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スマートレーダー大学受験合格体験記について
本記事では、個人契約の家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に登録する大学受験を経験した家庭教師から聞いた、実際の大学受験合格体験記を掲載しています。
大学受験を突破し超難関大学に進学された現役大学生の、
- 大学受験当時の勉強法や過ごし方
- 親御様のサポート方法
- 塾や家庭教師の活用方法
など、生の実体験を合格体験記として公開することで、
- 大学受験に対するやる気の増幅
- 大学受験を目指す生徒様、サポートする親御様のやり方や方向性の再確認
- 大学受験対策の方法や勉強への正しい向き合い方
- 大学受験後の次なる目標を見つけていただくこと
を目的としています。
実際に合格された先生に、大学受験突破に向けて一緒に勉強のサポートをして欲しいと思われた方はぜひ家庭教師を依頼してみましょう。
大学受験合格体験記
当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!
現在は東京大学工学部航空宇宙工学科に所属し、宇宙について学んでいきたいと考えています。また、軽音楽系のサークルに所属しており、ドラムを演奏しています。趣味はドラム、ドライブ、音楽鑑賞で、優しく朗らかな性格だとよく言われます。高校時代には吹奏楽部と軽音楽部に所属し、パーカッションとドラムを担当していました。現在は物理に興味があるのですが、当時は数学が大好きで、同じ高校の友人と問題を解き合ったり作問をしたりしていました。
大学受験まで行っていた習い事/部活などはありますか?
吹奏楽、軽音楽、トライアスロン
中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?
中学・高校を通じて内申点は良く、中学では平均4.5/5点、高校では平均85/100点程度でした。中学は地元・富山県の公立中学に通っていたのですが、平均して95/100点、5教科合計で475/500点程度の点数をとっていました。高校時代は、数学・物理に関しては平均95/100点、そのほかの科目については80~85/100点程度の点数でした。同級生は中学・高校でどちらも200人以上いましたが、その中で常に3位以内に入っていました。
大学受験対策も含め、塾や家庭教師は利用されていましたか?
高校1年生から地元の塾(富山育英センター)に通っており、塾では高校数学・英語の予習・復習を主に行っていました。高校3年生になり、東大受験を明確に意識し始めてから、やや苦手意識のあった国語を克服し、高校では2学期にようやく全範囲が終わる物理・化学を早期に学び終えたいという考えから、東進衛星予備校に通い始めました。
その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?
地元の塾(富山育英センター)では、常に最上位クラスに所属していました。最上位クラスに所属している生徒は、高校では20番以内に入っていることがほとんどで、大学受験の際は東大・京大をはじめとした難関大学を受験しました。毎年初めに塾内テストがあるのですが、そこでは1位を獲得していました。東進衛星予備校に通い始め、物理・化学を学び終えたときには、東進が主催する東大模試での科目別偏差値が15~20上がりました。4月に通い始め、8月に受けた模試での偏差値がこれだけ上がっていたので、4ヶ月で偏差値を15~20上げたことになります
受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?
受験勉強を始める前は、学校の課題のみを主に行っていたので、1日2~3時間勉強していました。受験勉強開始後は、部活動以外の時間は主に勉強を行っていたので、平日4時間、休日8時間程度勉強していました。
大学受験対策の各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?
①国語
評論は、筆者の意見と必要でない部分(具体例や雑談など)をしっかり見分けることが肝要です。この能力を身につけるのに100字要約を使い始めてから、評論の成績が上がりました。古文漢文は、古文単語を300語程度と、それぞれの文法・語法を着実に身につけることから始めました。
②数学
問題を解いた後、解答を見て、それを小問を何個か作るかのように分けていました。例えば「①②③より、答えは~」という形式の問題であれば、「ここまでは①を導くための解答、ここまでは②を導くための解答、・・・・。そして、①②③を元にして、この問題の最終的な答えを導いている。」といった感じです。そうすることで、問題の構造や典型的な解法の使い方などを細かく分析することができました。
③英語
1年生~2年生前半のうちに、共通テストレベルの単語帳・文法帳を終わらせ、そこからはさらに難易度の高い単語帳・文法帳を進めながら、英文解釈・英語長文をだんだん進めていきました。東大の2次試験にはリスニングも必要なため、英語長文のシャドーイングをしたり、単語や例文を音読しながら覚えたりということを行いました。
④物理
最初は物理公式やその原理をしっかりと覚え、それを問題の中でしっかりと使える力を身につけました。それからは物理公式の導出や原理の深掘りを行い、物理概念についての理解を深めました。こうすることで、物理公式を忘れても問題が解けるようになったり、公式を使う場面を間違えなくなったりというメリットがありました。
⑤化学
暗記するところと原理を理解するところをしっかりと区別して勉強しました。例えば、無機化学に関しては、反応機構を理解しようとすると大学レベルの知識が必要になったため、付箋などを利用して暗記に徹しました。一方で理論化学や有機化学は、その反応機構や公式をしっかり理解できる部分も多いため、原理の理解を主に行いました。
受験勉強で使っていた教材/おすすめの教材
使っておすすめだと思った教材
・「現代文100字要約ドリル(永島貴吉
編著、駿台文庫)」
・「古文単語330(いいずな書店)」
・「チャート式
基礎からの数学(青チャート)(数研出版)」
・「新・物理入門(駿台文庫)」
・「化学の新研究(三省堂)」
・「化学重要問題集(数研出版)」
・「東大の英語27カ年(第10版)(教学社)」
・「鉄緑会東大物理問題集、鉄緑会東大化学問題集(KADOKAWA)」
・「文系数学の良問プラチカ(河合出版)」
成績はどのように変化していきましたか?
合格した東京大学理科一類は常にA判定でしたが、偏差値は、1~2年生の間は緩やかに向上していき、3年生の際は特に物理・化学で大きく向上しました。高校1年生のときに最初に受けた模試では偏差値が70ほどでしたが、高校2年生の終わりには75、高校3年生の夏には80近くになりました。
物理・化学では、高校3年生のときに最初に受けた東進での東大模試での偏差値が55程だったのに対し、夏休みが終わって最初の東大模試では70以上になりました。
合格した大学を教えてください
東京大学,慶應義塾大学
進学した大学を教えてください
東京大学
入学後の大学の印象はどうでしたか?
受験勉強をしているときは、大学に入ったら勉強よりもサークル活動に重点を置くことができると思っていたのですが、実際には勉強が思ったよりも大変でした。内容自体が高度になり、授業は生徒の復習を前提としてどんどん進んでいくため、しっかりと勉強していないといけません。また、東大には進振り制度といって、大学前期の成績に応じて希望の学部に振り分けられるという制度があるため、人気の学部に行くために周りの東大生よりも高い点数をとる必要がありました。これも勉強が大変だった一因です。
合格の秘訣は何だったと思いますか?
勉強の方法について、高校3年生になる前にしっかりと自分なりの方法を確立できたことにあると思います。成績上昇=勉強の質×量、という法則があります。勉強の量を増やすことは質を上げることに比べると簡単で、大学受験を意識し始める受験生は、まずは勉強量を上げることで成績上昇を図る傾向にあります。それ自体は決して間違ったことではありません。しかし、そうだからこそ、本格的に受験勉強を始める前に、じっくりと勉強の質を高めることが大事です。そうすることで、同じ勉強量をこなしていても、周りの受験生よりも成績をより多く上げることができます。自分の場合は、部活動に複数所属していたため、受験勉強初期では周りに比べて勉強量が少なかったのですが、勉強の質をあらかじめ高めていた結果として、周りよりも成績を上げることができたと考えています。
最後に大学受験にチャレンジする方々に一言ください!
志望校に本気で合格したいと考えているならば、闇雲に勉強量を増やすだけでなく、効率のいい勉強方法を学んだり、短期目標・長期目標を決めるなど、受験戦略をしっかり練ることが大事です。そうした戦略を練る中で、自分の体験が参考になれば幸いです。頑張ってください!
今回紹介する先生に関する運営コメント
東京大学理科一類に合格された先生です。早いうちに自分なりの学習方法を確立したうえで、質の高い勉強をしたことで合格を手にされました。時間があまりとれないときでも成績向上が期待できる良質な勉強の仕方を知りたい方は、一度お話を聞いてみてはいかがでしょうか。
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