愛知(名古屋)、静岡、岐阜の東海地方の中学受験塾を徹底比較!各塾の特徴、費用や自分に合った選び方を解説!

中学受験においてお子様をどの塾に通わせるかは、受験結果を左右する大きな要素になります。しかし、中学受験塾には多数の選択肢があるため、どの塾に通わせるべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では東海地方、特に愛知(名古屋)、静岡、岐阜にある大手中学受験塾を7つ紹介し、それぞれの塾の特徴や費用、自分に合った塾の選び方を比較してご紹介します。

大手中学受験塾の特徴や雰囲気をご紹介

愛知(名古屋)、静岡、岐阜では名進研日能研浜学園馬渕教室などが大手中学受験塾としてよく知られています。

お子様に合った塾を選ぶことはモチベーション維持や効率的な成績アップにつながります。以下に7つそれぞれの塾の特徴や雰囲気をご紹介しますので、塾選びのご参考にしてみてください。

名進研

名進研の特徴

名進研は、日能研と並んで名古屋ニ大巨塔と呼ばれる塾です。首都圏や関西圏でお馴染みの難関校向け進学塾SAPIXのメソッドを導入し、東海地区でも圧倒的な実績を持っています。小学3年生ごろから中学受験に特化した教材を用意し、志望校の難易度別にクラスが分かれています。また、名進研の検定に合格した選りすぐりの講師による質の高い授業を提供しています。

名進研の雰囲気

名進研では、各校舎に専任教師が常駐しており、生徒からの質問のみならず保護者の方からの相談にも応じています。保護者会では最新の受験情報から家庭での勉強フォローの仕方まで幅広く話されており、塾だけで勉強を完結させるのではなく、家庭内でのフォローまでサポートされています。宿題の量、授業スピードは他塾に比べかなり早いので、自分や家庭で学習をきちんと管理できるようなお子さまが名進研には向いています。

日能研

日能研の特徴

「復習」を非常に重視していることが特徴で、「授業~家での学び直し(家庭学習)~テスト~見直しと振り返り」が1つのサイクルになっており、予習禁止を大々的に謳っている校舎もあるようです。

中位校から難関校を目指す塾となっています。

日能研の雰囲気

先生もそこまで厳しくなく、生徒の主体性を重視して勉強させようと煽ることが少ないことが日能研の持つ雰囲気の特徴です。主体性を重んじているため、そこまで宿題の量が多いわけでもなく、どちらかというと小学校の雰囲気に近いです。

日能研については、下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

日能研対策なら、家庭教師のスマートレーダー

浜学園

浜学園の特徴

浜学園は関西では60年以上の歴史を持つ大手中学受験塾で、徹底した復習手技を打ち出しています。「経験の段階→使用の段階→意味理解の段階」と、何度か同じ単元に取り組ませるスパイラル方式を採用しており、受験までに4〜5回の復習をすることで定着を図ります。また、膨大な量の宿題が出ることでも有名でかなりストイックな指導が行われています。 多くの宿題をこなし、授業内外でたくさんの演習を積みたいお子さまにおすすめの塾です。

浜学園の雰囲気

浜学園は学習計画表という効率よく日々の学習ができるように具体的な到達目標が書かれた表があり、塾生が努力しやすい環境となっています。宿題に関しては先生から特にチェックが入るということはなく、家庭内で管理してやっていくことが必須になります。なので、自分や家庭で学習をきちんと管理できるようなお子さまでないと、浜学園についていくことは厳しくなります。

浜学園対策については、下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

浜学園対策なら、家庭教師のスマートレーダー

馬渕教室

馬渕教室の特徴

馬渕教室は近年その勢いを増してきている、関西に本拠地を置く大手中学受験塾です。馬渕教室は特に中堅校にもしっかり力を入れているところが特徴で、東海中など最難関校を目指さないお子さまにもおすすめできる塾です。 浜学園などに比べるとそこまで授業スピードは速くなく、マイペースに学習を進められる環境になっています。

馬渕教室の雰囲気

馬渕教室では馬渕ライブナビという映像と音響を駆使して「発見」と「実感」をもって「最初のイメージ」を伝える最先端のシステムを採用しています。板書では伝えきれないような視覚と聴覚に直接訴えかけるイメージを持って、生徒の「わかった」を引き出すことで学習へのモチベーションを上げる工夫をしています。また、保護者会のみならず個別面談も多く行われていて、保護者の方がお子さまの学習状況を把握しやすくなっています。

馬渕教室については、下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

馬渕教室を徹底解説!入塾テストに落ちたらもう無理?対策についても解説

佐鳴予備校

佐鳴予備校の特徴

佐鳴予備校は、愛知県と静岡県をメインに校舎を展開する東海地方専門の予備校です。

浜松西高中等部や静大教育学部附属浜松中学、愛教大附属岡崎中学など公立、国立に強い塾となっています。小学5年生からは志望校別のクラスが開講され、東海地方に特化した塾だからこそのノウハウを活かした志望校別対策がしっかりと行えるのが特徴です。

佐鳴予備校の雰囲気

佐鳴予備校は生徒の自主性、意欲を大切にしている風潮があります。また、授業スピードはそこまで速くないのですが、宿題や予習、復習の量はかなり多めなので自分や家庭で学習をきちんと管理できるようなお子さまに向いています。また、オリジナル教材も充実しており、佐鳴予備校ならではの指導を受けることができます。

西塾

西塾の特徴

西塾は名古屋市、日進市に校舎のある中学受験専門塾です。

特に愛知県での合格実績が多く、東海中学や南山中学(女子部・男子部)といった難関校にも多数の合格者を輩出しています。中堅校~難関校レベルのお子さまへの指導をメインとしている塾で、「ふつうの子をトップ校へ」というスローガンを掲げて指導を行っているのが特徴です。

西塾の雰囲気

少人数制の授業を徹底しており、先生も熱心なので時間外でもできるだけ先生に自習を見てもらえます。自分で勉強を進める、というよりかは先生に引っ張っていってほしいお子さまにおすすめの塾です。

教英社

教英社の特徴

教英社は静岡市と焼津市に校舎のある中学受験塾です。静岡県の難関私立校、公立中高一貫校に多数の合格者を出しています。静岡県の進学校への合格を目標としており、特に6年生からは志望校別のクラスが開講され、実力をつけることができます。

教英社の雰囲気

少人数制クラスを徹底しており、先生も積極的にコミュニケーションを取るなど子どもにとって楽しい授業が行われています。勉強が苦手な子でも中学受験に向けて勉強の姿勢や取り組み方を身につけることができます。自分で勉強するのが苦手なお子さまにおすすめの塾です。

7つの大手中学受験塾の費用を徹底比較!

ここまでは、各塾の特徴や雰囲気を紹介しました。ここからは、各塾の入会金や授業料について以下の表で紹介します。

以下の費用は小学4年生での目安の費用です。学年や授業数によって増減する場合があります。

塾名入会金&授業料
名進研入会金:22,000円 授業料:約26,620円
日能研入会金:22,000円 授業料:約22,880円
浜学園入会金:23,000円 授業料:約45,000円
馬渕教室入会金:20,000円 授業料:約33,000円
佐鳴予備校入会金:約10,000円 授業料:約33,000円
西塾入会金:20,000円 授業料:約33,000円
教英社入会金:17,800円 授業料:約22,000円

自分に合った塾選びの方法

ここまで、各塾の特徴や費用などを紹介しました。ここからは、それらを踏まえたうえで、どのように自分に合った塾選びをしていくのかについて紹介します。

項目詳細
カリキュラム自分の志望校のカリキュラムがあるかを確認
合格実績自分の志望校への合格実績のチェック
費用入学金、授業料などトータルでの総額の確認
通塾のしやすさお子様と保護者の負担にならないようの確認
設備塾の設備の確認

これらの情報はインターネットからでも分かるものやそうでないものもあるので、必ず下調べをしたうえで、積極的に体験授業保護者説明会などに参加して、特徴や雰囲気をつかむようにしましょう。

中学受験対策ならスマートレーダー

スマートレーダーでは6,000人を超える先生方が登録されていて、今回紹介した7つの塾出身の先生も多数在籍しています。

そのため、分からないところの質問はもちろんのことながら、その塾でどのように過ごしてきたかやどのようなスケジュールで宿題をこなしてきたかなど、同じ塾の先輩だからこそ聞ける、その塾ならではの適切なアドバイスを受けることができます。

依頼は1回1時間から可能ですので、入塾を検討している塾出身の先輩にぜひ相談してみませんか?

まとめ

今回は東海地方の愛知(名古屋)、静岡、岐阜にある主要の7つの中学受験塾の特徴や費用、そして、自分に合った塾の選び方について紹介しました。

現在は多くの中学受験塾があり、どの塾を選べばいいのか悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事がそのようなご家庭にとって参考になれば幸いです。

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