「定期テスト(中間テストや期末テスト)に向けた計画をどう立てたらいいかわからない」
という悩みを持っている中学生、高校生は多いことでしょう。
そこで、私たちスマートレーダーは、超難関国立大学(東大・科学大(東工大)・一橋大・京大・阪大)に通う現役大学生100人以上にアンケートを実施し、彼ら彼女らが中学・高校時代にどのようにテスト勉強に取り組んでいたのかを調査しました。
今回は、このアンケート結果をもとに、東京大学で学んだ筆者の視点も交えつつ、テスト勉強のポイントを詳しく解説いたします。
中間テスト・期末テスト勉強で悩んでいる中学生、高校生のみなさんは、是非この記事を読んで納得のいくテスト勉強をしてください!
Contents
定期テスト勉強で必ず意識するべき2つの超重要ポイント
中学生、高校生が中間テスト、期末テストに向けて勉強をする際、かならず意識するべきポイントが2つあります。
1つは、「モチベーションを維持する工夫をすること」
もう1つは、「適切な計画を立てて、実行すること」です。
今回のアンケートで、「あなたが勉強において1番目に大事だと思う要素は何ですか」と質問したところ、最も多かったのが「モチベーションの維持」で、2番目が「勉強の計画性」でした。(下図参照)
この結果から、いかにモチベーションの維持と計画が大事かがわかります。アンケートでは、「モチベーションがないと勉強のしようがない」「モチベーションがなかったら受験どころの話ではない」という厳しい声も聞かれました。
では、テスト勉強のモチベーションを維持するためにはどうすれば良いのでしょうか。これは、以下の3つのポイントをおさえると良いでしょう。
- テスト勉強の目標を明確にする
- 目標達成に向けた現実的な計画を立てる
- 適度に息抜きを行う
まず、中間テスト、期末テストの目標を設定しましょう。「5科目合計400点」「数学で平均点以上」といった個人的な目標でも良いですし、「学年10位以内」「〇〇さんに勝つ!」といった、他人との競争でも構いません。
このとき、あまりにも高すぎる目標を設定してしまうと、早い段階で目標達成をあきらめることになりかねません。「ちょっと頑張れば達成できる」というレベルに設定するのがコツです。
続いて、勉強の計画を立てます。超重要ポイントの「モチベーションの維持」と「適切な計画」はとても密接な関係にあります。モチベーションの維持には、モチベーションを維持させるような適切な計画が必要になるのです。
息抜きも重要です。計画を立てて実際に勉強を始めると、予想外につらく感じるかもしれません。もちろん、勉強する時間は長いに越したことはありませんが、途中でバテてやる気を失ってしまっては本末転倒です。
定期テスト勉強という長丁場を乗り切るために、適度な息抜きを行いましょう。できれば、計画を立てる時点で息抜きも盛り込んでおけると良いです。
テスト勉強の計画を立てて効率をブチ上げろ
以下のグラフをご覧ください。アンケートによれば、ハイエンド大学生の7割以上が、「勉強する際に計画を立てていた」と回答しています。
また、その理由として多くあげられていたのは、「計画を立てて実行することが、効率の良い勉強につながる」というものでした。
場当たり的な勉強をしていると、どうしても抜けやムラ(十分に勉強できなかった部分や、必要以上に時間をかけてしまった部分)が出てしまいます。
事前に計画を立て、「このテストではどの範囲が重要か」「どの程度の時間をかけるべきか」というものを把握することで、効率よく対策することができるのです。
また、計画を立てる時は、それが「モチベーションを維持できる内容になっているかどうか」を良く吟味してください。どんなに綿密に計画を立てても、モチベーションが維持できなければ、計画通りに勉強を進めることは難しいでしょう。
例えば、計画段階で非現実的な量の課題を設定すると、早々にやる気を失ってしまうことは良くあります。
他にも、単調な作業を長時間続けることも難しいでしょう。大事な古文単語のテストがあったとしても、4時間連続で古文単語の暗記を続けるよりは、適当なタイミングで別科目の勉強や休憩をはさむと方が良いことが多いです。
具体的なテスト勉強の内容と時間の目安
続いて、定期テストに向けた具体的な勉強計画の内容について、目安となる勉強時間も含めてお話しいたします。
大前提として、適切なテスト勉強は個人の状況(能力や目標、時間的な余裕など)に大きく依存します。ですので、これから示すのはあくまで一例であるとお考え下さい。
今回は、私自身の経験および、周りの優秀な友人ら(東大、科学大(東工大)に合格するような生徒)の実態を参考に、一般的に望ましいと思われる例をご紹介します。これをベースに、自分なりに調節して計画を立てていただければと思います。
テスト2週間前まで
テスト2週間前までは、特にテスト勉強をする必要は無いでしょう。もちろん、勉強するのは大いに結構です。ただ、受験を控えているのであれば、テスト勉強よりは受験勉強に力を入れるべきです。あまりテスト範囲にとらわれずに、自分にとって必要だと思う範囲を勉強してください。まだ受験まで時間的な余裕がある場合は、勉強せずに遊ぶのも良いと思います。
テスト2週間前~1週間前
一般的な進学校の定期テストであれば、基本的にテスト初日の2週間ほど前から準備を進めると良いでしょう。このタイミングで、テスト当日までの計画をざっくりと決めることをオススメします。部活動等もあると思いますが、高校生であれば1日あたり(授業とは別に)2時間程度、中学生も1時間程度はテスト勉強に割きたいところです。
おおよそのテスト範囲が確定してくる時期ですので、その範囲の教科書を読みなおすなどして、基礎を固めます。テスト1週間前までに、教科書や問題集の簡単な練習問題を一通り解けるようになっていればベスト。英単語や古文単語の暗記に抜けがある場合は、早めに手をつけておきましょう。
テスト1週間前~
テスト1週間前からは、実際のテストのレベルに合わせた問題を解きましょう。時間の目安としては、1日あたり4~5時間程度です。想定問題に取り組み、わからないポイントがあればすぐに基礎事項を見直します。過去問があれば、入念に解くべきです。
テスト前日
テスト前日は、翌日の科目に集中するのが良いです。逆に言えば、翌々日以降の科目は一旦お休みして構いません。勉強時間は、1週間前と同じく4~5時間程度で良いと思いますが、「ヤバい」状況であれば納得のいくまで勉強してください。(ただし、体調には気を付けて!)
超難関大合格者の多くは定期テスト勉強中も娯楽を我慢しなかった
テスト勉強中、休憩するのは良くないことでしょうか?
アンケート結果から見えたのは、「多くのハイエンド大学生が、テスト勉強中も娯楽などを楽しんでいた」という事実です。以下の図の通り、半数以上がテスト勉強中に娯楽を楽しんでいたことがわかります。
先ほども述べた通り、勉強においては「モチベーションの維持」が非常に重要です。適切な休憩は、モチベーションを維持するうえでも大切なことですから、必要以上に娯楽を我慢する必要は無いと言えます。
一夜漬けのテスト勉強はあり?
テスト前日の夜、テスト範囲を全く勉強していないことに気づいたあなた。今から一夜漬けするか?それとも寝るべきか?…….こんな経験はあるでしょうか。
本来は事前に計画を立てて、計画通りに勉強を進めるべきですが、実際には一夜漬けをせざるを得ない状況が起こりえます。そんなとき、一夜漬けをすべきかどうかは状況によります。
例えば、4日間のテスト期間の初日で一夜漬けをすると、テスト期間の後半に悪影響が出るかもしれません。また、さほど重要でない科目であれば、ある程度諦めてしっかりと睡眠を取ったほうが、全体として良い成績になることも考えられます。
しかしながら、「本当に勉強しないとヤバい」という状況もあり、そんなときは一夜漬けという選択もアリだと思います。
基本的に一夜漬けは短期記憶を使うため、復習を怠るとすぐに知識が抜けてしまいますが、翌日のテストを乗り切るだけであれば有効に機能することがあります。可能であれば、テストが終わった後に一夜漬けした範囲をもう一度復習すると良いです。
実のところ、高校の定期テストで一夜漬けをする人は、あまり多くないのではないでしょうか。少なくとも、私の高校時代は周りにいませんでした(基本的に、途中であきらめて寝てしまっています)。
ただ、大学の試験で一夜漬けをする人は多数見てきました。大学の試験は単位がかかっているため、失敗すれば数か月を無駄にする可能性もあり、気合が入ります。
高校時代から一夜漬けを経験しておくことは、大学の試験を乗り切る練習になるかもしれませんね(注:本来は大学の試験でも一夜漬けすべきではありません)。
定期テスト勉強で困ってしまったら
今回は、中学生、高校生に向けて定期テスト勉強のポイントをお伝えしました。
ただ、それでもテスト勉強で困ってしまうことは多いでしょう。そんな時は、是非とも信頼できる先生や家庭教師を頼ってください。特に、塾・予備校の先生や家庭教師は受験のプロフェッショナルですから、必ず皆さんの役に立つはずです。
スマートレーダーには、東大・科学大(東工大)・一橋大・京大・阪大に所属する現役大学生が多数在籍しています。日本最高難易度の大学入試を突破した彼ら彼女らは、受験のノウハウを知り尽くしています。この機会に、是非ともスマートレーダーで定期テスト対策のサポートを受けてみませんか?
オンライン家庭教師にも対応!!
スマートレーダーはオンライン家庭教師にも対応しています。
お家にいながら優秀な学生から様々な知識を教えて頂きます。地方に在住の方も、パソコンさえあれば、東大生の勉強法までも伝授してもらえます!
また、1回1時間から指導を依頼することができます。テスト直前や長期休みの時期に授業を増やすことや、その時期のみの利用など柔軟に指導を依頼することが可能です。
難関大生に教わることで定期テストを難なく攻略しましょう!!