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スマートレーダー大学受験合格体験記について
本記事では、個人契約の家庭教師マッチングサイト「スマートレーダー」に登録する大学受験を経験した家庭教師から聞いた、実際の大学受験合格体験記を掲載しています。
大学受験を突破し超難関大学に進学された現役大学生の、
- 大学受験当時の勉強法や過ごし方
- 塾や家庭教師の活用方法
- おすすめの参考書や勉強法
など、生の実体験を合格体験記として公開することで、
- 大学受験に対するやる気の増幅
- 大学受験を目指す生徒様、サポートする親御様のやり方や方向性の再確認
- 大学受験対策の方法や勉強への正しい向き合い方
- 大学合格後の次なる目標を見つけていただくこと
を目的としています。
実際に合格された先生に、大学受験突破に向けて一緒に勉強のサポートをして欲しいと思われた方はぜひ先生に家庭教師を依頼してみましょう。
大学受験合格体験記
当時のあなた/今のあなたについて紹介してください！
小学生から現在まで、ずっと陸上をしてきました。長距離専門なので忍耐強くなり、勉強にも良い影響を与えていたと思います。陸上は、走っているときは楽しくないけど(特に長距離は苦痛)、いいタイムが出たときは練習してきて良かったと思えます。
勉強も同じで、しているときは楽しくなくても、いい成績が出たときは優越感に浸れます。だから僕は、この優越感・達成感のために、陸上・勉強をやってきました。
ですが、大学に入れば自分が興味のある分野を学べるので、楽しく勉強できています。大学生には自由が増えるので、最近はプライベートでも楽しく遊んでいます。田舎もんなので、都会の刺激的な生活が毎日楽しいです。
大学受験まで行っていた習い事/部活などはありますか？
サッカー(小3〜小6)、陸上(小5〜)、塾(中1〜中3)、高等進学塾(高1〜高3)
中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか？
中学は公立中学校で、学年2〜4位をうろついていました。ですが、入学テストは20位/160人くらいだったので、勉強のコツを掴むのがうまかったのかもしれません。数学・理科は常に1・2位でした。内申は44で音楽が4でした。
高校は地元の公立高校で、その辺では進学校扱いされてました。入学テストは120位/280人で凡人でした。ですが、理系科目はコツコツ勉強してきたので、3年には学年15〜20位くらいにいけました。
数学・英語・物理・化学の合計だと、2〜4位でした。東工大模試も30位くらいだったので、直前期も焦らずリラックスして勉強できましたが、数学の問題がうまくハマらず大失敗してしまい、浪人の選択を余儀なくされました。
浪人時は東大志望に変更しました。現役時は数学の問題が自分に合わなかったという言い訳をしていたので、解けなければならない問題を100％解けるように、基礎からやり直して、根本的な実力を高めました。そのおかげか、東大模試も全部A判定で、浪人時にもかなり成績が伸びました。
大学受験対策も含め、塾や家庭教師は利用されていましたか？
高1から高3まで、高等進学塾に通っていました。先生は西の鉄緑会みたいな感じとおっしゃっていました。大口叩くだけあって、レベルは高かったように思います。必要な科目を選択するタイプだったので、学年ごとに異なる科目を受講していました。高1は英語・数学、高2は数学・物理・化学、高3は物理を受講していました。
その塾/家庭教師での成績はどうでしたか？
高1はテストなどはなく、自分の立ち位置は正直わからなかったです。高2は数学(東京医進数学S？)を受講しており、毎週テストがあり、クラスでは1〜3位くらいでした。
物理・化学も受講していましたが、こちらはテストがなかったです。高3では物理のみを受講していました。テストはありましたが、成績表の張り出し等はなかったので、こちらも順位はわからなかったです。
受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか？
受験勉強を始めるまでの1日の平均勉強時間(高1〜高2夏休み)
平日:3〜4時間(疲れた日は0)
休日:5〜6時間
受験勉強開始後の1日の勉強時間
(高2の9月〜浪人)
平日:3〜5時間
休日:10〜時間
大学受験対策の各科目毎の勉強法はどんなものでしたか？
〈英語〉
学校の日々のテスト対策で、無難に実力をつけていきました。ひとつ良かったところを上げるとすると、高1の時から英文解釈を学校とは別に続けてきたので、高3の難しい英文への接続が非常にスムーズでした。
〈数学〉
数学はオタクの如くしていました。公立高校だったので、私立の超進学校の人たちに負けないように、高2の冬までに青チャートを数Ⅲまで終わらせました。青チャートと並行して、実際の入試問題を解きまくっていたのが良かったと思います。
よくネットに、数学の参考書ルートなるものが出ていますが、この通りにやると、ワンランク上の参考書を始める際に、あまりのレベルの乖離に挫折してしまいます。しかし上述のように、土台となる参考書(チャートやFocus Gold等)を進めつつ、入試問題演習をしていくと、他の受験生に圧倒的に差をつけられるので、是非お勧めしたいです。
散々参考書について触れましたが、使うのは学校が配布する参考書で十分です。進学校の方の場合、先生の配布するプリントが充実しているなんてこともあると思うので、その場合は買わなくていいです。
ない場合は、後述の参考書などを実際に書店で手にとって、中身を見ていただけたらと思います他の科目も同様です)。また、レベルの高い参考書になると、すぐに解放が思い浮かばず、答えを見たくなるかもしれませんが、それはやめた方がいいです。何時間でも悩んでください。
ただし、それだけでその日の勉強が終わるといけません。少し時間をおいてから解いたり、日を改めて問題をみたりすると、意外と解法が浮かぶこともあるのでおすすめです。
〈国語〉
ここが一番失敗しました。というのも、高1から高3まで、ずっと東工大志望だったので、共通テスト対策にとどめていました。受験が近づくにつれ、徐々に理系科目の勉強時間を確保したかったので、ついには全く勉強しなくなりました。東工大志望ならこれで良いと思います。
一応4倍を超えると足切りがありますが、数英物化で480/600(8割)、国地で120/300(4割)、合計で600に達するので、まず足切りをくらうことはありません。ですが、浪人した際、東大志望に変更したことで、国語が必要になりました。ここで初めて東大の国語を解いたのですが、現代文と漢文が思った以上に簡単でした。
模試でも偏差値55〜65を取れていたので、高3の時にサボらず基礎を完璧にすれば、国語を得点源にできたかもしれません。それに気付くのが遅かったことが一番の失敗だと思います。ですので、今東工大志望の人は、とりあえず一回東大や京大の国語の過去問に触れてみてほしいです。
〈物理〉
物理は初学者が躓きやすい科目と言われています。実際、僕も最初物理が苦手でした。というのも、1年の物理担当の先生の授業がめっちゃわかりにくく、勉強方法・解法がまるでわからなかったからです。
しかし、教科書を熟読することで、原理原則が分かれば、ある程度解けるようになることがわかりました。公式を導出できるようにすることが、物理をできるようになる第一歩です。
また、法則や保存則がどういった状況・条件下で成り立つのか細かく覚えることも重要です。この保存則などは、大学で導出できるようになり、ほとんど覚えなくても良くなります。
大学の勉強をスムーズにしたい方は、高校のうちに原理的な物理を学んでも良いと思いますが、その分学習内容が増えるし、使いこなせないと意味がないので、自分の学習進度と相談してみて欲しいです。
僕は積分は使えるようにしましたが、流石に保存則などは分けて使っていました。
〈化学〉
化学は勉強するときはほとんど暗記ですが、実際の入試問題は結構な割合を計算問題が占めています。特に理論分野の平衡、気体(やその溶解)、結晶格子などは頻出分野にも関わらず、苦手意識を持つ受験生が大半なので、しっかり問題演習をして数をこなしましょう。
無機有機分野は資料集を使った勉強が非常に効果的です。学校で配られる資料集で構わないので、視覚的に暗記すると忘れにくいです。僕は使いすぎて、同じ資料集をもう一冊買いました。
東工大は化学の問題傾向が特殊なので、最初は怯みますが、対策すれば一番の得点源になるので、早めに過去問を見ておくことをおすすめします。
〈地理〉
地理は日々の定期テスト対策、高3の9月からは学校で配られたプリントで演習していました。プリントの内容は、センター試験や模試の過去問でした。地理は地図帳が命ですので、地図帳に書き込みしまくってください。
受験勉強で使っていた教材/おすすめの教材
使っていた教材
〈英語〉
システム英単語
鉄壁(浪人)
ポレポレ
Clues to Reading
英作文が面白いほど書ける本
Write to the Point
Cutting Edge(Blue・Orange)
東工大20ヵ年(赤本)
東大27ヵ年(赤本)(浪人)
〈数学〉
青チャート
入試数学実力強化問題集(非売品ですが、メルカリ等で買えます。)
高等進学塾のテキスト(色テキスト)
文系数学の良問プラチカ(Ⅰ・A・II・B)(浪人)
理系数学の良問プラチカ(Ⅲ)(浪人)
やさしい理系数学(浪人)
上級問題精講(Ⅰ+A+II+B・Ⅲ)
入試数学の掌握(赤・青)
東工大20ヵ年(赤本)
東工大模試過去問(青本)
東大25ヵ年(青本)(浪人)
鉄緑会東大数学問題集(浪人)
東大模試過去問(青本・紫本)(浪人)
〈国語〉
読んで見て覚える 重要古文単語315
体系古典文法
漢文学習必携
古文上達基礎編(浪人)
〈物理〉
教科書
物理のエッセンス
名問の森
標準問題精講(浪人)
高等進学塾のテキスト(色テキスト)
東工大20ヵ年(赤本)
東工大模試過去問(青本)
東大20ヵ年(青本)(浪人)
東大模試過去問(青本・紫本)(浪人)
〈化学〉
サイエンスビュー 化学総合資料
重要問題集
化学の新演習
化学の新研究
東工大20ヵ年(赤本)
東工大模試過去問(青本)
東大25ヵ年(青本)(浪人)
東大模試過去問(青本・紫本)(浪人)
〈地理〉
割愛
〈全科目共通〉
過去問5ヵ年おすすめの教材
〈英語〉
Cutting Edge
・文構造が全文解釈されている
・音源をスマホで聴くことができる
・解説が丁寧
・レベル別に分かれている
〈数学〉
青チャート(略)
入試数学実力強化問題集
・問題数が豊富で、受験に必要な知識(道具)を網羅するのに最適
上級問題精講
・Ⅰ+A+II+BとⅢを合わせると、問題数が多く、難易度も高め(分野によってばらつきはある)なので、発展問題はこれだけで事足りる
・文系でⅠ+A+II+Bしか使わない人にもおすすめ(個人的にプラチカよりもおすすめ)
・解説はもちろん、問題の指針となる精講も詳しく説明されている
入試数学の掌握(おすすめしたいけど、注意が必要)
・東大数学を6割、東工大数学を7割、時間内にコンスタントに取れるようになったら、いい感じに演習できて、しっかり学ぶべきポイントを拾える
・受験に必要な知識・テクニックがたくさん学べるが、難易度が高いので、他の科目との兼ね合いで進めるべき
・今は行列が指導要領から外れていますが、復活するとこの参考書の需要は高まると思う
〈国語〉
古文上達基礎編
・これ一冊で共通テスト対策ができて、東大国語も最低限解けるようになる
〈物理〉
教科書
・とにかく原理原則の理解、公式の導出を教科書の通りにすれば良い
標準問題精講
・難易度はかなり高めだが、解説が非常に丁寧
・ある程度の入試問題を解けるようになってから始めるのをおすすめする
〈化学〉
資料集
・図表を見ながら視覚的に覚えると、すんなり頭に入る
・無機有機だけでなく、理論分野も見て知識を定着させる
成績はどのように変化していきましたか？
上述のように、成績はコンスタントに伸びていったように思います。模試の成績も、3年・浪人時にはA判定でした。ここで、先程触れられなかった浪人時について少し掘り下げたいと思います。
夏の東大模試で理科一類がA判定だったので、少し心にゆとりができて、今後の大学生活について考える時がありました。僕は元々、情報系の分野を勉強したいと考えていて、上京したいという理由もあって東工大情報理工学院を志望していました。
東大の理科一類には確かに情報系の学科はありますが、大学に入ってから2年前期までの成績によって進学振り分けされるという制度があったので、志望校を今更悩む事態になりました。
そこで、理系なら大学院があるから、そこで東大に入学しようという結論に至り、東工大に志望校を戻しました。とはいっても、東工大の過去問は現役時に全て解き終えていたのと、大は小を兼ねるというように、東大の入試対策をしていれば、東工大にも合格するという理由から、東大の過去問演習を共通テストまで続けました。
合格した大学を教えてください
東京工業大学
進学した大学を教えてください
東京工業大学
入学後の大学の印象はどうでしたか？
東工大にはいわゆるオタクが多いです。皆さんオタクというと、どんな人を想像するでしょうか。メガネで陰キャな感じと大半の人は思うでしょうが、東工大のオタクはそうではありません。アニメ好きの人は恥ずかしがらず堂々とアニメ好きと言います。
僕はアニメはドラゴンボールしか興味がありませんが、彼らはアニメ好きであることに誇りさえ持っている気がして、その情熱っぷりは見ていて気持ちがいいです。ちょっと内向的な性格の人が多い印象ですが、話を振るとちゃんと答えてくれて、優しい人が多い印象です。
また女子率ですが、残念ながら僕の学院は低いですが、環境社会理工学院や生命理工学院は高く、思ったより女子が多いように感じました。
合格の秘訣は何だったと思いますか？
理系科目中心の勉強をしたことが、東工大合格につながったと思います。受験戦争を勝ち抜くためには、早いうちから志望校を決定することが非常に重要です。それは視野を狭めているともとれますが、結局直前まで志望校を決めかねていた人は、ことごとく落ちている気がします。
また、難易度の高い問題集をしましたが、それ以上に基礎となる土台を固めたことが、合格の大きな要因だと考えています。この基礎は、何も1・2年で終わらせるのではなく、3年になってもコツコツ続けることが大切です。特に浪人時にも成績が上がったのは、基礎をやり続けたからだと思います。
最後に大学受験にチャレンジする方々に一言ください！
世間の人は勉強が嫌いだと言いますが、僕は大学生になって勉強の面白さを知れました。やはり、興味のある分野に出会えると、自ずと手が動きます。高校時にはただ勉強していた物理も、大学物理を習うことでより深い理解ができるようになり、楽しく勉強できています。
ただ勉強するのでは面白くないです。成績が目に見えて上がっている時、深く理解して自信がついた時に、勉強は楽しいと感じます。僕はただ教えるのではなく、一緒に楽しく勉強したいです。やる気のない人にはやる気を出させます。やる気のある人とは一緒に楽しさを共有します。
是非一緒に高め合いましょう！！
今回紹介する先生に関する運営コメント
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