大阪大学合格者数 高校ランキング2019

大阪大学は、いわゆる旧帝大の1つで、近畿では京大に次ぐ最難関国立大学です。

大阪大学に多くの合格者を出している高校は、非常に優れた学習環境が整っていると言えます。

今回は、2019年度の大阪大学入試における、高校別の合格者数ランキングとその上位校の特徴をご紹介します。必ずや、中学校・高校選びの参考になることでしょう。

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なお、こちらの「大阪大学の特徴」の記事では、大阪大学の詳しいご紹介を行なっています。合わせてお読みいただければ幸いです。

高校別阪大合格者数ランキングTOP20

まず、2019年度の上位20高校を確認しましょう。

阪大の合格者数ランキングは、同じ近畿の大学ということで、上位の顔ぶれが京都大学のランキングと似ています。

上位20校のうち、19校は全て近畿(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀)の高校となっています。

京都大学合格者数 高校ランキング2019

一方で京都大学と異なる特徴として、上位に公立高校が多くランクインしている点が挙げられます。特に、8位まではすべて公立高校です。

公立高校が多くランクインしている点は、一橋大学のランキング科学大(東工大)のランキングと似た傾向です。

一橋大学合格者数 高校ランキング2019

科学大(東工大)合格者数 高校ランキング2019

順位高校名区分合格者数
1大阪府立茨木公立73
2奈良県立奈良公立62
3大阪府立北野公立58
4兵庫県立神戸公立54
5大阪府立豊中公立51
6大阪府立天王寺公立47
7滋賀県立膳所公立45
8大阪府立大手前公立35
9四天王寺私立33
9須磨学園私立33
11西大和学園私立32
12京都市立西京公立31
13大阪府立三国丘公立30
13兵庫県立長田公立30
13大阪教育大学附属池田国立30
16大阪府立高津公立29
16大阪府立四條畷公立29
18洛南私立28
19石川県立金沢泉丘公立26
19六甲学院私立26

第1位 大阪府立茨木高校

高校データ

  • 公立
  • 男女共学
  • 高校のみ設置
  • 所在:大阪府茨木市
  • 1学年あたりの生徒数:約300人

大阪府立茨木高校の特徴

茨木高校は、大阪府の公立の中でトップクラスの難関高校です。「いばこう」と呼ばれています。

大阪大学のランキングでは2位に10人以上の差をつけており、ダントツで阪大合格者が多くなっています。他にも京都大学合格者16人、神戸大学合格者48人など、近畿の難関大の合格者数が多い一方で、東京大学や一橋大学、科学大(東工大)などの関東の難関大の合格者数は少なくなっています。

学校生活の面では、部活動が盛んで、ほとんどの生徒が入部していますが、部活動を頑張りながら勉強も疎かにしないという雰囲気があるようです。

第2位 奈良県立奈良高校

高校データ

  • 公立
  • 男女共学
  • 高校のみ設置
  • 所在:奈良県奈良市
  • 1学年あたりの生徒数:約360人

奈良県立奈良高校の特徴

奈良高校は、奈良県の公立トップ校です。「自由創造」の校風を掲げ、個を大切にする高校のようです。校則も少なく、のびのびと高校生活を送れそうです。

その一方で、教育に力を入れている奈良高校は、単位制となっているため、履修において多様な選択が可能になっている他、大学や研究機関との連携や海外研修等を通して国際的視野を有する人材の育成を目指しているようです。

京大、阪大を始めとして、国公立大学の現役合格者数が1学年の半数以上となっており、公立高校ながらかなりの進学校であると感じます。

第3位 大阪府立北野高校

高校データ

  • 公立
  • 男女共学
  • 高校のみ設置
  • 所在:大阪府大阪市
  • 1学年あたりの生徒数:約360人

大阪府立北野高校の特徴

大阪府は伝統的に公立高校が非常に優秀ですが、その中でも最も顕著な進学実績を上げているのが北野高校です。間違いなく、関西最強の公立高校と言えます。

京都大学のランキングでは、トップを獲得しています。京都大学のライバルである東京大学は、上位のほとんどを中高一貫制の私立高校が占めていること考えると、公立高校でありながら京都大学のランキングトップを獲得した北野高校の凄さがわかります。

大阪府が最初に設置した旧制中学校の流れをくみ、非常に長い歴史をもちます。全国の高校でも最大規模の図書館に計7万冊近くの蔵書を誇りますが、その中には戦前の本も少なくないとか。

第4位 兵庫県立神戸高校

高校データ

  • 公立
  • 男女共学
  • 高校のみ設置
  • 所在:兵庫県神戸市
  • 1学年あたりの生徒数:約260人

兵庫県立神戸高校の特徴

神戸高校は「普通科」に加え、 理数系専門学科として 「総合理学科」が設置されています。「総合理学科」の選抜は2月に実施される推薦入試により行われます。

神戸高校は兵庫県公立高校のトップクラスの難関校であり、阪大の合格者を多数輩出するのみならず、京都大学のランキングでも20位にランクインしています。

学校行事には、創立記念祭、体育大会、音楽会などをはじめ、 六甲山宿泊登山や、耐寒登山・マラソンといった独特の行事もあります。

第5位 大阪府立豊中高校

高校データ

  • 公立
  • 男女共学
  • 高校のみ設置
  • 所在:大阪府豊中市
  • 1学年あたりの生徒数:約400人

大阪府立豊中高校の特徴

豊中高校は、「GLHS(グローバルリーダーズハイスクール)」や「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」、「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」に指定されるなど、高度な教育を目指した高校です。

これらの効果は着実に表れているようで、大阪大学の合格者は2017年の32人、2018年の32人から大きく伸ばし 、2019年は52人の合格者を輩出し、5位にランクイン。

豊中高校は大阪大学豊中キャンパスから2kmほどの場所に位置しており、豊高生にとっては親しみのある大学であることも多くの阪大合格者を輩出している理由の1つかもしれません。

以前は、私服での登校も可能だったようですが、現在は制服着用となっています。

公立高校からの合格状況

東京大学や京都大学とは異なり、公立高校もランキング上位に多く名を連ねています。したがって、「公立高校から阪大に合格することは難しい」とは言えません。

1つの理由として、東京大学や京都大学と比較して試験科目が限られている(文系であれば国、英、数or地歴の3科目、理系であれば数、英、理科2つの4科目)ことが考えられます。これにより、短い準備期間でも合格レベルにまで仕上げることが(比較的)容易になっています。

しかしながら、合格が簡単でないことは間違いありません。文系であれば、地歴が選択できず数学の試験が課される学部もあるので十分な対策が必要ですし、理系であれば、公立高校の生徒が演習量不足に陥りやすい物理や化学に関しては、学校の進度にとらわれずに先取り学習をする必要があるでしょう。

スマートレーダーブログに大阪大学の合格体験記 を掲載しております。是非ご覧になって、合格へのヒントを探してみてください。

終わりに


今回は高校別大阪大学合格者ランキングをご紹介しました。

ランキング上位の高校はそれだけ良い教育が行われているとも言えますし、優秀な生徒が多く存在するということでもあります。このようなハイレベルな高校に進学することは、大学受験やその先の交友関係に大きな影響を与えます。

スマートレーダーには、こうした中学校・高校から大阪大学に合格した経験のある先生が多数在籍しています。受験のプロフェッショナルである阪大をはじめとする、超難関大学の現役大学生が家庭教師としてなんと6,000人以上も登録されております。実際に、難関大学を合格した受験のプロフェッショナルから、授業とともにおすすめの教材や使用法の指導をうけることが可能です。

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