高校生になると大学受験を見据えて、家庭教師を依頼したり、塾などに通う方が多いと思います。しかし、家庭教師を依頼する場合、自分の志望大学の先生に教えてもらうことができるなどといったメリットがある一方、料金相場がわかりにくいため、依頼を躊躇してしまうケースもあるでしょう。

そこで今回は、実際に大学受験のための家庭教師を依頼した経験のある筆者が、まず高校生が家庭教師を利用するメリットを紹介し、高校生の家庭教師の料金相場を個人契約と家庭教師センターなどパターン別に詳しく解説していきます

小中学生の料金相場は家庭教師の料金相場は？個人契約やオンラインなどタイプ別に徹底解説！をご確認ください。

高校生が家庭教師を利用するメリットとは？

高校生になると、多くの方が受験対策のためにどこかの塾に入ることを考えるかもしれません。しかし、塾は基本的にクラス全体への指導になるため、個人の苦手分野の克服や志望大学に向けた対策といった面では効果的ではありません。

そのため、家庭教師を利用することで、塾ではカバーできない部分を補うことができます。実際に筆者も、塾と家庭教師を併用して大学受験を乗り越えた経験があります。

つまり、高校生が家庭教師を利用するメリットとしては、以下の2点が挙げられます。

1. 苦手分野の克服ができる
2. 志望大学の対策ができる

それぞれについて説明していきます。

1.苦手分野の克服ができる

高校生になると学習内容が難しくなり、苦手分野ができてしまう方が多くなります。しかし、学校の授業や塾の授業はクラス全体に向けて行われるので、苦手分野を克服する前に授業内容は進んでいってしまい、苦手分野はいつまで経っても苦手のままになります。

そこで、家庭教師を利用することでじっくりと自分の苦手分野に向き合う指導を受けることができるため、着実に苦手分野をつぶしていくことができます。

実際に、筆者も苦手分野だった数学が、東京工業大学の家庭教師の先生にじっくりと指導していただいたおかげで克服することができ旧帝大に合格することができました。

2.志望大学の対策ができる

自分が志望している大学に在籍している先生に家庭教師を依頼することは、志望大学に合わせた対策に効果的です。

実際に自分の志望大学の受験を経験し、合格している先生は、その経験を活かして志望大学に特化した指導を行うことができます。これは、志望大学の先生だからこそ得られる大きなメリットです。

また、大学生活に関する話も先生から聞くことができるため、受験勉強へのモチベーションも高めることができます。

高校生の家庭教師の料金相場

小学生や中学生に比べ、高校生の指導内容がより高度になるため、家庭教師の料金相場も高くなる傾向があります。一般的な相場としては、1時間あたり2,000円から3,500円程度ですが、個人契約か、家庭教師センターを利用するか、また、受験を控えた高校三年生かによって、料金は異なります。

個人契約をする場合、講師によって価格帯が大きく異なるため、事前に交渉する必要があります。一方、家庭教師センターを通して依頼する場合、センターによって提供される講師のレベルや授業内容に応じて、料金相場が異なります。また、高校三年生の場合は、受験までの時間が限られているため、集中的に指導を受ける必要があるため、通常よりも料金が高めになる場合があります。

総じて、高校生の家庭教師の料金相場は、個人契約か、家庭教師センターか、また受験時期かどうかによって変動するため、事前に調べて比較することが大切です。

家庭教師センターの料金相場

家庭教師センターは、家庭教師と生徒のマッチングを行う業者です。家庭教師センターを通すことで、一定の質が保証された家庭教師の授業が受けられます。

しかし、授業料には家庭教師センターへの手数料が含まれるため、個人契約と比べて基本的には高い料金相場となります。ただし、家庭教師センターは、生徒の要望に合わせたマッチングを行ってくれるため、家庭教師を探す手間や時間を省くことができる利点があります。

また、授業の質や家庭教師の対応に不満があった場合は、家庭教師センターが調整や対応を行ってくれる場合もあるため、安心感もあります。

家庭教師センターを通した場合の時給料金相場は以下の通りです。

※難関大学生やプロ家庭教師に依頼する場合の料金相場は上記の表よりも少し高くなります。

個人契約の料金相場

個人契約とは、家庭教師センターを通さずに、知人やネット上で探したり、大学に依頼するなどの方法で、家庭教師の先生と直接契約を結ぶことです。

仲介業者を通す際にかかる手数料がないため、料金相場は比較的安くなります。ただし、授業内容や先生の質の保証はないため、自己責任で選ぶ必要があります。

また、個人契約の場合は契約書を作成し、授業料やスケジュール、授業内容などの細かい条件を確認しておくことが重要です。

個人契約の家庭教師の場合、料金相場は以下の様になります。

※難関大学生やプロ家庭教師の場合の料金相場は上記の表よりも少し高くなります。

家庭教師と個人契約する際に知っておくべきことについては、以下の記事で詳細に解説しています。あわせてご確認ください。

【個人契約 家庭教師】メリット・デメリットから先生の見つけ方まで必ず知っておくべきことを徹底解説！

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