いよいよ12月になり、中学受験の本番に向けて最後の追い込みをしている時期だと思います。12月には各大手中学受験対策塾での合格判定テストが行われ、その結果に合わせて志望校を決定する必要があります。
また、この月から入試当日に向けた調整を始める必要があり、受験を本格的に意識することになります。体調管理や過去問対策など、最後の調整がうまくできれば、安心して入試に臨むことができるようになります。
そこで今回は現役家庭教師の筆者が、中学受験直前期である12月の過ごし方や、やるべきことについて解説していきます。
中学受験直前期の勉強法については以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご参照ください。
Contents
中学受験の12月にやるべきこと

中学受験の12月には、各大手塾の模試や願書の作成などやるべきことがたくさんあります。それぞれについて解説しておきます。
入試本番を想定して模試を受けよう
12月には最後の中学受験の模擬試験が各大手塾(SAPIXや日能研、四谷大塚など)で行われます。これらの模試を必ず入試本番を想定して受けるようにしましょう。
受ける模試での目標とすべき得点率か全国順位を定め、それを下回ったら自分は不合格になるのだという思いで模試を受けるようにしましょう。このプレッシャーにより、頭が真っ白になって問題が解けなかったり、目標を達成できなくても構いません。
入試本番を想定して模試を受けることで、中学受験当日に失敗する可能性のある個所がわかったり、あと1か月少しで、何なら点数が伸ばせるのかを知ることができるようになります。
ここで思い通りの結果が残せなくても、重く受け取る必要はありません。入試本番でなくてよかったと思いながら、当日までにできることを模索するようにしましょう。実際、この最後の模擬テストで悪い結果を残しても、合格を掴み取っている人を数多く見ていますので、必ずしもここで第一志望をあきらめる必要は在りません。
志望校を決定しよう
上記の模試の結果を受けて志望校を決定するようにしましょう。模試の結果に合わせて、志望校に合わせて残り1か月と少しで何ができるかを考えていく必要があります。この志望校に合わせた最後の調整を、早く始められるように12月中に志望校を決めるようにしましょう。
このとき併願校も決めて、受験当日までの勉強のスケジュールを立てるようにしましょう。自分の成績や状態に合わせて、併願校の勉強はいつから始めるのか、具体的にいつまでに何をするのかを決めておくようにしましょう。
勉強のスケジュールを立てる際、過密すぎるスケジュールを立てるのはやめておきましょう。やるべきことが多すぎると、やっつけ仕事のように勉強してしまい、受験までにうまく調整ができません。そのまま入試を迎え失敗してしまう人は思いのほか多くいます。できる範囲でやるべきことを考えていきましょう。
出願の準備をしよう
多くの中学校では1月中に願書の提出が求められますが、12月のうちから出願の準備をしておくことを推奨します。というのも出願には、願書、写真、内申書、調査書等の提出が求められます。
そのため、1月から準備を始めてしまうとバタバタしてしまい、精神的に負担がかかることが多いです。必ず12月のうちから動き出すようにしましょう。具体的には以下のことをするようにしましょう。
- 内申書・調査書の作成を通学している小学校に依頼する
- 証明写真を撮っておく
- 願書を作成する
内申書や調査書は自分では準備ができないので、あらかじめ担任の先生に相談して、期日までに作ってもらうようにしましょう。個人面談や電話などで、出願についてわからないことがあれば相談に乗ってもらうこともできます。中学受験をする意思があることはあらかじめ伝えておくとスムーズにコミュニケーションが取れます。
証明写真についても、募集要項をよく読んで必要なサイズのものを少し多めに取っておくようにしましょう。1月になってから撮ろうとすると、切羽詰まっている状態だと、撮りに行く時間をもったいなく感じてしまうお子さまもいますので、余裕のある12月のうちに撮影しておくことをお勧めします。
願書の作成についても、志望動機や受験の自己紹介など多くの作文が求められるので、余裕がある12月のうちに塾や学校の先生に確認してもらいながら執筆しておくことがおすすめです。
その他、各学校ごとに必要なものは異なりますので、必ず募集要項をよく読んでから、必要なものをできる限り早く準備しておくようにしましょう。
保護者がやるべきサポートについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご参照ください。
中学受験の12月の過ごし方

12月の過ごし方次第で、入試本番の心の持ち方が大きく異なります。やるべきことができていないと、入試本番まで不安を背負ったまま入試を受けることになってしまいます。
その人の性格や成績に応じて、自身に合った過ごし方をすることが非常に重要です。そのため、成績や性格を考慮した12月の過ごし方について解説していきます。
入試の2週間前に完成させるよう逆算する
入試本番までに必要な勉強をあらかじめ整理してそれを入試の2週間前には完成させるようにしましょう。この時期にやるべきことが終わっていて、何をすべきかわからない、早く受験当日が来てほしいと思うことができていれば完璧です。
最後まで詰め込んでしまうと、切羽詰まっている感覚に陥り、自信がない状態で入試を受けてしまいます。自身の指導経験上、自身のない状態で入試を受けてしまうといつも通りのパフォーマンスを発揮しにくく、失敗してしまう生徒は多いように感じます。
そのため、やるべきことを決めれば、まだ入試まで日のある12月中になるべく詰め込むようにして、徐々に勉強量を落として調整をかけていくように勉強計画を立てましょう。
中学受験直前期対策の科目別勉強法について「中学受験の直前対策は何をすれば良い?科目別の勉強法も併せて解説!」の記事に詳しく書いていますので、ぜひご一読ください。
過去問演習をする
中学入試に向けた3年間勉強してきた人ならば、あと1か月少しで新しく学べることはほとんどありません。そのため、今まで学んできたことを使って、普段通りのパフォーマンスができるよう調整をするほうが、この時期は得点につながります。
出題形式に慣れるように改めて過去問演習をするようにしましょう。また夏休みや秋の間に過去問研究も終わっていると思いますので、頻出問題については改めて確認するようにしましょう。
あと少しの短い期間で、1点でも多くとるには何をすればいいのか、また入試本番に失敗してしまう可能性があるのはどのようなことかを、過去問を解きながら詰めていくようにしましょう。
模試の解きなおしをしよう
上記に示した通り、12月には最後の模擬テストがあります。この模擬テストの解きなおしをするようにしましょう。このときの解きなおしをするときに注意があります。
普通、模試の解きなおしをする際は、解けなかった問題の解法をおさえて終わりだと思いますが、入試近くのこの時期では、なぜ自分は間違えてしまったのか、どうすればこの問題を解くことができていたか、などと自己分析をメインに解きなおすようにしましょう。
というのも、模試の問題がそのまま入試に出ることは少ないですが、入試当日に同じような計算ミスや問題の読み違いをしてしまうことは十分に起こり得るからです。
入試本番までに自分が失敗する可能性があるミスが知れるという心持で、入試問題を必ず見直すようにしましょう。また、過去問演習をする際も、同じように自己分析をメインで解いた問題を見直すと効果的です。
家庭教師に相談しよう
人によって性格や成績は様々です。最後まで同じテンションで勉強できる人もいれば、追い込みすぎるとストレスが溜まってしまう人もいます。精神が強い人なのか弱い人なのか、自己分析ができる人なのかできない人なのかをしっかりと判断をしてサポートをすることが重要です。
一人で勝手に自分を追い込んでしまったり、周囲に流されて焦燥感に苛まれてしまったりと、とにかく精神面が弱いお子さまは気が滅入ってしまうことが多いです。しかし、保護者が慰めようも、勉強面についてよくわからないので、難しいです。
そういったときは、中学受験経験のある家庭教師に勉強のカウンセリングや最後の追い込みを依頼することがおすすめです。中学受験経験のある先生なら、受験生の気持ちに親身になって向き合いながら、合格へのサポートをしてもらうことができます。
自己分析をしっかりとして、精神的にも肉体的にもできる範囲のことをやるのは、小学生には難しいです。そのため家庭教師にあらかじめ、性格や成績を伝えたうえで、今の状態を分析してもらって、計画を一緒に組んでいくことがおすすめです。
中学受験の家庭教師を使った追い込みについては「中学受験対策・追い込みは家庭教師を利用しよう!効果的な活用方法は?」の記事に詳しく書いていますので、ぜひご参照ください。
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中学受験直前期の最後の追い込みや、受験に関する不安を解消するための短期利用などにおすすめです。これを機にスマートレーダーを利用して、最後の調整をかけましょう。
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