栄光ゼミナール入塾テストとは?落ちるケース・合格率・難易度まで完全解説

中学受験をご検討された際に、栄光ゼミナールという塾を知った保護者の方も多くいらっしゃると思います。そして、調べていくうちに入塾テストがあることを知り、「どのような対策をしたらいいのかわからない」「子供に勉強を教えることができない」と言った悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では入塾テストに対してどのような対策を取ればいいのか、入塾テストの際は何を意識すべきか、落ちる子の特徴はどのようなものかなど、入塾テストに関して様々な角度から詳しく解説していきます。

栄光ゼミナールについての詳細についてはこちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

【中学受験】栄光ゼミナールの特徴とは?メリットとデメリットを解説!

栄光ゼミナールとは?

栄光ゼミナールは、首都圏を中心に展開する40年以上の歴史を持つ集団・個別指導塾です。生徒一人ひとりとご家庭に寄り添うことを大切するために1クラス10人程度の少人数制を取っています。

東京都を中心に多くの校舎を構え、進学塾としての豊富なノウハウと信頼を得ており、中学受験を目指すお子さんに最適なサポートを行っています。

栄光ゼミナールの入塾テストとは?

入塾テストは、生徒一人ひとりに合ったクラス編成を行うために実施されます。

時間算数・国語 各20~40分 計40~80分
日程毎週土曜日 11:00~ / 13:00~ / 15:00~ / 17:00~
※上記以外の時間や平日の受験を希望の場合教室まで問合せ
持ち物筆記用具
費用無料

栄光ゼミナールの入塾テストは学力診断テストという名称で、成績報告書の返却とともに学習相談を実施してくれるため、入塾するしないに関わらず受けるメリットがあります。

学習相談ではお子様の得意分野や弱点を把握し、一人ひとりに合わせた受講内容の提案をしてくれます。

テストの内容

栄光ゼミナールの学力診断テストは学力把握を目的としており、出題は、学校で学習済みの範囲から、中学受験に頻出である単元を中心に行われます。

科目は国語と算数の2教科です。国語には慣用句・ことわざ、算数には植木算・旅人算など、ともに中学受験特有の内容が一部含まれるため、高得点を取得し上のクラスに在籍するためには学校での学習内容に加えた対策が必要です。

入塾テストの難易度

栄光ゼミナールの入塾テストの難易度は、「基本〜やや応用」レベルといわれています。難関中学受験コースや選抜クラスを希望する場合は、教科書範囲を超えた応用力が求められる問題も含まれます。

問題は他の大手塾(四谷大塚・SAPIX・日能研)に比べれば標準的で受かりやすい傾向にありますが、油断は禁物です。特に算数では、文章題や図形問題などで差がつくことが多いです。

入塾テストに落ちる子の4つの共通点

栄光ゼミナールの入塾テストに落ちる子の特徴は以下のようなものが挙げられます。

日々の学習習慣が無い

毎日の学習が定着していない子は、問題の処理スピードや集中力、基礎知識の定着度が低い傾向にあります。

入塾テストでは時間内に多くの問題をこなす必要があるため、「勉強する習慣があるかどうか」が合否を分ける重要なポイントになります。

特に家庭学習の習慣が無い場合、栄光ゼミナールのペースについていくことも難しくなるため、早い段階で学習のリズムを整えておくことが大切です。

出題範囲の理解が浅く、基本問題で点が取れなかった

栄光ゼミナールの入塾テストでは、基本問題を着実に正解することが合格への一番の対策です。普段の学習で基本問題へのしっかりとした理解や凡ミスを防ぐ対策をしましょう。

学習時には次のような点を意識することが効果的です。

  • 授業内容の復習をその日のうちに行うことで、理解を深める
  • 計算ミス・読み間違いといった凡ミスの原因を振り返る習慣をつける
  • 基本問題を繰り返し演習し、「迷わず正解できる」状態にする
  • 間違えた問題は解き直し、なぜ間違えたのかを必ず言語化して確認する

基本をおろそかにすると、テスト本番で思わぬ失点につながります。基礎力こそが最も確実な得点源であるという意識を持ち、日々の学習に取り組みましょう。

学力診断系のテストに慣れていない

学校のテストでは高得点を取れているのに、いつもとは違う緊張感や出題内容に対応できず、実力が出しきれないと言ったケースがよくあります。このような状況を避けるために全国統一小学生テストなど似たような形式のテストを事前に受けたり、予想問題を時間を計って解いたりすることで緊張感のあるテスト形式に慣れておく事をおすすめします。

時間配分に失敗し、後半の問題に手がつけられなかった

解けない問題に固執してしまい、後半の基本的な問題に手が回らなかったというケースは少なくありません。学力診断テストでは、「時間内に最大限の得点を取る」戦略が求められます。1問にかける時間の目安を意識し、見切りをつける判断力も実力の一部です。

以下のような対策が効果的です。

  • 普段の問題演習から時間を計って解く習慣をつける
  • 問題の難易度を見極め、難しい問題を一旦飛ばして後回しにする練習をしておく
  • テスト後は、時間の使い方を振り返り、どの部分で時間をかけすぎたかを記録する

学力を伸ばすことももちろん大切ですが、「限られた時間内で得点を最大化する練習」もまた重要な対策のひとつです。日頃から時間を意識した学習を取り入れていきましょう。

栄光ゼミナールの入塾テストの対策方法

これまで入塾テストの内容を紹介しました。ここからは実際に入塾テストに合格するための具体的な対策方法を紹介します。

入塾のタイミングを前倒しにする

入塾テストの内容は学年が上がるにつれて難しくなっていきます。勉強する内容自体が難しくなり、学校の授業だけではカバーしきれなくなるためです。

また校舎によっては学年があがるにつれて塾生が増えていき、定員までの空き人数が少なくなり、受け入れができなくなることも考えられます。

適切な対策をした上で早めに受けることで合格する確率は上がると言えます。

学校の学習内容をしっかり定着させる

入塾テストには基本的な内容が多く含まれます。そのため、まずは学校での学習内容を復習し、基礎的な問題をしっかりと解けるようにしておきましょう。教科書やノートを見直し、問題集を解き苦手な分野を無くすことが重要です。

国語は主に漢字と文章題を対策する

国語で対策すべきは漢字と文章問題です。これらはどのようなテストにおいても必ずと言ってよいほど出題されます。

漢字は学校で習った漢字をきちんと読み書きできるように練習をしましょう。文章題は、物語文では登場人物の心情や情景描写の読み取り、説明文では筆者の主張や文章のメインテーマの読み取りをそれぞれ意識して練習しましょう。

また、高得点や上位を目指すのであれば、慣用句・ことわざなど発展的な知識が必須です。どれも一朝一夕で身につくものではないので、日頃からしっかりと取り組むことが有効な対策となります。

算数は主に計算と文章題を対策する

算数で対策すべきは計算問題と文章題です。

基本的な計算問題をしっかり解けると、入塾テストでも最低限の点数を取ることができます。早く丁寧に解くことを意識し、途中式などもきれいに書いてケアレスミスをしないようにしましょう。特に小数、分数、比の計算練習が肝要です。

文章題についても入試で必ず出るため、入塾テストでも同様に出題されます。計算問題ができるようになったら次は問題集などで文章題に慣れるようにしましょう。教科書の復習に加えて、計算ドリルや問題集を活用してトレーニングを重ねることが大切です。

家庭のみでの対策に限界を感じたら、家庭教師をつける

ご家庭だけでしっかりとした対策を行うのは、保護者の方にとって難しいことでしょう。そんなときは栄光ゼミナールの入塾テストに精通した家庭教師の活用をおすすめします。

そのような家庭教師であれば、お子さまの現在の学習状況を丁寧に把握したうえで、本番に向けた最適な学習プランを提案・指導することが可能です。

中でもおすすめなのが、家庭教師マッチングサービス「スマートレーダー」です。スマートレーダーには、栄光ゼミナール出身の先生も多数在籍しています。

栄光ゼミナール入塾テスト本番に向けた準備も家庭教師の先生にお任せいただけます。ぜひ一度スマートレーダーをご検討ください。

入塾テストについてよくある質問

平均点・合格ラインは?

公式には平均点や合格基準は公表されていませんが、口コミや体験談によると、平均点は6割前後が多いようです。合格ラインは受けるコースによって異なりますが、標準クラスで5〜6割、選抜クラスでは8割前後が目安とされます。

栄光ゼミナールの入塾テストは何年生の何月に受けるのがいいのか

入塾にベストなタイミングは3年生の2月ごろです。栄光ゼミナールでは中学受験のカリキュラムが新4年生(3年生)の2月から始まります。中学受験のカリキュラムが始まると入塾テストの内容も学校の学習内容ではカバーしきれない部分が多くなってきます。

また、入塾が遅くなった分は自分で挽回する必要があるため、早めに入塾することでお子様に必要以上の負担をかけなくて済みます。

入塾テストに落ちることはある?

「栄光ゼミナールの入塾テストに落ちた」と言った内容のブログ記事などを見て不安に思う方いらっしゃるかと思いますが、結論から言えば 落ちることはあります。ただし、落ちた=完全に入塾できない、というわけではありません。

わずかに点数が足りなかったという場合でも、講師がテストの内容や受験時の姿勢を見て伸びしろを感じた場合、再テストの受験や合格とする場合もあるようです。

2025年度入試<関東>の注目校の塾別合格実績

学校名 種別 定員 関東の主要塾
SAPIX 早稲田
アカデミー
四谷大塚 日能研 栄光
ゼミナール
開成私立3009840754550
麻布私立30011552805060
聖光学院私立22513563906070
海城私立29010040605055
桜蔭私立23512550805565
女子学院私立24014060906575
豊島岡女子学園私立16013050856070
渋谷教育学園幕張私立295102451105090
渋谷教育学園渋谷私立1759535805060
広尾学園私立24012040855565
筑波大学附属駒場国立1207040503045
筑波大学附属国立808050604555
小石川中等教育学校都立1606045503040
合計17756701000580715

まとめ

今回は栄光ゼミナールの入塾テストについて、難易度合格基準落ちる子の特徴、有効な対策方法まで解説しました。

栄光ゼミナールの入塾テストは多くが基本的な問題で難易度もそこまで高くなく、比較的合格しやすいと言われますが、適切な対策を怠ると不合格になる可能性も十分にあります。

安心してテストを受験できるように、ぜひ一度スマートレーダーをご検討してはいかがでしょうか。

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