関西を中心に多くの教室を持つ希学園、中学受験のために入塾をご検討されているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、「希学園の入塾テストは難しい」、「不合格になった」という噂を聞き不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では希学園の入塾テストの情報と、どのように対策をすればよいのかについて詳しく解説していきます。
Contents
希学園の入塾テストとは?
希学園に入塾するためには入塾テストを受けて、基準点に達する必要があります。入塾テストには公開テストと特別入塾テストの2種類があり、それぞれ解説していきます。
公開テスト
公開テストは毎月第2日曜日に行われる実力テストで、希学園の全塾生が受験します。塾に通っていない人も受けるため、小学校における既習範囲を中心に問題が作成されています。
受講生の中での順位や偏差値、弱点の分析などの情報が乗った成績表が返されるため、希学園に入塾することを決めていなくても受験する価値のあるテストと言えます。
また、後日インターネット配信でテストの解説動画が見ることができます。
実施日 | 原則毎月第2日曜日 |
受験対象 | 小2~小5塾生、一般生 |
実施教室 | 大阪 谷九本部・堺東・豊中・北千里 京都 四条烏丸 兵庫 三宮・西宮北口本部・岡本 (小2・小3/本館、小4・小5/東館) 奈良 学園前 |
受験料 | 小2(国・算):無料 小3(国・算):2,200円 小4(国・算):2,200円 小4(国・算・理):4,400円 小4(国・算・理・社):4,400円 小5(国・算・理):4,400円 小5(国・算・理・社):4,400円 |
持ってくるもの | 筆記用具(定規・コンパス・分度器は不要) |
結果について | 成績データと受講クラス判定含め、試験実施2日後にマイページから確認可能 |
申し込み方法 | 希学園公式ページからネット申し込み、もしくは電話 ※ネット申し込みの場合のみ2日前の17時に締め切り |
※2024年12月時点の情報
特別入塾テスト
特別入塾テストは都合により公開テストを受験できない場合に、希望の曜日で実施してもらえるテストです。土日祝日に実施している小2~小5が対象の特別入塾テスト大会もあり、2科目受験で受講費は無料です。
ただし問題・答案用紙・模範解答の返却はありますが、公開テストのような成績表は返却されません。
実施日 | 随時 |
受験対象 | 小2~小5 |
受験科目 | 国・算 |
実施教室 | 大阪 谷九本部・堺東・豊中・北千里 京都 四条烏丸 兵庫 三宮・西宮北口本部・岡本 奈良 学園前 |
受験料 | 無料 |
持ってくるもの | 筆記用具(定規・コンパス・分度器は不要) |
結果について | 実施日の翌日までに入塾の合否・クラス判定を電話で連絡 |
申し込み方法 | 希学園公式ページからネット申し込み、もしくは電話 |
※2024年12月時点の情報
次回実施日程は?
各テストの次回の試験日程は以下の通りになります。
テスト名 | 日程 |
---|---|
公開テスト | 2025/2/9(日) |
特別入塾テスト | 随時(直接問い合わせください) |
合格基準点は?
希学園が公式にそれぞれのテストの合格基準点について言及しています。
それによると公式テスト・特別入塾テストの合格基準点は同様となっています。合格の目安は各学年ごとの平均点により若干異なるものの、総得点の50%程で、いずれかの教科の点が極端に低くとも他の教科でカバーできる内容となっています。
また、小3~小6まで国語・算数の2科目で入塾判定がされ、小2は加えて「小2最高レベル演習国語」を国語1科目で、「小2最高レベル演習算数」を算数1科目で、「小2灘クラブ特訓」ならびに新小3キープ生資格を国語・算数の2科目で判定されます。
※最高レベル演習:通常クラス(ベーシック)の内容の確認も含めたうえで、より深い思考力が求められるクラスとなっており、一部の難関校の入試問題にも挑戦することができます。
※灘クラブ特訓:灘中学校や最難関中学校への進学を視野に入れた講義を、灘中を知り尽くした先生方が行われます。より早い段階で受験生としての意識を持つために最適なクラスになっています。
どちらのテストを受けるべき?
希学園の入塾テストは、特別入塾テストより公開テストの方が難易度が高いです。その理由は公開テストは塾生も受けるテストなので、難関中学を志望している塾生にも応じたテストにするためです。
しかし、合格基準点は平均点を加味して行われるため、どちらが受かりやすいかというのは一概には言えません。
難しい問題に挑戦したい場合は公開テストを受けるのもいいでしょうし、難問に時間をかけすぎてしまう、しっかりと解き切りたいという場合には特別入塾テストを受けるのもいいでしょう。
希学園の入塾テストの対策方法とは?
希学園の入塾テストで合格を目指す場合、しっかりと対策をして臨むことをおすすめします。
というのも希学園の入塾テストは人数も多く、普段と違う環境のため、学校で受けるテストより緊張感が生まれます。それに加えて、学校のテストに比べて、難易度の高いテストをいきなり受ける必要があります。
そのような状況下で、実力を発揮できる小学生はなかなかいません。
そこで、ここからは、全学年、全科目に共通している有効な入塾テスト対策を紹介します。
過去問で対策をする
公開テストの過去問は希学園の事務所で販売されていて、教室に問い合わせすることで入手することが可能です。
過去問をすることで苦手分野の対策をすることができますし、何より実際のテスト形式に慣れることができます。問題用紙と解答用紙が分かれているテストに慣れておくことで、問題用紙に解答を書き込むといったミスを未然に防ぐことができます。
また、時間配分を意識しながらテストを行うことで、解けない問題に時間を使い過ぎないための練習をすることができます。
無料体験入塾をする
希学園では小1~小5を対象に入塾テスト受験前、後に関わらず、体験入塾が2週間まで無料です。
希学園の特色である「カリキュラム→授業→宿題プリント・各種テスト」の「plan→do→check」の学習システムをまるごと体験することができ、塾の雰囲気にも慣れることができます。
また、体験入塾の間に周りの生徒のやる気や雰囲気を見て、入塾への対策やモチベーションがあがることも考えられます。
今一つ入塾テストへのモチベーションが上がっていないような場合、まずは体験入塾をすることをおすすめします。
受験のタイミングを前倒しにする
学年が上がるごとに、中学受験に向けたカリキュラムがどんどん進んでいくため、入塾テストの難易度が上がります。反対に言うと、低学年の入塾テストは比較的優しいので、入塾を検討している場合は早めの受験をおすすめします。
落ちたとしてもあきらめずに何度でも受験する
希学園の入塾テストは落ちたとしても何度でも再受験が可能です。成績が上がったら受験しようと思ってるくらいならテスト慣れするためにも、現状の成績や苦手分野を知るためにも受験することをおすすめします。
学年別対策方法
基本的に、希学園の入塾テストの範囲は公立小学校の既習範囲からですが、簡単に解ける問題ではなく、また、学年が上がるにつれて入塾テストの難易度も高くなっていきます。
そこで、ここでは学年ごとに分けて、対策方法を紹介します。
低学年(小1、小2)
低学年の時は入塾テストの難易度も比較的にやさしいので、基礎的な部分である、読み書きや計算などをできるようにしておけば十分です。
ただ、テストの形式や時間制限などに慣れていないお子様が多いので、入塾テストの過去問を実践形式で何回も解くなどして、慣れるようにしていきましょう。
中学年(小3、小4)
中学年になると少し入塾テストの難易度が上がりますが、5割取れれば合格なテストなので、気負いすることなく、時間配分や分かる問題のみを解くという意識を徹底するようにしましょう。
このような意識を身に付けるためにも、公開テストの過去問で練習を行うようにしましょう。
高学年(小5、小6)
高学年になると本格的な受験対策が始まるため、公開テストなどの難易度も格段に上がり、入塾テストにするも困難になってきます。
小学校の勉強だけでは入塾テストの基準に達することは難しいので、本気で取り組みたい場合は、公開テストの過去問や市販の問題集で応用問題にも手を付けていく必要があります。
科目別対策方法
基本的に入塾テストは計算などの基本的な内容において、小学校の勉強に問題が無い状況であれば、合格点が取れるようになっています。
国語
漢字の書き取りと文章問題が出題されます。
漢字に関しては、読み書きをしっかりできるようにしましょう。
特に漢字や熟語、ことわざは知識としてインプットしておく必要があります。
文章問題に関しては、長めの文章を読めるようにするために、日頃から問題集や新聞などで長文に慣れておく必要があります。
算数
まずは、学校の既習範囲の計算問題や単位を理解しておく必要があります。
希学園の算数は、特にスピードと正確さが求められるため、可能な限り毎日少しでも計算の練習をするとよいでしょう。そろばんも有効です。
理科・社会
希学園の入塾判定は国語と算数のみで行われるため、極端なことを言えば対策をせずとも入塾ができます。公開テストでも受験するかは自分自身で決められる科目となります。
なので、受験することを選択する場合でも、力試しくらいの軽い気持ちで気軽に挑戦してみましょう。
親ができるサポートとは?
希学園の入塾テストに限らず、中学受験において親のサポートはかかせません。小学生のお子様だけでは効率的な学習方法を実施することも難しく、精神的にも疲弊してしまいかねません。
入塾は長い中学受験の中の第一歩です。その第一歩目をしっかりと踏み出すためにもできるだけこれらのサポートしてあげてください。
目標を定め、モチベーションを高める
中学受験の目標が定まっていなかったり、モチベーションが高くなければ入塾テストに合格することは難しいです。
入塾テストを受ける前に、再度中学受験の目的を確認し中学受験で成功したときのイメージを再認識しておくことをおすすめします。
例えば志望校候補の中学校のオープンスクールに行ってみたり、希学園の無料体験入塾をしてみてできるようになる達成感を味わったりとモチベーションを高めるような工夫をしましょう。
テストの時間配分に慣れる
テストを行う際に時間配分に慣れるように指導してあげてください。
分からない問題に時間を使わずに、解ける問題から着実に解いていくという練習を行うようにしてあげてください。
問題集をやるときに、例えばこの問題全部で30分でやると決めて、時間配分はどうするかを一緒に考えてあげ、まず時間配分を考える癖をつけてあげましょう。
実際の試験形式でテストを行う
過去問を対策する際は本番同様の時間で行ったり、親御さんが試験官としてふるまうなどできる限り本番の試験と近い形式で行ってあげましょう。
可能な限り時間になったら戻ってくるからというように席を外したり、音楽やテレビの音が聞こえてくるような環境で行わないようにしてあげてください。
少しでも緊張感のある環境での試験に慣れておくことで、本番でも実力を出せるようにサポートすることが重要です。
できるようになるまでをサポートする
希学園の入塾テストは50%程度で合格しますが、逆に言えば半分程度は正解しなくても良いということです。お子様は間違った問題に目が行き、へこんでしまうこともあると思います。そんなときに惜しかったところをほめてあげたり、間違っていたとしても次にできるように努力すればいいということを教えてあげてください。
まとめ
今回は希学園の入塾テストに関しての情報やどのような対策を取ればいいのか、そして難易度や過去問など様々な角度から詳しく解説しました。
現在、お子様を希学園に入塾させようかお考えの方は、希学園出身の難関大在籍の先生が多く在籍しているスマートレーダーを一度試してみてはいかがでしょうか。
本記事がご家庭のお悩みを解消する手助けとなれば幸いです。
希学園の入塾テスト対策ならスマートレーダー!
スマートレーダーでは希学園出身の難関大学の学生が在籍しています。また、その他中学受験で有名な塾出身の方も多数在籍しています。
そのため実体験に基づく入塾テストへの適切なアドバイスを受けることができます。また、入塾後の授業の内容のフォローアップや宿題の分からない箇所への適切なアドバイスなどのサポートももちろん可能です。
スマートレーダーの先生と一緒にお子様の成績や習熟度に合わせた希学園対策をしてみませんか。
希学園出身の家庭教師の紹介や、希学園対策に家庭教師をご利用いただいた方の感想については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。