家庭教師の利用を考えている方の中には、「会社やサイトによってどうしてこんなに料金が違うんだろう」とお思いの方は多いのではないでしょうか。
一言で家庭教師と言っても料金は様々です。お子様にできるだけいい家庭教師をつけたいと思う中、いくらくらいの家庭教師をお願いすればいいのかとお悩みの方に向けて、本記事では家庭教師の料金相場をタイプや目的、契約形態別に徹底解説します。
また、家庭教師のタイプ別に特徴や注意するべき点も解説しますので、検討する際には参考にしてください。
塾の利用を検討している方につきましては、「家庭教師と塾どっちが良い?メリットや費用、併用の方法についても解説!」の記事で両者を比較しながら紹介していますので、ぜひご参照ください。
Contents
家庭教師の料金相場【2024年度最新】
家庭教師の料金相場は、1回の授業につきおおよそ1,500〜12,000円です。週1回の授業で月額6,000〜48,000円、週2回の授業で月額12,000〜96,000円です。
このように料金相場はピンキリで、大きな開きがあります。なぜこのように開きが生まれるのかを解説していきます。
家庭教師の料金相場の仕組み
家庭教師の料金相場は、以下の6つのポイントで変わってきます。
家庭教師派遣会社から派遣された家庭教師なのか、個人契約の家庭教師なのか
家庭教師センターの場合は運営母体の手数料が含まれるため、個人契約と比べ高くなる傾向があります。
生徒の学年や受講内容
生徒の年齢が上がるにつれ、授業内容も難しくなり料金が高くなる傾向にあります。同様に、目的が受験だと高くなり、難関校を目指す場合はさらに加算される場合があります。
授業料の単位時間
授業料が1時間単位か1コマ(50分、80分、90分等)単位で決められているかは家庭教師によって様々です。実際に指導を受ける際の指導時間と照らし合わせて料金を確認しましょう。
講師の質
家庭教師が本職のプロ家庭教師か、大学生の教師かで変わってきます。プロの方が高くなる傾向にありますが、プロと言ってもレベルは様々なので経験年数や合格実績等を確認しておきましょう。
地域
全国展開している家庭教師センターの場合、地域による物価やオフィスの賃料が理由だと考えられますが、地方よりも都市部の方が高額になる傾向にあります。
ただし、先生の数がそもそも少ないような地域だと割高になることもあります。
オンラインで授業をするかどうか
オンラインで授業をする場合、講師の移動時間や交通費がかからないため、安くなる傾向にあります。
それでは、学年・タイプ別の料金相場について確認してみましょう。学年別に、家庭教師の種類と受験の有無による料金相場を表にまとめました。
家庭教師の種類を以下の4つに分けて紹介しています。
- 教師と直接契約を結ぶ形式の「個人契約」
- 教師を派遣する企業と契約を結ぶ「家庭教師センター」
- 家庭教師が本職の教師と契約を結ぶ「プロの家庭教師」
- インターネットを通じて授業をしてもらう「オンライン家庭教師」
それぞれの料金相場についてみていきましょう。
それぞれのタイプ別の特徴については記事の後半で解説いたします。
小学生の料金相場(目安)
小学生に家庭教師をつける場合の料金・費用の相場は1,500~6,000円です。中学受験対策が可能な家庭教師は優秀で少ないため、中学受験を目的とするか否かで大きく料金は変わってきます。
タイプ | 中学受験あり | 中学受験なし |
---|---|---|
個人契約 | ¥3,000 – ¥5,000/時間 | ¥2,000 – ¥4,000/時間 |
家庭教師センター | ¥3,500 – ¥5,500/時間 | ¥2,500 – ¥4,500/時間 |
プロの家庭教師 | ¥4,000 – ¥6,000/時間 | ¥3,000 – ¥5,000/時間 |
オンライン家庭教師 | ¥2,500 – ¥4,500/時間 | ¥1,500 – ¥3,500/時間 |
料金は一般的な目安となっており、個々の契約や地域によって異なる場合があります。
小学生のお子様に家庭教師をつけることについてもっと知りたいという方は、「小学生の家庭教師はあり?料金相場やメリット・デメリット、選び方などを解説」の記事で、選び方も含めて詳しく述べておりますので、是非そちらをご一読ください。
また、「中学受験で家庭教師は利用するべき?相場や選び方、メリット・デメリットを解説!」の記事では、中学受験対策として家庭教師の利用に焦点を絞って解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
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中学生の料金相場(目安)
中学生に家庭教師をつける場合の料金・費用の相場は2,000~8,000円です。高校受験対策が可能な家庭教師は優秀で少ないため、高校受験を目的とするか否かで大きく料金は変わってきます。
タイプ | 高校受験あり | 高校受験なし |
---|---|---|
個人契約 | ¥4,000 – ¥7,000/時間 | ¥2,500 – ¥5,000/時間 |
家庭教師センター | ¥4,500 – ¥7,500/時間 | ¥3,000 – ¥5,500/時間 |
プロの家庭教師 | ¥5,000 – ¥8,000/時間 | ¥3,500 – ¥6,000/時間 |
オンライン家庭教師 | ¥3,500 – ¥6,500/時間 | ¥2,000 – ¥4,000/時間 |
料金は一般的な目安となっており、個々の契約や地域によって異なる場合があります。
高校受験対策として個人契約の家庭教師利用の料金相場はこちらの記事で詳しく解説していますので、高校受験対策として家庭教師の利用をお考えの方は合わせてご覧ください。
高校受験をする中学生が家庭教師の個人契約をする場合、料金相場はどれくらい?
スマートレーダー では、難関高校出身の先生に1時間あたり2,500円~から授業をしてもらうことができます。高校受験対策や、中学校の授業の補助にお勧めです。
高校生の料金相場(目安)
高校生に家庭教師をつける場合の料金・費用の相場は2,500~12,000円です。大学受験対策が可能な家庭教師は優秀で少ないため、大学受験を目的とするか否かで大きく料金は変わってきます。
タイプ | 大学受験あり | 大学受験なし |
---|---|---|
個人契約 | ¥5,000 – ¥10,000/時間 | ¥3,000 – ¥6,000/時間 |
家庭教師センター | ¥5,000 – ¥11,000/時間 | ¥3,500 – ¥6,500/時間 |
プロの家庭教師 | ¥6,000 – ¥12,000/時間 | ¥4,000 – ¥7,000/時間 |
オンライン家庭教師 | ¥4,500 – ¥9,000/時間 | ¥2,500 – ¥5,000/時間 |
料金は一般的な目安となっており、個々の契約や地域によって異なる場合があります。
また、「高校生の個人契約家庭教師の料金相場は?現役家庭教師が徹底解説!」の記事では、高校生が個人契約家庭教師を利用するメリットも含めて、詳しく紹介しておりますので、こちらも是非ご覧ください。
スマートレーダー では、東京大学、京都大学をはじめとする難関大学に在籍する先生を1時間あたり2,500円~から授業をしてもらうことができます。大学受験対策や、高校の授業の補助にお勧めです。
授業料以外の費用について
家庭教師センターの場合は特に、授業料に加え別の費用が掛かってきます。会社によってかかる費用は様々ですが、一般的に以下の費用が掛かります。
一時的な費用
費用 | 金額 | タイミング |
---|---|---|
入会金(登録料) | 10,000~20,000円 | 入会時に必要な会社が多数 キャンペーン時や友達紹介で無料になることがある |
保証金 | 10,000円~20,000円 | 支払いが滞った際のデポジット(解約時に清算返金) |
解約金 | サービス提供前は20,000円 サービス提供後は受けた対価相当額+50,000円か1か月分の授業料 | 中途解約時に発生する場合がある |
月額でかかる費用
費用 | 金額 | 補足 |
---|---|---|
管理費(月会費) | 月3,000~10,000円 | 不要な場合もある |
教材費 | 1科目あたり~3,000円程度 | 不要な場合もある |
交通費 | 月数千円程度 | 自宅など授業場所への交通費、授業回数に応じて発生 オンラインの場合不要 |
家庭教師のタイプ別の特徴と注意事項を解説
ここまで授業料の相場や費用について紹介してきましたが、家庭教師のタイプによって特徴や注意するべき点があります。単純に料金で選ぶ前にそれぞれのタイプについて理解した上で選ぶようにしましょう。
個人契約の家庭教師
個人契約の家庭教師は、生徒と教師が直接契約を結ぶ形式です。
仲介手数料がかからないので、ほかのタイプと比べて比較的に安価な傾向があります。料金を抑えて家庭教師を利用したい方にお勧めです。
ただし、先生と直接契約を結ぶためトラブルが発生するリスクがあるという点に注意が必要です。また、経歴詐称や急に先生と連絡が取れなくなることもあります。そのため先生の身分をしっかりと確認して、契約書も明確に条件を示したものを作るようにしましょう。
他にも家庭教師と個人契約する際に知っておくべきことについては、契約方法含め、以下の記事で詳細に解説しています。
【個人契約 家庭教師】メリット・デメリットから先生の見つけ方まで必ず知っておくべきことを徹底解説!
家庭教師センター
家庭教師センターは、教師を派遣する企業と生徒が契約を結ぶ形式です。ご自身で契約書の作成や先生選びをしなくてもいいのが特徴です。また、家庭教師センターがカリキュラムや教材を提供し、サポートを行うコースもあります。教師のバックアップや代替授業を受けられるのも、家庭教師センターの強みです。
一方で、料金がほかのタイプと比べ高くなりやすいです。これは、授業料に加え、サービス利用料金が発生するためです。また、入会金や教材費、管理費がかかることもあります。料金形態は、利用するサービスによって大きく異なるので、必ず確認するようにしましょう。また、ご自身で先生が選べないので、自分に合った先生が見つからない恐れもあるので、注意しましょう。
プロの家庭教師
プロの家庭教師は、専門的な教育資格や経験を持った教師と契約を結ぶ形式です。しっかりと教育経験がある教師が指導を行うのが特徴で、カリキュラムや教材の提供に加え、受験対策や高度な学習支援を受けられるのが利点です。教育資格や経験に基づいた信頼性と専門性があるのも、プロの家庭教師の魅力です。
しかし、プロ家庭教師の明確な定義はなく、業者によってさまざまなとらえ方をしているので注意が必要です。プロ家庭教師だからといって必ずしも指導力が保証されているわけではありません。
また、料金についても社会人の先生が指導をするので、ほかのタイプと比べかなり高くなる傾向があります。いくら費用が掛かるのかあらかじめ確認しておくようにしましょう。
プロ家庭教師については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご参照ください。
大学生家庭教師とプロ家庭教師の違いは?料金相場、メリットデメリットを解説!
オンライン家庭教師
オンライン家庭教師は、インターネットを通じて教師と生徒が接続し、オンラインでの授業を行う形式です。場所や時間に縛られず、自宅や外出先からでも授業を受けられるのが最大の特徴で、教師への交通費の支払いも必要ありません。
1回の交通費が500円の場合、月に4回来てもらうと年間で24,000円にもなります。この費用が無くなるだけでもオンライン家庭教師の大きなメリットと言えるでしょう。
また、オンラインツールや学習プラットフォームを活用して、対話や資料共有が容易になります。加えて、広範な教師の選択肢があり、地理的な制約を受けにくいのもオンライン家庭教師の利点です。
しかし、環境整備がしっかりとしていないとインターネット接続やコンピュータの問題により、授業が中断したり、音声や映像の品質が低下したりする恐れがあります。そのため、ご家庭のネット環境が整っているかを確認するようにしましょう。
また、対面でないので、生徒の表情を先生が確認できないので、指導の質が下がってしまう可能性もあります。加えて、オンラインでは集中力が欠けてしまうお子さんもいらっしゃいますので、そういった性質をあらかじめ考慮しておくようにしましょう。
オンライン家庭教師については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご参照ください。
オンライン家庭教師ならではのメリットとは?デメリットも合わせて解説!
「低価格×優秀な家庭教師」のいいとこ取りはスマートレーダー
ここまで家庭教師の料金相場をメインに解説してきました。
- 家庭教師のタイプや目的、契約形態別の料金相場
- タイプ別の特徴と注意するべき点
について、解説してきました。しかし、料金や個人契約のリスクがネックになり「家庭教師を利用したくても利用できない」という方も多いはずです。
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