鉄緑会についていけないお子様の特徴とは?対策方法も紹介!

鉄緑会の授業進度の早さや膨大な量の宿題についていけないお子様は非常に多いです。

「自分の子供は授業についていけるだろうか」「授業についていけなくなった場合はどうしたらいいの?」とお悩みのご家庭も多い事でしょう。

そこで本記事では、鉄緑会の授業の授業進度などについてけないお子様の特徴ついていくための対策方法について紹介します。

鉄緑会についていけないお子様が多い理由とは?

鉄緑会の授業についていけないお子様が続出する理由として、授業進度の早さ授業時間の長さ、そして膨大な量の宿題の3点が挙げられます。それぞれについて以下で詳しく紹介します。

授業進度の早さについて

鉄緑会は東京大学受験指導専門塾と謳っているだけあって、英語と数学に関しては高校3年間でみっちりと東大向けの演習を行うことを重視しています。

そのため、中学3年間で高校範囲を全て終わらせるというカリキュラムを組んでいます。このような背景から、鉄緑会の授業進度は一般的な学校の授業進度と比較して圧倒的に早いです。

授業時間の長さについて

授業時間は1回あたり3時間+αです。「+α」の部分は延長を表していて、時間に縛られず、たびたび居残り授業が発生します。

そのため、一般的な中高の授業時間の3倍以上にも及ぶ授業時間の拘束があります。

宿題の量について

上で紹介した授業進度の早さ授業時間の長さが相まって宿題の量も膨大になります。

基本的には土日だけでまとめてこなせるような量ではなく、平日でも最低1~2時間の学習時間が必要になるほどの量の宿題が課せられます

ついていけないお子様の特徴とは?

とはいえ、鉄緑会は毎年多くの東大や医学部の合格者を出していて、鉄緑会についていくのが不可能ではないことを表しています。

それでは、鉄緑会についていけなくなるお子様の特徴とはどのようなものでしょうか?以下で主な特徴を3つ紹介します。

きちんとした勉強習慣が無い

鉄緑会の宿題は学齢やお子様にもよりますが、週に10~20時間ほどかかると言われており、土日にまとめて行うだけではなかなか厳しいです。

そのため、平日に最低1~2時間でもコツコツと行うといった勉強習慣が無いと鉄緑会についていくことが厳しくなってしまいます

わからない事をそのままにしてしまう

鉄緑会では長い時間の授業の後でも、先生には質問のを聞く生徒の列が度々できます。わからない事をその場で解決するお子様と、わからないままに放置してしまうお子様では授業で行った範囲の習熟度に違いができるのは明白です。

授業に限らず鉄緑会の教材や宿題の内容、テストの復習等、わからないことはすぐ解決する癖をつけることが重要です。

予習をしない

普段から予習をする習慣が身に付いていないお子様の場合、学年が上がっていき授業の内容が難しくなってきたときに授業についていけない可能性が格段に上がります。

予習を行うことで、事前にどこのポイントで躓いたのかというのを把握したうえで授業を受けることができるので、鉄緑会のスピードの速い授業でもポイントを絞って聞くことができ、授業の定着率が大幅に上がります。

鉄緑会に途中から入るお子様も、授業内容について知らない事も多いため予習をして授業に臨むことをおすすめします

鉄緑会に遅れをとってしまったときの対策方法とは?

鉄緑会では、つまづいてしまったお子様は置いて行かれてしまい、成績が下がってやる気がなくなるという悪いスパイラルに陥ってしまいます。

遅れを取り戻すのは生半可なことではありませんのでしっかりと対策する必要があります。

お子様のやる気を出す

まずお子様にやる気が無い場合、遅れを取り戻すことはほぼ不可能で、保護者だけでなくお子様も一緒に前を向いて遅れを取り戻したいという気持ちになってもらうことが必要です。

そのためには、単に無理やり勉強をさせるのではなく、鉄緑会に入った目的をもう一度一緒に考えるようにしてあげましょう。

再びお子様が長い受験戦争を戦う気持ちになるために保護者の方ができる最大限のサポートが重要になってきます。

とはいえ、一度くじけてしまったお子様の気持ちをご家庭だけでフォローするのは難しいかもしれません。そんな時は家庭教師マッチングサービスのスマートレーダーをおすすめします。スマートレーダーでは鉄緑会出身の難関大在籍の先生が多数いて、1回1時間からの利用も可能です。そんな先生にお子様のモチベーションを再燃するためのアドバイスをもらってみてはいかがでしょうか。

質の高い勉強時間を確保する

お子様のやる気があるのに授業についていけていない場合は、その原因は「勉強の質が悪い」「勉強時間が足りない」のどちらかにあります。

毎日勉強する時間が取れない場合は、お子様の習い事や部活動を見直すなど、ご家庭のサポートが必要になってきます。

勉強する時間が取れているにも関わらずついていけない場合、注目していただきたいのが勉強の質です。ただでさえ授業についていくので精一杯なのにも関わらず、普段の予習や宿題などの質を意識して行っていくのは、ご家庭のサポートがあったとしても難しい場合がほとんどです。

勉強の質でお悩みの場合、スマートレーダーがおすすめです。鉄緑会出身の先生がお子様1人1人の状況に合わせて勉強の質を上げる方法を教えてくれます。予習や、宿題のこなし方、授業の遅れを取り戻す方法等いろいろ先生に質問してみてはいかがでしょうか。

鉄緑会をやめる

授業に追いつけず遅れが出るようになってきた場合、鉄緑会をやめるというのも選択肢の1つに持っておくことをおすすめします。

勉強のやる気が起こらない、勉強よりも優先にしたいものがあるというお子様の場合、難関大学に入学させたいがために無理に続けさせることは、お子様の勉強嫌いを招く要因になりかねないのでおすすめできません。

ただお子様が鉄緑会に合わなかったというだけで、鉄緑会を続けることが志望校合格への絶対条件ではありません。お子様の状況を見て柔軟に対応することが重要です。

スマートレーダーなら、鉄緑会出身以外の難関大在籍の先生も多くいます。お子様に合った別の選択肢を探す方法としてスマートレーダーを利用してみてはいかがでしょうか。1時間から依頼が可能です。

鉄緑会を活用して大学受験に成功された先生の合格体験記

①【東大】【理科三類から医学部】S.Y先生の大学受験合格体験記

合格した大学を教えてください

東京大学理科三類、慶應義塾大学医学部、慈恵会医科大学

進学した大学を教えてください

東京大学

鉄緑会はいつから通われていましたか?

高一から通っていました。高一は数学のみ、高二は数学化学生物、高三はこれらに加えて英語と理系東大受験者用の国語講座を取っていました。

鉄緑会での成績はどうでしたか?

高一での入塾時は特に数学が何もわからず、必死に遅れ分を追い上げつつも高二の夏までは成績が平均以下でした。そこから受験エンジンを一層入れ、高二冬では英数の合計点で上位1/3以上の成績まで上り詰め、高三後期では全ての科目について、トップ層が集まるクラスで上位争いができるようになっていました。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

数学:鉄緑会の教材を、自分で自分のレベルに合わせて取捨選択しながら解いていました。ポイントノートを作成することで解法選択のアルゴリズムを整理していました。量より質と言いますが、量も大事だと思っていて、とにかく誰よりも演習量を稼いでいました。

英語:鉄緑会の教材で、典型的な表現や言い回し、意訳が求められる表現などを押さえていました。要約や英作文は型にはめる練習を重ねました。

化学:とにかく量をこなし解き直しを繰り返して、精度と速度の向上を目指しました。同様にポイントノートを作りました。

生物:知識事項に毎日触れ、反復学習を繰り返すことで教科書レベルの知識を完璧にしました。典型的な問題や考察、発想問題などについて、同様にポイントノートを作りました。

成績はどのように変化していきましたか?

外部模試は東大実戦しか受けていませんが、高三の夏は河合/駿台で理三C/A、秋はB/Aでした。理科と英語が得意で、秋にかけて数学で実戦の場でも得点できるようになっていました。全国順位は秋のA判定の時点で60位ぐらいでした。

②【東大】【理科二類】K.K先生の大学受験合格体験記

合格した大学を教えてください

東京大学理科二類、一橋、早稲田、慶応

進学した大学を教えてください

東京大学

鉄緑会はいつから通われていましたか?

中1から通塾しております。部活や課外活動を優先したかったためレギュラークラスに通う気は一切ございませんでした。このように強い勉強動機が起きる理由もなかったので、カリキュラム通り、学年平均位を維持する形で高2頃までは勉強してきました。

高2から高3にかけては学年上半分のクラスに所属しておりました。鉄緑のテキストだけで代替学校の授業を聞かなくても英数理科は安心でした。

1日の勉強時間はどの程度でしたか?

高1まで 3時間 高2 6時間 高3 9時間 浪人10時間以上 です。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

数学:公式や解法を理解することはスタートであってゴールではありません。それをもとに自らの手で類題や応用問題を解けることが目標です。そのことを前提に、本質の理解、「なぜそうするのか」を重視しながら指導します。あわせて、計算力や答案作成能力の養成、さらには論理的思考力の養成を図ることで、受験で“使える”数学の学力を完成させます。

英語:受験英語には段階があり、単語、英文解釈、長文の順で学習しました。まあ鉄緑におんぶにだっこでしたが。

物理:公式の理解がまず最初の第一歩です。公式をたんなる暗記事項として覚えるだけでなく、いままでの知識や実生活での経験に関連付けて理解することが大切です。物理は基本的な公式さえ理解すれば、飛躍的に成績を伸ばすことができます。問題を解く流れとしては定型問題の組み合わせです。近年入試の物理は難化傾向にありますが、しっかり取るべきところを押さえれば合格点を取れます。

化学:基本事項を暗記し、演習を重ねることが大切です。

成績はどのように変化していきましたか?

現役時はB判定ほど、浪人(一橋大学に通いながらの自宅浪人)時はずっとA判定でした。浪人時は理科3類の判定を見てバロメーターにしていました。はじめは当然EかDでしたが、秋ごろはAやBもあんていてきにとれるようになりました。特に最終模試は理Ⅱ志望者内で8位ほどの成績を取っております。

③【東大】【理科一類】Y.N先生の大学受験合格体験記

合格した大学を教えてください

東京大学理科一類

進学した大学を教えてください

東京大学

鉄緑会はいつから通われていましたか?

中3で鉄緑会の数学をとり始め、高一の終わりくらいから化学をとり始めたた。高2のはじめから英語、物理、化学、数3と全部の授業を取り本格的に受験勉強を始めた。

鉄緑会でのクラスはどうでしたか?

入塾した時は数学の入塾テストの点が良かったことからA2クラスに入れてもらえた。そこからは大体A1〜A3クラスを移動していた。高3でSAに入った。英語は最初はBだったが高2後半からA3になった。物化はずっとB。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

数学:問題を解いて解答を読む。そして再現性があるかを考えなければもう一度解答を咀嚼するを繰り返した。結局解答を読んでも自分で他の問題で再現できなければ無意味と考えたのでこのようにしていた。

英語:とにかく鉄壁を読み込み英単語を詰め込んだ。それと並行して長文をたくさん読んだ。

物化:高3から本格的に取り組んだが演習量がものをいうのでとにかく問題をたくさん解いた。並行して現象の理解を怠らないよう公式などの導出部分を深く勉強していた。

成績はどのように変化していきましたか?

冠模試では高3、理一は常にA判定でしたが理三はB,C判定でした。秋に理三のA判定も取れました。共通テスト模試は東大が共通テストの配点が低いため対策をあまりしておらずずっと理一ですらC,D判定とかでした。

まとめ

鉄緑会は一般の学校と比較して進度も早く、授業内容の難易度も高いため、授業に追いつくことさえもかなり難しいです。そのような厳しい環境下で独学やご家庭でのサポートだけで鉄緑会の中で好成績を取り続けるには難しい場合がほとんどです。

現在鉄緑会の授業についていけずにお悩みの方やお子様を鉄緑会に入塾させようかお考えの方は、鉄緑会出身の難関大在籍の先生が多く在籍しているスマートレーダーを一度試してみてはいかがでしょうか。

本記事がご家庭のお悩みを解消する手助けとなれば幸いです。

鉄緑会出身の家庭教師の紹介や、鉄緑会対策に家庭教師をご利用いただいた方の感想については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

他の注目記事