
中学受験においてお子さんをどの塾に通わせるかは、受験結果を左右する大きな要素になります。しかし、中学受験塾には多数の選択肢があるため、どの塾に通わせるべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では福岡にある大手中学受験塾を5つ紹介し、それぞれの塾の特徴や費用、自分に合った塾の選び方を比較してご紹介します。
大手中学受験塾の特徴や雰囲気をご紹介

福岡では英進館や日能研などが大手中学受験塾としてよく知られています。
お子様に合った塾を選ぶことはモチベーション維持や効率的な成績アップにつながります。以下に5つそれぞれの塾の特徴や雰囲気をご紹介しますので、塾選びのご参考にしてみてください。
英進館
特徴 | 豊富な入試経験があるからこそできるオリジナル教材 |
目標レベル | 難関校 |
校舎 | 福岡: 天神本館、薬院本館、吉塚、博多駅東、博多駅南、香椎本館、香椎浜 箱崎、千早、和白、大橋本館、高宮、長住、野間、姪浜、伊都、西新本館 原、百道、荒江本館、小倉本館、黒崎、折尾、戸畑、二島、久留米本館 久留米東、久留米南、大牟田、二日市、大野城、春日、太宰府、前原 赤間、福間、古賀、飯塚、田川、行橋、中間、直方 |
英進館の特徴
英進館は、九州地方を中心に展開している塾で、特に福岡にはたくさんの校舎があります。英進館では、志望校別のオリジナル教材を用意しており、また過去30年分を超える入試問題を中学校ごとに分析を行っています。その分析結果を基に予想問題の作成を独自に行っています。
ラ・サール中学校や久留米大学附設中学校に多くの合格者を出しており、難関校対策に特に強みを持っています。
英進館の雰囲気
英進館では「楽しい授業」をモットーに講師が授業を行っています。講師が単に授業をするだけでなく、お子さまのモチベーターとなりやる気アップにも力を入れています。夜遅くまで授業があり、難関校向けの指導も行われると宿題の量もかなり多くなります。塾でも家庭でも勉強量は多くなるので自分や家庭で学習をきちんと管理できるようなお子さまが英進館には向いています。
英進館については、下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
日能研
日能研の特徴
「復習」を非常に重視していることが特徴で、「授業~家での学び直し(家庭学習)~テスト~見直しと振り返り」が1つのサイクルになっており、予習禁止を大々的に謳っている校舎もあるようです。
中位校から難関校を目指す塾となっています。
日能研の雰囲気
特徴 | 「復習」を非常に重視するカリキュラム |
目標レベル | 難関校〜中位校 |
校舎 | 福岡: 九州本部(薬院)、久留米、小倉、千早、西新 |
先生もそこまで厳しくなく、生徒の主体性を重視して勉強させようと煽ることが少ないことが日能研の持つ雰囲気の特徴です。主体性を重んじているため、そこまで宿題の量が多いわけでもなく、どちらかというと小学校の雰囲気に近いです。
日能研については、下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
森田修学館
特徴 | 「予習」を重視するカリキュラム |
目標レベル | 中位校 |
校舎 | 福岡: 六本松、梅光園、西新、高宮 |
森田修学館の特徴
森田修学館は福岡市内の4箇所に校舎を設ける中学受験・高校受験塾です。ラ・サール中学校や久留米大学附設中学校にも合格者を出していますが、福岡大学附属大濠中学校や西南学院中学校、上智福岡中学校といった上位校〜中位校に多くの合格者を出している塾です。
森田修学館の雰囲気
森田修学館は予習をかなり大切にしており、授業時間の前には予習の時間が取られます。また、1コマ最大180分となっており、毎授業において確認テストが実施できるよう授業時間が長めに取られています。さらに集団授業では30-60人の大人数クラスとなっており、授業を受けるだけでなく、勉強のライバルとなるような友達を得ることができる、学校のような環境となっています。
昴
特徴 | 志望校に特化したカリキュラム |
目標レベル | 難関校〜中位校 |
校舎 | 福岡: 大橋、二日市 |
昴の特徴
昴は九州地方に主に展開している進学塾で、福岡には2校あります。ラ・サール中学校や久留米大学附設中学校にも多くの合格者を出しており、難関校から中位校まで幅広く対策のできる塾となっています。他塾よりも早く、小学3年生から志望校別のクラス分けがなされるのが特徴で、早いうちから第一志望に向かって対策ができるカリキュラムになっています。
昴の雰囲気
雰囲気としては普段の学校とあまり変わらず、クラスの中で意見交換や話し合いがあるような学校の延長線のような雰囲気となっています。集団授業においても、ひとりひとりの習熟度に合わせて出す問題やプリントを変えるなど工夫がされており、かなり面倒見の良い塾となっています。
全教研
特徴 | 志望校に特化したカリキュラム |
目標レベル | 中位校 |
校舎 | 福岡: 福岡中央、Z-UP赤坂、香椎本館、照葉、高宮、西新、荒江、姪浜 伊都、門司、北九州本部、竪町、守恒、折尾、黒崎、戸畑、二島 久留米本部、本町、赤間、福間、新宮、志免、春日原、二日市 原田、甘木、筑後、柳川、大牟田、行橋、飯塚、中間、直方 |
全教研の特徴
全教研は福岡を中心に展開している進学塾で、福岡には30以上の教室があります。福岡大学附属大濠中学校や西南学院中学校、福岡教育大学附属福岡中学校といった上位校〜中位校に多くの合格者を出している進学塾です。オリジナル教材を使用し、復習中心の学習が特徴です。
全教研の雰囲気
集団授業ではありますが、少人数を徹底しており、講師がひとりひとりを見れるようになっています。授業のスピードもそこまで早くなく、宿題の量も多くはないのでマイペースなお子さまにおすすめな塾となっています。
5つの大手中学受験塾の費用を徹底比較!

ここまでは、各塾の特徴や雰囲気を紹介しました。ここからは、各塾の入会金や授業料について以下の表で紹介します。
以下の費用は小学4年生での目安の費用です。学年や授業数によって増減する場合があります。これらの金額はあくまでも目安のため、詳細な授業料に関しましては、各塾にお問い合わせください。
塾名 | 入会金&授業料 |
---|---|
英進館 | 入会金:11,000円 授業料約:39,600円(週3) |
日能研 | 入会金:22,000円 授業料:約17,160円(週3) |
森田修学館 | 入会金:無料 授業料:約22,000円(週2) |
昴 | 入会金:13,200円 授業料:24,200円(週2) |
全教研 | 入会金:11,000円 授業料:27,500円(週3) |
自分に合った塾選びの方法
ここまで、各塾の特徴や費用などを紹介しました。ここからは、それらを踏まえたうえで、どのように自分に合った塾選びをしていくのかについて紹介します。
項目 | 詳細 |
---|---|
カリキュラム | 自分の志望校にあったカリキュラムがあるかどうかを必ず確認するようにしましょう。 |
合格実績 | 事前に自分の志望校の合格実績をチェックするようにしましょう。 |
費用 | 入学金、授業料、教科書、そして夏季講習や冬期講習なども含めて、トータルでどのくらい必要なのかを事前に確認するようにしましょう。 |
通塾のしやすさ | 学年が上がるにつれて通塾の回数も増えます。お子様にも保護者にも負担にならないような場所を選ぶことが大事になります。 |
設備 | 自習室は完備されているのか、座席数はどのくらいあるのかなど、設備をあらかじめ知っておくことで、通塾後のイメージをつかむようにしましょう。 |
これらの情報はインターネットからでも分かるものやそうでないものもあるので、必ず下調べをしたうえで、積極的に体験授業や保護者説明会などに参加して、特徴や雰囲気をつかむようにしましょう。
中学受験対策ならスマートレーダー
スマートレーダーでは8,000人を超える先生方が登録されていて、今回紹介した5つの塾出身の先生も多数在籍しています。
そのため、分からないところの質問はもちろんのことながら、その塾でどのように過ごしてきたかやどのようなスケジュールで宿題をこなしてきたかなど、同じ塾の先輩だからこそ聞ける、その塾ならではの適切なアドバイスを受けることができます。
依頼は1回1時間から可能ですので、入塾を検討している塾出身の先輩にぜひ相談してみませんか?
まとめ
今回は福岡にある主要の5つの中学受験塾の特徴や費用、そして、自分に合った塾の選び方について紹介しました。
現在は多くの中学受験塾があり、どの塾を選べばいいのか悩まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事がそのようなご家庭にとって参考になれば幸いです。