オンライン家庭教師とはパソコンや電子機器からインターネットを通じて家庭教師から授業を受けられるサービスを指します。そんなオンライン家庭教師は、コロナウイルスの感染拡大を機に拡大し、耳にすることが増えたと思います。
しかし、その実態についてイマイチ把握できていない人も多いかと思います。そこで今回は、オンライン家庭教師の料金相場やメリットデメリットについて、現役家庭教師の筆者が解説していきます。
オンライン以外の家庭教師の料金相場は以下の記事で紹介していますのでぜひご覧になってください。
家庭教師の料金相場は?個人契約やオンラインなどタイプ別に徹底解説!
Contents
オンライン家庭教師の料金相場は?
オンライン家庭教師の料金相場は1時間あたり2,500〜7,500円です。ここに初期費用などが加わります。学年や教えてもらいたいことなどによって、値段が異なります。それぞれの料金相場を詳しく解説していきます。
オンライン家庭教師にかかる初期費用
オンライン家庭教師にかかる初期費用としては、1.入会金 2.機材費 3.教材費が挙げられます。
入会金とは、各オンライン家庭教師を依頼するサービスに登録する際に発生する際に請求される費用のことを指します。入会金の制度はサービスによって様々で、一切かからないものもあれば、先生を紹介する際に料金が発生するものもあります。
機材費に関しては、オンラインに接続するための電子機器を用意するのにかかる費用です。新しくパソコンやタブレットを買う際や、オンライン家庭教師を利用する会社からタブレットの貸し出しなどを行い、レンタル料を支払うときに発生します。
また、ネット環境が自宅で整っていない場合は、その工事費やルーターなどの機材費が追加でかかります。すでにネット環境やデバイスがそろっている場合は特に機材費はかかりません。
教材費に関しては、入会金同様利用するサービスによって異なります。学校の授業や塾の授業の補助として利用する場合は特にかからないこともあります。
オンライン家庭教師を始めるにあたって必要なものに関しては以下の記事に詳しく書いていますので、是非ご参照ください。
オンライン家庭教師のやり方は?始めるにあたって必要なものもご紹介!
オンライン家庭教師の授業の料金相場
オンライン家庭教師の授業料は、学年や利用するサービス、受験対策であるかなどによって大きく異なります。具体的な料金相場は以下の表のようになります。
個人契約 | 家庭教師センター | |
小学生 | 2,500~4000円 | 2,500〜6,000円 |
小学生(受験対策) | 2,500~6000円 | 4,000~8,000円 |
中学生 | 2,500~6000円 | 2,500〜6,000円 |
中学生(受験対策) | 2,500~6000円 | 4,000~8,000円 |
高校生 | 2,500~6,000円 | 3,000〜8,000円 |
高校生(受験対策) | 2,500~8,000円 | 5,000~15,000円 |
個人契約は仲介手数料がかからない分、家庭教師センターを通してオンライン家庭教師を利用するよりも授業料は比較的に安くなります。また、学年が上がるにつれて、指導難易度があがるので、授業料は高くなります。
個人契約と家庭教師センターのちがいは?
オンライン家庭教師の個人契約は、一対一で家庭教師と保護者が直接取り決める契約形態です。一方、家庭教師センターは、その企業に登録されている複数の家庭教師の中から、希望に合った家庭教師を派遣するサービスです。
それぞれの特徴について詳しく説明していきます。
【オンライン家庭教師の個人契約】
・生徒や保護者が直接家庭教師を探すことができる
個人契約では、家庭教師センターを介さずに直接先生を探すことができるので、なるべく自分の希望に合う先生を探すことができます。しかしその分、先生を選ぶ労力がかかり、家庭教師の信頼性も低くなります。
・教材や授業内容、時間割などは相談しながら自由に決められる
契約を直接決めることができるので、不定期的な利用や、家庭教師センターを介してではできないような、不規則な取り決め等も行うことができます。例えば夏休みや冬休みの長期休みに絞った利用や、受験対策の添削の指導といった利用も可能です。
・家庭教師とのコミュニケーションが直接的である
生徒や保護者が直接契約についてコミュニケーションをとる必要があります。仲介がない分スムーズに契約が結べるというメリットでもありますが、契約書を用意する手間などが発生します。また、しっかりとコミュニケーションをとらないとトラブル発生のリスクが高まります。
・家庭教師センターと比較して費用が安く抑えられることが多い
家庭教師センターでは、仲介手数料が発生しますが、個人契約では直接やり取りをする分、そういった費用がかかりません。そのため授業料が比較的に安いことが多いです。
【家庭教師センター】
・家庭教師センターが事前に家庭教師を厳選しているので、安心して授業を受けることができる
家庭教師センターに登録されている先生は、学生証や住所、電話番号などの提出をしていて、経歴詐称の疑いがないよう審査されていることがほとんどです。また中にはさらに厳密な審査や面接などを行っていることが多いので、個人契約に比べ比較的安全に利用することができます。
・教材や授業内容、時間割などは、家庭教師センターが提供するプランに従うことが多い
家庭教師センターではいくつかのプランがあらかじめ用意されています。そのため自身の希望通りに授業計画を組んだり、不規則な利用をすることができません。そのため、目的にあった利用ができるかあらかじめ確認しておく必要があります。
・生徒や保護者と家庭教師とのやりとりやトラブルに対するサポートが受けられる
個人契約とは違い、自身で契約書を準備して契約内容を話し合って決めるといった事前準備が必要ありません。また、トラブル発生時も家庭教師センターに連絡すれば仲介に入って解決してくれます。
・個人契約する場合と比較して費用が高くなることが多い
仲介手数料が発生してしまう分、授業料が比較的に高く設定されていることが多いです。また、先生を紹介してもらうたびに紹介手数料なども発生することもあるので注意が必要です。
どちらの方法を選ぶかは、家庭教師を探す際の目的や予算、授業スタイルなどによって異なってきます。
個人契約は自由度が高く、自分に合った家庭教師を探すことができる反面、家庭教師のスキルや信頼性についての判断が必要です。一方で、家庭教師センターは安心して授業を受けることができる反面、料金が高くなる場合があるため、予算の面で慎重に検討する必要があります。
家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」では、個人契約と家庭教師センターの良いところ取りをしたような、形態でオンライン家庭教師を利用することができます。
スマートレーダーとは東大・京大等の難関大学の超一流家庭教師と直接個人契約を結ぶことができる家庭教師マッチングサイトです。先生に経歴詐称が内容厳密な審査を行っており、契約書等の準備も必要ありません。トラブル発生時は運営事務局が仲介に入ってくれるので安心安全です。
スマートレーダーについては、この後詳しく紹介していきます。
また、オンライン家庭教師の個人契約についてもっと知りたい方は、以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご一読ください。
オンライン家庭教師で個人契約って結べるの?先生の探し方やメリットデメリットを紹介
オンライン家庭教師のメリットとデメリット
オンライン家庭教師には、明確なメリットとデメリットが存在します。ここからは、それらについて解説していきます。
オンライン家庭教師のメリット
オンライン家庭教師のメリットとしては、主に次の3点が挙げられます。
- 全国中の先生の授業を受けることができる
- 交通費が不要なので、費用が安く抑えられる
- 感染症のリスクを抑えることができる
それぞれについて説明していきます。
1.全国中の先生の授業を受けることができる
オンライン家庭教師では、ネット環境さえ整っていれば全国中の先生に授業を依頼することができます。そのため、家の近くに良い先生がいなくても、先生の選び代が大幅に広がるので、希望に沿う先生を容易に見つけることができます。
受験対策として利用する場合は、受験経験のある先生、とりわけ志望校出身の先生を簡単に見つけることができます。中学受験や大学受験では、各学校ごとに問題の難易度や傾向が大きく異なるので特におすすめです。
中学受験対策にオンライン家庭教師を利用しようと考えている方は、「中学受験はオンライン家庭教師でも対応できる?難関中高一貫校出身の現役家庭教師が解説!」の記事に詳しく書いていますので、ぜひご参照ください。
2.交通費が不要なので、費用が安く抑えられる
本来の家庭教師では、交通費が発生して、それを家庭側が負担しますが、オンライン家庭教師ではそれは不要です。住んでいる地域によっても差がありますが、交通費だけで、1回1000円程度かかることが多いです。
月4000円程度の出費を抑えることができます。また、先生側の移動時間を省くことができるので、授業料自体も安く設定されていることが多いです。
3.感染症のリスクを抑えることができる
現在コロナウイルスが蔓延している中で、オンライン家庭教師を利用すると対面指導に比べ、感染リスクを完全に抑えることができます。対面指導の場合、体調が中途半端に悪かったり、咳が出ているが体調に問題がない場合、授業を行っていいのか悩んでしまいます。そういった場合にも安心して授業を行うことができます。
また、受験生にとってはコロナウイルスだけでなく、インフルエンザや感染性胃腸炎など、多くの感染症に気を付ける必要があります。そういった場合にもオンライン家庭教師は大変有効な手段になります。
また、そのほかにもオンライン家庭教師を利用するメリットがいくつかあります。詳しくは「オンライン家庭教師ならではのメリットとは?デメリットも合わせて解説!」記事にまとめていいますので是非ご参照ください。
オンライン家庭教師のデメリット
オンライン家庭教師のデメリットとしては次の3点が挙げられます。
- ネット環境が必須
- 対面授業と比較すると、コミュニケーションに不安がある
- 集中力が下がりやすい
1.ネット環境が必須
オンライン家庭教師を行うためにはネット環境が必須です。ネット環境が整っていない場合、かなりの費用が掛かりますので、注意が必要です。また、ネット回線が遅かったり、デバイスの性能が悪い場合は、画面がカクついて、うまく授業ができないことがあります。
あらかじめ、ネット環境は整っているのかを確認して、環境が整っていない場合にはいくら追加で費用が掛かるのかを検討してから、オンライン家庭教師を利用するか決めるようにしましょう。
2.対面授業と比較すると、コミュニケーションに不安がある
オンライン家庭教師の最大のデメリットとして、コミュニケーションの面での不便さが挙げられます。
オンライン家庭教師では、対面の家庭教師と比べて、生徒との直接的なコミュニケーションが難しい場合があります。例えば、生徒がわからないところがあっても、直接質問しづらいと感じることがあるかもしれません。また、ネットワークの問題によっては、音声や映像が途切れることもあります。
さらに、生徒とのコミュニケーションがうまくいかないと、生徒の学習意欲が低下する可能性があります。また、コミュニケーションが取りづらいために、生徒の弱点や苦手科目に対して適切な対策を講じることが難しくなることもあるでしょう。
このデメリットを軽減するためには、オンライン家庭教師とのコミュニケーションを積極的に取ることが必要です。例えば、メールやチャットなどを活用して、授業の前後に質問をすることができます。また、授業中には、コミュニケーションを円滑にするために、事前に相手の顔や名前を覚えるなどの工夫も必要です。
3.集中力が下がりやすい
オンライン家庭教師は先生が横にいるわけではないので、生徒側の緊張感が切れて、集中が続きにくいです。実際、授業中に生徒がスマホを触っていたや、居眠りをしてしまったなどということをよく聞きます。
とくにお子さまの学年が低いときは注意が必要です。なるべく目の届く範囲で授業を受けさせるようにして、定期的に様子を見るようにしましょう。
上記のようにオンライン家庭教師はいくつかデメリットはありますが、あらかじめ対策すれば、未然に防ぐことができます。正しく使うことができれば、先に述べたようなメリットを活用でき、効果的に学習を進めることができます。
ここからはオンライン家庭教師を始めようと考えている人にお勧めの家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」を紹介していきます。
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