【中学受験】難関中学合格者に聞いた! 国語のおすすめの勉強法とは?苦手克服や点数アップのコツを単元・分野別に徹底解説!

「子供の国語の点数が伸びない」「国語のセンスを磨くためにどう勉強すればいいかわからない」と悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。

国語は他の教科と比べると勉強法が分かりづらく、答えも1つではないケースがあります。そのため「国語はセンス」と思っている方も多いようです。

そこでこの記事では、国語の読解力や勉強法・解き方のコツとオススメの参考書を合わせて紹介しています。

灘中学校やフェリス女学院中学校など難関中に合格した経験のある現役大学生の家庭教師の先生から聞いた、国語の勉強法も紹介しています。

中学受験をしようとしているご家庭はもちろん、中学受験をしないご家庭にも参考になる内容ですので、是非ご一読ください。

算数と社会と理科に関しては以下で紹介していますので、こちらを参考にしてください。

【中学受験】難関中学合格者に聞いた! 算数が苦手・できないお子様の成績を効率的に伸ばす勉強法は?

【中学受験】難関中学合格者に聞いた! 社会のおすすめの勉強法とは?苦手克服や点数アップのコツを単元・分野別に徹底解説!

【中学受験】難関中学合格者に聞いた! 理科のおすすめの勉強法とは?苦手克服や点数アップのコツを単元・分野別に解説!

中学受験における国語の近年の入試傾向は?

近年の中学受験の出題傾向は毎年変化してきています。思考力や咄嗟の判断力を問う問題が増え、今までの対策では不十分になってしまうこともあるので適切な対策が必要です。

近年の入試傾向では以下の3つが主に見られます

  • 文章量の増加
  • 思考力を問う問題の増加
  • 教科横断型の問題の出題

それぞれの傾向について詳しく見ていきましょう。

文章量の増加

近年の中学受験の国語では特に問題の文章量が多くなっている傾向にあります。

文章量が多いということは、文章を素早く読み、出題内容を瞬時に理解して正確に解く力が求められます。普段から文章に読み慣れておき、参考書や問題集で多くの類似問題に触れることが大切になるでしょう。

思考力を問う問題の増加

また、国語では、思考力を問われる問題が増加傾向にあります。

知識問題の応用のような内容で、ただ知識を問うのではなく、自分の考えを述べさせる記述問題や小論文が出題され、思考のプロセスをチェックされています。また、図表やグラフを使って解いていく問題も増えてきており、単に知識力だけでなく思考力を求められるようになっています。

ただし、そのような傾向の中学校が増えているとはいえ、学校によって出題傾向は異なります。なので、お子様の志望校に合わせて、過去問をしっかり研究し、対策を練っていくことが重要です。

教科横断型の問題の出題

加えて近年では、「教科横断型」と呼ばれる新傾向の問題も出題されるようになりました。

教科横断型とは、名前の通り教科の垣根を超えた内容の問題のことで、国語であっても算数や理科、社会のようなグラフや図表の読み取りができないと問題が解けなくなってしまうのが特徴です。

国語の成績が伸びない理由3選

「頑張っているのに国語だけ伸びない…」このような悩みは中学受験家庭で非常に多く聞かれます。国語は原因が見えにくい科目ですが、実は伸び悩む子には共通点があります。

ここでは、「国語の点数が伸びない3つの理由」を解説します。

① 正しい“読み方”を習っていない

国語が苦手な子の多くは、
文章をただ順番に読んでいるだけ になっています。

しかし中学受験の国語は、

  • 接続詞に注目する
  • 筆者の主張を探す
  • 心情の変化を追う

といった「読み方の型」があります。

算数に解法があるのと同じで、国語にも読み方があります。読み方を知らないままでは点数が安定しません。

② 語彙力不足で内容が理解できていない

読解が苦手な原因の多くは、実は読解力ではなく語彙力不足です。

中学受験では、

  • 抽象語(本質・普遍・対立 など)
  • 感情語(葛藤・戸惑い・安堵 など)
  • 論理語(つまり・ゆえに など)

といった語彙が頻出します。

言葉の意味があいまいなまま読むと、「読んでいるのに理解できない」状態になります。

これはセンスではなく、単語力をつけることで解決できる部分です。

③ 解き方を知らず“感覚”で解いている

国語はセンス科目と思われがちですが、実際には設問ごとに解き方があります。

例えば、

  • 選択問題 → 消去法が基本
  • 抜き出し → 文末から数える
  • 記述 → 本文の言い換えが基本

こうした型を知らないまま解くと、毎回なんとなく答えることになり、点数が安定しません。

国語が伸びない子の多くは、「解き方を教わっていない」だけのケースも多いです。

難関中学校に合格した先生80人に聞いた国語の勉強法3選

スマートレーダーに在籍中の開成中学校や桜蔭中学校など難関中に合格した経験のある家庭教師の先生80人への調査で最も効果のあった対策は次の3つでした。

  • 語彙を毎日少量ずつ復習サイクルで由来ごと理解して覚える
  • 説明文は「逆説・要約・断定」を線引きしながら読む
  • 物語文は「心情の変化(前→きっかけ→後)」を整理する

下で詳しく説明します。苦手、点数があがらない分野がある方はぜひ参考にしてみてください。

漢字・語彙力

灘中学校出身 U.S先生

塾や学校で配られた漢字ドリルを繰り返し解いていた。ただ単に書くだけでなく意味や使い方も覚えるようにしていた。
間違えたところはノートにまとめて、寝る前や通学時間に復習できるようにし、繰り返し書くことで定着させていた。

神戸大学附属中学校出身 A.H先生

小さい頃から読書する習慣があったので元々語彙力がある程度身についていた。また、暇な時間に少し難しめの中学生用の本を読んだりすることで語彙力を磨いていた。

    漢字、ことわざ、慣用句を覚える際は、以下の2つが大事になってきます

    • 定期的に復習を繰り返して知識を定着させる
    • 由来を理解する

    毎日覚える個数を決めて練習をしながら学習するようにしましょう。また、その覚えたものを定期的に覚えているかを確認することが大切です。

    ただやみくもに何個も覚えようとしても集中力がなくなってしまうだけなので、毎日個数を決めて習慣化させましょう。

    そして1度覚えたからと言って、長期間覚えられるはずがありません。その日の夜にもう1度、次の日にもう1度、そして1週間後にもう1度というように定期的に復習していくことで初めて定着していきます。確認作業は必ずするようにしましょう。

    また、ことわざや慣用句は由来を理解することで知識の定着がしやすかったり、類似のものや意味を忘れてしまったものの場合でも推測することができるようになります。

    記述問題

    聖光学院中学校出身 E.Y先生

    本文を読む前に問題文に目を通し、設問の内容を把握するようにしていた。
    設問に関係のありそうな部分を意識しながら本文を読み、重要な部分に線を引いて内容を理解するようにしていた。

    桐朋中学校出身 C.T先生

    読書で文章の表現を学んでいた。要約したり日記を作ることで「書く」練習をしていた。また、過去問演習で記述の型を学び、一度書いた文章を見直すことで改善を重ねていった。

    記述問題で大事なことは、まず端的に一言で表せるようにしてから、より詳細な情報を字数に合わせて付与していくようにしましょう。

    記述問題と聞くと解答に要する文字数が多く、見るだけで嫌になってしまう子も多くいます。

    そのような子の多くは、自分で文を作ろうとする癖があります。しかし、記述問題も抜き出し問題のように文章からそのまま引っ張ってくるだけで高得点が狙いやすくなります。

    端的に一言で表した結果が答案と模範解答で一致しているか、また一致していない場合は解説をしっかりと読んで理解しましょう。

    詳細の情報については、自分の答案と模範解答を比較して、なぜその情報が必要なのか、なぜこの情報はいらないのかという理由まで確認しましょう。

    次に、説明させる問題の場合は言い換えを意識しましょう。

    「~とはどういうことですか」と言った問題では、そもそも問題文自体がすでに解答の軸となっていることがほとんどです。なので、その問題文を言い換える方法を考えましょう。

    具体的には問題文をいくつかの要素に区切り、本文中から他の表現を見つけて、それに変換していきましょう。

    その作業をする際に、問題文に「/」(斜線)を入れて、要素ごとに1つずつ見えやすくするようにしましょう。

    長文読解

    麻布中学校出身 K.N先生

    物語文では、登場人物の心情を整理することを意識していた。変化前、変化のきっかけ、変化後の気持ちをそれぞれ整理しながら解いていた。

    フェリス女学院中学校出身 A.H先生

    説明文では接続詞や指示語に注意して、文章の流れや筆者の主張を正確に把握するようにして解いていた。

    国語の文章は大きく分けて2つ、説明文物語文に分かれます。

    読解力を上げるためには、それぞれの文章の特徴を理解して、正しいアプローチをしてあげることが重要です。

    • 説明文

    説明文では筆者の主張等、書かれている内容を理解することが大切です。

    特に筆者の主張が現れやすい文があります。

    • 「しかし」と逆説で始まる文
    • 「つまり」とまとめている文
    • 「である」や「なのだ」と断定している文

    このように接続詞断定の表現は特に注意して読み進めて行きましょう。

    また、あとで問題を解くときに、接続詞などの表現をすぐに見つけられるように、丸印で囲んだり線を引く癖をつけましょう

    • 物語文

    物語文では登場人物の心情を理解することが大切になります。

    特に登場人物の心情部分が描かれる場面は

    • 「場面の移り変わり」
    • 「登場人物の心情の現れ」
    • 「心情の変化のきっかけとなる出来事」

    このような場面で出てくる、「うれしい」「悲しい」といった感情表現については、問で深く聞かれることが多いので、すぐに見返せるように丸印で囲んだり線を引く癖をつけましょう。

    このように「説明文」「物語文」ともに、上記で解説した重要な部分を丸印で囲んだり線を引くことが読解力を上げるうえで非常に重要な作業となります。

    オススメの参考書・問題集ピックアップ

    ここからは難易度、単元ごとに分けて、おすすめの参考書・問題集をご紹介します。お子様の国語力や志望校、苦手単元に合わせて、是非参考にしてみてください。

    読解

    基礎

    中学入試国語のつまずきを基礎からしっかり 文章読解

    国語の初学者や国語が苦手な小学生におすすめな参考書となります。つまずきやすい国語読解の基礎的な課題が厳選されています。また、例題で解き方のコツをつかみ、マスター問題で学習の理解度をチェックすることもできます。

    中学入試国語のつまずきを基礎からしっかり 文章読解の購入はこちら

    中堅~難関

    中学受験国語 文章読解の鉄則

    灘・開成・麻布・慶応・早稲田などの入試問題が収録されており、難関・中堅校レベルの中学受験を考える受験者におすすめの参考書となります。また、文章読解のルールと語彙が丁寧にまとめられているだけでなく、保護者からの相談も掲載されていて、中学受験の現状を知ることができます。

    中学受験国語 文章読解の鉄則の購入はこちら

    物語文

    中学受験 合格する国語の授業

    物語文を解くうえで避けて通れない「感情語」が使えるようになる1冊です。ジーニアス先生の分かりやすい授業を再現し、初見の物語文の展開を問題なく理解できるようになります。

    中学受験 合格する国語の授業の購入はこちら

    語彙力

    中学受験国語の必須語彙2800

    文章読解力を向上させるために必ず必要な語彙をこの1冊で身につけることができます。問題付きで重要度もA・B・Cと3段階に分けられているため、効率的に学習できます。中学受験国語をするうえで外せない参考書の1冊となります。

    中学受験国語の必須語彙2800の購入はこちら

    四字熟語

    中学受験ズバピタ 国語 四字熟語

    全項目を入試に出る順にA・B ・C の3段階で分類分けされており、目指す中学のレベルに合わせて学習すべき範囲を絞って、効率的に覚えられるようになっています。

    中学受験ズバピタ 国語 四字熟語の購入はこちら

    ことわざ・慣用句

    中学受験ズバピタ国語慣用句・ことわざ 新装版

    上記と同じように全項目を入試に出る順にA・B・Cの3段階で分類分けされており、関連のある慣用句やことわざをまとめて覚えられるように配列されています。

    中学受験ズバピタ国語慣用句・ことわざ 新装版の購入はこちら

    漢字

    中学受験 国語合格パズル(2)

    難易度は比較的易しく、パズル形式で楽しく漢字や熟語を勉強することができる参考書になります。親子でも楽しむことができ、やっているうちに知らず知らず思考力をつけることができます。

    中学受験 国語合格パズル(2)の購入はこちら

    共通

    国語ベストチェック 改訂新版

    中学入試国語で必要な学習内容を41項目に分けており、1項目ごとに重要なポイントを丁寧にまとめられています。1日に1項目ずつ取り組めば約1カ月半で入試に出る国語のすべての分野の基礎を学習することができます。

    国語ベストチェック 改訂新版の購入はこちら

    よくある質問

    Q. 中学受験の国語はいつから始めるべきですか?

    結論から言うと、中学受験対策を始めたその日から国語の学習を始めるのがおすすめです。

    国語は算数と並んで配点が高い学校も多く、受験において非常に重要な科目です。また、読解力は国語だけでなく算数の文章題や理科・社会の問題文理解にも直結します。そのため、早めに取り組んでおいて損はありません。

    理想としては、小学4年生までに「読み」と「書き」の基礎を固めておくことが望ましいです。具体的には、語彙力を増やし、教科書をスムーズに音読できるレベルを目標にするとよいでしょう。

    ただし、小学4年生以降に受験対策を始めた場合でも遅すぎるということはありません。正しい勉強法で取り組めば、後からでも十分に国語力を伸ばすことは可能です。

    Q. 国語は早く始めないと手遅れになりますか?

    いいえ、必ずしも手遅れになるわけではありません。

    確かに国語は積み重ねが大切な科目ですが、読み方や解き方のコツを知ることで短期間でも伸びるケースは多くあります。特に、

    • 正しい読解の型を身につける
    • 語彙を計画的に増やす
    • 記述の書き方を学ぶ

    といった対策を行えば、学年が上がってからでも十分に巻き返しは可能です。

    Q. 小学校低学年から国語対策は必要ですか?

    必須ではありませんが、低学年のうちから「言葉に触れる習慣」を作っておくと有利です。

    例えば、

    • 音読習慣をつける
    • 読書を日常に取り入れる
    • 分からない言葉を親子で確認する

    といった取り組みは、後の読解力の土台になります。

    本格的な受験対策は小学3〜4年生からでも十分間に合いますが、基礎的な言語習慣は早めに身につけておくと安心です。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。中学受験において国語の効率的な勉強法や解法のコツを活用を紹介しました。

    中学受験で成功するためには、志望校の出題傾向やお子様の苦手分野の対策方法を把握することが大切です。

    保護者の方はお子様をしっかりとサポートしてあげて、中学受験までの長い道のりの中でしっかりとスケジュールを立てたり、お子様の勉強の振り返りを行うようにしてあげてください。

    中学受験対策に家庭教師を探すなら「スマートレーダー」

    中学受験対策における個人契約の家庭教師にはスマートレーダーがおすすめです。

    スマートレーダー 家庭教師

    スマートレーダーとは

    「スマートレーダー」は、生徒1人ひとりに合った理想の家庭教師が見つかり、直接契約できるマッチングプラットフォームです。教師の得意教科の評価をAI(人工知能)によって行い、レーダーチャートで表示する日本初のサービスです。

    ご家庭の方は家庭教師の指導実績や得意教科の評価、時給や趣味 、家庭教師の出身高校や在籍大学などのタグから最適な家庭教師を見つけることができます。

    他の注目記事
    中学受験 2025.11.04

    中学受験の過去問が解けない場合はどうする?いつまでに何割取れていれば合格の可能性が高いのか解説します!

    中学受験をするうえで避けては通れない過去問。初めて解いたときには、その難易度故に「合格点に届かない」「全然点が取れない」という事態が頻繁に発生します。この記事では、いつまでに何割取れていれば合格可能性が高いのか、過去問が解けない場合はどのように対策すればいいのかを紹介します!