国語は他の教科とは違って、かなり抽象度の高い教科になります。なぜなら、日本語という日常で使う言語が入試教科となって現れるからです。
なんとなく問題は解けてしまう為、国語はやらなくていいやとさぼる生徒も一定数います。しかし、国語は入試では避けて通れない教科ですので必ず対策する必要があるでしょう。
では、どのような原因で国語が苦手な人は苦しんでいるのでしょうか?
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国語の成績が伸びない原因は?

では具体的に国語の成績が伸びない原因を述べていきたいと思います。
その1 読解のコツを心得ていないから
読解文は当たり前ですが、複数の文章によって構成されています。そこで大切になってくるのは、各文の構造と文どうしのつながりです。そこの意識ができていないといつまでも成績は伸びません。
「各文の構造」とは、主語述語の関係と指示語がさしている内容の事です。誰が何をしているのか把握する必要はありますし、同時に何を指しているか把握する必要もあります。
基本的には、文脈に沿って文章は読めていけるものですが、苦手な人はその予想を外しているケースが多いです。まずそこから意識して読んでいくことで、飛躍的に文章の意図が理解できるようになります。
「文どうしのつながり」では、接続詞に注意することが大切になってきます。接続詞があることによって、前の文とその後ろの文の関係性が分かります。すなはち、筆者が一番伝えたいことや逆に譲歩している部分など、文章全体の論理的な展開を接続詞を追うことで明確に理解できます。
各接続詞ごとに役割があります。主に順接、逆接、累加、並列、対比、説明、転換の7種類がありますので各接続詞がどれに当てはまるか、考えながら読むようにしましょう。
その2 そもそも意識的に勉強できていないから
上でも述べましたが、国語は算数や理科とは違い、日本語という日常で使う言語を問題として問うため、あまり意識的に勉強できている方が少ないです。
どの教科にも言えることですが、大切なのは意識的に勉強できるかどうかという点です。「自分がなぜこの文章を読み間違えたのか」、「何が足りてないのか」など、自己分析ができていなければいつまでも変われません。
例えば小説でよくあるのは、人物関係の脳内整理を毎回曖昧にやっていたケースです。そのような人は、登場人物が少ない文章では比較的うまく読めても、登場人物が増えると全く文章の意図がつかめなくなります。
人それぞれ苦手な点はあると思いますので、どういう文章が自分は苦手で、どういう時に読めなくなるのか考えて見ましょう。そうすることで、必ず対策しなければならない点が出てきます。自らの弱点が分かった人こそ、成績向上できます。
その3 漢字や語句といった基礎力が足りていないから
「国語は理科や社会と違って暗記しなくてもよいからラッキー!!」、そんな考えの人が多いと思います。しかし、国語にも最低限必要な土台というのがあります。
まず第一に漢字です。漢字は最低でも読み方と意味を覚えていなければ、スムーズに文章を読むことができません。特に問われている下線部付近の漢字の意味が分からない場合、悲劇的な事態となってしまいます。
またほとんどの問題では、漢字の書き取り問題や読みの問題が出題されます。確かに、配点が高いことはあまりありませんが、勉強すれば確実に得点源となります。きちんと1点ずつ積み重ねる意識を持ちましょう。
次に語句です。語句とは四字熟語や慣用句といったものを基本的には指します。語句も多くの中学校では、入試問題としてきかれる傾向にあります。漢字でも同様のことを述べましたが、知識問題で点数を極力落とさないことは国語の成績を安定させる上で非常に大事になってきます。
また文章によっては、作者が語句を多用してくるものも多くあるのでしっかりと覚えるようにしましょう。
その4 記述の演習不足
書くのがめんどくさいからといって記述をなかなか書かない生徒もよく見かけます。しかし、書くのをめんどくさがっていては、必要な力が身に付きません。
例えば、記述問題が解けなかったときに、解答例だけ読んで納得している生徒は意識が足りていない生徒です。解答例だけ読んでいると、記述に必要だった要素を理解することは出来ても、それを自分の言葉で説明する力は一生つきません。
中学入試の記述問題の大半は文字制限があります。つまり、自分が書きたいと思ったことをすべて文章から抜き出して書いてしまうと、字数が圧倒的に足りなくなってきます。そこで大事になってくるのは、自分の意見や伝えたい箇所を要約して書く能力です。字数によってどれほど凝縮して書くかは変わってきますが、そこの感覚はたくさんこなさなければ身につくことはありません。
定まった字数以内に書く練習をなんどもすることで、うまくまとめて書けるようになるものです。いくら読解力があっても、記述力もなければ記述問題でよい解答は書けないでしょう。
中学受験成功のために、国語のここを意識しよう!
その1 読解のコツを理解する

まず、各文の構造と文どうしのつながりを意識しなければならないことをしっかりと頭の中に入れておくことが大切です。
「丁寧に読め」と言われても、そのアドバイスはあまりにも抽象的すぎると思いませんか?
各文の構造と文どうしのつながりに対する意識こそ、丁寧に読むために意識しなければならないことです。
特に複雑な論説文や登場人物が多い小説の場合は、なかなか筆者の伝えたいことが読み取れないことがあります。そのような時に、焦って読んでもいいことは何もないので冷静に必要なポイントを押さえて読みましょう。
スマートレーダーでは、数多くの優秀な先生が生徒の苦手な分野を生徒のテストや状況を聞きながら、一緒に考えてくれます。一人では中々分析するのが大変だったりもするので、一緒に行えると保護者も安心できます。
その2 意識的に勉強する習慣をつける

どのような教科も意識的に勉強しなければ、成績は伸びません。受動的にテキストを解いたり、塾に行くのではなく、能動的になりましょう。
苦手な分野がある人はその分野の読解法などを調べたり、参考書を読むなどして改善につとめるべきです。
「問題を解くときは本文中に線を引きなさい」と多くの生徒は一度は言われたことがると思います。人それぞれによりますので、そのアドバイスが必ずしも正しいとは限りませんが、ひとまず様々なアドバイスを試してみることこそ良いのではないでしょうか?
スマートレーダーでは、経験豊富な先生が数多く登録していますので、国語のコツを熟知している先生方ばかりです。個人個人に適した対策法がありますので、先生に聞き、参考にしてみてください。
その3 漢字や語句といった基礎の暗記

漢字や語句の力を高めるには、知らない単語やわからない表現に出くわしたとき、意味を知ろうという意識を持つことが大切になってきます。
分からなかった単語や四字熟語を一冊のノートにまとめると復習が一気にしやすくなるでしょう。
初めは大変かもしれませんが、習慣化してしまえば楽になってくると思います。
その4 記述の演習を丁寧に行う

記述問題は書けば書くほど伸びるものです。配点も大きいので、間違えてしまうと成績は一気に悪くなってしまいます。
具体的には音読する事と同じ問題を何度も解くことが効果的です。
音読することで一気に文章の理解度が高まります。様々なジャンルの文章を何度も音読することで、基本的な文章構造が頭の中に入るので所見問題を解くときにはいきてくるようになります。
また、同じ問題を何回も解くことで、正解を導くために必要なプロセスが自然と脳内で体系化されていきますので、無駄だと思うかもしれませんが、ぜひやってみてください。
スマートレーダーでは、先生が生徒の回答を添削することもできますので、第三者の視点からアドバイスを生徒がもらえます。記述問題は自分で採点するのはかなり難しいので、先生にしっかり見てもらいましょう!!
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