オンライン家庭教師とは、オンラインでのマンツーマン指導のことを指します。コロナウイルスの感染拡大を機に盛んにおこなわれるようになりましたが、オンライン家庭教師には感染防止以外にも、自分の家から遠いところに住んでいる家庭教師から指導を受けられるといった空間を超えた学習という強みもあります。
中学受験対策に家庭教師を雇おうと考えている人の中には、対面指導にしようかオンライン指導にしようか悩んでいる方も多いと思います。
そこで今回は現役家庭教師の筆者がオンライン家庭教師の実態や具体的な利用方法について解説していきます。
中学受験がオンライン家庭教師で対策できるのかについて知りたい方は以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご一読ください。
Contents
【中学受験対策】オンライン家庭教師のおすすめ利用法!

オンライン家庭教師は基本的にオンライン上で資料を共有して解説したり、ホワイトボードを使って説明したりします。傾向として、まだ習っていない新しい分野の考え方や語句を学ぶ講義というよりは、問題を解いて、それを解説していく演習という形で授業をすることが多いです。
中学受験は問題の解説の時の記述量が少なく、簡単な図形や表を使って説明することが多いので、比較的にオンラインで指導しやすいです。
オンライン家庭教師を利用する際に重要なのはオンライン家庭教師の強みを生かした指導をしてもらうことです。具体的には以下の用途で利用するのがおすすめです。
- 過去問演習
- 苦手克服
- 塾の補助
それぞれについて説明していきます。
1.過去問演習
志望校の過去問演習をする際、オンライン家庭教師を使って演習するのはかなり効果的です。これは、オンライン家庭教師は全国どこの先生からでも指導を受けられるので、志望校出身の先生からの指導を受けやすいためです。
志望する学校出身の先生はすでに過去問研究を終えているので、その学校の出題方式や問題傾向について把握しています。そのため、過去問演習をする際、どういったことに注意すればいいのかや、各問題ごとにどこが重要なのかを教えてもらうことができます。
こうした過去問研究ができている先生からの指導は、入試本番を意識して行われるため、合格に直結する本番力が身につきます。こういった本番力は塾や独学で小学生が身に着けるのは困難なため、オンライン家庭教師を使って身に着けるのが効果的かつ効率的です。
中学受験の過去問の使い方については「【中学受験】過去問はいつからやるべき?効果的な使い方は?中学受験経験者が徹底解説!」の記事に詳しく書いていますのでぜひご参照ください。
2.苦手克服
オンライン家庭教師を利用する際、苦手克服を目的に指導してもらうことは大変効果的です。これはオンライン家庭教師では、授業をする際に重要なことに焦点を置いて説明するためです。
オンライン家庭教師では先に述べたように煩雑な計算や、複雑な論理を展開して教えるような指導は困難です。そのためエッセンスとなる部分に絞って伝えることが多いです。そのため対面指導に比べて、必要最小限の重要事項に整理されています。
苦手分野があるとき、その理由は考え方や知識をうまく整理できていないことが多いです。しかし、塾や対面の家庭教師では具体的な計算や応用的な知識などの枝を付けて説明することが多いので、整理できていな生徒からすれば大変わかりにくく感じてしまいます。
オンラインで要点を絞った授業資料を使った指導をしてもらうことで、情報を整理でき、次第にその分野への苦手意識も消えていきます。
3.塾の補助
塾の補助としてオンライン家庭教師を使うのもおすすめです。あらかじめ授業のテキストを共有しておくことで、塾の予習や復習を補助してもらうことができます。
これをオンライン家庭教師に依頼することで時間を有効活用することができます。オンライン家庭教師は授業前の準備を必要としなかったり、ネット環境さえ整っていれば、どこにいても授業を受けられます。
そのため、授業に行く前に予習と復習の補助をしてもらったり、わからない問題が溜まっとときに、あいているタイミングに依頼したりと自分の状況に合わせて自由に授業をしてもらうことができます。
中学受験においてストレスなく時間を有効活用することは、勉強効率を大きく変えるものなので、オンライン家庭教師を使うことで、効率的に塾の勉強をすることができます。
そのほかオンライン家庭教師で中学受験を成功させる秘訣について「中学受験をオンライン家庭教師で成功させる秘訣とは?」の記事に詳しく書いていますのでぜひご一読ください。
これだけは抑えておきたい!注意点3選!

ここまで、オンライン家庭教師を利用したおすすめの中学受験対策を紹介してきました。しかし、オンライン家庭教師は、慣れないうちはトラブル発生のリスクが対面の家庭教師をよりも多いです。
そこでここからは、オンライン家庭教師を利用するうえで抑えておきたい注意点を紹介していきます。
オンラインで授業可能な環境を整える
オンライン家庭教師をするうえでまず最初に気を付けるべきは、環境の整理です。オンライン指導ができるスペックのパソコンおよびネット環境を作る必要があります。
授業中にカクついてしまったり、授業資料をうまく共有できない状態になってしまうとお子さまの集中力も下がってしまい、効率的に学習を進めることができなくなります。
そのため、オンライン授業に必要な最低スペック以上のパソコンとネット環境および、授業資料をうまく共有できる状態を作っておきましょう。
また、必要に応じて手元を写すことができるカメラや、ホワイトボードに直接書き込みができるペンタブレットやタブレットを用意するようにしましょう。環境をしっかりと整えることで、対面指導と遜色ない授業を受けることができるようになります。
オンライン家庭教師に必要なものについて詳しくは以下の記事に書いていますので是非ご参照ください。
定期的に授業の様子を見る
オンライン家庭教師は、先生から生徒の様子が見えにくいという欠点があります。そのため授業をよく聞いていなかったり、授業中に別のことをしていても先生が気が付かないケースがよくあります。
そのため、授業の様子を定期的に見るようにしましょう。可能ならばリビングなどの常に目が届く範囲で授業を受けさせるのがおすすめです。
また、授業を受けた後の感想を必ずお子さまに聞くようにしましょう。具体的には、わかりにくいところがあったかどうかや、授業内容が無事定着しているかなどを確認して先生に伝えるようにしましょう。
オンライン家庭教師は、生徒の手元や様子が対面に比べわかりにくいので、どこがわかっていて、どこがわかりにくかったのか、授業内容をちゃんと理解しているかなどを推し量ることが難しいです。そのため、保護者が伝えることで、オンライン家庭教師の欠点を補うことができます。
短期的な目標を設定する
先に述べた通り、オンライン家庭教師では定着度を確認しにくいです。そのため、成績向上といった大まかな目標だけでは次第に目的意識が薄れ、意義のない授業になってしまいがちです。
これを防ぐ為に短期的な目標を設定するようにしましょう。具体的には、苦手克服ではどの程度克服するか、過去問演習では何割取れるようにするかなど定量的に測れる短期的な目標を立てましょう。
次に授業ごとにその目標を達成するためのさらに小さな目標を設定するようにしましょう。このように段階的に目標を細分化して立てることで、目的意識のある効果的な授業をしてもらうことができるようになります。
また、授業ごとに目標が達成できてるかを確認する小テストをするようにしましょう。小テストの結果によって先生もお子さまも目標通りに勉強が進められているかを確認し、
オンライン家庭教師で中学受験対策なら「スマートレーダー」がおすすめ

スマートレーダーでは、オンライン指導の強みを活かした家庭教師の利用をすることが可能です。先生探しから、オンライン指導までをスマートレーダーのみで完結させることができます。
スマートレーダーとは
システム利用型の家庭教師個人契約サイト「スマートレーダー」は、生徒一人ひとりに合った理想の家庭教師が見つかり、直接契約できる CtoC プラットフォームです。教師の得意教科の評価をAI(人工知能)によって行い、レーダーチャートで表示する日本初のサービスです。
ご家庭の方は家庭教師の指導実績や得意教科の評価、時給や趣味 、家庭教師の出身高校や在籍大学などのタグから最適な家庭教師を見つけることができます。
先生は難関大学生のみ!
スマートレーダーでは登録できる先生を、東大・京大をはじめとする難関大学の先生に限定しているので、先生はどの方も超一流となっています。
また登録されている先生の数も5000人以上いて、オンライン指導ではこの5000人以上のすべての先生の中から条件に合う先生を探すことができます。
このなかには当然、灘中学校や開成中学校など超難関中高一貫出身の先生もいらっしゃいますので、かなりレベルの高い中学受験対策を依頼することが可能です。
希望の先生が見つかるマッチングシステム

スマートレーダーでは、先生を探す際に、能動的に希望の先生を探す「先生の検索」機能と、お子さまの成績や条件に応じて先生に立候補を「先生の募集」機能があります。これにより理想の家庭教師とマッチングすることが可能です。
また、指導も対面指導とオンライン指導があり、条件に合った指導方式で授業を受けることができるので、場所を選ばず利用することができます。
独自の開発のオンライン授業システムで簡単!
スマートレーダーでは独自開発したオンライン授業システムにより、専用のアプリなどをインストールする必要なありません。授業ごとに作成された専用URLにアクセスするだけで授業を受けることが可能です。
このオンライン機能では、先生と生徒の間で画面の共有をすることで、授業の資料に生徒も書き込み可能です。生徒の理解をリアルタイムで把握し、「わからない」を即座に解決します。
さらに、1画面に授業資料と生徒の顔を表示し、先生は生徒の表情を常に把握が可能です。先生がノートからだけでなく生徒の表情からも理解度や集中度を読み取れるようすることで、対面指導時よりも生徒の状況に合ったきめ細やかな指導を受けることができます。