【東工大】【渋谷教育学園幕張高等学校】Y.O先生の場合

本記事の目的

本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の高校受験体験を掲載しています。

高校受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、高校受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして高校受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。

体験記

当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!

当時地元の神奈川県公立中学校に通っており、陸上部で短距離をやっていました。陸上のピークはこの時。部活自体も楽しかった。
ゲーム、ゲーセン、公園で集まる、カラオケ、とにかく遊ぶことが大好きでした。

コミュ力お化けでしたね。席が隣になった子とは必ず仲良くなるし、多分学校で話せない人いなかったんじゃないかな。でも話は下手でした。だから国語が苦手だったのか。

そして多分誰よりも負けず嫌いでした。特にゲームと勉強に関しては。今思うとゲームってやっぱり頭良くさせてくれるなって感じます。

今は東京工業大学学士4年で、機械工学を学んでいます。
相変わらず遊ぶのが大好きです。暇さえあれば遊びます。
最近はyoutubeとウェイトトレーニングにはまってます。

高校受験前に行っていた習い事/部活などはありますか?


空手(少年初段)、陸上、演劇、進研ゼミ

3年を通じて学校での成績はどうでしたか?

順位が詳しく出たわけではありませんが、テストの点数はおそらく1位~5位でした。テスト返却時に最高得点の人が呼ばれるのですが、大体呼ばれていました。定期テスト対策は誰よりもやっていた自信があります。

ただ美術家庭科の実技がとても苦手で、筆記は満点近くとっても内申点は40点~44点をさまよっていました。特に最後まで美術だけは5をとれませんでした。教員の機嫌を取ることが大切だとよくわかりました。

学校のテスト対策はどのようにされていましたか?

定期テスト直前は14日前から対策に取り組んでいました。進研ゼミのスケジューリング機能を使って、進研ゼミの定期テスト対策教材におけるテスト範囲を必ず3周以上反復するように組んでいました。

加えて、特に学校教員の特徴が色濃く出る英語、社会のノートはよく復習し、その他の科目も進研ゼミに出ていない内容を漏らさないように注意していました。大体1日1~3時間の勉強量だったと思います。

学校の授業中、後にわからない点は解決していたので、定期テスト対策時もスムーズに勉強できていたと思います。

塾や家庭教師は利用されていましたか?

中学時代全体を通して、進研ゼミを受講していました。これは幼稚園以前からの継続です。日々の勉強は基本的にこれのみでした。

中学2年の夏休みから湘南ゼミナールに通っています。中2では週2回の英数国、週1回の理社を受講、中3からはこれに週1回の古典の講座が入ったり、適宜特別講習、学校別特色検査対策講習を受講するなどしていました。基本的に進研ゼミと塾の宿題のみを行っていましたが、塾の進度のほうが早かったので進研ゼミは定期テスト対策をメインに使っていました。

その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?

知り合いが多く通っており、情報収集もしやすかったことから湘南ゼミナールに、その中でも公立高校受験コースに入りました。クラスはSS,S,Aに分かれており、最初はSかAからのスタートです。内申点、テストの点数を加味して、僕はまずSクラスから入ることになりました。

その直後の模試が校内4位、夏季講習確認テストでは校内1位(490点?)をとったことからSSクラスに上がることになり、以降はずっとSSクラスのままでした。公立高校受験のみを考えていたことから、その上の湘南ゼミナールαには進みませんでした。

以降は、塾内模試は校内で1~3位、中学3年以降は塾全体で1~10位をとり続けていました。また長期休みに開校する講習の総まとめテストは必ず1位をとっていました。小テストに向けた対策がかなり得意だったと感じます。
特に渋幕前日に受けた模試で塾全体で1位(490点)だったこともあり、かなりいいコンディションで最初の受験を迎えることができていたと思います。

受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?

小学校からの継続ですが、進研ゼミをメインに1日30分~2時間勉強していました。学校の課題も含みます。勉強していない日はほとんどなかったです。

受験期は学習塾に通っていたので、塾の宿題に大体1日1~2時間、12月などの直前期は平均2~5時間ほどだったと思います。

各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?

基本的にはやるだけです。特に苦手な科目がなかったので、進研ゼミの教材、塾の教材の内容を全て吸収することだけに注力していました。教科書などはほとんど使っていませんでしたね…。加えて塾における小テストは誰にも負けたくなかったので、丁寧に取り組んでいたことが結果的に力になっていたと感じます。

英語
英単語は学校の定期テスト、塾の小テストを万全に臨むことで習得していました。公立の対策に関しては問題ない一方で、渋幕の問題は5年分の過去問を解いて1度も50点以上をとれない悲惨な物でした。そもそもの対策の方針が私立と根本的に違ったので、とにかく独学でリスニングを何度も聞き、過去問に出てきたわからない単語はできるだけ覚えること繰り返しでした。1個の過去問当たり50個以上英単語がわからないことはざらでした。この勉強が一番メンタルにきます。

数学
とにかくわからないことはすぐ質問して、論理に穴がないように気を付けていました。英語と同様、渋幕と公立のレベルがかけ離れており、1ヵ年分復習するのに数時間以上かかっていました。未習の順列、組合せの考え方を塾の先生に教えてもらったりもしていました。とにかく質問していました。

国語
小テストのための漢字の学習だけは真剣に取り組んでいましたが、読解が具体的にどのように成長したかはわかりませんでした。問と回答を合わせてみて、意味が通るかどうかは常に考えるようにしていました。演習量は多かったと思います。

理科
特に好きな科目だったので、意欲よく取り組んでいました。渋幕の問題も割と高得点をとれていたので、公立の勉強にひたすら取り組んでいました。数学と同様、とにかく論理的に理解することを心掛けていました。ただ、運動方程式などは未習でわからなかったので、数学と同様塾の先生をよく頼りにしていました。

社会
用語の暗記、説明はもちろん、地理などにおける図表説明問題も型を徹底的に覚え、使いこなせるようになるまで練習していました。渋幕の問題は全く意味が分からなかったので割とあきらめていましたが、塾長が社会大好きだったこともあり、時折紹介される豆知識などを漏らさず頭に入れておいたことが功を奏した場面もありました。それでもとれて40点くらいだったと思います。

使っていた教材/おすすめの教材

・進研ゼミ教材…他の通信教材の経験がないので何とも言えない。ただ基礎学力は圧倒的にこれに助けられた。

・湘南ゼミナール教材…普通です。多分。

・志望校過去問…ほとんどの学校の過去問を1周しか使わなかったが、もっとやった方が傾向対策できると大学受験で気づいた。渋幕の英語のリスニングだけ全然意味不明だったので何十回も聞いた気がする。他の教材に触れていないので、おすすめの教材はありません。

合格した学校を教えてください

渋谷教育学園幕張高等学校(普通科)
朋優学院(国公立コース)
(公立高校は受ける前に辞退しました。)

進学した学校を教えてください

渋谷教育学園幕張高等学校(普通科)

入学後の学校の印象はどうでしたか?

ある程度対策はしたものの、渋幕は実質記念受験だったこともあり、とにかく綺麗な学校なんだろうな、という印象しかありませんでした。実際本当に綺麗でした。特に京葉線、海浜幕張駅周辺は本当に好きで、大学受験の勉強につかれたときは海浜幕張近辺をよく散歩していました。

地元の中学に比べると、やはり勉強に対する姿勢、社会性が明らかに秀でていると感じました。ふざけるときはふざけ、やるときはやる、メリハリのある人が多かったと思います。もちろん部活も本気です。そんな環境にいたからこそ、中途半端に目標を曲げることなく大学受験まで持ちこたえることができたのだと思います。

授業、先生ともにすごく頼りになります。フレンドリーな方が多く、学校にいる限りは親身に相談に乗ってくださったり、他愛もない話をしたり、勉強の指導も当然すごく役に立ちました。そのおかげもあり、大学受験直前に大きく点数が伸びるなんてこともありました。
ちなみに校則は制服を着ること、くらいです。

合格の秘訣は何だったと思いますか?

間違いなく以下の3つです。

・積み上げてきた勉強時間
・適切な学習環境の整備
・特に試験における運総勉強時間が大切であることは言うまでもありません。

母親に勉強しないの?と何度も言われながら、何とか勉強の習慣を継続していたことは、本当に大きかったです。どんなやり方であれ、外的なものを用いてでも自分を勉強に拘束することが僕には合っていたのです。自分に合う勉強時間の確保の方法を見つけることが最優先事項です。

そしてその中でも、その勉強時間に見合う学力を手に入れるための環境を適切に選ぶことができた、または与えられていたことがとても大切であったと今でも感じます。進研ゼミはもちろん、学習塾を選ぶ際、例えば同級生に塾の様子、進度、レベルを聞く、実際に複数の体験授業に出て確認する、そもそもその塾に通っている生徒のレベルをもとに判断するなど、決定には手を抜きませんでした。そのおかげで、自分の住む地域では最も自分のためになりそうと判断した塾に入ることができました。そしてその選択は今でも正しかったと感じています。

渋幕に合格したのは運が相当味方したからだと思います。例年よりも多い受け入れ人数、自分が苦手だった数学が公立高校レベルの知識があれば何とか解ける問題になっていたこと、絶望的に苦手であった社会がさらに難化して差がつきにくくなったことなどなど。5ヵ年分の過去問を解いて合格最低点を越えたことはおそらく1度もなかったのではないでしょうか…

ちなみに当時まで、公立高校受験コースから渋幕に受かった子は一人もいなかったそうなのですが、僕が受験する年に僕ともう一人が史上初めて合格したと聞きました。

ただ少なくとも、その逆転合格を生むメンタリティは、明らかに勉強への自信のたまものなのだなと感じています。自分の決めた道をやり切ることが大切なのです。

最後に一言ください!

勉強せずに勉強できる人は実質いません。(極極稀にいますが、それを参考にしてはいけません。)それは勉強に限らず、スポーツでも、料理でも、芸術でも、なんでもそうです。

もし学力を上げたいなら、どうすれば勉強時間を増やすことができるか、それが第一です。その上で周りの友達、大人にぜひ協力してもらってください。受験は個人戦より協力戦のほうが当然有利です。

[コメント]先生の体験記を読んで・・・

とても詳しく参考になる合格体験記です。勉強時間をしっかりと確保して努力を積み上げることの大切さがわかりますね。定期テストの対策などもぜひ参考にしてみてください!

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