本記事では東京大学の学部や教育システムといった基本的な情報や、実際に在校している学生たちから見た大学の雰囲気などをご紹介します。
ぜひ、ご自身の進路選びに参考にしてください。
また、「【2024年最新版】東京大学 合格者 高校別ランキング!」の記事では、東京大学へ多くの合格者を輩出している高校とその特徴、卒業生の声をランキング形式でご紹介しています。合わせてお読みいただければ幸いです。
Contents
東京大学の特徴
日本を代表する大学、東京大学。
1877年に東京開成学校と東京医学校が合併して創設され、日本においてもっとも長い歴史を持っている大学です。
現在では、法学部・医学部・工学部・文学部・理学部・農学部・経済学部・教養学部・教育学部・薬学部が設置されていて、この10学部を合わせた学生数は約14,000人、大学院生も含めれば約27,000人にも及び、国内の国立大学の中ではもっとも多い人数です。また、教授と准教授を合わせた教員数は2,100人を超えています。(2018年11月時点 )
東京大学の偏差値は極めて高く、理科三類(医学部)の難易度は紛れもなく全国トップです。
世界の大学評価の指標の一つである、『世界大学ランキング 2019』では、東京大学は世界第42位、アジアでは第5位と、アジアを代表する大学の一つとなっています。
著名な卒業生を数多く輩出していますが、中でも特筆すべきはノーベル賞受賞者の多さとバラエティの豊かさでしょう。
日本国籍のノーベル賞受賞者は2019年4月時点で合計24人いますが、そのうち8人が東京大学(学部)の出身です。加えて、ノーベル文学賞受賞者(川端康成と大江健三郎)およびノーベル平和賞受賞者(佐藤栄作)はいずれも東京大学出身です。理化学系のみならず、社会科学系においても極めて優れた人物が多いことがわかります。
東京大学の教育システム
東京大学では学部教育の基礎として、リベラルアーツ教育という教育システムを重視しています。
リベラルアーツ教育とは「人を自由にする学問」と呼ばれており、特定の学問だけでなく、幅広い知識を学ばせることで固定概念や先入観から独立した思考を持たせることを目的としています。
それによってリベラルアーツ教育を受けた学生は、特定の学問領域に偏ることなく社会・人文・自然を幅広く学ぶことができ、自らの進路に対して多くの選択肢を持つことができるのです。
「答えのない問題」が多く混在する今の時代では、多くの知識をもとに答えを導くことのできる人材が求められています。東京大学のリベラルアーツ教育は、そういった人材の育成の一助になると期待されています。
東京大学に設置されている学部
東京大学は、入試の段階で下の6つの科類から1つを選んで受験することになります。
東京大学は10の学部から構成されています。しかし他の多くの大学とは違い、入学後は一度全員が教養学部に所属して前期課程を学修することになります(前期課程の修業年限は2年)。
東京大学の教養学部では、リベラルアーツ教育によって幅広く深い教養と豊かな人間性を培うとともに、後期課程の専門教育に必要な基礎的な知識と方法を学修します。
そのうち1年半は、文科一類・文科二類・文科三類・理科一類・理科二類・理科三類の6つの類に分かれる事になり、後の半年は主に進学が内定した学部・学科での学修の基礎となるべき専門教育科目を学ぶ事になります。
以下では、東京大学前期課程の各科類の特徴と、後期課程への進学先について挙げていきます。
理科一類
東京大学の6つの科類の中で最も大所帯なのがこの理科1類で、なんと定員は1100人を超えます。しかし、その分定員も多いため倍率は例年2.5倍少々にとどまっています。
後期課程の主な進学先は工学部・理学部となっているため、ほとんどの学生が大学院に進みます。卒業後はエンジニアなどの専門職として一般企業に就職したり、大学や研究機関で研究を続けたりする人が多く見られます。しかしながら、総合商社やコンサルティングファームなどへの就職も珍しくありません。
理科二類
後期課程では農学部・薬学部を中心に進学する理科二類。
理科一類との区別は難しいですが、主に獣医学系を含む農学部や、薬学部などへの進学が中心となりますので、工学部を志望している場合は理科一類を選択したほうが懸命です。
こちらも理科一類と同じく、ほとんどの学生が大学院に進学し、卒業後は研究者や一般企業の専門職に就くパターンが一般的です。もちろん、文系就職をする人もいます。
理科三類
理科三類は東京大学医学部とほぼ同じ意味ととらえられることが多いでしょう。
事実、後期課程の医学部への進学枠は、ほとんどが前期課程の理科三類に振り分けられているので、事実上「医学部」=「理科三類」となっています。
理科三類の合格難易度は日本最高峰の東京大学の中でも群を抜いているため、東京大学内でも一目置かれる存在です。
センター試験は9割を取るのが当たり前といってもいいくらいなので、他の科類から見ても同じ大学の学生とは思えないくらい、ずば抜けているのです。
理科三類の学生たちは医師国家試験を受験し、医師として社会に出る人がほとんどのようです。
文科一類
文科一類の学生の多くは法学部へ進学します。
法学部は3年生からものすごい量の勉強に明け暮れることも少なくありません。そのため学生たちの中では最終的に司法試験を通過して、法曹関係に進むのが基本的なルートになっています。
文科一類→法学部→国家公務員という有名なエリート街道も存在しており、官庁への就職先が特に多いです。
そんな文科一類は、昔から文系科類のなかでは最も難易度が高いとされているため、文系の中でも賢く、努力家な学生が集まっている印象があるようです。
とはいえ学業だけでなく、スポーツとの文武両道を行なっている生徒もたくさんいます。
文科二類
文系の中でも経済学部に進学したいと考えている人が非常に多いこの科類。
また東大の中では比較的女子学生の割合が多く、多彩な学部と言えるでしょう。
後期教養学部・教育学部・理系の学部などにも若干名が行く程度で、就職先は官庁や外資系を含めた金融業界などのエリートコースを行く人が多いのが特徴です。
文科三類
文科三類の主な進学先は文学部なのですが、文学部で扱われる学問領域は非常に多岐にわたるため、後期課程での選択肢が最も多いと言える科類になります。
文科三類の中で優秀な学生は、後期教養学部に進学して国際関係などを学ぶ道に進むこともあります。
また教育学部への進学者や理転して農学部へ行く学生も一定の割合でいます。
一方で、法学部や経済学部といった学部への進学は非常に優秀な成績を収める必要があるようです。そのため入学してからそういった学部を目指すのであれば、初めから文科一類・文科二類に出願した方が良いと思われます。
他の2つの科類と比べると、国家公務員や外資系などの華やかなキャリアに進む人は多くありませんが、それでも多くの学生が銀行や製造・マスコミといったいろいろな業界の大手企業に就職しています。
現役東大生の声
ここでは、東京大学に在学しているスマートレーダーの教師たちの声をご紹介します。入学前と入学後ではどういった心境の変化があったのでしょうか?
また、こちらの記事では東京大学に合格した教師たちの合格体験記をまとめて紹介しています。合わせてご確認ください。
東京大学合格体験記まとめ
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