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スマートレーダー大学受験合格体験記について
本記事では、個人契約の家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に登録する大学受験を経験した家庭教師から聞いた、実際の大学受験合格体験記を掲載しています。
大学受験を突破し超難関大学に進学された現役大学生の、
- 大学受験当時の勉強法や過ごし方
- 親御様のサポート方法
- 塾や家庭教師の活用方法
など、生の実体験を合格体験記として公開することで、
- 大学受験に対するやる気の増幅
- 大学受験を目指す生徒様、サポートする親御様のやり方や方向性の再確認
- 大学受験対策の方法や勉強への正しい向き合い方
- 大学受験後の次なる目標を見つけていただくこと
を目的としています。
実際に合格された先生に、大学受験突破に向けて一緒に勉強のサポートをして欲しいと思われた方はぜひ家庭教師を依頼してみましょう。
大学受験合格体験記
当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!
幼少期の頃は恐竜図鑑や昆虫図鑑などをよく読んでいました。また、物事の仕組みや理由を考えるのが好きでした。周りの人に「どうして?」「なんで?」とよく聞いていたのを覚えています。小学校の頃は、この疑問を持ちやすい性格のおかげで周りの大人のいう「常識」について納得できず、親や先生と衝突することも少なくありませんでした。あとはパソコンで気の赴くままに調べ物をしていました。当時は宇宙が好きで、ポケモントレーナーじゃなくて学者になるのもいいな、と考え始めたのもこの時期でした。
サッカーを始めたのも小学生の頃です。プロサッカー選手の分析をしているサイトがあって、理由や仕組みを知りたがっていた私は何回も読み込んでいました。これまた当時のコーチの指導と食い違ってる内容もありましたが、やはり実際のプロ選手のプレーに基づいていると言うことで、そのサイトの方法論を貫いてました。
大学受験まで行っていた習い事/部活などはありますか?
公文、水泳、サッカー
中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?
科目の内容を授業のみで理解できているのにさらに宿題をやらされることに納得がいかず提出物をあまり出さなかったこと、さらに先生からの印象がよくなかったことから、内申点はそこまで高くありませんでした。1年か2年の頃は9教科で32とかで、テストは3年間の平均で5教科460くらいでしょうか。中2までは空いた時間は基本サッカーに行くか友達と遊んでいました。3年になって早稲アカに入って、今の自分の学力は決して高くないと実感して真面目に勉強し始めました。
高校も似たような感じで、内申点は高くなかったです。流石に中学のままじゃ東大には行けないと思い、高1から塾に通いました。高校の授業が期待はずれで、もっぱら興味を持った科目と塾及び自分で決めた内容を勉強していました。テストは平均で80くらいでしょうか。それに対して塾の授業は難しいながらもとても面白かったです。結局は部活や遊びと勉強のバランスが取れず、一度東大に落ちています。この失敗を反省し学んだ両立のコツは、浪人期、そして今にも活きています。
大学受験対策として塾や家庭教師は利用されていましたか?
小2(3?)の頃から中3までは公文(国語、英語)に、中3からは早稲田アカデミーに通っていました。高校3年間はSEGに通っていました。浪人時代は駿台を利用しました。
SEGの理系科目は本当にオススメしたいです。勿論相性があるので絶対とはいいませんが、数学、物理、化学の質は駿台と比べても圧倒的だと感じました。
その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?
公文ではプリントを使って学習するので、自分次第でどんどん先に進めます。国語と英語を習っていたのですが、中学生の頃はこの2科目は公文以外でほとんど勉強しないで済みましたし、高校受験、大学受験でも武器になりました。
早稲田アカデミーでは入塾テストでR1に割り振られました。夏休みに受けた模試でTクラスへの資格を得たのですが、サッカーの合宿と被って早稲アカの合宿には行けなかったため、Tクラスには上げてもらえませんでした。9月ごろまでは早慶附属を目指していましたが、9月のテストでは早慶必勝に行けず、必勝では一番下の難関必勝に入りました。これが結構なショックで、9月からはサッカーを引退して勉強に集中することにしました。10月からは志望校を国立附属校に上げ、10月終わりには必勝5科の国立βに、11月終わりには国立αに入りました。国立βの認定に通った際に通常のクラスもTクラスに移りました。
SEGは高1から数学、化学をとり、高2から物理を取りました。化学は1、2年はZ、3年ではHクラスでした。数学は1年ではS、2年ではG、3年の夏まではHで、秋以降はGです。物理は高2の8月から1月まではHクラス、そのほかはGクラスでした。
高1から高2の夏までは部活と勉強を両立できていましたが、私の高校では高3の5月まで部活を続けるのが普通であったのに対し、進学校の運動部は高2秋の新人戦での引退が多く、塾のカリキュラムも高2冬から内容、量ともに受験を意識したものに移って行きました。この時期うまく両立できず、ちょうど高2の冬以降は物理のクラスが落ちたり数学で落ちかけたりと成績が伸び悩んでいました。結局、この時の失速は受験まで響いてくることになります。
駿台に関しては、東大理系演習コースに在籍していました。前期はコロナの影響で映像授業メインでクラス分け試験もなかったです。後期はSXクラスにいました。が、先生がSYクラスや東大理系コースの方が豪華で、頑張ってSXに行った意味がわかんなくなりました笑。
受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?
受験勉強を始めるまでは本当に塾の復習とかった参考書程度で一日1時間もなかったと思います。気が向いたら勉強してました。テスト前はある程度やってました。受験期は1日8~10時間ほどでしょうか。ただモチベーションにムラがあったので、勉強しない日は本当に勉強できませんでした。
浪人期は8月までは1日6時間くらい、9月以降は現役時と同じく8~10時間ほどです。モチベーションのムラは相変わらずでしたが、それなりにうまく付き合えるようになったので、現役時よりかは安定して勉強時間を取れたと思います。
大学受験対策の各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?
数学、物理、化学は塾の復習が中心でした。まずは徹底的に理解し、該当する部分は自分が先生のように教えられることを目指しました。浪人期は演習不足だったと反省し、問題集などでの演習をメインにしていました。数学は基本事項の理解、基本問題の理解を通じて高校内容が一通り終わったら、問題を解く手法の習得、整理に入ります。ここでは基本手法の考え方の理解と、どうしてその問題に対してその手法を選択したか、ということを1つ1つ丁寧に確認していきました。SEGの授業では解答だけでなくそれに至る思考の手順も述べられていたのですが、普通の問題集ではあまり書かれていなかったので、そこは自分で捻り出しました。解き終わるか、解説を読み終えたら(特に解けなかった問題)ではできるだけ一般化した形(他の問題に応用できる形)で問題のポイントや着眼点をまとめました。テキストや問題集では解けなかった問題に印をつけて、このポイントや着眼点が自分で再現できるかを意識して解き直しました。最後に解けた問題も含めて書き出したポイントや着眼点を総ざらいして次に進みました。
化学と物理はSEGの方針で必要に応じて高校範囲を超える内容も扱っていましたが、これが理解に大いに役立ちました。例えば物理では微分積分を誤魔化さないで教えてくれたので、物理の理論の全体像がよく見えました。ただこの方針はあくまで理解のためであり、手段が目的化しないよう注意する必要はあると思います。物理と化学の問題はひらめきをほとんど要さないので、授業内容が理解できれば大抵は(時間をかければ)解けると思います。そこで白紙に授業内容(理論の解説と基本問題の解説)を自分で1から再現できるか確認していました。それが出来ればあとは解く速さをあげていくだけなので、問題演習を重ねました。ポイントを最後にまとめたのは数学と同じですが、解く速さをあげるためのポイントとケアレスミスを防ぐポイントを特に重視しました。
英語は基本文法の理解が済んだらひたすら量だと思います。公文のおかげで高校英語の文法の半分くらいは終わっていたので塾にはいかないことにして、高1でポレポレを通じて残った半分の内容と英文解釈を終わらせてからはPolyglots(現レシピー)というアプリでひたすら英語の記事を読んでいました。あとは透視図と単語帳(鉄壁)も多読と同時並行でやっていました。英文解釈に関しては、いちいちペンでS,Vとか括弧を書き込まなくても、頭の中でそれができる段階、さらには無意識にできる段階まで持っていって、直読直解(日本語に訳して理解するのではなく英語のまま理解する、必要な時以外は返り読みをしない)をすることが最も大事なステップだと思います。そしてそのためには基本を抑えたらたくさん読むしかないと思ってます。リスニングはBreaking News Englishというサイトが優秀で、イギリス英語とアメリカ英語の両方が聞けてしかも速さも何段階かあるという優れものでした。東大のリスニングではアメリカ英語以外も出るのですが、これのおかげで多少訛った英語にも対応できました。
単語は語根から、文法も定型表現の暗記や訳の暗記でなく、原理や仕組みの理解を通じて理解するといいと思います。これは鉄壁や透視図、駿台の小林俊明先生、大島保彦先生の授業もしくは授業のノートを見ればわかると思います。読解の際は単に1文1文の意味がわかる、というだけでなく、現代文を解く時のように構造的な理解を意識していました。これは一見効率が悪く見えますが、ある程度習得すると読む速さ、理解の深さ、問題への回答の速さ全てにいい影響があるので、本当に直前期の方以外には強くオススメします。
最後に全ての科目に共通して言えることですが、批判的に見ることで理解が深まると思います。単に書かれた内容を鵜呑みにするのではなく、本当にそうなるのか手を動かして確かめてみたり、具体例を自分で考えて実際そうなるのか確認してみたりすることはとても重要です。批判のためには正しく理解することが必要ですし、一度疑うことで疑問点や不明点を潰していく、という発想です。参考書や教科書、授業が絶対に正しいと思って鵜呑みにすると、かえって丸暗記に近づく恐れもあります。調べたり考えたりしても最終的に納得いかない部分があれば、自分はそうは考えない、というスタンスでいるのがいいと思います。
受験勉強で使っていた教材/おすすめの教材
青本、クリーム本(SEGの数学の教材)
〇〇化学入試演習(SEGの化学の教材。〇〇には有機、無機、理論が入る)
受験物理演習(SEGの物理の教材)
東大理論化学演習、東大物性化学演習(SEGの講座。東大化学では本当にこのまんまの内容が出る)
東大物理演習(SEGの講座)
Integrative英語(駿台の小林俊明先生の講座。駿台に通ってなかった自分に、通期で小林先生の授業を受けたかったと後悔させてくれた。)
ポレポレ
英文読解の透視図
ロイヤル英文法
英文読解のグラマティカ
英文要約のグラマティカ
東大英作の徹底研究
ライジング現代文
初めて学ぶ物理学
鉄緑会の東大の過去問
成績はどのように変化していきましたか?
クラス変遷、学校のテストは上に述べた通りです。
模試は1、2年は理一でC判定くらいでした。高3の5月の駿台全国模試でE判定、夏の冠模試でC,D判定、秋の冠模試でギリギリA判定でした。ただこれで油断したのか直前期の追い込みにエンジンがかからず、結局現役では落ちてしまいます。
浪人期は理一は全てA判定、理三はB,C判定くらいでした。
合格した大学を教えてください
東大理一、慶應理工学部学問C、早稲田基幹理工学系2
進学した大学を教えてください
東大
入学後の大学の印象はどうでしたか?
結局コロナがあったのであまり大学生って感じはしませんでした。ただ、逆にオンラインだったこと自体は通学に時間がかかる自分にとってはメリットの方が大きかったと思います。東大は色々批判されがちですが、いろんな方面からの圧力の板挟みになりながら頑張ってはくれてるとおもいます。
ただ進振りが思った以上に大変でした。教員ガチャの側面が結構強くて、同じ科目の中でも不可を出さないように尽力している教員もいれば、5割の生徒を不可にする教員もいます。これは言い訳なのですが、ずっと家にいたせいか勉強のモチベーションが中々上がらなかったのも大変でした。
合格の秘訣は何だったと思いますか?
浪人期の合格の秘訣は油断をしなかったこと(不安を持ち続けたこと)と現役時の貯金だと思います。現役の時にA判定をとったにも関わらず落ちたので、浪人期はA判定をとっても決して安心することなく勉強を続けることができました。
また現役時には落ちてしまいましたが、それまでの勉強で理解を何より重要視していたので、浪人期は基礎のやり直しに時間を取られることなく十分演習がつめたことも良かったと思います。逆に言えば高1、2の間に基礎を理解しきれていれば、高3は安心して演習にのぞめるのではないでしょうか(実際SEGのカリキュラムはそのように設計されていました)。
最後に大学受験にチャレンジする方々に一言ください!
受験は通過点ですが大学以降の勉強の礎になります。また、自分なりの学習法を確立したり、勉強と遊びの両立のコツを学んだりする良い機会でもあります。言われたこと全てを鵜呑みにするのではなく、あくまで授業や参考書は「利用する」という気持ちで自分で考えて学習を進めていくことが、合格への最短経路であり、かつ大学以降も役立つ能力をもたらしてくれると思います。
今回紹介する先生に関する運営コメント
教科書や参考書の内容を鵜呑みにせず、自分の納得できるところまで考え抜く姿勢が大切ですね。各教科の勉強法や考え方についてとても詳しく書かれています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
この先生に勉強を教えてほしい方へ
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オンライン家庭教師ならではのメリットとは?デメリットも合わせて解説!
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