お子様が早稲田アカデミーに通われているご家庭の中には「なかなかクラスが上がらない」という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。また、これから早稲田アカデミーに入ることをご検討されているご家庭では「最初からなるべくいいクラスに入れさせたい」と思われることでしょう。
そこで本記事では、早稲田アカデミーの組み分けテストの仕組みについてやどのようなテスト対策を行えばいいのかを徹底的に解説します。
早稲田アカデミー全般の対策方法や、家庭教師との併用の仕方については以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
Contents
早稲田アカデミーのクラスやクラス分けについて
早稲田アカデミーのクラス分けは、提携先の四谷大塚が5週に1度の頻度で開催する組み分けテストの成績をもとに行われています。
クラス・コースについて
早稲田アカデミーでは1クラスの人数が15人程度で上からSS,SB,SAと分かれています。目安の偏差値としてはSSクラスが56以上、SBクラスが46~55、それ以外がSAクラスとなります。
クラスによって担当する講師、利用するテキストや授業内容が変わってくるため、難関中学校を目指すのであれば、上位クラスに在籍することが重要になってきます。
そして最上位のSSクラスに上がるためには、以下の日程で行われるSS選抜テストで基準点以上を獲得する必要があります。
学年 | 日程 |
---|---|
5年生 | 3月,6月,10月,1月 |
6年生 | 4月,6月,8月 |
また、6年生から始まる難関中学校を志望する生徒のための「NN(何がなんでも)志望校別コース」という志望校に特化した特別なカリキュラムを受けられるコースが存在します。
このNN志望校別コースに入るためには志望校別オープン模試を受けて基準点以上を獲得する必要があります。
志望校によって日程を分けるほど志望校に特化した模試になっており、以下が主な志望校別オープン模試の特徴として挙げられます。
- 志望校の出題傾向を研究しつくした講師陣が作成した問題内容
- 問題用紙やフォントに至るまで本番の試験を模倣して作成されている
- 同じ志望校を目指す生徒の中での偏差値や合格可能性判定など自分の位置がわかる
組み分けテストの出題範囲は?
四谷大塚ドットコムの学年ごとの教材ページにある、予習シリーズ「学習予定表」に記載されています。
学習予定表は以下のリンクから学年ごとの教材ページに進み、ダウンロードすることが可能です。
組み分けテストの配点と制限時間は?
組み分けテストの学年ごとの配点と制限時間は以下の表の通りです。
科目 | 配点(全学年共通) | 制限時間(4年生) | 制限時間(5,6年生) |
---|---|---|---|
算数 | 200点 | 40分 | 50分 |
国語 | 150点 | 40分 | 50分 |
理科 | 100点 | 20分 | 35分 |
社会 | 100点 | 20分 | 35分 |
それぞれのクラス分けの基準点について
SSクラスに上がるためには2回連続でB基準(350~380点程度)、もしくは1回A基準(400~420点程度)を上回ることが必要です。
逆にSSクラスの生徒は組み分けテストで2回連続B基準を下回ってしまうとSBクラスに降格します。
ここで抑えていただきたいのが、クラスの基準点に1回届かなかっただけでクラスが降格することはない仕組みになっています。そのため、1度成績が悪くても次回のテストで挽回すればSSクラスに残ることが可能です。
また、SBに上がるための基準点はおおよそ50%の275点前後です。
ただし、早稲田アカデミー全体の成績ではなく、各校舎ごとの成績でクラス分けを行っているため校舎によってばらつきがあります。あくまで目安として参考にしてください。
クラスアップするための対策方法
組み分けテストの範囲は、その直前で行われた3,4週間分の授業内容と膨大ですが、その直前に行われた3,4回分の週テストをまとめた実力テストになっているため、これから紹介する対策をしっかりとすることでクラスアップをする可能性を高めることができます。
苦手な分野や問題へのアプローチ
間違ったところを確認して、週テスト/予習シリーズで復習を行う!
クラスを上げるためには苦手分野や問題の対策は必須条件です。 まずは、よく間違えている分野の問題を確認しましょう。そのうえで、週テストや予習シリーズの解説を参考に、苦手な分野の復習を行っていきましょう。
解説を見てわかった気にならない!
先ほどの過程で多くのお子様が思わずしてしまうNG行動があります。
それは解説を見て復習しただけで、わかった気になってしまうことです。 解説を見た後に少し時間を置き、解説などを一切見ずに自力で解くことを必ずしてください。
忘れていたものは何度も復習し完璧に!
上記に加えてもう一つのNG行動があります。
復習をその日1日だけで終わりと思い込み、それ以降一切触れなくなってしまうことです。
1日の復習だけではまだ復習した内容が定着していないので、1日後、3日後、1週間後と定期的に復習して初めて解法が定着します。せっかく復習したものが無駄にならないように定期的に解きなおしを行いましょう。
解くのに時間のかかる問題へのアプローチ
なぜ時間がかかるのか分析
解法自体は分かっているが、解くのに時間がかかってしまう問題があると思います。ただ、テストではたとえ解ける問題であっても、時間がかかってしまうと他の問題を解く時間が無くなります。
ですので、普段の学習から時間がかかる理由を分析をする必要があります。例えば、「計算力が足りない」「問題文を理解するのに苦労してしまう」など様々な原因が考えられます。
ただ、その原因が計算力や読解力など、向上させるのに時間のかかる能力の場合もあると思います。そのような場合、テストで時間を計るようにして、時間が来たら飛ばして、次の問題を解き始めるというのも高得点を取るうえで重要なスキルになってきます。
また、このスキルはテストの時に急にできるものではないので、日頃から時間を計って練習するようにしましょう。
応用問題へのアプローチ
クラスアップを目指すなら少し上のレベルの問題も解けるようになろう!
先ほど紹介した苦手問題などを完璧にすることも重要なのですが、SSクラスなどの上位クラスに到達するためには、応用問題も解けるようになっていかなければなりません。
週テストの問題には4つのレベルがあるので、今お子様のクラスを見て、その1つ上のレベルのクラスの問題にも挑戦してみてください。
ただし、1つ上のレベルでもあまりにも難しいと感じる場合、無理に応用問題を解こうとせず、予習シリーズで苦手分野の克服や復習に時間をかけるようにしましょう。
まとめ
早稲田アカデミーのクラス分けの仕組みや対策について紹介しました。
早稲田アカデミーでは上位クラスになるにつれて、授業の難易度は高いです。
組み分けテストで上位クラスに所属するためには、お子様の努力はもちろんのことながら、テスト対策に向けて、参考書の購入や復習の手助けなど、ご家庭でのサポートも必要になってきます。
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