【東大】【文科Ⅲ類】H.K先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

小さな頃から口が達者だったような記憶があります。とは言っても、強きに屈せずという感じではなく、物事を筋道立てて説明することが得意だったように思います。今でもその雰囲気は残っていますが、より論理だった考え方をするようになったのと、その一方で感覚も大切にするようになったのが大きな変化かなと思います。

行っていた習い事/部活などはありますか?

美術部と音楽部でバンドを経験。

中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?

 中学校では、なんとなく受験をして入ってしまったので、入学当初は周囲のレベルの高さに驚き、成績も平均より少し上程度だったが、中学校三年生の時にふと哲学の本を読み漁ろうと思ったことがきっかけで成績が上がった。

中高一貫校ではあったが高校からも生徒が入ってくる学校だったので、高校ではどうかと思ったが、高校一年生の時は学年10位以内はキープしながら密かに勉強を進め、高校二年生からは学年1位をキープした。

部活や生徒会活動、研究活動にも力を注いでいたので割と周りからは驚かれたが、途中からは実は学年一位をキープしなければならないという強迫観念が働き、案外ストレスを感じていた。高校三年生の時には、東大実戦模試等でも全国上位に来ることができるようになった。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

塾も通わず、家庭教師も取らなかったが、Z会の添削指導を高校一年生から受けていた。人に教わったことを材料にして自分なりの考え方を貫くことが自分には向いていると自己分析していたので、このような方法を取ったが、本格的に勉強を始めた当初(高校一年生の春)はかなり苦労した。まず、周りの塾に行っている人たちは平気で一年先のことをやっていたりするので、その部分の差を埋める為に、まず塾に行っていないという部分に自信を持ちながら、最初から自分にとってはかなり難しいレベルの問題に触れるようにした。Z会の問題は良い意味でわけがわからず、力を伸ばすのにとても役立った。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

受験勉強を始めるという具体的な時期はなかったので、勉強時間の変化もそれほどなかったが、平日は平均して3〜4時間、休日は5〜6時間程度だった。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

英語は、とにかくネイティブに近づくような勉強が効果的だという結論に達したので、英単語を覚えるときも消して単語と日本語訳の一対一で覚えるのではなく、例文の中で雰囲気を掴んだり、長文に出てきた単語を逐一整理してイメージを把握したりして、英語での脳世界を構築するようにした。また、WPM(Words Per Minutes)を計測することも役立ち、高校三年生の時には平均して210程度に達した。

数学は、高校三年生の最後の辺りまで網羅系問題集(私が使用したのはFocus)の全問題を解けるような勉強をした(結局一周もしていないが、これだけで東大模試で三完できるくらいにはなった)。その際に、問題を解くごとに必ず解け具合をABC評価プラス計算ミスをしていた・別解法で解いていたなどの記号を用いて記録するようにしていた。これにより、模試前等に解けない問題を振り返ることができた。

国語は最後まで感覚でやっていたが、現代文はとにかく普段から硬質な難しい文章を読んでおくことがそのまま勉強につながると思う。古典については、ある程度はわかるがなかなかその先につながらない、という状況が高校三年生の最後まで続いたが、単語をとりあえず頭に叩き込み、古典で書かれた文章は今で言う口語なのだ、という意識をもつと自然と頭に入ってくるようになる瞬間が訪れた。ただしこれは本番の1週間前くらい。

世界史はずっと苦手科目で、細かい単語等は案外覚えられるタイプだった(もちろん平気で一ヶ月に20時間くらいかかっていたが)が、論述問題等で「そのように歴史を解釈するのは恣意的ではないか」などと変に考えてしまい、世界史における正解が掴めなかったので困っていた。なので、とにかく細かい知識を頭に入れる作戦と、論述問題を解きまくって、受験世界史における常識をインプットする作戦を併用した。

地理はめちゃくちゃ得意科目だったので、とにかく国名や地形名といった雑多な知識、さらにそれに付随する基礎的な情報はもともと頭に入っていた。いざ勉強するとなった時には、初期にはデータの正確な読み取り方を習得するよう心がけた。ある程度力がついてくると、地理用語の正確な理解(楯状地とは?など)、論述問題を解きながらの地理用語の用い方やまとめ方の練習をするようにした。案外大切だったのが演習を開始する時期で、これは高校三年生の6月からセンター演習を始めたが、これより遅くも早くもなくというのがちょうどよかった。

使っていた教材/おすすめの教材

単語帳:『DUO3.0』 例文を用いて単語を覚えていくので、単語にまつわるコロケーションや場面の雰囲気等が自然と覚えられ、これだけで英作文等にも強い英語の脳が完成される。半年くらいかけてCDを使いながらじっくり取り組むと吉。

英文解釈:『英文解釈の透視図』 詳細な解説と必要最低限の注釈によって、英語の精読は文法事項の理解に始まり文法事項の理解に終わるのだ、ということを実感させてくれる良本。1ページ取り組むだけでも効果があるタイプの本なので、厳つい見た目だが、決して全部やる必要はないと思って取り組むのが良い。

全般:学校の課題 進学校では、学校でやった単元に沿った課題が出る時期はおそらく高校1年生くらいまでで、それ以降は全般的な知識を用いた演習の課題が多いと思うが、これをしっかり解きつぶすことが一番コスパがいい。基礎レベルの徹底のために塾講座や新しい教材に手を出す前に、目の前にある学校の課題が一番効果的な教材なのだということを忘れない。

難関レベルのために:Z会の添削 問題を解くだけでもかなり効果がある。その時までに習った内容でギリギリ解けるか解けないかくらいの内容を用いた最高難度の問題を出してくれるので、自力で学力を引き上げるには最適。

成績はどのように変化していきましたか?

高校一年生の時には、進研模試で全国3000番台、駿台ハイレベル模試ではB判定くらいの感じだったが、だんだんと成績が上がり、高校二年生の最初に校内模試で一位を取ったのに半年くらい遅れて全国模試でもA判定しかでないようになってきた。

高校2年の終わりの駿台ハイレベル模試で3教科全国10番くらいになり、高校三年生の夏駿台・秋駿台・秋河合の冠模試では冊子掲載だった。センター模試は成績が高止まりし、830点くらいでずっと推移したが、学園祭直後の10月ごろにスランプが訪れ、一度770点くらいに落ちた。しかしその時の問題は周囲の評判を聞く限りでも悪問だったようで、それ以降はまた元の水準に戻した。

合格した学校を教えてください

東京大学文科三類のみ

進学した学校を教えてください

東京大学文科三類

入学後の学校の印象はどうでしたか?

東大というネームバリューがある学校なので、相当に身構えて入学したが、まずはその名を飛び越えるほどすごい実力の人がゴロゴロいる印象だった。特に驚いたのは、同級生で本をすでに出版している人がいたこと。さすがに凄いな…と思うしかなかった。また、学問に対する基本姿勢ができていない人はほぼいなかったのも、流石のレベルの高さであるなと感じた。

一方で、できる人とできない人の差がかなりあるような場面もあった。これは今年度のオンライン授業に耐性がある人とそうでない人という面もあるかもしれないが、語学などでは特によくできる人もいれば、英語で会話ができないという感じの人もいた。(裏を返せば、英語で会話ができるのが当たり前なのでこれも凄い)

合格の秘訣は何だったと思いますか?

模試やテストを「自分はできる」という成功体験をつけるための場として活用し、それを繰り返すことによって、客観的に見てまあ自分は受かるだろう、くらいの鷹揚さを身に付けたこと。

また、自分の考え方、自分の書き方を徹底して追求したので、本番でも練習の時と変わらない(むしろ本番の方が調子が良いくらいの)パフォーマンスを発揮できた。ただし、これは自分のやり方に固執するという意味ではなく、むしろ場合に応じて柔軟に変えていくことで、その時の最善を目指すということ。これによって、勉強自体もマンネリ化せず楽しむことができるし、いつの間にか教科そのものを出題者の立場から見るような、俯瞰した見方ができるようになる。

最後に一言ください!

勉強は本来楽しいもので、社会が成熟した現代の日本では、万人にとっての人生の究極目標にさえなりうるものです。高校までの勉強は、実はそう思えるまでの前段階なので、ぜひ突き詰めて、学び続ける柔軟な存在になりましょう。

今回紹介する先生に関する運営コメント

勉強は本来楽しいものという言葉は本当にその通りですね。大学に行くと高校までとは全くと言って良いほど勉強に関する環境や考え方が変わってくると思います。受験勉強のその先には何が待っているのでしょうか。

この先生に勉強を教えてほしい方へ

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