中学受験を考えている人の多くは、中学受験対策の塾に通っています。そういった方の中でも、塾の補助や、過去問対策、苦手科目の克服のために家庭教師をつけていることも多いです。
しかし、中には家庭教師選びに失敗して、家庭教師をつけたのに成績が上がらなかったり、いまいち効果を実感できないで悩んでいる方もいると思います。しっかりと先生選びに成功すれば家庭教師は中学受験にかなり効果的です。
そこで今回は中学受験で失敗しないための、家庭教師の選び方を現役家庭教師の筆者が解説していきます。
Contents
気を付けるべき先生の特徴3点

家庭教師選びに失敗してしまうと思ったように成績が伸びません。生徒のやる気をうまく引き出せなかったり、効率よく学力を高めることができなかったりします。
ではどんな先生に注意すべきなのか。主に以下の3つの先生には注意すべきだと思われます。
- 目的・目標がはっきりしていない
- 勉強を作業としてとらえている
- 生徒の顔色をうかがえない
1.目的・目標がはっきりとしていない
目標・目的がはっきりとしていないまま指導を始める先生は大勢います。何のために勉強をするのかが明確に定まらないと本来は指導方法を考えることができません。しかし目標や目的をはっきりとさせないまま、やみくもに指導をしたり、問題演習をして答えを読むだけのような先生は思いのほか大勢います。
こうした先生の指導を受けてしまうと、半年間や一年間指導を受けても、何が得られたのかがわからないまま時間とお金を無駄にしてしまうことになります。目標・目的をより具体的に、そして段階的に定めてくれる先生を選ぶようにしましょう。
「志望校の過去問対策がしたい」などと抽象的な目的ではなく、「過去問演習においてどの解法を使えばいいのかわからないまま、知識は足りているのに解けないのを解決したい」といったようにより具体的に目的を定めてもらうと効果的です。
2.勉強を作業としてとらえている
解法暗記という言葉があるように、勉強を暗記してその内容を使うだけの作業としてとらえている先生も一定数います。この考え方合う生徒には、効率的に学力が定着することがあるので、大学受験などでよくこの考えをもとに学習を進めることがあります。
しかし、中学受験においてこういった指導をしてしまうと子供は勉強を退屈に感じてしまい勉強のやる気が失われてしまうこともあります。大手塾の授業では問題の背景や裏側を説明して生徒に興味を持ってもらうような指導を展開している先生が多いです。
家庭教師においても、機械的に勉強を教える先生には注意が必要です。勉強の楽しさを伝えようとしてくれる先生を選ぶようにしましょう。
3.生徒の顔色をうかがえない
家庭教師を利用するにあたって、生徒と家庭教師の関係は非常に重要です。マンツーマンにおいて、より効果的な学習をするなら、先生生徒間でのコミュニケーションが非常に重要です。
そのためコミュニケーション能力の高い先生を選んだほうがいいです。とくに内気な子供や、人見知りな子供でもすぐに仲良くできる先生なら、生徒さんにストレスをかけることなく指導をうけることができます。
またわからないところを聞けるような関係を築くことも重要ですが、そもそも生徒さんが聞くことに慣れていないケースもあります。そのため生徒の顔色をうかがって悩んでいる問題をすぐに、どこがわからないか聞いてくれる先生を選ぶようにしましょう。
生徒の顔色をうかがえない先生を選んでしまうとマンツーマンの強みを生かすことができず、非効率な授業になってしまうため注意が必要です。
目標に応じた先生の選び方

先に述べたように目的をはっきりとさせない先生には注意が必要です。自分が何を教えるべきかわからないまま、指導を続けているということは、生徒の合格のためへの道が想像できていないということになります。
合格するために何が足りなくて、何が必要なのか考えようとしてくれる先生を選ぶようにしましょう。
ここからは主な目的別での先生の選び方を紹介していきます。
基礎学力を高めたい
受験までまだ時間があって、基礎学力を高めるために家庭教師をつける場合は指導経験が豊富な先生や教え方が上手な先生を選ぶようにしましょう。
基礎力をつけるうえで一番重要なのは理解をすることです。問題が解ける状態と理解ができている状態には違いがあります。
理解ができていなくても問題が解けることがあれば、逆に問題が解けなくても理解ができている状態もあります。
理解ができていなくても問題が解ける状態では、応用問題に対応ができません。逆に問題が解けなくても理解ができている状態では、解答をみればすんなりと納得ができても初見では問題が解けません。
基礎力をつける目的は、本質理解を深めることで、応用問題に対応できるようにすることです。それを考慮するとおすすめの先生は指導経験が豊富で、理解を促すことができる先生です。
気を付ける先生は問題が解けることをメインに指導している先生です。よく勘違いされがちですが、基礎力をつける=基礎問題を反復するということではありません。こういった指導をいくら受けても基礎問題しか解けるようになりません。
その考えはどこからきているのか、何が重要な考え方なのか、本質はどこにあるのか。基礎事項と徹底的に向き合うことが基礎力をつける秘訣なので、各々の考え方と向き合って指導している先生を選ぶようにしましょう。
応用問題を解けるようにしたい
基礎力はつけた。でも応用問題がそれでも解けないという方も多いと思います。そういった方は自力で問題を解く力のある先生を選ぶようにしましょう。
自分が家庭教師をしている関係で、ほかの先生がどのような指導をして居るのかをよく耳にしますが、解答にかいていることをそのまま解説するだけの先生は大勢います。
基礎問題の解説には解答に本質的なことが書いているためそれでも役に立つことがあるのですが、応用問題でそういった指導をしても、その問題が解けるようになるだけで、一般化することができず応用力が付くようになりません。
応用力をつけるためには、その問題を自力で解ける人間が、どういった思考のプロセスでその解法まで行きついたのかまでを解説してもらうことが重要です。
自分がよくやっているのが問題を自分もその場で解いて解説するです。このライブ感のある問題を解いていく過程を含めた解説が、ほかの問題でも対応できる応用力をつけることができます。
これはあくまで、基礎力がついた人がその使い方がわからずに問題が解けない場合にお勧めする指導法なので、基礎力がまだついていない場合はそちらの指導を先にしてください。
気を付けるべき先生は解答を説明するだけの先生です。これでは基礎問題の反復を広い範囲でやっているのと変わらないので、効率が非常に悪いです。注意しましょう。
本番を想定した対策がしたい
小学6年生の夏休みあたりから本番を想定した対策が必要になります。本番を想定した対策を目的にしている場合は、必ず受験経験がある先生、とりわけ志望校の受験経験がある先生にしましょう。
普段応用問題が解けるからと言って、テストや入試本番で問題が解けるとは限りません。重要なのはいかに本番を想定して勉強をするのかです。
志望校ではこの問題がどういった出方をするのか。本番にできうる解法はなになのか。飛ばすべき問題と解くべき問題の区別はどうするのかなど、塾や参考書では学べない大事なことはたくさんあります。
こういったことを指導できるのは中学受験の対策を自分でして、実際に入試を経験した人だけです。そのため、必ず入試経験がある先生にお願いするようにしましょう。
気を付けるべき先生は、入試経験がはっきりしていない先生です。最近プロ家庭教師などが流行っていますが、プロ家庭教師は社会人家庭教師を指すだけであって、実際に入試を経験した中学受験のプロであるとは限りません。
プロ家庭教師について詳しく知りたい方は「プロ家庭教師」に騙されるな!中学受験対策の家庭教師で失敗しないために」の記事に詳しく書いていますのでぜひご一読ください。
また以下の記事には、先生の探し方から活用方法までまとめていますので是非ご参照ください。
家庭教師選びは個人契約がおすすめ

上記のような先生の選び方を抑えたうえで、先生選びをするときに家庭教師センター(家庭教師派遣会社)に依頼するのがいいか、個人契約を結ぶのがいいか悩むと思います。
ここでも目的に応じて、それぞれの良し悪しがでますが、先に結論をのべますと個人契約家庭教師のほうがおすすめです。その理由を説明していきます。
中学受験と個人契約家庭教師の相性については「中学受験対策に個人契約の家庭教師ってどうなの?現役家庭教師が解説!」の記事に詳しく書いていますのでぜひご一読ください。
中学受験では先生との相性が非常に重要
中学受験は小学生が勉強をして、受験をします。この時期の子供では自分からモチベーションをあげて勉強をするのが困難です。
いかに生徒に楽しく勉強を教えられるか、やる気を維持させるような指導ができるかが非常に重要になります。そのため、先生と生徒の相性が良くないと子供のやる気が維持できずに、成績向上につながりません。
また、教え方についても相性が非常に重要です。説明がくどすぎると子供は集中力が切れて、話をあまり聞かなくなります。逆に説明が簡単すぎると、子供がついていけず、話をあまり聞かなくなります。
ここで大切なのが、くどい説明がわるいや、簡単な説明が悪いといったことではなく、どのくらい詳しい説明があっているかです。これは本人の習熟度合いや理解力によります。
こういった相性が重要な場面では、カリキュラムや指導法が一貫している家庭教師センターの家庭教師に依頼するよりも、人によってカリキュラムや指導方法がことなる個人契約で、相性のいい先生を探すほうが効果的です。
先生の受験経験が重要
中学受験では先生自体にも中学受験経験があったほうが効果的です。これは早いうちから本番を想定した指導ができるためです。
どれだけ問題を解けるようになっても、入試本番に失敗すれば合格はできません。受験経験者はそのことを痛いほど知っているので、本番にいかに点を取れるかを想定した指導をしています。
塾や自分では学べないところや足りないところを補うために、家庭教師をつけるなら受験経験がある先生にお願いするといいでしょう。
家庭教師センターでは指導実績を重視しているため、受験経験があいまいである場合が多いです。個人契約では逆に自分の合格実績を重視していることが多いので、受験経験がはっきりとしていることが多いです。
個人契約の先生がいい理由をここまであげてきましたが、個人契約できる先生を探すのが難しく感じられるかもしれません。そこでここからは中学受験対策の家庭教師探しにぴったりな家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」について説明させていただきます。
中学受験対策にはスマートレーダーがおすすめ

スマートレーダーに在籍している家庭教師は、全員が東京一工や旧帝大をはじめとした現役の超難関大学生です。具体的には以下の大学に在籍している学生です。
- 東京大学
- 京都大学
- 一橋大学
- 東京工業大学
- 東京医科歯科大学
- 大阪大学
などなど…
さらに、それぞれの先生の模試の成績や指導歴などをもとに、レーダーチャートで先生の能力を可視化しています。そのため在籍大学や得意科目など複数の判断基準を活用した家庭教師の探し方が可能!
通常の個人契約であればこうしたハイレベルな先生を自分で探す必要があり、とても大変です。ですが、4000人を超える超難関大学生が登録するスマートレーダーであればお子様にぴったりの先生と簡単に個人契約を結ぶことができるので中学受験対策におすすめです。
一回1時間から依頼可能
スマートレーダーでは一回1時間から指導を依頼することができます。
従来の家庭教師や塾のように無理矢理規定のコマ数を詰め込む必要はありません!ハイレベルな指導を必要な時に必要な分だけ受けることができるため、時間を効率的に使うことができます。
また、ピンポイントでわからない分野の指導をして欲しい場合やテスト直前の対策だけを依頼したい場合など、様々な目的に合わせて活用していただくことも可能です!
さらに、個人契約ですので先生一人と予定を調整するだけでOK。時間の調整の柔軟さが個人契約のメリットです!
オンライン家庭教師にも対応
日本全国で超難関大学生家庭教師の指導を受けられる!
スマートレーダーはオンライン家庭教師にも対応!
オンライン家庭教師を活用すれば住んでいる場所にかかわらず、お好きな先生から指導を受けることが可能です。例えば北海道にいながら東京大学の先生から指導を受けることもできます!
もちろん、都市部にお使いの方々もオンライン家庭教師をご利用いただけます!
自社開発のオンライン指導ツールを活用!
スマートレーダーのオンライン家庭教師では自社開発のオンライン指導ツールを活用!
パソコンの煩雑な設定等は必要なく、すぐにオンライン指導を利用することができます。
加えて、双方の顔を写しながら教材の共有を行うことが可能なので、オンライン家庭教師の課題であった生徒様の細かな仕草から理解度を測ることを可能に!対面指導以上に効率的な指導を行うことができます。
また、先生とのチャット機能もあるため授業前に資料を共有できるなど、オンラインでもオフラインと同様のクオリティを保つことに成功しています。
追加料金は一切なし!さらにお得に家庭教師を依頼できる!
オンライン家庭教師の利用には追加料金は一切かかりません!
また、オンライン家庭教師であれば通常の家庭教師と異なり家庭教師の交通費がかからず、お得な個人契約家庭教師をさらにお得に利用可能!
加えて、塾に通わせれば必要となる送迎や、通常の家庭教師を依頼して悩むことの多いお茶やお菓子を出す必要もないため圧倒的なコスパを実現!
ハイレベルな家庭教師をどこでも気軽に依頼できるようになりました!
さらに、急なご予定が入ったり、受験直前で感染症が心配な場合にのみオンライン指導を活用していただくことも可能!
スマートレーダーのオンライン家庭教師であれば、ご家庭の事情にぴったり合った形でハイレベルな家庭教師を依頼することができます。
ご予定に合わせてより柔軟に指導を受けられる!
オンライン家庭教師は、通常の家庭教師や塾以上に時間の柔軟性が高いです。
家庭教師の移動が必要ないため、夜遅い時間や朝の時間帯にも授業を受けることができます!
そして、スマートレーダーは1回1時間から家庭教師を依頼できます。そのため部活終わりや、塾から帰ってきてからなどスポットで依頼することで効率的に成績アップを図れます。
また、個人契約の家庭教師なのでもし急な用事が入った場合でもすぐに時間の調整を行うことが可能!塾のように一度休んでしまったら取り残されるという心配はありません。