中学受験においてお子さんをどの塾に通わせるかは、受験結果を左右する大きな要素になります。しかし、中学受験塾には多数の選択肢があるため、どの塾に通わせるべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事ではスマートレーダーに登録している難関大生のアンケートをもとに、SAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研の大手中学受験塾の特徴や自分に合った塾の選び方を比較し、ご紹介します。
Contents
大手中学受験塾の特徴や雰囲気は?実際に通塾していた名門大生の声を元に徹底比較!
首都圏に多くの校舎を展開するSAPIX、早稲田アカデミー、四谷大塚、日能研の大手中学受験塾。しかし、大手進学塾ならどこでも同じというわけではありません。ひとくちに大手進学塾といってもその中身はさまざまで、それぞれに特徴があります。
お子様に合った塾を選ぶことは生徒のモチベーション維持や効率的な成績アップにつながります。以下にそれぞれの塾の特徴や雰囲気をご紹介しますので、塾選びのご参考にしてみてください。
SAPIX
SAPIXの特徴
SAPIXは、首都圏の中学入試において高い合格実績を誇る塾で、内容が非常にハイレベルであることが特徴です。
復習が追いつかないほどに内容が多く、宿題も多い。特に出来ない生徒や宿題を忘れた生徒には厳しい先生が多い。
(開成中学出身)
塾に通っていた方からはこのような声が聞かれ、優秀な生徒であっても、その難度・進度についていくことは簡単ではないことがわかります。
ですので、カリキュラム通りの難度・進度についていけない生徒も一定数いることも現状です。挫折を味わって勉強嫌いになってしまわないように、家庭教師等を活用した塾のサポートが必要となる場合もあります。
塾の雰囲気は?
ハイレベルな塾であるため生徒同士・教室の雰囲気を不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にSAPIXに通塾していた方へのアンケートでは「多くの友達ができた。楽しかった」と言った声が多く聞かれ、決して生徒同士は堅苦しい雰囲気では無いようです。
その一方で以下のように多少はピリピリしつつも受験を進める上では最適ともいえる人間関係を築けたという声も聞かれました。
「塾内の中は意外とよく、友人でありライバルという感じであった。」
(海城中学出身)
早稲田アカデミー
早稲田アカデミーの特徴
早稲田アカデミーも宿題の量が多い特徴がある塾として知られていますが、もちろん量だけを課すわけではありません。その後のサポートを重点的に行い、質を担保していることで生徒の成績向上を図っています。
一人ひとりの宿題を担当講師師がチェックをし、生徒のレベルに合わせて宿題の量や範囲の調節をしてくれるいわばオーダーメイドの課題設定を行ってくれます。
塾の雰囲気は?
過去に通塾していた人からは
「生徒同士・講師への挨拶が必須であり、生徒も明るく活発な人が多かった」
(駒場東邦中学出身)
という声が聞かれ、アットホームであるものの、体育会系のような雰囲気が特徴である塾として知られています。
実際に「私語のない緊張感のある授業」をスローガンとして掲げ、私語が多く授業の邪魔をしていると判断される生徒に対しては厳しい態度を取ることも多いようです。
特徴的な雰囲気を持っている塾ですので、もちろん指導レベルは疑う余地は無いものの馴染める子と馴染めない子の差がどうしても生まれてしまいます。ですので、早稲田アカデミーへの通塾を考える際は、まずは体験授業を受けてみて、子供の性格に合うかどうか確認してみることが重要です。
日能研
日能研の特徴
「復習」を非常に重視していることが特徴で、「授業~家での学び直し(家庭学習)~テスト~見直しと振り返り」が1つのサイクルになっており、予習禁止を大々的に謳っている校舎もあるようです。
また、実力によってクラス替えや席替えの文化があり、さらに教材も所属しているクラスごとに異なる場合があるなど競争原理の強い塾でもあります。
塾の雰囲気は?
競争原理が強いという特徴を持つ塾ではありますが、人間関係は非常にウェットなようです。
塾で出来た友達は小学校の友達よりも仲良くなっており、賑やかで楽しい塾であった
(桜蔭中学出身)
という声が聞かれ、通っていた生徒は総じて楽しみながら塾に通うことができていたようです。
また先生もそこまで厳しくなく、生徒の主体性を重視して勉強させようと煽ることが少ないことも日能研の持つ雰囲気の特徴です。
四谷大塚
四谷大塚の特徴
四谷大塚はアルバイトの数が少なく、ベテラン講師が多いという特徴を持ちますで、最も大きな特徴はその教材にあるでしょう。
四谷大塚で主に使われている『予習シリーズ』という教材は、解説が詳しく子供が宿題をやっていてわからないところがあった場合も親がフォローしやすい内容となっており、例え入塾した際の学力レベルが低くても、教材を読み込めば問題なく授業について行けるような配慮がなされています。
予習シリーズの活用法に関してはこちらの記事で詳しく述べられていますので是非参考にしてみてください。
塾の雰囲気は?
雰囲気としては比較的「緩い」ようです。実際に通塾していた方からはこのような声が聞かれました。
塾の雰囲気は緩く、生徒同士もあだ名で呼び合うような仲だった。
(浅野中学出身)
先生は優しく、無理に勉強をやらせようとする圧力をかけてくる雰囲気ではなかった。
(北嶺中学出身)
以上のことを踏まえると、競争心が強く、ガツガツしている雰囲気が苦手だという生徒には非常おすすめできる塾の一つになりますね。
現役難関大学が通っていた塾はどこ?
これまで大手4塾の特徴・雰囲気をご紹介してきましたが、今現在難関大学に通っている方は小学生の頃にどの塾に通っていたのでしょうか?
東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・大阪大学という日本を代表する難関大学に通っている学生74名にアンケートを実施しました。
日能研に通っていた方が多いという結果に
アンケート結果からは日能研に通っていた学生が20%と最も大きな割合を占めていました。
日能研は大手4塾の中でも最も在籍生徒総数が多い塾となっているため、妥当ともいえる結果となりますが、講師が社員のみである点やクラス替えや席替えが適当な頻度で行われている点で人気が高いようです。
また、アンケート結果からも分かるようにSAPIXは難関中学を目指すような優秀な学生に人気の塾ですが、その授業は進度が早く、難易度も高いものとなっています。授業についていけなくなってしまう生徒もいるようなので、体験授業等を通してSAPIXに入るべきかをしっかりと見極めることが重要です。
特徴を踏まえてお子様に合った塾を選びましょう!
合格実績が魅力的か
まずみなさんが一番気になるであろう合格実績はもちろん重要です。
しかし、「開成中◯◯名合格」といった難関校合格の実績だけを考えれば良いというわけではありません。むしろこのことより重要なことは
①お子さんの志望校にどれくらいの人数の合格者が出ているかということと、
②その合格者は通わせようとしている校舎から何名出ているか、
という視点です。
塾全体、そして通塾予定の校舎で自分の行きたい中学の合格実績が魅力的かどうかをチェックした上で、通塾するかどうかを検討するようにしましょう。
雰囲気があっているか?
「通塾予定の塾の雰囲気が生徒に合っているかどうか」は成績を上げる上で非常に重要なポイントです。
例えば、競争環境では萎縮してしまうタイプのお子さんが、SAPIXや日能研のような競争の激しい塾に入ってしまうと、多くの場合ミスマッチが生じて、生徒様にとって勉強が辛く苦しいものになってしまい、なかなか成績も伸びていきません。
ですので、塾の合格実績と言った情報も重要ですが、生徒の性格や考え方から、その塾は雰囲気はお子様にとってベストかどうか?という視点で塾を選ぶことも忘れないようにしましょう。
塾での学習効果をスマートレーダーで高めよう!
スマートレーダーとは?
「スマートレーダー」は、生徒一人ひとりに合った理想の家庭教師が見つかり、直接契約できる家庭教師プラットフォームです。
教師に登録できるのは東京大学・京都大学をはじめとする難関大生のみ。
個人の能力をレーダーチャートで確認しながら、生徒の理想の家庭教師から適切な料金で授業を受けることができます。
スマートレーダー について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考にしてください!
スマートレーダーではオンライン指導も可能!
スマートレーダーのオンライン指導ではダウンロード等の事前準備なしにすぐにオンライン指導を行うことができます。また、オンライン指導に特化した独自のツールを用いているためスムーズに授業を受けることが可能です。
お互いの表情や声だけでなく、下にある「画面を共有」機能を使うと、先生あるいは生徒さんのパソコンの画面を映し出すこともできるので、教材の共有などもスムーズです。
まとめ
本記事では、実際に通塾していた方のアンケートをもとに大手中学受験塾の特徴・雰囲気をご紹介しました。
志望中学に合格するためにはこれらの特徴や雰囲気を踏まえた塾選びが必要不可欠です。本記事をお子様に合った塾選びの参考にしていただけると幸いです。