【2027年度入試】帰国子女向け中学入試情報と対策方法を解説!

帰国子女とは、親の仕事や留学などの理由で海外に一定期間滞在し、その後日本に戻った子供たちのことを指します。ちなみに、帰国子女と聞くと女の子をイメージしがちですが、「子」が息子、「女」が娘を意味しているので、実際は男女どちらにも当てはまります。

一般的に帰国子女の中学受験は難しいとされており、合格するためには十分な対策が必要になります。この記事では、帰国子女入試(帰国生入試)を利用して中学受験を考えているご家庭に向けて、対策方法やおすすめの中学校情報を解説します。

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また、帰国子女枠が設けられている学校の偏差値別ランキングについてはこちらの記事で紹介しています。
【2026年版】帰国子女入試(帰国生入試)や帰国子女優遇措置を実施している中学校偏差値ランキング

Contents

帰国子女入試(帰国生入試)の概要

帰国子女入試(帰国生入試)とは?

帰国子女入試(帰国生入試)とは、一般入試とは別枠で実施される、海外での生活経験のある受験生を対象とした入試のことです。

親の都合で海外にいた子どもは日本で育った子供と比べてハンディが生じている、という考えに基づいて設けられており、帰国生入試と呼ばれることもあります。

最近では英語教育やグローバル教育の強化が求められることが多く、自校のグローバル化の推進や英語力向上のために帰国子女を積極的に受け入れる中学校が増加しています。

最近の帰国子女入試(帰国生入試)の傾向

日本在住でありながら高い英語力を身に付けている生徒は少なからず存在します。英語力の高い生徒が欲しい中学校の中には、こうした生徒を確保しようと、帰国子女入試(帰国生入試)を海外在住歴がなくても受験可能とする学校も現れ始めました。そうすることで、優秀な生徒を一般入試以前に囲い込むことができるからです。

しかし、帰国子女入試(帰国生入試)は本来日本国内で教育を受けられなかった生徒への配慮です。こうした事態を解消するため、東京都私立中高協会は1年以上3年以内(海外在住1年以上・帰国後3年以内)というルールを明確に定めました。

また、生徒数確保のために生じていた試験日の早期化を解消することを目的として、東京都では2024年度から入試解禁日は11月20日以降となりました。こうしたことから、入試基準の厳格化がされていない首都圏近郊の神奈川や千葉などの帰国子女入試(帰国生入試)に出願が流れることが予想されます。長期的には東京都以外でも入試基準の厳格化が進むでしょう。

他方、帰国子女入試(帰国生入試)の定員に関しては明記されていない学校も多く、実際の受け入れ人数を正確に把握することは困難ですが、受け入れ校、受け入れ人数は共に増加傾向にあると言えるでしょう。

帰国子女入試(帰国生入試)で中学受験するには?

まずは帰国子女入試(帰国生入試)の受験資格を確認

帰国子女枠で中学受験をするためには、資格基準を満たしているかを確認する必要があります。

一般的な基準として、帰国子女入試(帰国生入試)の受験資格を得るためには、海外での滞在期間が最低1~2年以上、また帰国後1~3年以内が条件となっています。

基準は中学校により異なり、「わずかな帰国時期の差で中学受験できないのはかわいそう」ということで、例外的に受験を認めてもらえる場合もあるため、帰国子女入試(帰国生入試)を検討される場合は直接中学校に問い合わせることをお勧めします。

在籍校の種類で受けられる方式が変わる

海外の日本人学校に通っている子も、帰国生入試を受けられる学校があります。ただし、日本人学校に通う子と現地校・インターナショナルスクールに通う子とで、受けられる方式や科目を分けている学校もあります。英語の試験を中心にした方式は、現地校やインターに通う子を想定していることが多いため、日本人学校に通っている場合は、国語・算数で受けられる方式があるかを先に確かめておきましょう。

帰国後の年数の数え方は学校ごとに違う

「海外在留○年以上・帰国後○年以内」という条件の数え方は、学校によって違います。いつを基準日にするか(出願日・試験日・入学日)、保護者の海外赴任に同行していたことを条件にするかは、募集要項を読まないとわかりません。本記事で紹介する学校でも、頌栄女子学院は試験日から、立川国際は入学日から帰国後の年数を数えます。同じ海外生活の長さでも、ある学校では条件を満たし、別の学校では満たさないことがあるので、志望校ごとに募集要項の出願資格を確かめてください。

出願書類は取り寄せに時間がかかる

多くの学校で、在籍証明書や成績証明書、海外在留証明書の提出を求められます。海外の学校や保護者の勤務先に発行を頼む書類なので、手元に届くまでに時間がかかることがあります。出願の前に事前登録や資格審査を行う学校もあり、その締め切りは出願期間より早く設定されています(三田国際科学学園・同志社国際など)。

在籍校の出席状況の提出を求める学校も多くあります。ESL(英語補習クラス)に在籍していた場合や、通常授業との切り替えの時期によっては、欠席扱いとされてしまうこともあります。体調不良なども含めて、家庭で日頃から出席状況の記録を残しておくと安心です。

英語を入試に使うかどうかを確認

帰国子女枠での受験では、英語力が重要な要素となる場合があります。一部の学校では試験科目として英語作文が課されることもあり、大学入試以上の高い英語力が求められることがあります。英語があまり得意でない場合、英語を使用しない入試を実施する学校もありますので、入試内容を事前によく調べ、適切な選択を行うことが重要です。

英検取得の学年別ロードマップ(目安)

英語を使う入試を検討する場合、いつまでにどの級を取っておくかの見通しがあると準備を進めやすくなります。学年ごとの目安は次のとおりです。

  • 小学4年生:英検準2級
  • 小学5年生:英検2級
  • 小学6年生の夏:英検準1級
  • 小学6年生の11月〜翌2月:帰国生入試の本番

ただし求められる英語力は学校によって大きく異なります。英語試験を課さない学校もあれば、エッセイまで求める学校もあるため、上記はあくまで目安として捉え、志望校の募集要項で必要な水準を確認してください。

帰国子女入試(帰国生入試)の受験科目は?

帰国子女入試(帰国生入試)の受験科目は入試形態により、入試形態は主に以下のような5種類に分かれます。

2科型(国語・算数)

この入試形態は、海外で理科や社会を学習することは厳しいという学習事情は考慮した形になっております。

また、国語と算数の入試問題については、日程によって異なります。一般入試と同日程の場合は問題は同じであるものの、基準点が一般生とは異なることが多いです。また、一般入試と異なる日程の場合は、そもそも問題が一般入試と異なり、難易度も比較的易しめに設定されていることが多いです。

3科(国語・算数・英語)

国語・算数に英語加えた入試形態でこれが比較的オーソドックスと言えるでしょう。英語の学力はもちろんのことながら、学校の授業についていくためにある程度の国語と算数の基礎学力を求める学校が増加傾向にあります。

また、この3科目に加えて、面接を重視する学校もあるので対策が必要です。

4科(国語・算数・理科・社会)

この入試形態は国内の一般入試受験者と同程度の学力が求められています。

基本的には、一般受験生と同一日程かつ同一問題で入試が行われ、基準点のみが異なるような帰国子女優遇措置を実施している学校が多くあります。

英語+α型

この入試形態は英語圏の現地校およびインターナショナルスクールに通学していた生徒向けのものとなります。英語試験の難易度は学校によりさまざまです。

また、それに加えて、面接(英語・日本語)やエッセイをあわせて実施する学校もあります。

面接

学校によっては面接に重きを置いている学校も多くあります。

帰国子女入試(帰国生入試)での募集をしている学校は、帰国子女ならではの国際感覚や、柔軟な考え方、自己表現力を重要視している傾向にあります。

面接では、これらをアピールすることが重要です。「海外生活で得たこと」について、本番までにしっかりと準備をし、自信を持って答えられるようにしましょう。

中学受験における面接対策は以下の記事で紹介していますので参考にしてみてください。

【中学受験】面接対策!質問の回答例、服装やマナーを親子あわせて徹底解説!

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それ以外

既に紹介した上記の4つの入試形態には当てはまらない独自の入試形態を設定している学校があります。

具体的には、適性検査や作文、面接のみを行う場合や国語・算数・英語から2科目選択して受験する場合などがあります。

早めに志望校を決める

早い学校では11月の下旬から帰国生入試が始まる学校が多くあります。受験科目などを確認し、早い段階で志望校を決め、対策を進めていきましょう。

帰国子女入試(帰国生入試)での入試日程は?

帰国子女入試(帰国生入試)の入試日程は、全国的に最速で11月下旬ごろから開始します。一般入試よりも早い時期に帰国子女枠での入試を実施する中学校は、帰国生を積極的に受け入れようとしていることが多く、一般入試よりも科目数を少なくしたり、試験問題を簡単にしたりしていることがあります。

しかし、中には一般入試と同じ日に帰国子女入試(帰国生入試)を行う学校もあります。この場合、一部の優遇措置はあるものの、基本的には一般入試と同様の難易度であることが多いです。

帰国生入試の組み方は、大きく3つに分かれます。一般入試と別の日程・別の枠で行う学校、一般入試と同じ日に行い帰国生には別の合格基準を当てる学校、帰国生への特別な配慮を設けず一般入試と同じ条件で選ぶ学校です。どの型かによって、対策の中身も併願の組み方も変わります。

各学校の帰国子女入試(帰国生入試)の難しさを測る際は、入試日程も参考にしてみてください。

志望校の決め方は?

先ほど紹介した帰国子女入試(帰国生入試)を中学受験する際に重要なプロセスである志望校の決め方について紹介したいと思います。

中学でどのようなことを学びたいのかを話し合う

まず、志望校を決める際の重要な第一ステップとして、これから中学に入学した後、どのようなことを学びたいのか、どのような活動をしたいのかなどを、親子でしっかりと話し合うようにしましょう。

ここで認識がずれてしまっていると、入学後にこんなはずじゃなかったっと後悔してしまう恐れがあります。そのようなことを防ぐためにも重要なプロセスなのでしっかりと行いましょう。

学校の雰囲気や特徴を知る

親子でどのようなことを学びたいのかを議論し終わった後は、具体的に希望に沿った学校を探していきましょう。

具体的には、学校の文化祭やイベントなどに足を運び、実際の雰囲気を確かめることがおすすめです。海外在住で実際に学校の行くことが厳しい場合でも、近年ではオンラインで説明会を行っている学校も増加しているので、そこから情報を掴むようにしましょう。

フォロー体制の確認を行う

学校を選定する際には、学校がどのように帰国生をフォローするのか調べるようにしましょう。

日本での学校生活に馴染めるように個別指導を行う学校や国語・算数の特別授業を行う学校、一般生と全く同じように扱う学校など、学校によって様々なフォロー体制があります。

お子様が充実した学校生活を送るためにも、お子様の性格などに合わせてしっかりと事前に調べることをおすすめします。

帰国子女入試(帰国生入試)の中学受験が難しい3つの理由

次に帰国子女入試(帰国生入試)での中学受験が難しいと言われている理由について解説します。

帰国子女を受け入れている学校の偏差値が高い

主な理由の一つとして、帰国子女を受け入れる中学校の偏差値が高い傾向にあることが挙げられます。受け入れ態勢が整っている学校は、学問的にも社会的にも高い評価を受けており、多くの家庭が志望する名門校であることが多いです。

帰国子女入試(帰国生入試)で受験する場合、名門校を狙うライバルは多く、求められる偏差値が高くなりやすいです。

自身のレベルが合格ラインに達しているのかわかりづらい

海外生活を送っている間、日本の基準に合わせた学力テストを受ける機会が限られるため、自分の学力が中学入試の合格ラインに達しているかを判断するのは難しく、これは大きな不安要素となります。

帰国時に模試を受けることが理想的ですが、帰国のタイミングやその他の事情により、これが難しい場合もあります。

合格へ向けた指導が受けづらい

中学入試に合格するためには、中学入試のスペシャリストに指導を受けるのが必須と言えます。しかし、海外在住の家庭にとっては、このような専門的な指導者を身近に見つけることは困難です。

海外に住みながら学力を判断したり、合格に向けた指導を受けたいといった場合、日本にいる家庭教師を活用することがおすすめです。オンライン家庭教師であれば、海外にいながらでも日本の先生から指導を受け、現在の学力レベルを評価してもらうことができます。また、それをもとに指導を受けることも可能になります。

スマートレーダーなら

スマートレーダーには、8,000人を超える家庭教師が所属しており、お子様のニーズや学習状況に合わせて最適な先生を選ぶことができます。志望する中学校出身の家庭教師や、帰国子女入試(帰国生入試)で中学に入った家庭教師を探すことも可能です。オンライン指導にも対応しており、世界中どこにいても、質の高い指導を受けることが出来ます。

ご利用者様の声

受験直前期の短期間にも関わらず、英語受験の準備をしてくださり、そのおかげで無事志望校に合格することが出来ました。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

小学4年生〜直前期までの中学受験学習スケジュール

帰国生入試は、出題傾向や試験内容が一般入試とは異なる点も多く、早めの準備が合格へのカギを握ります。ここでは、小学4年生から直前期までの時期ごとに、どのように学習を進め、どんな準備をしていけばよいのかを分かりやすく解説します。

小学4年生:国語と算数を中心に基礎を固める時期

小学4年生は、中学受験に向けて学習習慣をつける準備期間です。特に大切なのは、国語と算数の基礎力をしっかり身につけること。海外在住中は英語に力を入れがちですが、生活が落ち着いたら、徐々に国語・算数の学習も進めましょう。最近は、帰国生入試でも国語と算数の難易度が上がっており、一般入試と同レベルの学校も増えています。

特に国語は「音読」が効果的で、読解力や表現力を育てる助けになります。帰国済みの方は、理科・社会を含めた4科目の学習に取り組むことで、志望校の選択肢も広がります。

この時期は比較的時間に余裕があるため、スポーツや文化活動などにも積極的に参加しましょう。幅広い経験は精神的な成長につながり、受験を乗り越える力になります。また、一時帰国の機会には、気になる学校を見学することもおすすめです。

小学5年生:受験準備の土台を固める大切な時期

小学5年生は、受験に向けた学習が本格的に始まる重要なステージです。国語や算数の内容が一段と難しくなり、ここでつまずいてしまう受験生も多くなります。しかし、5年生の内容をしっかりと理解し定着させることができれば、受験に必要な学習の8割ほどをカバーできるとも言われています。一般的に受験に必要な単元の学習は6年生の夏頃までに終了するため、この一年の取り組みが今後の鍵を握るのです。

また、志望校で社会や理科の出題がある場合には、5年生から4科目体制の学習に切り替えることをおすすめします。特に海外在住の場合、4科目受験が大きな負担になることもあるため、志望校の入試形式を早めに確認し、受験科目数も含めて検討しておきましょう。

この学年では、具体的な志望校選びも本格的にスタートします。一時帰国の際には、できるだけ多くの学校を見学し、実際の雰囲気を感じることが志望校選定に役立ちます。やや難易度の高い学校を訪れることで、お子様のやる気が高まるきっかけにもなります。

さらに注意したいのが過去問の入手です。帰国生入試の過去問は一般には市販されていない場合が多く、説明会などで配布されるのも基本的に最新年度の1年分のみです。早めに学校説明会へ参加し、過去問や出題傾向の情報を集めておくことが、効率的な対策につながります。

小学6年生:実践力と情報収集を両立する時期

小学6年生は、これまでの基礎をもとに、志望校に合わせた実践的な対策を進める段階です。国語・算数に加え、理科・社会・英語を含む科目全体の土台を固めつつ、模試を活用して現時点での立ち位置を確認しておきましょう。ただし、偏差値の見方は模試の種類や受験層によって異なるため、結果の読み取りには注意が必要です。

志望校については、ホームページや説明会・文化祭を通じて早めに情報収集を行いましょう。実際に足を運べる場合は、学校の雰囲気を感じる良い機会になります。また、帰国生入試の過去問が公開されている学校もあるため、問題傾向の確認と併せて、類似問題での対策も行っておくと安心です。

面接対策もこの時期に本格化します。海外と日本の違いや、自分が海外で得た経験について、家族と話しながら自分の考えを整理しておくと、面接で自信を持って答えられるようになります。

出願書類の取り寄せも、この時期に始めましょう。必要な書類と注意点は「まずは帰国子女入試(帰国生入試)の受験資格を確認」で説明しています。

直前期:仕上げと最終調整のフェーズ

帰国生入試は、一般入試よりも1〜2ヶ月ほど早く実施される学校が多いため、通常の受験スケジュールよりも前倒しで準備を進める必要があります。この時期は、学力がもっとも伸びやすく、追い込みの成果が出やすい重要なタイミングです。合格を目指して、最後まで粘り強く学習を続けましょう。

特に面接対策は欠かせません。志望理由や将来の目標に加え、海外での経験や、そこでどのように成長したかといった質問がされることが多く、自分の言葉で自然に話せるようにしておくことが大切です。面接練習を通じて、考えを整理しながら、どの学校で何を学びたいのか、その熱意をしっかり伝えられるよう準備を重ねましょう。

試験当日は、直前まで使っていた過去問を持参することをおすすめします。問題を解く順番の確認や、これまで何度も取り組んだ問題を見返すことで、自信を持って試験に臨むことができます。万が一、出題傾向に変化があった場合でも、それは全受験生に共通する状況です。焦らず落ち着いて取り組む姿勢が、合否を分けるポイントになるかもしれません。

直前期は、精神的にも不安や緊張が高まりやすい時期です。体調管理や十分な睡眠を心がけ、万全のコンディションで試験当日を迎えられるようサポートしていきましょう。

このような勉強計画立てやモチベーションアップ・維持にもスマートレーダーはおすすめです。

帰国時期によって準備はどう変わる?

同じ小学5年生でも、帰国の時期によって先にやることは変わります。

帰国時期が決まっていない場合は、国語と算数の学習を続け、日本語で読み書きする時間を毎日確保しておきます。帰国生入試にも一般入試にも使える土台になるからです。あわせて候補校の出願資格(海外在留期間・帰国後の年数)を一覧にしておくと、帰国時期が決まった時点で受けられる学校をすぐに絞り込めます。

受験の1年以内に帰国する場合は、出願資格を満たす学校を確定させ、入試形式に合わせた対策に切り替えます。在籍証明書や成績証明書は、現地の学校に在籍しているうちに発行を頼んでおくと、やり取りがしやすくなります。

すでに帰国している場合は、帰国後の年数の条件に注意が必要です。条件を過ぎると帰国生入試を受けられない学校もあるので、受験する時点で帰国から何年目になるかを、各校の基準日で数えておきましょう。理科と社会も加えた4科目に取り組んでおけば、一般入試も選択肢に入ります。

海外から準備するときは、時差と日程に気をつけます。オンライン授業や学校説明会が現地の深夜や早朝になることがあり、国内の模試は海外から受けられる回が限られることもあります。英語資格の結果を出願に使う場合は、結果が出る日と出願期限の前後を確かめ、間に合う回を逆算して受けてください。たとえば三田国際科学学園の2027年度入試では、英語資格で英語筆記の免除を受けるには、出願期間中に証明書を提出する必要があります。

帰国子女におすすめの学校9選をご紹介

受験校選びでは「偏差値帯」「帰国子女入試の有無」「英語入試の有無」といった軸で校を比較したい場面が多くあります。

帰国子女受け入れ校の偏差値帯を一覧で確認したい方は、別記事「【2026年版】帰国子女入試(帰国生入試)や帰国子女優遇措置を実施している中学校偏差値ランキング」もご参照ください。

本記事では、その中でも保護者からの問い合わせが多い9校(関東7校・関西2校)を抜粋してご紹介します。

学校名所在地共学・別学出願要件(2027年度)選べる入試形式(すべて)2027年度の試験日出願期間
渋谷教育学園幕張千葉県千葉市共学海外在留期間・帰国後の年数の条件なし(2027年3月小学校卒業見込みなど)英語(筆記・リスニング・エッセイ)+面接(英語・日本語)2027年1月20日2026年12月15日〜2027年1月10日
渋谷教育学園渋谷東京都渋谷区共学試験日までに海外在留2年以上・帰国後2年以内英語・国語・算数・英語面接/作文・国語・算数・面接2027年1月27日受験資格審査 2026年12月1日〜12月11日/ネット出願 2027年1月10日〜1月22日
広尾学園東京都港区共学原則、海外在住経験1年以上・帰国後3年以内。インターナショナルAGは英検2級以上または同等の英語力インターナショナルAG=Japanese・Mathematics(英語出題)・English・Interview/本科・医進サイエンス・インターナショナルSG=国語・算数・面接2026年12月17日(AG)・12月18日(本科ほか)2026年11月24日〜12月4日
三田国際科学学園東京都世田谷区共学保護者の転勤等に伴い海外に継続して1年以上在住・帰国後3年以内IC=英語+面接(英語と日本語)/ISC=英語+国語・算数+面接(英語)2026年11月25日・12月9日第1回 2026年11月10日〜11月17日/第2回 11月26日〜12月3日(事前登録が必要)
都立立川国際中等教育東京都立川市共学(日本国籍の場合)保護者に伴い連続2年以上海外に在住、または入学日現在で海外在住期間終了後2年以内。都内に保護者と同居作文+面接(いずれも日本語または英語)2027年1月25日2027年1月8日・1月12日(持参。事前相談が必要)
東京学芸大学附属国際中等教育東京都練馬区共学海外在留期間の条件なし。保護者と通学可能区域内に同居(海外在住の場合は2027年4月1日までに同居)A方式=外国語作文・基礎日本語作文・面接/B方式=適性検査Ⅰ・Ⅱ・面接2027年2月3日Web 2026年12月1日〜12月24日/書類 12月7日〜2027年1月7日必着
頌栄女子学院東京都港区女子校海外在住1年以上かつ海外の学校に1年以上在学。帰国後は試験日から原則3年以内英語入試=英語Ⅰ・Ⅱ・英会話・面接/3教科入試=英語Ⅰ・Ⅱ・英会話・国語・算数・面接(面接は保護者同伴)2026年12月5日2026年11月9日〜11月30日
西大和学園奈良県河合町共学保護者の海外在留や留学に伴い外国で教育を受け、海外在留期間1年以上帰国生入試=算数・英語(筆記・エッセイ)・面接(英語)。ほかに英語重視型A・B、海外会場入試2027年1月6日(東京会場)・1月17日(本校会場)東京会場 2026年11月24日〜12月17日/本校会場 12月7日〜2027年1月8日
同志社国際京都府京田辺市共学帰国生徒認定が必要(海外在住1年6か月以上で帰国後の期間が海外在住期間以内、または海外在住5年6か月以上)A選考〈専願〉=英語資格・書類審査・面接/A選考〈併願〉=書類審査・作文(日本語以外)・面接/B選考〈併願〉=3教科2026年12月8日・2027年1月19日・2月9日12月入試 Web 2026年9月1日〜10月9日(書類10月14日必着)/1月入試 Web 10月19日〜11月4日/2月入試 Web 12月3日〜12月23日
出典:各校の2027年度募集要項・入試要項(各校の紹介欄に出典を掲載)

各校の2027年度募集要項で最新の情報を確認してください。表は、2026年9月29日時点で各校の公式サイトに掲載されていた2027年度の募集要項・入試要項をもとに作成しています。

偏差値はこの表に載せていません。偏差値で候補を比べたい場合は、次の記事で一覧できます。
【2026年版】帰国子女入試(帰国生入試)や帰国子女優遇措置を実施している中学校偏差値ランキング

【共学校】渋谷教育学園幕張中学校(千葉)

英語・面接のみで受験可能

「渋幕(しぶまく)」の愛称で知られ、帰国生入試の最難関校の一つです。帰国生入試は英語・面接のみで受験できるため、国語や算数に不安がある生徒でも挑戦しやすいのが魅力です。ただし、英語試験の難易度は非常に高くなっています。

2027年度の入試要項では、帰国生入試の出願資格は小学校卒業見込み(または生年月日の条件)だけで、海外在留期間や帰国後の年数の条件は定められていません。

ハイレベルな英語の授業

昔から帰国生を多く受け入れており、その英語教育には定評があります。帰国生専用の英語のクラスがあり、英語の授業は非常にレベルが高く、ディスカッションやプレゼンテーションが中心となっています。一部の生徒は模擬国連などの国際的な大会にも出場しており、高い英語力をさらに伸ばしたい生徒に最適な環境です。

国内外のトップ大学への進学実績

国内では東京大学をはじめとする最難関国立大学、私立では早慶上理に多数の合格者を輩出しています。また、海外大学への進学サポートも手厚く、毎年10名前後の生徒が海外大へと進学し、生徒がハーバード大学やプリンストン大学などのアイビーリーグに属する大学やそのほか世界的な名門大学にも進学しています。

渋谷教育学園幕張中学校の詳しい情報はこちら

2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間2026年12月15日(火)9:00〜2027年1月10日(日)15:00(インターネット出願) ※帰国生カード・プリエッセイは1月10日までに簡易書留で郵送(当日消印有効)
試験日2027年1月20日(水) 合格発表 1月24日(日)14:00頃
募集人員約20名
出願資格2027年3月に小学校卒業見込み、または2014年4月2日〜2015年4月1日生まれ(海外在留期間・帰国後の年数の条件はなし。入試要項のQ&Aより)
入試形式英語(筆記・リスニング50分、エッセイ30分)+面接(英語・日本語)
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|渋谷教育学園幕張中学校 帰国生入試結果

募集人員20人
応募者数153人
受験者数140人
合格者数34人
倍率4.1倍
合格者最低点78点(英語100点満点)
合格者平均点83.0点(英語100点満点)
出典:公式HP

【2026年度】渋谷教育学園幕張中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目別受験対策方法を徹底解説!

【共学校】渋谷教育学園渋谷中学校(東京)

3教科に加えて英語面接or日本語面接の入試

「渋渋(しぶしぶ)」の愛称で親しまれ、渋幕と同じく帰国生入試の最難関校です。入試科目は「英語・国語・算数」の3科目と英語面接もしくは日本語面接で、いずれも高いレベルが求められます。

出願できるのは、試験日までに海外在留2年以上・帰国後2年以内の子です(2027年度)。出願の前に受験資格審査(2026年12月1日〜11日)を受けます。

充実したグローバル教育

英語の授業はネイティブ教員によって北米の学校の形式で進行されます。学期ごとにたくさんの課題が出ますが、その分ハイレベルな英語力を身につけることができます。また、模擬国連などの活動も盛んです。

国内外のトップ大学への進学実績

進学実績も渋幕と同様に全国有数で、東京大学や早慶上理に多数の合格者を輩出しています。また、海外大学への進学実績も豊富で、ハーバード大学やスタンフォード大学など、世界トップクラスの大学へ合格者を輩出しています。

渋谷教育学園渋谷中学校の詳しい情報はこちら

2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間受験資格審査 2026年12月1日〜12月11日(必着)/インターネット出願 2027年1月10日10:00〜1月22日23:59
試験日2027年1月27日(水) 合格発表 1月28日(木)
出願資格2027年3月に小学校卒業見込みで、試験日までに海外在留2年以上・帰国後2年以内
入試形式「英語・国語・算数・英語面接」または「作文・国語・算数・面接」から選択(英語+α型/3科型)
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|渋谷教育学園渋谷中学校 帰国生入試結果

受験者数153人(男子65人・女子88人)
合格者数41人(男子15人・女子26人)
倍率3.7倍
出典:公式HP

合格体験記

合格校:渋谷教育学園渋谷中学校(渋渋)
インターナショナルスクールに通っていて英語中心の授業だったため、日本語の読解が最初は大変でした。
家庭教師の先生に国語の記述練習を徹底してもらうことで成績が伸びました。
帰国子女入試を活用して、得意の英語も生かせたのが大きかったです。

この方が取り組んだ「国語の記述練習」は、本記事の小学6年生:実践力と情報収集を両立する時期で解説している対策にあたります。

渋谷教育学園渋谷中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目別受験対策方法を徹底解説!

【共学校】広尾学園中学校(東京)

英語力が問われる入試

帰国生向けの入試では、英語で実施される算数・国語・英語面接か、全て日本語で出題される国語・算数・日本語面接の試験の2パターンから選ぶことができます。英語での試験を選んだ場合は、入学後にオールイングリッシュグループに配属されます。

出願資格は原則として海外在住経験1年以上・帰国後3年以内で、保護者のもとから通学できることです。インターナショナルAGを受ける場合は、英検2級以上または同等の英語力も求められます。

英語力に応じた多彩なコース

広尾学園の最大の特徴は、インターナショナルコースが設置されている点です。特にAG(アドバンストグループ)では、授業のほとんどが英語で行われ、海外の学校に近い環境で学べます。高校進学時には医進・サイエンスコースも選択することが可能で、理系分野に強いのも魅力です。

豊富な海外大学合格実績

近年、海外大学への進学実績が飛躍的に伸びており、2025年度の進学実績を見ると、UCバークレーやキングスカレッジロンドンといった海外の名門大学に多数の生徒が合格しています。国内だけでなく、海外も視野に入れた進路を考えている生徒に最適な学校です。

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2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間2026年11月24日(火)9:00〜12月4日(金)12:00 ※提出書類は12月5日(土)必着
試験日12月17日(木)インターナショナルAG/12月18日(金)本科・医進サイエンス・インターナショナルSG 合格発表 12月19日(土)
募集人員インターナショナルAG 25名/本科・医進サイエンス・インターナショナルSG 10名
出願資格原則、海外在住経験1年以上・帰国後3年以内/保護者のもとから通学できる/インターナショナルAGは英検2級以上または同等の英語力
入試形式AG=Japanese(30分50点)・Mathematics(英語出題50分50点)・English(50分100点)・Interview(英語/日本語10分)|本科等=国語(50分100点)・算数(50分100点)・面接(日本語10分)
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|広尾学園中学校 帰国生入試結果

インターナショナルAGコース本科 SG
医進・サイエンスコース
募集人員25人10人
受験者数163人211人
合格者数58人79人
倍率2.82.7
出典:公式HP

合格体験記

合格校:広尾学園中学校(インターナショナルコース)
日本人学校に通っていたため、海外でも日本式の授業に慣れていたので、基礎の学習はスムーズでした。
ただ日本の受験スピードについていくのが大変で、オンライン家庭教師で何回も過去問演習を重ねました。

この方が重ねた「過去問演習」は、本記事の直前期:仕上げと最終調整のフェーズで解説している対策にあたります。

広尾学園中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目受験対策方法を徹底解説!

【共学校】三田国際科学学園中学校(東京)

英語のみで受験可能

帰国生入試は英語・面接で受験できます。入学時の英語力に応じてクラスが分けられるため、自分のレベルに合った環境でスタートできるのも安心です。また、筆記試験に関してはインターナショナルサイエンスクラス(ISC)の方では免除制度があり、英検®準1級以上、TOEFL iBT®72 点以上 IELTSTM 5.5 以上を保有している場合は英語筆記試験を免除されます。

保護者の転勤等に伴って海外に継続して1年以上住み、帰国後3年以内であることが2027年度の出願資格です。出願の前に事前登録をして、書類審査で出願資格の認定を受けます。

英語で学ぶインターナショナルクラス

三田国際科学学園の最大の特徴は、インターナショナルクラスでの英語イマージョン教育です。英語、数学、理科、社会といった主要科目を英語で学び、英語「を」学ぶのではなく、英語「で」学ぶ環境が整っています。

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2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間第1回 2026年11月10日(火)9:00〜11月17日(火)17:00/第2回 11月26日(木)9:00〜12月3日(木)17:00 ※事前登録(第1回11月4日・第2回11月12日 17:00まで)と出願資格確認書類の郵送(第1回11月11日・第2回11月19日必着)が必要
試験日第1回 2026年11月25日(水)/第2回 12月9日(水) 合格発表 各試験の翌日10:00
募集人員30名(インターナショナルクラス・インターナショナルサイエンスクラス)
出願資格2014年4月2日〜2015年4月1日生まれ/2027年3月小学校卒業見込みまたは同等以上の学力/保護者の転勤等に伴い海外に継続して1年以上在住し、帰国後3年以内
入試形式インターナショナルクラス(IC)=英語(リスニング含む60分100点)+面接(英語と日本語)|インターナショナルサイエンスクラス(ISC)=英語(リスニング含む60分100点)+国語・算数(計50分・各50点)+面接(英語) ※ISCは英検準1級以上などで英語筆記試験を免除
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|三田国際科学学園中学校 帰国生入試結果

ISCIC
受験者数208人294人
合格者数51人49人
倍率4.086
出典:JOBA

三田国際科学学園中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

【共学校】都立立川国際中等教育学校(東京)

作文と面接のみで受験可能

都立の中高一貫校として人気が高く、帰国生入試は日本語または英語での作文と面接(パーソナルプレゼンテーションを含む)で評価されます。学力試験がないため、海外での経験や自分の考えをしっかりと表現できる生徒に向いています。

日本国籍の場合、保護者に伴って連続2年以上海外に住んでいること(帰国済みなら、入学日時点で帰国から2年以内)が条件です。保護者と都内に住むことも求められ、出願の前に応募資格を確認する事前相談を受けます。

英語漬けのイベントが豊富

校外の英語学習施設での研修や英語合宿、オーストラリア海外研修など、英語に浸る機会が豊富に用意されています。ネイティブ教員や帰国生も多く、日常的に国際的な雰囲気の中で学校生活を送ることができます。

国内トップ大学への進学実績

国内では東京大学をはじめとする最難関国立大学、私立では早慶上理に多数の合格者を輩出しています。

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2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間2027年1月8日(金)9:00〜15:00、1月12日(火)9:00〜12:00(本校へ持参。郵送不可) ※出願前に応募資格を確認する事前相談が必要
試験日2027年1月25日(月) 合格発表 1月29日(金)9:00
出願資格(日本国籍の場合)2027年3月に小学校卒業見込みなど/保護者に伴い連続して2年以上海外に在住している、または在住していて入学日現在で海外在住期間終了後2年以内/保護者と同居し都内から通学できる(入学日までに都内へ転入する場合は応募資格審査が必要) ※外国籍の場合は別の規定
入試形式作文(日本語または英語、45分)+面接(日本語または英語、パーソナル・プレゼンテーションを含む)
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|都立立川国際中等教育学校 海外帰国・在京外国人生徒枠

募集人員28人
受験者数59人
合格者数28人
倍率2.11倍
出典:東京都

立川国際中等教育学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

【共学校】東京学芸大学附属国際中等教育学校(東京)

多様な言語で受験可能

最大の特徴は入試の多様性です。外国語作文は、英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国・朝鮮語から選択可能。様々なバックグラウンドを持つ生徒を受け入れています。

応募資格に海外在留期間の条件はなく、保護者と通学可能区域内に同居していること(海外在住の場合は2027年4月1日までに同居すること)などが条件です。外国語作文で受けるA方式と、適性検査で受けるB方式から選びます。

日本語で受けられるIBディプロマ

高校2年生からは、国際的に認められている大学入学資格「国際バカロレア(IB)ディプロマ・プログラム」を履修できます。これを日本語で受講できる中高一貫校は非常に貴重であり、IB教育に興味があるお子さまや海外大への進学を考えているお子さまにとって最適な環境です。

国内外のトップ大学への進学実績

国内では東京大学をはじめとする最難関国立大学、私立では早慶上理に多数の合格者を輩出しています。また、海外大学への進学サポートも手厚く、毎年10名前後の生徒が海外大へと進学し、生徒がハーバード大学などのアイビーリーグに属する大学やそのほか世界的な名門大学にも進学しています。

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2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間Web出願 2026年12月1日(火)9:00〜12月24日(木)17:00/出願書類の郵送 12月7日(月)9:00〜2027年1月7日(木)17:00必着
試験日2027年2月3日(水) 合格発表 2月6日(土)
募集人員約60名(A方式 約30名・B方式 約30名)
出願資格2014年4月2日〜2015年4月1日生まれ/2027年3月に国内の小学校を卒業見込み、または日本の義務教育6か年相当の教育を受けた/保護者と通学可能区域内に同居(海外在住の場合は2027年4月1日までに同居) ※海外在留期間の条件はなし
入試形式A方式=外国語作文(英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国/朝鮮語から1つ)+基礎日本語作文+面接|B方式=適性検査Ⅰ・Ⅱ+面接(面接はどちらも原則日本語の集団面接)
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|東京学芸大学附属国際中等教育学校 帰国生入試結果

A方式B方式
募集人員30人30人
志願者数167人101人
受検者数150人96人
合格者数34人34人
倍率4.4倍2.8倍
出典:公式HP

東京学芸大学附属国際中等教育学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

【女子校】頌栄女子学院中学校(東京)

特徴的な英語入試

入試は英語・英会話・面接で行われます。特に筆記試験では、ニュースウェブサイトの記事を読んでその内容に基づいてエッセイを書くユニークな内容となっています。また、これらの科目に加えて、国語・算数を受験する形式もあり、お子さまの得意分野に合わせて形式を選択することが可能です。

出願資格は、保護者の転勤に伴って海外に1年以上住み、海外の学校(現地校・インターナショナルスクール・日本人学校)に1年以上在学したこと、帰国後は試験日から原則3年以内であることなどです。

多くの帰国生が在籍

古くから帰国生を受け入れている伝統校で、全校生徒の約20%が帰国生です。多様なバックグラウンドを持つ生徒たちと交流できる環境が魅力です。ネイティブ教員による授業も含めた英語の授業は週6回開講されており、生徒には英語の本を読むことを義務付けています。

国内のトップ大学への進学実績

安定した進学実績が特徴で、例年、生徒全体の半数以上が国公立大学・早慶上理に進学しています。

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2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間2026年11月9日(月)0:00〜11月30日(月)15:00
試験日2026年12月5日(土)8:10集合
募集人員特に定めず
出願資格2027年3月に小学校卒業見込みの女子/海外在住1年以上/帰国後は試験日から起算して原則3年以内/原則として日本国籍/入学後は保護者のもとから通学できる
入試形式英語入試=英語Ⅰ・Ⅱ(各40分・計100点)+英会話+保護者同伴面接/3教科入試=英語Ⅰ・Ⅱ+英会話+国語(40分50点)+算数(40分50点)+保護者同伴面接
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|頌栄女子学院中学校 帰国生入試 応募者数

帰国生英語入試帰国生3教科入試
応募者数72人75人
出典:公式HP(合格者数は公式HPに掲載がないため記載していません)

【2026年度】頌栄女子学院中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目別受験対策方法を徹底解説!

【共学校】西大和学園中学校(奈良)

英語力を活かした多彩な帰国生入試ルート

西大和学園の帰国生入試は受験地によって2つのルートが用意されています。東京会場(1月)では算数・英語・英語エッセイで受験でき、海外会場(12月・ロサンゼルス/シンガポール)では国語・算数の2科目または理科を加えた3科目から選択可能です。英語力に自信がある帰国生には、英語重視ルートが強みを存分に活かせます。

帰国生入試の出願資格は、保護者の海外在留や留学に伴って外国で教育を受け、海外在留期間が1年以上であることです。東京会場で受けられるのは、奈良・大阪・兵庫・京都・和歌山・滋賀に住所がない人に限られます。

授業のほとんどを英語で行うイマジネーション教育

「イマジネーション授業」として授業のほとんどを英語で行う独自プログラムを導入しており、学校行事でも英語を使う機会が豊富です。国内有数の難関進学校でありながら、グローバル人材育成に本気で取り組んでいる点が大きな特徴です。

難関国立大学への高い進学実績

2026年度の合格実績では東京大学に75名が合格するなど、全国トップクラスの進学実績を誇ります。医学部をはじめとする最難関国公立大学に毎年多数の合格者を輩出しています。

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2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間東京会場 2026年11月24日(火)10:00〜12月17日(木)18:00/本校会場 12月7日(月)10:00〜2027年1月8日(金)18:00(Web出願。海外在留証明書は出願締め切り日必着で郵送)
試験日東京会場 2027年1月6日(水)(合格発表 1月9日)/本校会場(奈良) 1月17日(日)
募集人員男子約180名・女子約40名(全会場・全入試の合計)
出願資格2027年3月小学校卒業見込みなど/保護者の海外在留や留学に伴って外国で教育を受け、海外在留期間が1年以上 ※東京会場は奈良・大阪・兵庫・京都・和歌山・滋賀に住所がない人のみ
入試形式帰国生入試=算数(60分100点)+英語筆記(40分100点)+英語エッセイ(30分70点)+面接(英語・30点) ※このほか英語重視型A・B、シンガポール・ロサンゼルス会場の入試(国語・算数・理科の3科または国語・算数の2科)がある
出典:公式HP(東京会場)/公式HP(本校会場)

公式HP

【2026年度】西大和学園中学校の偏差値や倍率など入試情報と科目別受験対策方法を徹底解説!

【共学校】同志社国際中学校(京都)

全校生徒の約66%が帰国生という唯一無二の環境

同志社国際中学校は全校生徒約1,200名のうち約800名が帰国生(1年半以上の海外在住経験者)という、日本でも類を見ない学校です。帰国生同士が自然に交流できる環境が整っており、海外生活で培った感性や多様な価値観を活かしながら学校生活を送ることができます。

出願には、同志社国際による帰国生徒の認定が必要です。条件は、海外在住1年6か月以上で帰国後の期間が海外在住期間を超えないこと、または海外在住5年6か月以上であることなどです。

6言語から選べる多言語教育と同志社大学への推薦進学

英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・韓国語から第二外国語を選択できる多言語教育が特徴です。また、同志社大学・同志社女子大学への推薦進学制度が整っており、生徒の約90%が同志社系列大学へ進学しています。英語以外の言語で帰国した生徒にも対応した選考(A選考専願:英語資格+面接+書類審査)が設けられています。

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2027年度入試(2026年11月〜2027年2月実施)の募集要項

出願期間12月入試 Web登録出願 2026年9月1日(火)〜10月9日(金)・書類 10月14日(水)必着/1月入試 Web 10月19日(月)〜11月4日(水)・書類 11月11日(水)必着/2月入試 Web 12月3日(木)〜12月23日(水)・書類 2027年1月7日(木)必着 ※各入試の前に帰国生徒認定手続が必要(12月入試は8月17日〜9月24日)
試験日12月A選考(専願・併願) 2026年12月8日(火)/1月B選考(併願) 2027年1月19日(火)/2月A選考(併願) 2月9日(火)
募集人員約55名(編入生を含む)
出願資格同志社国際の帰国生徒認定を受けた者(日本国籍などを有し、海外在住1年6か月以上で帰国後の期間が海外在住期間を超えない、または海外在住5年6か月以上。海外在住期間は3か月以上連続して保護者に帯同した期間の合計)
入試形式A選考〈専願〉=英語資格(英検準1級以上など)+書類審査+面接(保護者同伴・日本語)|A選考〈併願〉=書類審査+作文(海外生活で習得した日本語以外の言語、60分)+面接(保護者同伴・日本語)|B選考〈併願〉=国語・算数+理科・社会・英語から1教科(各50分100点)
出典:公式HP

2026年度入試(実績)|同志社国際中学校 帰国生入試結果

12月A選考(専願)12月A選考(併願)1月B選考(併願)2月A選考(併願)
募集人員55人55人55人55人
受験者数55人48人21人313人
合格者数32人16人4人60人
倍率1.7倍3倍5.3倍5.2倍
出典:公式HP

同志社国際中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

帰国子女の中学受験でよくある質問

Q.日本人学校に通っていても帰国生入試を受けられますか?

A.受けられる学校はあります。たとえば頌栄女子学院中学校の2027年度募集要項は、海外での在学先として現地校・インターナショナルスクール・日本人学校を挙げています。一方で、在籍校の種類によって受けられる方式を分ける学校もあるため、志望校の募集要項で確認してください。詳しくは本記事「まずは帰国子女入試(帰国生入試)の受験資格を確認」をご覧ください。

Q.面接は必ず英語?

A.学校により「日本語のみ」「英語のみ」「日本語+英語のバイリンガル」「保護者同席」など形式は多様です。海外で得たことや志望理由を自分の言葉で伝える自己表現力が共通して重視されており、英語面接が苦手でも日本語の表現力で評価される余地があります。各学校の最新の募集要項で形式を必ず確認しましょう。

Q.帰国後の年数が条件を過ぎたらどうなりますか?

A.その学校の帰国生入試には出願できないため、一般入試を検討することになります。ただし、帰国後の年数の上限や数え始める基準日は学校ごとに違います。ある学校で条件を過ぎていても、別の学校では出願できることがあるので、候補校ごとに数え直してみてください。詳しくは本記事「まずは帰国子女入試(帰国生入試)の受験資格を確認」をご覧ください。

Q.帰国時期が決まっていなくても準備できますか?

A.できます。国語と算数の学習を続けておけば、帰国生入試にも一般入試にも生かせます。あわせて候補校の出願資格を一覧にしておくと、帰国時期が決まった時点で受けられる学校をすぐに絞り込めます。詳しくは本記事「帰国時期によって準備はどう変わる?」をご覧ください。

Q.帰国子女枠の倍率は高い?

A.募集定員が5〜30名と少ない学校が多く、人気校では倍率4〜8倍に達することもあります。一方で募集枠の多い大規模校(都立国際系等)では倍率が3〜4倍に収まる例もあるため、難易度は校により大きく異なります。

Q.帰国子女枠と一般枠は併願できますか?

A.学校によって異なりますが、私立中学の多くは同一校での帰国子女枠と一般枠の同時出願を認めています。ただし試験日程が重なる場合は両方受験できないケースもあります。帰国子女枠の出願資格(海外在籍期間等)を満たしていても一般枠の出願可否は学校ごとに異なるため、各校の募集要項で必ず確認してください。

Q.英語以外の言語(フランス語・中国語等)で帰国子女入試を受けられる学校はありますか?

英語以外の言語での試験を実施している学校は一部存在します。例えば東京学芸大学附属国際中等教育学校のA方式では、外国語作文の言語を英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国/朝鮮語から選べます(2027年度募集要項)。また、非英語圏に滞在していた場合でもインターナショナルスクール(英語教育)で学んでいたケースでは英語入試が選ばれることが多く、滞在国の言語ではなく「実際に使用していた言語・語学力」で判断するのが適切です。詳しくは志望校の帰国生入試要項で試験言語の選択肢をご確認ください。

Q.英検準1級レベルは帰国子女入試で必須ですか?

英検準1級レベルが有利に働く学校は多いですが「必須」ではありません。渋谷教育学園幕張・渋谷教育学園渋谷・広尾学園などの上位進学校では相当の英語力が求められる傾向があります。一方、都立立川国際中等教育学校のように作文・面接のみで受験できる学校もあります。志望校ごとに公式要項で英語の出題形式を確認することをおすすめします。

まとめ

帰国子女入試(帰国生入試)の中学受験は、決して簡単なものではありませんが、十分な準備とサポートがあれば、合格を勝ち取れるはずです。スマートレーダーを活用することで、海外在住でも日本の先生からオンラインで指導を受けることが可能です。帰国子女入試(帰国生入試)の中学受験対策に活用してみてはいかがでしょうか?

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中学入試において重要な面接対策も、スマートレーダーを通じて指導を受けることができます。事前に面接の練習をスマートレーダーの先生と一緒に行うことで、お子様は自信を持って面接に臨むことが可能になります。

なお、中学合格はゴールではなく、その先には大学受験が控えています。帰国子女枠は大学受験でも採用されており、中学から英語力・小論文力を維持・伸長することが大学受験での選択肢を広げます。大学受験フェーズでの帰国子女枠の概要は「【2026年】帰国子女向け大学入試情報と対策方法を解説!偏差値別大学ランキングもご紹介」で解説しています。

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