希学園のクラス分けの基準とは?目安の偏差値と対策方法を紹介!

希学園にお子様を通わせている保護者の多くはより上位の中学校に入学してほしいとお考えでしょう。もちろん上位の中学校に合格するためには上位クラスに在籍していることが好ましいです。

しかし、「クラス分けで一番下のクラスになってしまった。」「クラスを上げられずこのままで志望校に受かるのか不安」と頭を悩ませているご家庭も多いのではないでしょうか。

クラスアップをするためにはテストで基準となる偏差値を超えなければならなく、テストに向けて適切な対策をしていく必要があります。

そこで本記事では、希学園のクラス分けの基準や目安の偏差値について、そしてどのような対策を行えばいいのか、またクラスが下がったときの保護者のNG言動を徹底的に解説します。

希学園全般の対策方法や、家庭教師との併用の仕方については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

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希学園のクラスとは?

希学園のクラスはベーシックコースでPC0~PC9の10段階に分かれています。PC0は学年の最上位数%からなるクラスで次にPC1,PC2と続きます。

生徒数によってPC0だけでクラスが作られず、PC0からPC3を1クラスにまとめたクラス構成になることもあるようですが、席順が成績順になるなど、生徒間での競争心を刺激するような形になっています。

テキストやクラス分けで使用される復習テスト、公開テストは全クラスで同じですが、授業の難易度は上位クラスでは特に難しいところを重点的に行うなどの違いがあります。

また、最高レベル演習と名のついたクラスが算数・国語・理科のクラスや、灘を始めとした志望校別特訓コースが設けられています。開講される教室は限られているため、事前に調べておくことをおすすめします。

希学園のクラス分けの仕組みは?

クラス替えは1か月に1度、3つのテストの成績によって行われます。

  • 毎週行われる前週の内容の復習テスト
  • 毎月第2日曜日に行われる公開テスト
  • 年4回行われる習熟度確認テスト

行われる頻度が長いほど試験範囲が多くなり、これらのテストで短期的~長期的な習熟度がわかるようになっています。

希学園のクラス分けの基準は?

クラス分けの基準が決まっておらず、各テストの平均点から基準が設けられます。

おおよその目安ですが、10段階でクラス分けが行われているためPC1以上は偏差値60強PC4以上は偏差値50以上を取る必要があると言われています。

最上位のPC0には少なくとも上位10%以内に入らないといけない事が想定されます。

そのため、PC5→PC4に上がるためには、まず復習テストで確実に点数が取れるように復習を徹底的に行いましょう。また、PC0へクラスアップするには、復習テストで満点かつ公開テストや習熟テストでも高得点を取っていく必要があります。

基準についてはスタッフの方が詳細について教えてくれるようなので、気になる方は通われている校舎に問い合わせをしてみてください。

希学園でクラスアップするための対策方法とは?

前述のとおり、クラス編成は3つのテストの成績で行われます。そのため、各テストで高得点を取るのがクラスアップに直結します。

各テストの対策方法についてそれぞれ解説します。

復習テストの対策方法

希学園では予習は必要ないと公言しており、毎日の授業の徹底した復習が大切です。希学園の「授業→宿題プリント→各種テスト→宿題プリントのチェック」の学習サイクルを回すことで成績向上に努めています。

それを踏まえ以下の点を徹底することで授業内容の定着を図り、復習テストや後に続くテストの対策をしましょう。

【授業中】

  • 授業のノートは講義を聞きながら自分が読める字で速く書く
  • 黒板に書いていることでも省略できる部分は省略する
  • 黒板に書かないことでも重要な部分はノートに書く
  • 講義は先生の方を見て受ける

【授業後】

  • 講師へ質問をする

【帰宅後】

  • 家に帰ってから授業ノートをまとめる(特に理科と社会)
  • 復習テストで間違えた問題はその日の内に解き直す
  • 宿題プリントを当日、遅くとも翌日までに2周以上行う
  • 復習テスト前にノートや宿題プリントを見直す

希学園では先生の説明を聞き終わってからノートを取ることを推奨していません。理由としては、どうしても写すのが遅くなり、ノートを取るだけになり授業内容が頭に入らないことなどが挙げられます。

また、授業に集中し、情報を取捨選択することが求められています。

授業が終わったときにきれいなノートができていることは求められておらず、家に帰ってまとめ直すことで授業の定着を図ることが推奨されています。

このときに授業を理解していなければノートをまとめ直すことも難しくまとめたとしても理解ができません。授業が終わったときに理解していない内容はすぐに講師に質問するようにしましょう。そして宿題プリントや復習テストで解けなかった問題は徹底して復習することで内容の定着を図りましょう。

また、マイページには学習計画表とその中に学習単元が記載されているため、復習テストで合格点に達しなかった回をチェックすることで弱点単元を把握することが可能です。こまめにチェックすることでお子様の弱点がどこなのかを常に把握できるようにしましょう。

ここからは、復習テストである程度高得点を取れるようになったうえで、公開テストや習熟度確認テストなどの実力テストで高得点を取るための対策方法を紹介します。

公開テストの対策方法

公開テストは非塾生も受験ができるため、原則公立小学校の既習範囲から出題されます。

また、過去問が各教室で販売されているため実戦形式の対策をすることができます。

希学園の公開テストは本番の入試対策として、限られた時間内により多くの問題を正答する訓練のために制限時間が長く設定されていません。過去問を実践形式で時間配分と問題の取捨選択を意識しながら解くことで対策をしましょう。

習熟度確認テストの対策方法

このテストでは公開テストとは異なり、出題範囲が設定されているため出題範囲の把握とその定着を図る必要があります。とはいえかなり広い範囲なので日々の復習が習熟度確認テストの必須対策方法と言えます。

テスト直前に慌てて対策してどうにかなるものではないので、復習テストや公開テストの対策をきっちりとし、解けなかった問題はすぐに解き直すことで定着を図り続ける必要があります。

また、この習熟度確認テストでは授業で学んだことがどの程度身についているのか、現段階でどのような補強が必要なのかがわかるようになっています。

成績を元にお子様がどのような学習補強が必要なのかをしっかりと把握し、ベーシックを用いて復習するようにしましょう。

希学園でのクラスアップでするべき保護者のサポート

今まで対策方法について述べてきましたが、これらすべてをお子様だけで行うのはかなり困難です。狙うクラスにもよりますが、どれだけ対策を徹底できるかでクラスアップの確率は大きく変化してきます。

対策方法をこなすために保護者ができるサポートについて紹介していきます。

スケジュール管理をする

授業外でするべき行動として講師への質問や、ノートのまとめ、宿題プリントの反復、テストの復習など多くのことがあります。

これらをしっかりとこなすためにはお子様の実態にあわせ、無理のない範囲で取捨選択をしてスケジュール管理をすることが必要です。

苦手範囲の把握

復習テストの結果から苦手範囲を把握し、公開テストや習熟度確認テストの前にしっかりと復習するなど、スケジュール管理の一環としてお子様の苦手範囲を把握しておきましょう。

講師やチューターに相談する

希学園ではチューター制やプレチューター制をとっており、クラス担任とは別の講師がいます。スケジュール管理から志望校選びまでなんでも相談できるので、ご家庭だけで不安な部分は積極的に相談しましょう。

できないからできるまでを見守る

各テストの合格点はもちろん満点ではございません。できない問題が出てくるのも当然で、できない事をとがめるのではなく、どうやったらできるようになるかを一緒に考えてあげましょう

いっときのクラスダウンや成績悪化を憂うのではなく、中学受験という長い戦いを続けるためにも長期目線でお子様のモチベーションが維持できるようにできたところや惜しかったところを褒めてあげてください

各種サポートルームを活用する

希学園にはサポートルームが3つあり、これらを活用してクラスアップを目指しましょう。

①学習サポートルーム

希学園では講義が終わってすぐ、記憶が新鮮な状態ですぐに宿題に取り組むための時間がカリキュラムに組み込まれています。講師にすぐ質問ができるのもメリットです。

②居残りサポートルーム

学習サポートルーム終了後も、希望する生徒は無料で自習を延長することができます。こちらでも講師が教室内にいるため、分からないところは先生に質問するなどして宿題のかなりの部分を塾で仕上げることができます。

③弱点サポートルーム

講師が特に弱点がある生徒を指名し、個別で学習のフォローを実施してくれます。生徒ごとの個別ケースに応じて苦手単元の克服や宿題の取り組み方など必要な指導を実施してくれます。

クラスが下がってしまったときの保護者のNG言動3選

毎日頑張っていたとしても、時にはクラスが下がってしまうこともあると思います。その際に、子供のためだと思って良かれと思ってしたことが、お子様にとってはプレッシャーに感じてしまうことややる気を無くしてしまうことがあります。

そのような事態を避けるために、ここからはクラスが下がってしまったときに保護者がしてしまいがちなNG言動を紹介します。

過度に励ます

お子様のモチベーションを上げようとして過度に励まそうとすると、逆にお子様がプレッシャーを感じる可能性があります。

いつも通りにお子様に接してあげるようにしてあげましょう。

【NG例】

「あなたなら大丈夫だよ!まだ、実力が出るのに時間がかかっているだけだよ!」

無意識に責めてしまう

自分としては、子供のことを責めたようなつもりはないのに、お子様がプレッシャーを感じてしまうことがあります。

お子様の心の中にモヤモヤが残るようなセリフは極力控えるようにしましょう。

【NG例】

「あんなに頑張ったのに、なんでクラス上がれないんだろう」

他の生徒と比較してしまう

お子様の友達だから、仲がいいからなどだけのような理由だけで、他の人と比較することだけは控えましょう。

クラス替えのたびにそのようなことをしてしまうと、闘争心よりも保護者への嫌悪感や反発につながってしまうこともあります。

【NG例】

「○○君はクラス上がったらしいよ」

希学園のクラスアップ対策ならスマートレーダー!

これまで対策方法や保護者のサポートについて紹介してきましたが、「そんなに子供に時間をかけられない」、「どうやったら子供が質問するようになるの?」といった様々な課題があるご家庭も多い事でしょう。

そんなときにおすすめなのが家庭教師の個別契約マッチングサイトスマートレーダーです。

スマートレーダーでは希学園出身の先生も多く在籍しており、希学園でどのようにクラスアップ、クラス維持をしてきたのかを実践してきたのかをアドバイスしてくれます。

なかなかお子様の成績があがらずクラスアップができない、宿題のこなし方がわからないといったお悩みをお持ちのご家庭はスマートレーダーの先生に相談してみてはいかがでしょうか。

授業は1回1時間からリクエスト可能で、初回面談無料の先生も多数在籍しています。

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まとめ

今回は希学園のクラス分けに関する情報や、そしてどのような対策を行えばいいのかを徹底的に解説しました。

現在、お子様が希学園でクラスアップできずに悩まれえているご家庭は、希学園出身の難関大在籍の先生が多く在籍しているスマートレーダーを一度試してみてはいかがでしょうか。

本記事がご家庭のお悩みを解消する手助けとなれば幸いです。

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