東大合格者数の多い中高一貫校ランキング【2020年度版】

本記事では、2020年度の入試において東大合格者の多かった中高一貫校をランキング形式でご紹介していきます。

東京大学は言わずと知れた日本最難関の大学です。合格することは非常に難しく、東京大学の入試を突破した学生たちは間違いなく日本の将来を嘱望される存在と言えるでしょう。

そんな東京大学に毎年数多くの合格者を輩出している高校のほとんどが中高一貫校です。どういった学校がランクインしているのは中学受験の志望校選びの際に参考になるはずです。TOP5の中高一貫校の特徴も併せて解説しています。

また、記事の後半では中高一貫校の強みやメリットについても解説していますので是非ご覧ください。

中学受験を考えているお子様や、親御様は必見です!東大の特徴や魅力を紹介した記事はこちらをご参照ください。

東京大学の特徴

東大合格者数ランキング TOP10

順位学校名区分合格者数(人)
1開成中学校・高等学校私立185
2筑波大学附属駒場中学校・高等学校国立93
3桜蔭中学校・高等学校私立85
4灘中学校・高等学校私立79
5渋谷教育学園幕張中学校・高等学校私立74
6(同)駒場東邦中学校・高等学校私立63
6(同)麻布中学校・高等学校私立63
8聖光学院中学校・高等学校私立62
9海城中学校・高等学校私立59
10栄光学園中学校・高等学校私立57

東大合格者TOP5の中高一貫校の特徴は?

東大合格者の多いTOP5の中高一貫校についてそれぞれ紹介していきます。

それぞれの中高一貫校は中学受験の際に非常に人気が高い学校になっています。

各校特徴的な教育システムを確立しており、中学受験を目指している保護者様はお子様に最も合いそうな中高一貫校を選択することが重要です。

是非参考にしてみてください!

第1位:185人 開成中学校・高等学校

見事東京大学合格者ランキングで1位に輝いたのは開成中学校・高等学校です!

その数はなんと驚異の185人!2位の筑波大学付属駒場中学校・高等学校に2倍近くの差をつけています。また現役で東京大学に進学する割合も約3割と、およそ3人に1人が東大に行くという非常にハイレベルな学校です。

開成高校の起源は明治時代まで遡ります。非常に長い歴史と伝統を持つ名門校で2021年には創立150周年を迎えます。

実は開成高校は最高学府・東京大学に39年連続で日本一の合格者数を誇ります。東京大学の他にも名だたる難関大学に卒業生を送り出しており、最近ではカリフォルニア州立大学バークレー校やケンブリッジ大学といった世界的に有名な超難関大学にも進学者を輩出しています。

また、有名な開成祭や体育祭などに代表されるように一年を通して様々な課外行事があります。基本的には生徒が主導して行うのが開成中学校・高等学校の特徴です。これによって生徒の自主性が養われるそうです。

圧倒的な進学実績を誇る開成中学校・高等学校ですが、意外にも進学偏重の教育はなされていないようです。むしろ自主性を非常に尊重しており、宿題などに頼って勉強するタイプの方にはあまり向いていないかもしれません。自由な時間をいかに自分でマネジメントできるかも開成生に求められている力の一つです。

以下の記事で開成中学校・高等学校の特徴や魅力について開設しているので開成を志望されている方は是非こちらも併せてご覧ください!

開成中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

第2位:93人 筑波大学附属駒場中学校・高等学校

第2位には筑波大学付属駒場中学校・高等学校、通称「筑駒」がランクイン!

筑波大学付属駒場中学校・高等学校はTOP5の中高一貫校の中で唯一の国立(公立)の学校となっています。また、日本で唯一の国立かつ男子校の体制をとっている中学校、高等学校という側面も持ちます。

そのため他の学校と比べると比較的学費が安いというメリットを持ちます。受験の際に塾や家庭教師を利用することで費用がかさみがちになるので、学費の安さは非常に魅力的なのではないでしょうか。

東大合格者数が全国2位というのは非常に大きな魅力ですが、より注目すべきは東大合格率の高さです。

2020年度の筑駒の卒業生が161人であるにもかかわらず現役合格者はなんと72人!合格率にして驚異の44.7%です。つまりおよそ2人に1人が東大に合格しているということになります。この割合はTOP10の中でも群を抜いて高いです。そのため筑駒は「東京大学に最も近い学校」といわれることさえあります。

加えて、東京大学理科三類や慶應義塾大学医学部といった超難関校をはじめとする医学部に44人が合格しています。

筑駒はまさに少数精鋭を絵に描いた学校であると言えるでしょう。

以下の記事で筑波大学付属中学校・高等学校の特徴や魅力について開設しているので筑駒を志望されている方は是非こちらも併せてご覧ください!

筑波大学附属駒場中学校の偏差値や倍率など入試情報と対策方法を徹底解説!

第3位:85人 桜蔭中学校・高等学校

第3位には桜蔭中学校・高等学校がランクイン!

桜蔭中学校・高等学校はTOP5の中で唯一の女子校となっており、女子学院中学校、雙葉中学校と併せて中学校受験業界では「女子御三家」と呼ばれています。

桜蔭中学校・高等学校は1994年度以来、27年にわたって東京大学高校合格者数ランキングで全国ベスト10入りを果たしています。

社会の変化や、東大の行っている様々な施策も相まって最近では東大合格者に占める女子比率は上昇傾向にありますが、それでも2020年度の女子の割合は19.1%と20%に届きません。そんな中でこの進学実績は目を見張るものがあります。

また、進学実績で特徴的な点は理系、特に医学部への進学率が非常に高いというところです。「リケジョ」の少なさは度々話題になりますが、そんなことはどこ吹く風。2020年度、桜蔭高校からは医学部に126人もの卒業生を輩出しているのです。そのうち大学入試の最難関と言われる東京大学理科三類に7人もの合格者を出しているのは注目に値します。

女子の方は、女子校の中でトップの進学実績を誇る桜蔭中学校・高等学校への進学を視野に入れてみるのも良いのではないでしょうか。

第4位:79人 灘中学校・高等学校

第4位には灘中学校・高等学校がランクイン!
TOP5の中では唯一の非関東勢です。

兵庫県神戸市にある灘中学校・高等学校は関西圏屈指の進学校であり、全国的にも非常に有名な中高一貫校となっています。

灘中学校・高等学校の特徴は圧倒的な合格実績です。確かに東大合格者の多さも特徴的ですが、ここで注目すべきは合格者の学部です。

実は、日本最難関と言われる東京大学理科三類の合格者ランキングにおいて灘高校がトップを獲得しています。これは2年連続であり、2001年からの20年間で数えるとなんと16回も理科三類に最も多くの生徒を送り出しています。

加えて、これまた日本でも屈指の難易度をほこる京都大学の医学部の合格者ランキングを見ても灘高校が全国トップとなっています。

こうした合格実績の質の高さが灘中学校・高等学校の大きな魅力の一つと言えるでしょう。

第5位:74人 渋谷教育学園幕張中学校・高等学校

第5位は渋谷教育学園幕張中学校・高等学校がランクイン!

TOP5の中高一貫校の中で唯一の共学の学校になっています。創立は1983年と比較的新しい学校です。

最近では全国高校生クイズで優勝して話題になりました!

渋谷学園幕張中学校・高等学校が目標に掲げているのは、教養豊かなグローバル人材を育てることであり、東大はその選択肢の一つに過ぎないそうです。

そのため東大以外にも、UCLAをはじめとする海外の有名大学への進学実績も豊富です。学内にはネイティブの海外大学進学専門カウンセラーを中心としたチーム体制が敷かれています。

グローバル化の進んだ現代では海外大への進学も以前に比べて一般的なものになってきています。選択肢が豊富である点は「渋幕」の大きな魅力の一つです!

東大だけではなく海外進学まで視野に入れている方は是非一度検討してみてはいかがでしょうか?

中高一貫校の魅力・メリットって?

上記で東京大学合格者ランキングをご紹介しましたが、非中高一貫校を除いた場合でもランキングは変動しません。つまり高校の東大合格者ランキングTOP10は全て中高一貫校ということです。

なぜ中高一貫校はこれほどまでに東大をはじめとする難関大に多くの学生を輩出できているのでしょうか。

それは中高一貫校が持つメリットに理由があります。

中高一貫校には多くの強みがありますが、ここではその中でも特徴的な2つの強みについて説明していきます。

高校受験がない

ご存知の通り中学校から中高一貫校に入学した場合、高校受験をする必要がありません。中学3年生の時点で勉強の流れを止めることなく学習を進めることができます。そのため一般的な学校よりも学習進度が早かったり、より深い内容について学ぶことができます。

また、次の受験機会は大学受験になりますので早い段階から大学に目標を定めた勉強や計画設定を行うことができます。これは高校受験に意識を向ける必要のないことから得られる大きなメリットの一つです。将来について深く考え、自分の進路希望について十分に熟慮する時間的余裕があるためです。

他にも自分の興味関心を深めるために使える時間が多くなります。より深い思考力を身につけたり創造的な人間形成の機会が多くなると言えるでしょう。

周りの生徒のレベルが高い

東京大学合格者ランキングTOP10入りするなどハイレベルな中高一貫校に共通する点ですが、周りの生徒のレベルが総じて高いと言えます。理由としてはハイレベルな入試を通じて一定程度以上のレベルの生徒に選抜をしているためです。

そのため通常の学校よりもスピーディーかつディープな授業展開が可能になっています。加えて大学入試まで見据えている生徒がほとんどであるため自然と環境が良好に保たれるというメリットもあります。

また、レベルが高い同級生から刺激を受けつつ学校生活を送ることができることは大きな魅力と言えるでしょう。

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こうした多くの魅力を持つ中高一貫校は非常に人気が高く、また難易度の高い問題に取り組む必要のある中学校入試を突破することは至難の技です。

また、塾に通わせるとしても小学生のお子様の場合はモチベーションの維持が課題となることが多いです。そんなお悩みを抱えている方は一度スマートレーダーの家庭教師を活用してみませんか?

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実際に中学受験を突破したハイレベルな大学生に教わることでより具体的かつ的確な学習アドバイスがもらえたり、中学受験だけでなくその先を見据えた知的好奇心を養うことや、学習方針を教わることも可能です。

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