【東工大】【理学院】S.O先生の大学受験合格体験記

スマートレーダー大学受験合格体験記について

本記事では、個人契約の家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に登録する大学受験を経験した家庭教師から聞いた、実際の大学受験合格体験記を掲載しています。

大学受験を突破し超難関大学に進学された現役大学生の、

  • 大学受験当時の勉強法や過ごし方
  • 親御様のサポート方法
  • 塾や家庭教師の活用方法

など、生の実体験を合格体験記として公開することで、

  • 大学受験に対するやる気の増幅
  • 大学受験を目指す生徒様、サポートする親御様のやり方や方向性の再確認
  • 大学受験対策の方法や勉強への正しい向き合い方
  • 大学受験後の次なる目標を見つけていただくこと

を目的としています。

実際に合格された先生に、大学受験突破に向けて一緒に勉強のサポートをして欲しいと思われた方はぜひ家庭教師を依頼してみましょう。

大学受験合格体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

東工大理学院の学部4年生です。大学院からは専攻を変え、同大学の物質理工学院に進学します。幼少期から負けず嫌いで、勉強も周りの友人に負けたくないという気持ちから頑張るようになりました。運動にしても勉強にしても、他者に勝ちたいというモチベーションのもとでしかやる気が出ないのは、自分が興味の持てるものがないことが原因なのではないかと考えています(笑)

行っていた習い事/部活などはありますか?

小学生・・・公文(2年間ほど) 空手(3年間ほど) サッカークラブ(4年間ほど)
中学生・・・ソフトテニス部(部活引退後、高校入学まで硬式テニスクラブに半年ほど通っていました)
高校生・・・硬式テニス部(高1の11月で引退)→帰宅部

中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?

中学時・・・ 地元の公立中でしたが、土地柄優秀な人が多い学校でした。3年間を通して、学年200人中だいたい10位前後でした。悪くても30位以内には入っていたと思います。市内トップの進学校には30位以内に入っていたら落ちることはないと言われていたので、特に問題なくそこに合格し、進学しました。

高校時・・・ 1学年320人ほどの学校で、2年次から文理分けがありました。文理分け前の1年次では、全体で国数英の3科目で10~30位でした。模試(国数英3科目)では一桁順位も取ることがありましたが、学校の定期試験では受験に不要な社会や理科も総合順位に関係あるので、総合だと30~50位ほどでした。

高校最初の一年間を通じて、英語と数学だけはそこそこできていましたが、他の科目はからっきしダメといった感じでした。塾は東進の映像授業を1月まで受講していました。それ以降は浪人するまで一切塾に通うことはありませんでした。

2年次に文理分けに加えて、英語に強いアカデミッククラスなるものが文理それぞれ1クラスだけ用意されていて、そこには一年次の成績がいい人が行く風潮がありました。姉や友人の勧めもあり、そこのクラスに行きました。成績に関してですが、数学は波が激しく、いい時は一桁、悪いと3桁順位になることもありました(数学に関しては2年まで文理共通の試験)

英語は2年の時に伸び、文理共通で10~30位をキープしていました。他の科目は受験で使う理科を含めて全然できていませんでした。学校平均ほどです。

3年生になっても勉強時間は変わらなかったため、成績はかなり落ちました。この頃になると学校の試験対策は無視していて、独学で受験勉強していました。学校の試験は数学でさえも30~60位ほどでした(理系内180人くらいの順位)
英語は安定していたため、学校のテストでも20位くらいをキープしてました(文理共通)

3年生になると、全国模試で受ける科目が英数理理の4科目になります。全国模試では理系で20位以内に入っていましたが、第一志望の東工大はE判定、第2志望の東北大がB判定といった具合でした。しかしただでさえE判定だったのに夏以降に成績を落とし、理系内で40位代になりました。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

先ほども少し触れましたが、高校1年生の時に東進衛星予備校に通っていました。主に授業の先取り学習をメインに数学と英語のみ受講していました。諸事情があり辞めてしまいましたが、通っていた時は成績が良かったので、続けていればその後成績を落とさずに済んだかもしれません(笑)

東進をやめた後は、浪人するまでは塾で授業を受けるということはありませんでした。
浪人時では河合塾に通っていました。当時できたばかりの校舎でしたが、素晴らしい先生がたくさんいました。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

各学年ごとに書きます。

高1・・・学校がある平日で3時間ほど勉強してたと思います。休日は0の日もありましたが、東進に行く日は3-4時間ほどやっていました。平均すると1-2時間くらいでしょうか

高2・・・有料自習室を7月あたりに契約しました。それまでは平日、土日ともに学習時間は0でした。それ以降はだいたい1-2時間くらいでした。

高3・・・有料自習室は確か高2の終わりに辞め、しばらく自宅のみという期間がありました。その時は例にもよらず学習時間は0でした。また別の自習室を借りるのですが、そこから受験勉強らしきものを始め、1日3-5時間くらいやっていたと思います。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

英語・・・長文読解は問題を解いた後で、精読をしていました。SVOCMを文中に書き込み、文構造を完璧に理解し、本文中に出てくる文法事項や重要表現、単語も確認していました。あとはその文章をひたすら聞きまくりました。聞いて内容がわかるくらいにやり込んでいたと思います。単語帳は1年の時に速読英単語必修編を1冊、3年の時にDUOを半分やった程度です。とにかく長文の精読に時間を費やしていました。長文読解で使ったのは主に学校のテキストなので名前を聞いてもわからないと思いますが、レベル別のシリーズになっていて300-700語程度でした。

数学・・・成績がいい時(数学ⅠAⅡの途中)は教科書傍用問題集をひたすら解いていました。別冊の模範解答が配布されなかったので、わからない問題は自力で解決していましたが、数学Ⅱの134番がどうしても理解できず、途中放棄してしまい、それ以降その問題集を開くことはありませんでした。それ以降どうしていたかというと、ちゃんと解答が付いている問題集で問題を見て、手を動かさずに解答を見るという、今考えるととんでもない勉強法を実施していました(笑)当然現役時は入試問題には歯が立ちませんでした。

浪人してからは、一度丁寧に解説してもらった問題を何度も解き直ししていました。その際、問題の位置づけなるものをよく考えていました。どういうことかと言うと、受験数学には定石を知らないと解けないものがあります。そういう問題は深く考えずそういうものだと納得して解き方を吸収しました。反対に、奇抜な発想を必要とせずに、今知っている道具のみで解くことができる問題もあります。そういう問題ができなかったときには、必ず躓いたポイントがあるはずなので、そこを意識しながら解き直しをしていました。

物理・・・最初のうちは、物理における基本的な考え方が受け入れられないことが多いと思います。愛用していた参考書には私の抱いていた疑問の答えが載っていたので、それを使って成績を伸ばしました。物理は基本的な考え方をマスターすれば短期間で飛躍的に成績が伸びます。あとは問題集で演習を積んでいました。

化学・・・浪人時から本格的に勉強しましたが、いきなり難関大向けの受験問題集を進めていきました。わからないことは参考書で調べながら、問題を解くことで知識や問題の解き方をマスターしていきました。私の場合はそれで成績が伸びましたが、基礎が少しあったからかもしれません。

使っていた教材/おすすめの教材

物理・・・漆原の面白いほどわかる本(3冊) 物理のエッセンス 名問の森
化学・・・重要問題集
英語・・・やっておきたい英語長文シリーズ
数学はあまりお勧めできる問題集を知りません。ただ私は1対1対応の演習を数学A,Ⅱ,Ⅲのみやっていました。

成績はどのように変化していきましたか?

高3・・・1年を通して東工大E判定 東北大B判定(冠模試ではA判定) 東京理科大A,B判定

浪人・・・1年を通して東工大B判定(1度全国模試でA判定) 冠模試は類によってはA判定でしたが、志望していた1類はB判定でした。
早慶B判定 東京理科大A判定

合格した学校を教えてください

東京工業大学 第1類
慶應義塾大学 理工学部 学門A
早稲田大学 教育学部 理学科 地球化学専修
東京理科大学 理学部 物理学科

進学した学校を教えてください

東京工業大学第1類

入学後の学校の印象はどうでしたか?

イメージしていた通りの人たちがたくさんいました。私も今でこそ、人と話すことが好きになりましたが、当時は人と関わるのが苦に感じるタイプだったため、東工大の雰囲気は心地良く感じていました。講義や昼食時に一人でいても全く浮きません(笑)

合格の秘訣は何だったと思いますか?

初志貫徹です!!現役時は模試の成績から判断するに、無謀な挑戦でした。しかし、何が何でも行きたいという気持ちがあったので、志望校を下げることなく東工大志望を貫きました。

実際のところは理科の成績を伸ばしたのが一番の要因だと思います。理科は成績が安定しやすい科目なので、本番で裏切られるリスクも低いです。東工大は数学の配点が高いですが、そこに全てをかけるのではなく、他の安定しやすい科目を仕上げることが重要です。これは東工大に限った話ではなく、博打性が高い数学に頼った点の取り方をしたA判定よりも、理科や英語で満遍なく取れているA判定の方が合格の可能性が高いということです。

これはあくまでも私の持論ですが、格別に数学ができるわけでもない限りは、数学1つに頼った戦略を練るのは危険です。満遍なく勉強し、どれか失敗してもリカバリーができるような戦略を立てたことが勝因だと思います。

最後に一言ください!

個人的な趣味で、大学ごとの合格者のデータを集めるのが好きでした。
受験に関しては人一倍詳しい自信があるので、ともに頑張りましょう!!

今回紹介する先生に関する運営コメント

各教科、自分なりに戦略を立ててしっかりと対策を進めた先生です。各教科の細かい学習方法・効率的な受験戦略を学びたい方はぜひS.O先生に教わってはいかがでしょうか。

この先生に勉強を教えて欲しい方へ

この先生は、個人契約の家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に在籍する先生です。

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スマートレーダーは個人契約の家庭教師マッチングサイトです。個人契約はメリットが多い一方で利用へのハードルが高いのが実情です。

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