本記事の目的
本記事では、家庭教師マッチングサイト スマートレーダーに登録する先生から聞いた、実際の大学受験体験を掲載しています。
大学受験を突破し超難関といわれる大学に進学された先生の当時/今の性格やご家庭環境、塾環境など生の実体験を公開することで、大学受験を目指す生徒ご本人、協力する親御様の方向性の再確認、勉強への正しい向き合い方、そして大学受験後の次なる目標を見つけていただくことを目的としています。
体験記
当時のあなた/今のあなたについて紹介してください!
かつての私は、なかなか自分の実力以上の選択が出来ない、自分の戦える範囲でしか戦わない人間でした。なので、高校時代の私は東京大学なんて無理だろうと決めつけ、ずっと東京工業大学を志望していました。しかし、高3のセンターの2日前に、母親に行きたい大学を目指しなさいと言われ、急遽東京大学に志望変更しました。案の定現役では合格は出来ませんでしたが、1年浪人の末、合格することが出来ました。今では、挑戦をすることを心がけるように生きています。
行っていた習い事/部活などはありますか?
そろばん、公文、水泳、書道、バレエ、ミュージカル
中学、高校を通じて学校での成績はどうでしたか?
私の通っていた中学校はあまり偏差値の高い学校では無かったので、中学校の時の成績は学年でも1位2位を争うくらいでした。なので、テストはほぼ毎回9割を超え、内申点もほぼ満点でした。しかし、道内トップの高校へ進学すると、勉強をあまりしなくなってしまったこともあり、得意な数学や物理では80点以上を取ったりもしていましたが、化学や英語、国語などでは60点をきることもザラでした。内申点も平均3.5くらいとあまりよいものではなかったです。
塾や家庭教師は利用されていましたか?
小学校の時から、中学受験を視野にいれていたので地元の個人塾にかよっていました。(現役予備校TANJI)結局中学受験はしなかったのですが、そこの塾には高校卒業まで通い続けました。高3になってからは塾が遠いこともあって、自習用に近くの東進にもかよっていました。
その塾/家庭教師での成績はどうでしたか?
TANJIでは、入塾してから最後までずっと1番上のクラスにいました。中学生の時は、私は公立中学校だったのですが、私立中学のコースの授業にも参加し、数学と英語は先取りのハイレベルな授業も受けていました。この先取りが私の力になったと思います。
受験勉強を始める前の1日の勉強時間/受験勉強を始めた後の1日の勉強時間はどの程度でしたか?
受験勉強を始めるまでは、塾で1日3時間程度でした。受験勉強開始後は1日10時間弱は勉強していました。
各科目毎の勉強法はどんなものでしたか?
国語は、現代文は回答づくり→解答解説をみて解答の要点をまとめる→再び自分で書いてみる。を繰り返してました。古文はひたすら単語を覚えました。漢文は句形を覚えたあとはひたすら応用をやって知識をつけました。
数学は、ひたすら問題を解き続けました。数学で大事なのは、いかにして解答への道筋を立てるか、なので、自分が次に同じような問題にあたったときに、絶対にその解答へたどり着けるような思考プロセスをたどれるように学びます。物理化学も同様です。
英語は単語を覚えて、長文をたくさん読むことを大事にしていましたが、成績は悪かったので参考になりません。
使っていた教材/おすすめの教材
数学は、ある程度分野を網羅出来たらあらゆる大学の過去問を解くのがいいと思います。
物理はエッセンス→良問の風・名門の森→漆原の物理で完璧だと思います。
成績はどのように変化していきましたか?
高校時代から、理数で高い点を取って英語をカバーする。というスタイルでした。
なので、高3で化学を勉強して点数がとれるようになってから、成績はぐんと上がりました。(物理と数学は元々取れていて、英語は取れていなかった。)浪人時代も大きな点数の変化は特になく、徐々にジワジワ上がっていった感じでした。
合格した学校を教えてください
東京大学
進学した学校を教えてください
東京大学
入学後の学校の印象はどうでしたか?
東京大学は、今まで私がいた環境のなかで、間違いなく1番多様性の少ない環境です。多くの学生が関東の男子校出身という中で、私は圧倒的なマイノリティーでした。それでも大学はマイノリティーへの配慮を欠かさず、学生自身も柔軟でリベラルな人が少なくないです。そんな大学を尊敬しています。
合格の秘訣は何だったと思いますか?
合格の秘訣は、ちゃんと自分がどの科目でどれくらいの点数をとって、合格点を取るか。という計画をしっかりとたてたことだと思います。各教科、最低でも取らなければならない点数と目標点を定めて、全科目で最低でも取らなければならない点数をとった時でも合格点に到達するようにしました。
私の場合は英語での点数が期待できなかったので、目標点に到達するためにどこで点数をとって何を切るのか、という方針をたてるのが効率よく点数をとるために重要だったと思います。
最後に一言ください!
私は、理系なので、捨てるところは捨てて、こだわるところはこだわる。というスタイルで合格することが出来ましたが、文系はそれが難しいと聞きます。大事なのは出来るだけ苦手科目を少なくすることだと思います。得意科目が特になくても、苦手科目がなくて全科目で平均的に点数をとることが出来れば、合格は比較的楽だと思います。頑張ってください。
今回紹介する先生に関する運営コメント
自分の行きたい大学を目指しなさいというお母さまの言葉は、きっと重要なポイントでしたね。自分の実力を超えてチャレンジしたことで見えてくることも多くあると思います。受験を控える皆さま、ぜひ、自分の目標を高く守ってくださいね!
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