本記事の目的
本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。
大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。
体験記
当時のあなた/今のあなたについて紹介してください！
体を動かすのが好きで、高校の時はハンドボール部に所属し、高3の夏に引退するまで週6日活動していました。性格は、ポジティブで好奇心旺盛、そして決断力がある方だと思っています。新しいことに手を出すのが好きで、趣味も多いです。
行っていた習い事/部活などはありますか？
ハンドボール
中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか？
中学、高校ともに学校の定期テストはあまりよくないけれど模試ではトップ層に入るタイプでした。中学の時は模試では常に学年で1位か2位、高校の時も10位以内には入っていました。内申は5点中、中学では美術の4以外はすべて5、高校では全教科の平均が4.6ぐらいでした。
塾や家庭教師は利用されていましたか？
高2の時は駿台で英語、河合塾で数学の授業を取っていました。この頃は本格的に受験に向けた勉強をしようというわけではなく、自習室が欲しかったというのが大きな理由でした。高3になって本格的に受験勉強を始めるにあたってその２つをやめ、東進で化学と数学、MATという個人塾で英語の授業を取りました。
その塾/家庭教師での成績はどうでしたか？
駿台の英語、河合塾の数学、東進の化学はすべて一番上のレベルのものを受講していました。どの塾もテストで順位が発表されるなどはなかったので受講生全体の中の自分の位置はわかりませんでした。MATはレベルが一つしかありませんでしたがかなりハイレベルな授業でした。英語のクラスでは常に3位以内をキープしていました。
受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか？
授業以外での勉強時間は、受験勉強を始める前は1時間未満でした。部活動で疲れて帰ってきて全く勉強せずに寝ることもしばしばありました。受験勉強を始めてからは1日6時間以上、多い時は13時間ぐらい勉強していました。
各科目毎の勉強法はどんなものでしたか？
英語はボキャブラリーを増やすために『鉄壁』を毎日通学の電車の中で読みました。長文読解の中で出てくる知らない単語に印をつけながら読み進み、読み終えてから全て意味を調べるのもおすすめの単語の勉強方法です。一旦意味を自分で推測しているので、意味を調べたあと頭に残りやすいです。『キムタツの東大リスニング』はベーシックの黄色からハイレベルのピンクまで3冊すべて解きました。英作文は沢山解いて学校の先生などに添削してもらっていました。
数学はとにかく量をこなすことを考えて、簡単な問題集を数冊解いた後、『東大の数学27カ年』を単元ごとに順番に解きました。
国語は、現代文は東大特進の林修先生の授業を受けて飛躍的に成績が上がりました。古文は毎日寝る前に古文単語帳を10分読みました。
化学は高3の夏休みが終わるまでに『セミナー化学』を2周し、その後理論・無機化学を『化学の重要問題集』、有機化学を『化学の新演習』を大問ごとに時間を測って毎日5問ずつぐらい解きました。これも2周ずつした後、『東大の化学27カ年』を時間を測って解きました。
生物は学校の教科書を何度も繰り返し読んで気づいたことを書き込んで資料集なども参照しながら勉強しました。生物の勉強に関してはほとんどこれしかしていません。ボロボロになるまで読み込んだ教科書は入試当日にもお守りのような存在でした。
地理は一番の苦手科目で、センター模試でも半分以下の点数しか取れていませんでしたが、センターの過去問を解き続けると8割前後の点数を取れるようになりました。
使っていた教材/おすすめの教材
東進のハイレベル化学という授業が非常におすすめです。また、使っていた教材で良かったものは、『化学の新演習』です。
成績はどのように変化していきましたか？
高3の頃の東大模試は河合塾と駿台のものはA判定をキープし、東進のものはずっとB判定でした。理科の成績は秋頃までは半分に満たない点数でしたが秋以降かなり伸び、化学、生物ともに6割前後取れるようになりました。数学は実力を過信して夏休みに放置した結果急激に下がり、夏前に7割取れていたのが2割程しか取れなくなりました。その他の科目は１年間を通してあまり変化しませんでした。センター模試は9割前後で安定していました。
合格した学校を教えてください
東京大学理科二類
進学した学校を教えてください
東京大学
入学後の学校の印象はどうでしたか？
コロナで入学式を含め新入生向けのイベントがすべてなくなり、授業もほとんどがオンラインなのでまだわかりません。来年は対面授業がたくさん受けられてコロナ前のような大学生活を自分も送れることを願っています。
合格の秘訣は何だったと思いますか？
高2の夏に入試本番までの到達目標を設定してそこから逆算して時期ごとに何をできていればいいのかを考え、学習計画を立てて本格的な受験勉強に向けた助走を始めたことです。周りが部活動で忙しくて受験のことをまだあまり考えていない時期にスタートしたことがかなりアドバンテージとなりました。
最後に一言ください！
大学受験は自分の強さを知る良い機会です。みんなが辛い時に自分はどれだけ踏ん張れるかが勝負を分けます。頑張りましょう！
今回紹介する先生に関する運営コメント
部活で忙しい中でも、受験を見据えて勉強計画を立てられたのですね。目の前のテストや模試だけでなく、最終的なゴールに向かって段階的に目標を定めましょう。勉強計画についてもぜひ相談してみてくださいね。
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