【東大】【理科Ⅰ類】Y.S先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。

大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

中学まではゲームしたり外で遊んだりする平凡な子供でしたが、高校に入って数学を勉強していくうちに数学が好きになり、数学が趣味に加わりました。性格は、よく落ち着いていると言われますが、好きなものの話題になると饒舌になります。またかなり世話好きで、(自分の勉強もあるのに)受験生時代はよく友達に勉強を教えていました。

行っていた習い事/部活などはありますか?

習い事は特にやってませんでした。部活は高校の時に天文部と数学愛好会に入りました。

中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?

中学は1学年80人しかいない比較的田舎の中学校に通っていました。そこでの成績は内申、テストともにずっと学年で1~3位でした。

高校は県立の1学年320人ほどの学校の理数科(320人中40人程)に在籍していました。テスト、は理数科の中ではほぼトップの成績でした。内申も高めに出ていましたが、3年で遅刻、欠席が少し増え少し低くなりました。理数科と普通科が統一で受ける模試ではずっと学年で1~3位でした。特に数学はほとんど1位でした。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

塾や家庭教師は利用していませんでした。勉強の進め方は、数学と理科は教科書や学校配布の問題集で一通り勉強した後によりレベルの高い問題集を購入して、「今月中にここまで終わらせよう」などと緩い目標を立ててほぼ独学で進めていました。

英語は単語や文法などの基礎を学校の授業も活用しつつ進めたのち、東大の入試の出題(要旨要約、作文、リスニング、和訳等)に合わせてそれぞれよさそうな参考書があるなら購入し、先生やZ会の添削も利用して勉強を進めていました。

古典は単語、文法、句形といった基礎的事項を学習した後は問題演習を中心に(ここでもZ会の添削を利用しつつ)進めました。

現代文は参考書で文章の読み方を学んだのち、模試をよく復習したり、Z会の添削を利用して勉強を利用しました。

すべての科目で、ある程度成績が上がってきたらセンター、二次ともに過去問にも手を付けるようにしました。また、完全に独学では不安が残るので浪人時、上記のようにZ会を利用したり河合塾の夏期と冬期の講習を受けたりしました。(科目は二次で使う科目すべてを一度夏期に受け、気に入った先生がいたら冬期にも同じ先生の授業をとる、というように選びました。)

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

始めるまで:30分
受験勉強開始後
現役時:5時間
浪人時:7時間

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

数学:教科書や学校配布の問題集の問題を一通りできるようにする⇒レベルの高い問題集を買いじっくり進める&過去問に少しずつ取り掛かる⇒(入試が近づいてきたら)毎回時間を計って、「時間内に採点者に伝わる答案を書きあげる」ことを意識した演習をする、というように進めていました。また、常に自分の頭で考えることを大切にしていました。

英語:文法、単語といった基礎的事項をことあるごとに確認しながら読解、作文、リスニングそれぞれ対策していきました。何か特殊な勉強をしていたわけではなく、基礎を固めながら演習し、時にはZ会の添削や模試を利用して定着しているかを確かめる、といったことを繰り返していました。

国語:現代文(評論)は文章の読み方を「なんとなく」から「論理的」にできるよう、常に筆者の主張を考えるということを意識していました。これがなかなか大変でしたが、近道はないと割り切って粘り強く勉強しました。問題演習は模試やZ会を利用していました。古典はさっさと単語、文法(漢文では句形)を覚えてしまい、読むことに慣れるために演習多めにしました。

物理:学校配布の問題集を終わらせた後、難しい問題集を買ってああでもないこうでもないとゆっくり悩みながら解き進めました。入試が近づくと、化学と合わせて時間を意識した演習をするようになりました。

化学:学校配布の問題集を先に進めましたが、暗記が多い部分があったので覚えるまで繰り返しました。その後は難しい問題集を買って進めていました。

※全科目過去問はそこそこ早めに取りかかり、入試前は冠模試の過去問も演習に使いました。

使っていた教材/おすすめの教材

使っていたもの(おすすめには*を付けています)

数学:入試数学の掌握シリーズ*、新数学演習*、入試数学の良問プラチカ(数学Ⅲ)、Z会東大即応演習*

英語:東大英単語熟語鉄壁*、英文解釈の技術60入門編、powerstage、やっておきたい英語長文700*、英文要旨要約問題の解法、ユメサク、キムタツの東大英語リスニング*、Z会東大即応演習*

国語:船口の現代文、古文単語330、古文上達*、漢文ヤマのヤマ*、東大即応演習*

物理:学校配布の問題集、重要問題集、難問題の系統とその解き方*

化学:学校配布の問題集、化学の新研究*、化学の新演習*

地理(センター試験のみ):決める!センター地理、地図帳、河合塾の夏期講習*

また、各科目27ヵ年シリーズを使っていました。センター過去問も理科以外揃えて使っていました。

成績はどのように変化していきましたか?

高校3年時、受験勉強を始めて間もなく物理と化学の成績が上がりだしました。英語と国語と数学は緩やかに伸びていきました。マーク模試は全科目伸びるのが早かったです。冠模試でも特に詰まることもなく成績は上がっていきましたが、怠惰な生活をしていたのもあって受験には間に合わず、浪人することになりました。

浪人してからは特に国語と英語に力を入れ、浪人生活後半に大きく成績を伸ばすことができました。数学と理科も演習を繰り返すうちに点数が安定するようになり、受験数ヶ月前で既に合格点を取れていました。マーク模試も高得点が安定するようになりました。以前まではA判定が安定しませんでしたが9月以降の模試は全てA判定が出ていました。

合格した学校を教えてください

東京理科大学 薬学部 薬学科 B方式
慶応義塾大学 理工学部 学門C 一般入試
早稲田大学 政治経済学部 経済学科 センター利用入試
早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅰ 一般入試
東京大学 理科一類 一般入試

進学した学校を教えてください

東京大学 理科一類

入学後の学校の印象はどうでしたか?

当初は勉強ばかりしているような印象でしたが、入学後東大生と話すようになると意外と活発な人が多く、運動系の部活やサークルもたくさんあり活気があるなと思いました。また、先輩のクラスを見ると、クラス内の仲が良く、行事にも皆で参加していてすごく楽しそうだという印象を受けました。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

やはり基礎を徹底し、理解することを大事にしたことだと思います。基礎をしっかり身に付けるのはそう簡単なことではないですが、応用的な問題であっても基礎的な考え方が根本にあるはずなので大切です。また、自分で考え、よく理解することはむやみに暗記をするよりも得られるものは多いと思います。考えることは非常に疲れることですが、入試を突破するためには必要だと思います。

最後に一言ください!

家庭教師をさせていただくことになったら、懇切丁寧かつ生徒さんが自分の頭で考える一助となるような指導を目指します。

今回紹介する先生に関する運営コメント

基礎をしっかりと理解するために、無闇に暗記するのではなく考えることが重要なのですね。非常に骨の折れることですが、一つ一つ意味を理解し、着実に積み重ねていきましょう。

この先生に勉強を教えてほしい方へ

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2020.08.11
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