本記事では大学受験直前期に行うべき勉強や確認すべき点などについて、現役の一橋大学生である筆者が紹介していこうと思います。
国公立大学の二次試験まで残り1ヶ月になり、受験勉強も終盤に差し掛かりました。受験生の皆さんは共通テストも終わり、やっと本格的に二次試験メインの勉強ができるようになったのではないでしょうか。
一方で共通テスト対策を挟んだために二次試験対策のペースが乱れてしまった人や、今後の進め方がわからず苦労している方も多くいらっしゃると思います。
以下、私の体験をもとに二次試験までの受験勉強をどう行えばいいか説明していきますので受験生の皆さんは是非参考にして、志望校合格を掴み取ってください!
Contents
二次試験前に勉強したこと・するべきことは?
過去問演習(やり方は?何周するべき?)
二次試験対策において最も重要となるのが、この志望校に合わせた過去問演習です。
私は過去問を全教科10年分解いた後、復習としてもう1周しました。センター試験(今年からは共通テスト)前にも1周したため合計で3周したことになります。また、数学に関しては配点が高かったためより念入りに対策を行いました。具体的には数学の過去問集を使って27年分解きました。
重要なのは志望校、学部の配点に合わせて各教科に割く時間や労力を決めるということです。もちろん配点の高い教科はより入念に対策をしなければなりません。合格を勝ち取るためにはこうした戦略も大事になってきます。闇雲に勉強するのではなく限られた時間を計画的に使うようにしましょう。
また、二次試験まで1ヶ月という時期にもなってくると解答の質を高めることを重視する必要が出てきます。
二次試験の問題は大学側からのメッセージとよく言われます。大学は入試問題を通じて自分たちが欲しい人材を合格させたいと思っています。そのため受験生の皆さんが意識すべきはどういった人材を大学側が求めており、入試問題が傾向を持っているのかということです。
傾向や意図をしっかりと意識しながら回答を作ることができれば自ずと高得点が狙えるはずですので、頭の片隅に入れつつ解くようにしましょう。
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抜けた知識の入れ直し
今更?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、共通テスト対策をメインでやっていた期間のうちに抜けてしまっている知識があると思います。
そんな時間はないといって知識のインプットを怠ってしまうと過去問演習で十分に回答ができないこともあるかもしれません。それでモチベーションが下がったりしてしまえば本末転倒でしょう。
おすすめのやり方は休憩時間などに教科書を流し読みすることです。じっくりと読み込むことはしなくても良いのでパラパラと目を通してみてください。もしわからない箇所や不安な部分があればそこだけを確認するようにすれば効率的です。また、非常に単純なことですがわからない箇所があれば飛ばすことなくしっかりと知識を入れ直しましょう。過去問演習はあくまで過去問演習です。形式は似ていても本番ではありません。間違いを恐れず、今気づけてラッキーと思いながらインプットを進めましょう。
モチベーションの維持(やる気が出ない、諦めてしまいそうな人は必見!)
二次試験前に何よりも大切なのはモチベーションの維持です。
特に共通テストが終わってからは大きな山を一つ乗り越えたことで気が緩んだり、燃え尽き症候群に陥って勉強に身が入らない人が例年続出します。しかし、そこでやめてしまっては今までの努力が無駄になってしまう可能性さえあります。
もしやる気が出ないと悩んでいる方がいれば、これから自分が目指すべき目標を再確認し、そこに到達した自分の姿を想像してみるといいでしょう。
私が実践していたことは、志望校のパンフレットを読んだりネットで志望校の情報を調べたりすることです。合格した時の自分や、キャンパス生活を想像することで期待を膨らませて、勉強のやる気を出していました。
ぜひ参考にしてみてください!
注意したポイントは?
共通テストの点数をいつまでも気にしない!
共通テストの点数は、悪かった人はもちろん、良かった人もあまり気にするべきではありません。私は正直、良くも悪くもなかったためあまり気になりませんでしたが、気にしすぎたがために受験勉強に身が入らなくなっていた人も周りにはいました。しっかりと二次試験に向けて切り替えられるかどうかが合格への大きなターニングポイントになります。
確かに共通テストの点数は大切です。ですが、終わってしまったものを悔やんでも仕方ありません。逆転合格は珍しいことではありません。これからしっかりと対策をすれば十分に合格する可能性はあります。落ち込んでいる暇はありません!
逆に点数が良かった人で、もう受かった気になっているのもよくありません。例年二次試験で逆転、つまり逆転合格をする人は大勢います。裏を返せばそれだけの人数が不合格になっているということです。共通テストで成功した人は、二次試験の時に過度に緊張しなくて済む程度に思っておくのが良いでしょう。
しっかりとリフレッシュをする
直前期だからといって根を詰めすぎるのはよくありません。突然集中力がより長く持続するようになったり体力が無限になる人はいないはずです。
今まで通り一定時間勉強したらしっかりと休むようにしましょう。
例えば、ラムネなどを食べてブドウ糖を摂取したりするのが効果的です。また、眠くなってきたら軽く散歩やストレッチすると気分転換にもなりますし眠気も飛ぶので是非試してみてください。
また、おすすめの息抜きは過去問集以外の問題集を解くことです。息抜きになるのかと思われるかもしれませんが、個人的には他の問題集を挟むことで過去問に集中して臨むことができていました。
やはり過去問を解いているとどうしても熱や力が入りがちです。それ自体は良いことなのですがあまりに長時間もその状態のまま続けると疲れが溜まってきて集中力が切れてしまいます。
その点今まで解いてきた問題集などであれば既視感があったり、ある程度解き方を覚えていたりするため気楽に解くことができます。
是非試してみてください!
わからない問題に遭遇したら後回しにしない
わからない問題に遭遇したら後回しにせず確認するようにしていました。仮にその分野が本番の試験で問われないとも限らないためです。後回しにしたことで確認が漏れてしまったとしたら大きな損失になるでしょう。
そのため、問題を解いている途中でも不安な部分があれば随時確認したりしていました。
過去問演習はあくまで過去問演習です。本番ではありません。時間を測って本番さながらの状態でやっている場合などは別ですが、随時確認していくことが大切だと思います。
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