、経歴詐称のリスクを抑えやすくなります。
契約書に書いてはいけない内容はありますか?
「必ず志望校に合格させる」といった成果保証や、「いかなる理由でも解約不可」のような一方的に不利な条件は、無効と判断される可能性があります。契約書は、一方に偏りすぎず、双方にとって無理のない内容にすることが大切です。
まとめ
ここまで家庭教師の個人契約とは何かについての説明から、個人契約をする際に必ず知っておくべきことを紹介しました。
個人契約の家庭教師は自分で探さなければならない・家庭教師センターで受けられるサポートが無いというデメリットがある反面、自分で先生を決められる・費用を安く抑えられるというメリットがあります。
トラブルを未然に予防しながら先生を自分で探したいというご家庭に、本記事が参考になれば幸いです。
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